リィン・シュバルツァー、貴様にクレア姉さん(語弊)は渡さないからなぁッ!? 作:発光米
前回のダイジェスト
硝子くん「クレア姉さんマジ天使すぎんだけど」
ギリおじ「クレア・リーヴェルト、お前も鉄血の子供にならないか?」
硝子くん「んじゃ俺も」
ミハイル少佐(ショタ)「……」(白目)
「旅に、出てみたい」
初めて親にこのことを切り出したのは13歳の夏だった。
クレア姉さんを取り巻く事件があった後、すぐに両親に話をつけに行ったが、これでも貴族家の一人息子だ。何かあったら困る、と散々引き止められた。代わりに護身程度の宮廷剣術を父から習い、街道を一人で歩ける様になれば、という条件付きでの許可が降りた。
正直あの鉄血おじさん______ギリアス・オズボーンからも、すぐに行動したいなら手を回すと、遠回しに言われた。いくら元平民と貴族の差があったって、宰相という立場を使えば、極小の領地無しのちっぽけな貴族の両親を頷かせることは可能だっただろう。それでも______
「お断り、って言ったら怒ります?」
「理由くらいは……聞かせてもらえんかね?」
「何をするにも、腕が足りないから。
武力も、知識も、コネクションも、技術も……全部。全てが姉さんに及ばない。隣に追いつくには何もかもが足りていない。
______アンタが遥か遠くに連れて行ったクレア姉さんには」
そしてそれら全部を、俺から姉さんを奪った張本人から与えられるっていうのは正直死んでもごめんだった。口にこそしなかったが、鉄血はその部分まで読み取った上でニヤリと笑った。
「ま、鍛錬を怠ったら“貴様はいつも”って、ミハイル兄さんに怒られちまうしな」
「ふむ、よかろう……満足したら、ここまでくると良い。デスクは開けておくとしよう……」
______っていうことがあの日あってから、結局旅立ちを認めてもらえるまでに半年かかった。そのとき既にはじめてヒゲおじと会ってから半年経っていたから、計1年かかったことになる。
一緒に試作オーブメントを受け取ったから、アーツの練習もそのくらいから始めた。
「街道を一人で歩ける様になる」とは、具体的にいうと「セントアークからパルムまで自力で辿り着く」ことであり、最低限種類は問わないが5体の魔獣の討伐が求められていた。危険を避けることも親は重視していたらしいので、全てを撃滅する苦労はなかったが、討伐方法で大分もめた。
ほぼ全頭をアーツで倒してしまったのだ。
討伐した魔獣の合計数は13体。内、剣でとどめをさしたのは4体、剣オンリーで戦ったのは多分1体だけだったと思う。
当然、母は認めようとしなかった。パルムの村に着くなりギャンギャンの口論合戦だった。
まず、母は戦術オーブメントを俺が持っていたことを知らなかったらしい。確かに、俺があの鉄血宰相からオーブメントを融通してもらったのは、ギリギリ両親が帰ってくる前だ。父は俺が工房に出入りしているのを見ていたから悟ってはいただろうが、おそらく身体能力の補助くらいにしか思っていなかっただろう。蓋を開けてみればどうだ。アーツ、アーツ、アーツ。vipはエアリアルくんだろうね。
……父は半ば諦めていたんだと思う。
闘気を練って技の破壊力を上げる宮廷剣術。腕力が足らず、いくら鍛えても非常用のナイフ術ばかりが上達していく。教えていた本人が一番、そもそも俺に剣術が無理だってわかっていたんだ。
当然俺もわかっていた。
だから街の人に協力してもらって、自分で代替案を生み出した。
本当はもう3ヶ月先に教えてもらう予定だった上位クオーツの作り方、セピスとUマテリアルのイロハ、戦術オーブメントの特別授業。かなり無茶を言って、時には住み込みで店を手伝いながら工房に籠った。
……幸い俺は“ライン”が長く、アーツの威力が高いカスタムになっていた。そして、敵によってクオーツのパターンを変え、接敵と同時に即座に組み替えられる様に練習して……それこそ実践は夜中だったからキツかったけど。
