ガンダムSEEDFREEDOM~混沌の黒銀海神が駆ける   作:カオスサイン

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EPⅧ「ファウンデーションの罠PARTⅡ」

Sideショーヤ

「敵はあそこか!」

ブルコスの侵攻に便乗してザフトのタカ派ゲリラ軍によるクーデターが起きたとの知らせを受けて俺達が近隣の街の安全を守る為に向かいレーファさん達と合流する。

「此方はサーペントテールとブラックナイツだ。

ザフトゲリラ軍は直ちにその無意味な戦闘行為を停止せよ!さもなくば!…」

「『パトリック・ザラの掲げた理想の為にイー!』」

「『あの人達、一体何を言っているの?…』」

「ゲッ!?よりにもよってパトリック派の奴等かよ…時代遅れのもんに縋ってんじゃねえよ…」

「『どうするんです?』」

「頭いっちゃってる奴等だからこっちの話なんかまともに聞きやしねえ…無用な被害がこれ以上出る前に駆逐するぞ!」

「『了解!』」

パトリック派のゲリラ軍のジン、ディン、グーンを遠慮無く屠っていく。

「数が多いな…そんなにパトリック派の人間っていたか?」

「『確かに可笑しいですね…』」

だが数だけは無駄に多いゲリラ軍のMSは疲弊する事など構わずに突撃してくる。

流石に可笑しいと感じた俺とアキラだったが其処で漸く気が付く。

「ま、真逆!?…レーファさん、トラシアちゃん他のブラックナイツ…」

「『しゅ、シュラ?グリフィン!?皆も一体何をして!?…』」

「『母さん…!やっぱり!…』」

すぐにレーファさん達に他のブラックナイツの動向を探らせたが時既に遅しだった。

俺は急いでキラ達に通信を入れる。

「どうした何があったんだ?!」

「『ぐっ!?…急にアグネスとブラックナイツの奴等が裏切りやがったんだ!…キラさんがミケールを発見したと言い出して突然可笑しくなったかと思ったら奴等一斉に攻撃を仕掛けてきて…フラガのおっさんの機体が中破、マーズさんとヘルベルトさん、それにアークエンジェルまでもが奴等にやられちまった!…俺も応戦しているが追い詰められている!…』」

「何だって!?…」

シンからの言葉に俺達は絶句した。

「それでミケールの確保は…」

「『そんな奴は居なかった!…』」

「は!?…という事は…」

此処で罠だと否応でも気が付かされた。

最初からファウンデーションの手の平の上でブルコスもコンパスも俺達をも踊らされていたのだと…恐らくミケールはもうこの世には存在しない人間となっているであろう。

「『こんな事をやるなんて私達は聞いていませんよ!』」

「『…』」

この場に留まっているレーファさん達は本当に知らない事だったのだろう。

ならば他のブラックナイツは最早俺達の敵という事になる。

「む!?」

其処で劾からの緊急通信が入って来る。

「『総員よく聞け、ブルーコスモスの基地からMK5ミサイルが二発発射された事が確認された』」

「んなっ!?…」

「『それって核弾頭ミサイル!?』」

「それは確かなのか劾!?」

「『事実だ…早々に離脱しろ!』」

「ブルコスの暴走?…嫌、違うな!…恐らくブラックナイツがドサクサに紛れて奪い撃ったか!」

「『そんな!?…』」

「『それともう一つ、コンパス総裁がファウンデーション宗主達と共に宇宙に逃れた…いや誘拐されたといった方が正しいか…』」

「は!?…」

ラクスさんが奴等に攫われたと聞いて更に混乱する。

今は…

「ッ!このままおめおめと逃げるだけだと思っていたら大間違いだ!…何とか防いでやるからよ!

一般人に早急に地下への緊急避難を呼びかけるんだ!」

「『分かっている!』」

こういう時の為にシステムを備えておいて正解だったぜ…コンソールを操作しあるMSを遠隔で呼び出す準備をしながらミレニアムへと通信を入れる。

「ミレニアム!一発は其方に任せる!

もう一発は俺が防ぐ!フラッシュシステム起動!いけえー!」

撃ち放たれた核ミサイルの一発はミレニアムに残っていたルナマリアのゲルググが狙撃し見事撃ち落とした。

残る一発はこの間宇宙に上がった時に作っておいた秘密格納庫からGP02サイサリスをフラッシュシステムによる遠隔操作で呼び出す。

ラジエーターシールドで核ミサイルを地上に影響が及ばない地点まで急速上昇させてビームサーベルで斬り裂いて窮地を脱した…かに思えたが…

「『!?核がもう一発!?さ、三時の方向!』」

「『しまった!時間差で保険を仕掛けていやがったのか!?全機緊急離脱しろ!』」

一安心したのも束の間、別方向からも核が迫ってきている事が判明し迎撃は最早間に合わないと判断したムウさんの指示で俺達は急いでこの場から緊急離脱するしかなかった。

ドゴーン!

凄まじい轟音と共にファウンデーションという街が跡形も無く焦土と化す。

「『そんな!?…』」

「『酷い!…』」

「『クソッ!?こんな短時間じゃ避難が間に合ったのは恐らく数十人程度しか…』」

核に焼かれてしまっていく街を目にして皆憔悴していた。

「『ラクス…』」

「『クソ!アイツ等!…』」

「『お母様方…何故この様な?!…』」

ブラックナイツにやられてボロボロにされたライジングフリーダム、ムラサメ改、シンに至ってはイモータルジャスティスを失っており恐らくあの糞親と付き従っているブラックナイツは核で俺達毎始末しようとしたのだろうと推測する。

「『皆、話がある』」

何時の間にかメンツの中にジェットストライカーいやファトゥム?に似た装備を背負った何処からどう見てもシャアズゴックの様なMSが紛れていたが搭乗しているのが今迄居なかったアスランであると理解した。

「悪い、しばらくの間は俺達は別行動を取らせてもらいたい。

レーファさんとトラシアちゃんも此方についてきて欲しい」

「『分かった…』」

「『しょ、承知しました…』」

俺達はコンパス部隊と一時別れて一足先に宇宙へと再び上がる事にした。

アウラ・マハ・ハインバルぅー!国民達が受けた痛みと悲しみ…必ず兆倍にして返してやるとしよう。

 

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