B組はアニメが好き……
間飛もアニメが好き……
ならば書くしかないな!
※DBだけで終わっちゃった♡
拝啓
この度はB組の親睦を深めたいと言った僕達の願いを聞き届けていただき、誠にありがとうございました。
お陰様で我々B組はアニメ視聴会を通して友情を育み、憎きA組*1に勝つために一致団結しようという意志を固める事が出来ました。
しかし───
「はあ〜??ゴ○ータよりベ○ットだろ!?スピリッツソードのカッコ良さが分からねえとか馬鹿か!!?」
「テメェこそ何言ってやがる!?あんなチャラいベ○ットよりクールで熱いゴ○ータのがカッケェだろうが!」
「……すげえ。祖父ちゃんと父ちゃんが言ってた通りだ。マジで『カッコイイのはゴ○ータorベ○ット』戦争が起こった」
「ん」*2
「それな?」
…………A組の生徒に争いの火種を持ち込まれてしまいました……ッ!!
「やめたまえよ泡瀬ェ!鉄哲ゥ!どっちもカッコイイで結論にしろよ!?」
「「いーや!一番は
「ああもう!?君が持ち込んだんだから何とかしてくれよ間飛くぅん!?」
「やっぱ鳥○先生スゲーよな。機械描かせたら最強は伊達じゃねーわ」
「うひゃー……すっごい描き込み!本当に走りそうじゃんこのバイク!」
「ん」*3
「それはババンといい考えだ!スパッとサポート科に相談してみよう!」
「せめて聞いてくれないか!!?」
◇
事の発端は唯とのチャットだった。
何でもB組では角取ポニーというアメリカから来た生徒がいて、皆と打ち解けたいからとB組でアニメの視聴会を開いたりするらしい。
毎回全員が参加出来ている訳では無いけれど、肩を並べてアニメを視聴しているだけでも友情は芽生えるもの。ついでにB組はすっかりアニメを好むようになったとか。
そりゃ随分と羨ましいね。A組は俺の
だからクラスメイトとマンガの話で盛り上がれるようになったのは嬉しいんだが、いざアニメの話題に踏み込もうとすれば揃って首を傾げられるのが目に見えてわかる。
でも皆そこまで詳しく
ないから困ってる
アニメ探し。見たいジャ
ンルの作品が分からなくて
貸そうか?
いいの?
の人にも聞いてみて
こんなやり取りの後にB組の方々から許可を得た事を報告され、次の視聴会の時に持ってくることにした。
最初の一回目は『お前のセンスに任せるからなんか面白そうなの』というとんでもねえ無茶振りをされたが……まあそれはいい。
それから俺は登校するとブラドキング先生にアニメ視聴用の端末を預け、放課後に返して貰いつつ視聴会に参加するようになった。まずは王道のド○ゴンボールから入ってもらったんだが……
「貫け!よっしゃああああっ!!」
「うわ、何か産んだよ!?」
「えっ……ピッ○ロ?」
「4
「やった!倒した!」
「でも……めっちゃ疲れてる」
「……殺し、た?」
「で、でも……しょうがないって……」
「…………フ○ーザ、ダメキノコのこ」
「親子かめ○め波……!」
「っ!今ですぞ!!」
「か、勝っちゃった……」
「俺らも元気分けるぞー!」
「ドカンとやっちゃえ!」
「ふぅん……王道過ぎるけど、いいね。嫌いじゃないよ」
「うおおお!?ライバル同士のフュージョン!!」
「あっポ○ラと違う!」
「おお……!あんなに苦戦してたのに、瞬殺!」
はい。しっかり受けました。
様子見はどこへやら、まずはこのシリーズを全部見たいというので数少ないお小遣いやお年玉を注ぎ込んだデータの中からドラ○ンボールだけを見ていた。本当はもうちょっと色々あるんだけどなあ……。
個性が当たり前になった現代では埋もれがちになる二次元文化だけど、掘り返してみれば今の俺達みたいな子供でも全然楽しめるんだよな。
ちなみに俺は【フィジカルギフト】と【瞬間移動】の制御に困ってた時に祖父ちゃんと父ちゃんから勧められた。あの『ピシュン!!』を元にイメージを固めるようにして正解だったよマジで。
それともう一つ。放課後に集まるだけじゃ時間がかかるからと専用グループチャットに招待されて、リモート鑑賞会までするようになっちゃった。なんでや。
特に男子達のハマり具合が凄まじく、吹出は個性を使う時に『ポーヒー』だの『ズアッ!』だのを使うようになり、骨抜は魔人ブ○の肉片の使い方を真似るようになったとか。
そして本日B組教室にて。避けては通れぬ道……俗に言う『推し論争』が巻き起こってしまったわけだが。
「ちなみに物間はどっち派?」
「強いて言うならベ○ットかな。ゴ○ータも出来るのかもしれないが、バリアやスピリッツソードといった多彩さは僕好みだよ!」
「わかる。スプリットフィンガーボム*4とかカッケェし」
「アレそんな技名ついてたのかい!?」
なんかついてるらしいぞ。厳密にはカードゲームかなんかで付けられてた。
それはともかくこのまま喧嘩が酷くなればこの視聴会自体無くなるかもしれない。それはちょっと後味が悪いしドラ○ンボール持ってきた身としては見過ごせない。お前らこっち来い。
「間飛!お前はベ○ット派だよな!?」
「男ならゴ○ータだろ!!」
「まあまあ落ち着けよ……そんでこれ見てみ?」
自派閥に引き込むことに躍起になっている二人を宥めつつ、手元のスマホに写したとある画像を見せる。
「な……!こ、これは……!?」
「お、おい!これなんだよ!?」
「こいつはな……
「「4っ!!?」」
そこにいたのは上半身のほとんどを赤い体毛で覆われた孫○空。原作のマンガには無かった3の更に上……アニメのGTでのみ出てきた変身形態だ。
そしてまだ終わらない。3の上は何も4だけでは無いことを教えてやろう。
「そしてコイツが……!
「「ブルー!?」」
髪型や見た目は普通の超サイ○人から色が変わっただけの変身形態。しかし金色という知識を刷り込まれた後の変化はそれだけで魅力的だろう!
わかるかお前ら。べ○ットとかゴ○ータとかは些細な問題……真にドラ○ンボールを愛するのならば変身形態まで含めた違いを楽しめ。俺は魔人ブ○編の破壊王子べ○ータと超サイ○人2のカカ○ットが好きだぞ。
「うおお……!この不敵な笑みを浮かべたべ○ットブルーカッケェ!」
「超サイ○人4ゴ○ータ……!こんなのもう最強だろ!」
……お前らそこでも分かれるんかい。
「ブラド。うちの生徒がお前の所に入り浸ってるらしいが……大丈夫か?」
「間飛の事か?大丈夫だとも。なんなら俺も時々楽しんでいる」
「……?」
「何だその目は……男子ならば一度はドラ○ンボールを通るんだから当然だろう!」
「…………いや、俺は通って無いんだが」
「なん……だと…………?」
※女子達は女子達で楽しんで見てました。
作者はドラ○ンボール超で出た第6宇宙のヒ○トが好きです。