それでも、みんなに支えてもらいながら、時には日曜学校の後輩をイジり、時には旅の方の話を聞かせてもらって参考にし、時には恩返しも兼ねて簡単なアクセサリー修理なんかも請け負った。みんな優しかったし、そうした快適な環境とご近所さんの親切のおかげで、いつしか上位アーツでちょっぴり大きい魔獣もワンパンできるくらいには頑張った。
その努力を、全部踏み躙られた気分だった。
快く協力してくれた街のみんなごと否定された感じがして、黙っていられなくて。
そこから先はもう泥沼だった。
母も半ばヒステリックを起こし、父を挟んで引っ掴み合いの喧嘩になった時、その人は現れた。
「へえ、アークスか……確かまだ試験段階だったって聞いたんだが……クオーツもなかなか良いのを揃えてる。坊主、さては同族だな?」
「……っ、!」
腰からチェーンで下げていた戦術オーブメントを取り上げられ、我に返った。周りを見渡せば目、目、目……全部俺たちを見ていた。昼に街道へ出たのに、もう陽が沈みかけていて、夕食の準備をしに市場に来ていた人も多かったんだろう。急に羞恥と申し訳なさが込み上げてきて、とにかく、「すみませんでした、お騒がせしました」って謝ろうとした。
「……と、いうわけで親父さん。ちょっと借りてくぜ。奥様は任せたぞ〜!」
「へ。」
「え、ちょ……待っ……!」
いきなり猫でも掴むみたいにフードを掴まれて、ズルズルと広場から引き離されていく。抵抗しようとしても足がもつれ______というか、結構力が強くて抵抗する暇もなかった。ふと父の方を見る。俺の代わりに母に掴み掛かられていたが、ニッコリとサムズアップをして……あ、殴られて吹っ飛んだ。痛そ……
「すみませーん、ちょいと水もらえますかー?」
奥から「はいはい、只今」と声が飛んできた頃、ようやく解放された。俺を床に落として、男が宿酒場の木の扉を閉めた。そこで、ようやく俺はその人の姿をちゃんと見た。
金色の髪に、青のラインが入った白のロングコート。軽くまくってある腕からは鍛え抜かれたであろう筋肉が……そりゃあ抵抗できないわけだ。
程なくしてお店の人が空のコップと水が入ったポットを持ってきてくれた。カウンター席に男は腰掛け、俺の分を注いで手渡してくれた。
「あ、りがとうございま……あれ、」
右手をついて立ちあがろうとする。が、うまく上体がおこせない。いくら踏ん張っても間抜けな声が出て、疲労が溜まっていく一方だ。
「んぎぎぎっ、ぐぅ……クソ、まさかここまでだったとは……」
「無理ねえさ。遠路はるばる、そしてその後に大喧嘩、よく今まで立っていられたな……見たところまだ中等教育を受けていてもおかしくない年齢だろうしな。旧都だったか…結構距離あっただろう?幾つだ?」
「……ありがとうございます、俺は……14です」
手を貸してくれるので遠慮なくしがみついて起こしてもらった。そのまま這い上がる様にしてカウンターの椅子に腰をかける。グラスの中身はあっという間に空になり、水分が体に染み渡る感覚がした。
「アーツは戦技に比べてオーブメントを使うから疲れねえ、って思ってる奴もいるが、それ相応に体力も集中力も持ってかれるんだよなぁ……常に気を張り続けるのが辛いって、今回ので身に沁みただろう?」
「ええ。基本物陰から中上位アーツで一掃していましたけど、実際に接敵すると、かなり。堪えますね……そういえば、“同類”っておっしゃってましたけど、それはどういう……」
「ん?ああ、いや。俺もアーツを生業にしてるってだけさ。コイツも使いはするが、やっぱりしっくりくるのはコッチだな」
男は俺のグラスに水のお代わりを注いでくれた。そして懐から何か、少し太めの棒の様なものを取り出す。もう一つ一緒に取り出したものは俺も見覚えがあった。戦術オーブメント……俺が持っているものとは違う様だったが。
「特殊警棒さ。見るのは初めてかい?」
