ガンダムSEEDFREEDOM~混沌の黒銀海神が駆ける   作:カオスサイン

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EPⅦ「ファウンデーションの罠PARTⅠ」

Sideショーヤ

「…」

俺達はブラックナイツの面々と共にブルコス残党現トップであるミケールを捕縛する為に合同作戦を行う事になった。

だがどうにもキナ臭さを感じるな…。

「『なっ!?…』」

「『オイ一体どういう事だ?!何故傭兵の奴等が我々と同じ機体を持っている!?』」

フィリン達のナイトスコードを見たシュラと緑坊主頭のグリフィンを筆頭にブラックナイツの面々は驚く。

「『彼女達は私達と同じです』」

「『ちょっと違う気はするけど…』」

「『そんな馬鹿な!?母からはそんな事一言も聞いた事無いぞ!?』」

フィリン達と模擬戦で対峙した二人はあまり驚いておらずフォローしてくれるがやはり認められない者も居るようだ。

「『もうじき作戦行動の開始時刻を迎えるぞ。私語は慎め』」

「『チッ!…』」

シュラがその場を抑えてくれたようだ。

「『ミケールの奴本当に此処に潜伏してるんでしょうかね?』」

「『確かな情報だろうけど今回は国境の境界線が限られているからね…』」

「准将さんよ、それってかなり不味いんじゃないか?」

感じていたキナ臭さはこの事か…

「『まあ下手を打ったら領土侵犯なんて言われかねないのは重々理解しているよ。

だから彼がなんとか前線に出てこざるを得ない状況に持っていくしかないね』」

「『そう上手くいくんですか?今迄も何度も逃げていたような者がそう素直に出て来てくれるとは到底思えないのですが…』」

「そうだよなあ…下手したらソイツって前大戦のジブリールよりも厄介極まりないぞ」

キラがそう言うが此れ迄を振り返ると明らかにジブおっさんレベルの逃足の速さを持っているような輩が自ら戦線に出てくるような事をしてくるようには到底思えない。

レーファさんも同じ事を思っていたようだが其処で戦闘音が響き渡る。

「『!介入するよ!』」

「『はい/おう!』」

ブルコス軍が動き出してきたのを見て戦線介入を開始する。

迫り来る多数のダガー軍団を蹴散らしていく。

「『来るよ!』」

「半壊したままのデストロイか!…流石にあの状態のMSにパイロットを搭乗させる様なアホな真似は流石にしでかさないとは思うが…フィリン一応探ってみてくれ!」

「『分かった!…うん、パイロットの意志は感じられません!』」

半壊したままロクに修復されていない三機のデストロイが俺達の前に出現する。

流石にあの状態のMSにパイロットを割く様な真似はしないだろうとは一瞬思ったがあのブルコスだぞ?と思い直しフィリンに確認させた所その心配は無用だった。

「なら完膚無きまでに廃材に変えてやる!フィリン、俺の動きに合わせてくれ!一気に決める!」

「『分かりました!』」

俺はアビスのビームスピアを構え、フィリンのナイトスコードがビームソードを構える。

「でえやあー!」

「『はあああー!』」

一気にデストロイへと振り下ろし両断する。

「『いっけええええー!!』」

「『うおおおおー!』」

「『はああああー!』」

残る二機はキラ達が撃墜する。

だが肝心のターゲットであるミケールは何処にも現れない。

これ以上この場に留まっている意味は無いと帰投しようとしたその時だった。

ドーン!

「!?」

「『何だ!?』」

物凄い轟音が付近で響き渡り俺達は驚く。

「『確かあっちは避難民の仮設キャンプがある場所だ…』」

「『大至急応答願います!此方キラ・ヤマト准将!一体其方で何が!?』」

アキラがそう呟くとすぐにキラが通信を入れる。

「『こ、此方レーファ・トラン、実はキャンプに避難してきた方々が持っていた荷物の中に時限爆弾が仕込まれていたようでしてあちこちで爆発が発生しまして…私とトラシアが担当していた地点はなんとかギリギリの所で救えましたが恐らく他の所は…』」

「『なっ!?…』」

「人間爆弾!?…」

向こうからの通信に俺達は驚愕した。

一体何処の誰がそんな事を?…今のブルコスにそんな事するメリットなどほとんど無い筈だ…なら考えられる様な事は恐らく…

「この混乱に乗じてのザフトのゲリラ軍によるクーデター決起か!?…」

「『真逆こんな時に!?…』」

もしそうだとすれば近隣の街が危険に晒されてしまう。

急がねばなるまいか!

「フィリン、スフィー、アキラ!ゲリラ軍を止めに行くぞ!」

「『了解!』」

俺達は急ぎ街の救援へと向かう事にした。

それ自体が既に張り巡らされていた罠だという事に気が付けずに…

 

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