「はい……はぁ、やっぱり副武装も考えておかないとダメか……」
「ふむ……」
すると、男は少し考え込む様な仕草をした。目線が腰の、殆ど魔獣の返り血が付いていない剣に向いたのも、なんとなくわかった。
「ところで、今日はなんであんなにドンパチやってたんだ?なんとなく想像はつくけどな」
「……腕試しみたいなものですよ。旅に出る許可の条件が……っでも……恥ずかしい限りです。自分の身内1人すら納得させられないなんて。ナイフも剣も、どっちも刃物だっていうのに、やたら宮廷剣術にこだわってるんですよね……はぁ……」
「帝国貴族ってのも大変だな……」
ため息しかもう出てこない。
なんだか頭がズンと重くなった気がしてカウンターに突っ伏した。もはや自分が何を口走っているかすらわからない。ガヤガヤした街の喧騒がどんどん遠くなっていく……
「なあ、提案があるんだが」
男は改まって言った。なんとか意識が体から抜けていくのを止めた。
「提案、ですか?」
「ああ。実は俺はこういうもんでな」
懐から取り出したのは小さなバッジ。見かけこそしないが、ゼムリア大陸に住んでいれば誰もが存在を知っている支える籠手の紋章______遊撃士の証。
「珍しいですね?帝都のギルドだって規模が。レグラムは……流石に遠いですし」
「よく知ってるな。ちょいと野暮用で帝都まで、な。そこでだ。旅をするっていうならまずは帝都を目指してみるのはどうだ?別に目的地があるなら良いんだが……それなら行きがけに色々教えてやれることもあるだろう」
「いや、提案も何も、願ってもないっていうか……最初の目的地は帝都にする予定でしたけど。でも悪いですよ、いくら遊撃士といえど生計とかもあるじゃないですか」
「それじゃあ、弟子っていうのはどうだ?俺としても最近一人旅は辛いと思ってたんだよ」
クッ、眩しい……!さらりと思考がボランティアに向いている……!
……というか、一人旅がキツイとかの下りは多分嘘なんだろうな……腕っぷしも相当みたいだし。確かに遊撃士の方と一緒だったら親も引き下がるかもしれないけれど……
遊撃士の基本理念に人助けがあるってことは聞いたことがあるが、もしかして遊撃士ってみんなこんなお人好しなのか?そりゃあ軍もお役目を取られちゃうし軍事国家なエレボニアはギルドを排除しようとするのも頷ける。
「……でも、なんでそこまで良くしてくれるんです?言っちゃあ悪いですけど、初対面ですよね?」
すると男はうーん、とまた唸る。まさか素で「助けたいと思ったから」とかだと心配になってしまうんだけれど。
「いくつかあるんだが……まずは、ラインフォルト製のコイツに興味があったからだ。今は流通してなくても、特徴を知ってをけば相手にするときにアーツ合戦になっても楽だろう。それと……そのクオーツ、鋳造台で量産したやつじゃなくて、多分自作だろ?」
俺のオーブメントを開いて、“機功”のクオーツをはずす。
いわゆる俺の卒業作品に当たるものだが、火属性のアーツ《ウォーリアゲイン》が使える効果がロストしており、EPをじわじわ回復させるだけの、戦闘においては完全なムダ枠になってしまっているものだ。心なしか正規のものよりも輝きが鈍っている様に感じる。
「あー、わかります?師匠に作りがまだ甘いって言われちゃってるんですよ」
「やっぱりな……その師匠ってのは」
「はい、セントアークの。近所なので良くしてもらってまして。知り合いだったり?」
「そこそこお世話になってたんだ。クセみたいなのが似ててな。ま、ある意味恩返しだと思ってくれよ。自己満、自己満」
「......はあ......?」
疑問はいくつかまだ残っていたが、とにかく今は全身が休息を求めている気がした。二杯目の水を一気にあおり、軽く目を閉じる。
話の流れで、今日はパルムに一泊し、何か動き出すにしても翌朝からということで話が落ち着いたらしい。父と遊撃士の方の配慮で、母と同室になることだけは避けられたが......
「すみません、少し出てきますね」
「日が沈む頃には戻ってこいよ?」
「ええ。町を軽くまわるだけですので」
一言断りを入れてから宿酒場を出る。アーツに頼りきりとはいえ、そこそこの距離を歩いたのだ。腿の裏が筋肉痛でピクピクしているが、こういうときこそ動かさなくちゃいけないらしいし。
それに、正直じっとしていられないというか......となりの部屋に母が籠っているというのもあって酒場にはあまり居たくない......
「......やっぱり、落ち着いた村だな」
到着直後は素直に感じていた感動が、大乱闘の後だと、さらに染み渡るようだった。夕日に照らされて織物がなびく、そのはためき一つ一つにぐらぐらと心をゆらされて、涙がこぼれそうになるのをこらえる。
紡績町パルム______最初の目的地がここでよかった。
「さて、余韻に浸るのもほどほどにしないと。とりあえず工房かなにかを探さないとな。工具を貸してもらえれば良いんだけど......」
なにせ、はじめて訪れる場所だ。話噂こそ聞けど、俺はセントアーク以外にはせいぜい帝都と、列車を待っている間軽く散策したトリスタしか訪れたことがなかった。幼い頃にオルディスにも行ったことはあったが、海がきれいだったことくらいしか覚えていないな......
クレア姉さんは、海を見たことがあるんだろうか......あの水色の髪なんかはよく似合いそうだし......
(みずいろの、かみ......)
「えっと、その、だいじょうぶですか?」
目の前の少年が不安そうにこちらを見上げてくる。そうだ、工房の場所を聞いて、それで......
「!ああ、ごめんな。こっちから話しかけたのにボーっとしていたみたいだ」
......そのぼーっとしてた原因がよもやクレア姉さんと少年の髪色が似ていたから、とかこんないたいけな少年に言えねぇだろ!!!
純粋な目をこっちに向けないでくれ!!!こっちは金髪のキラキラ遊撃士殿に脳を焼かれかけているんだ、ショタにも慰めの言葉を戴いたらEPがポムちゃん並みにゴリゴリ吸われるだろ!
ふう、落ち着け落ち着け。
クレア姉さんの髪は海の色。目の前のショタの髪の色は空色。よし.....正気をなんとか取り戻せたぞ......
「工房はむこうですが......お兄さん、たびに、でるんですよね?その......どうして?」
「......ぁ......」
そうだ、そうだよなぁ......
年頃のショタはこのくらい純粋でも良い筈だよなァ!?
はー、マジでびびった......パトパトお坊っちゃまみたいにワガママ______コホン、幼い頃から自分の意見を持ってるめんどくさいヤツになるか、エミルみたいにアホほど利口さと察しの良さの固まりしか周りに居なかったから、ちょっと自分でも親不孝者かなとか、最近ちょっと焦ってたんだけど......それにしても______
______旅に出るきっかけが"突然知らないおじさんに近所の姉ちゃんを盗られた気がしてジェラジェラして"とか、純粋なショタになお言えねぇ!!!
「えっと?もしかして、きかないほうが......」
「いや、純粋なショタが人に気を使っちゃいけないよ。(俺が)気を抜いたら、溶けるからね(羞恥で)」
「しょ......?とけ......???」
こて、と首をかしげる蒼灰色の髪の少年。俺は適当にポーチを漁る。どうしようか、結構華奢そうだし......うん、コイツにしよう。
「あー、なんというか俺は......追い付きたい人?がいるんだ。まだどうすれば良いかはわからないし、全く同じ道を辿っていたら、到底叶わないってことには今日気づいたから......醜態晒したお詫びだ、とりあえず受け取ってくれよ、少年」
らしくない。調子が狂ってきそうだ。これも全部疲労と金髪イケメン遊撃士様のせいです。どうしてくれるんだ......
小さな子供の手にも収まるくらいのブローチだ。中央には黒い石を填めこんでいる。
こっちも一応"機功"と同じく卒業製作のつもり......だったんだが、出来損ないすぎてアクセサリーとして使うのが難しくなってしまったものだ。一応出来損ないなりに宝飾店で売っているものとは一風変わった効果が付いてしまったらしい。
贋作なので市場に流すわけにもいかず困っていたが、子どもといえばピカピカしたものが好きって、定石だしな!
しっかし、このショタ......ショタなのに手にマメができてるぞ......家の手伝い?にしては手のひら以外はすべすべしてるし......
「これ......クオーツ、ですか?」
「ん?ああ、一応第五世代共通規格_______あー、これから流行りそうなオーブメントにあわせて作ってあるから、真ん中の石を剥ぎとれば、一応?でもやめといた方が良いぞー、出来損ないだし」
「はぎとるなんて......でも、だいじにしますね!」
「処分してくれて構わないんだけどな。クオーツ使うなら正規品の方がよっぽど良いし」
「???」
漢字が多くて困惑するショタの頭をポンポンとなでる。
は~ぁ、これが大きくなったらジト目で「その程度ですか」とか、「期待はずれでした」とか煽り散らかす思春期ボーイになるのかぁ......頼むから純粋に、誠実に、真面目に育ってくれ......いや、ミハイル兄さんほど堅くなられたら困る......適度にラフに育てよ美形ショタ!!!
「そういえば、おにいさんも"けんし"なんですか?」
腰に下げっぱなしだった剣を見てショタは言う。
剣士......護身具として剣を使ったことはあるが、武器として操れているかは、正直怪しい。この半年父から教わった宮廷剣術も、主に攻撃の凌ぎ方や、突きで急所を貫くときの極意のようなもの。それすら、腕力不足で魔獣をうまく仕留められたことはなかった。今回のパルム道中でも傷を負わせこそできたが、グダグダそのもの。
「そんな立派なものじゃ。太刀筋だってヘロヘロだし。構え方もわからないさ」
「......うーん......」
「えっ、とぉ......?ご期待に添えなくてごめんな?」
「いえ、そうじゃなくって......そうだ!」
するとショタは、いきなり「ちょっとまっててください!」と叫んで回れ右して奥の方へダッシュしていった。
なんだろう、目が日曜学校の勉強を教えてもらうときのミハイル兄さんに似たものを感じたんだが......ガチの目をしていたな......
「もしかして、今夜は長くなるやーつ?」
~おまけ:とあるトップたちの会談~
ギリおじ「ふむ......これが、例の?」
イリーナさん「ええ。第五世代とも言える代物です。テスターではありますが、"戦術リンク"という新システムも搭載していますので、ウワサの"彼"にでもデータ収集を依頼できないかしら。最近貴方の傘下に入ったという、ね」
ギリおじ「さすが、お耳が早いですな......一つ、聞きたいのだが。その戦術リンクというものは物理攻撃とアーツ、どちらに主力を置いたものかな?」
イリーナさん「?アーツの使用種類は財団で開発中のものには劣りますが......主に物理面の連携がメインテーマですね。アーツ使いの方も恩恵はありますが......現在在学中の"氷の乙女"くらいの方なら、どちらも問題ないかと。"硝子の仮面"殿とはお会いしたことはありませんが、鉄血の子供に選ばれるくらいでしたら______」
ギリおじ「......」(パクパク)
ギリおじ は イリーナ かいちょう に がらすのかめん くん の ステータスいちらん を みせた!
イリーナさん「どうなさいま_______!?これ、は......なんということ......」
ギリおじ「これが......貴女の知りたがっていた、硝子くんのSTRですよ......(レベル20現在)」
イリーナさん「低い、ですね......このうえなく......」
(うそ、私の娘より低い......)
イリーナさん「わ、わかりました。本当は別件で依頼しようと思っていましたけど、そちらを代わりに彼に当てさせてもらっても?」
ギリおじ「ああ、助かる......戦術リンクのテスターはこちらで見繕っておくとしよう。それと、これは......」
イリーナさん「彼にあげてしまって構いません。次頼むテストはある程度この機体に慣れた人でないといけないので......」
イリーナさん「......その、心中お察しします」
ギリおじ「」