ヒーローアカデミア・人でなしの唄   作:ホネ星人

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この作品は序盤が1番書くの大変。


人でなし・入学する

 

「実技成績でました」

 

「救助ポイント0が1位と2位とはなぁ!!」

「仮想ヴィランは標的を捕捉し近寄ってくる、後半が鈍っていく中、2位は派手な"個性"で寄せ付け迎撃し続けた…タフネスの賜物だ」

「対象的に敵ポイント0で8位、アレに立ち向かったのは過去にもいたけど…ブッ飛ばしちゃったのは久しく見てないね…ブッ飛ばしたのは」

「思わずYEAH!って言っちゃたからなー」

「しかし自身の衝撃で甚大な負傷…まるで発現したての幼児だ」

「妙な奴だよあそこ以外はずっと典型的な不合格者だった」

「細けぇことはいいんだよ!俺はあいつ気に入ったよ!!」

 

(…ったくわいわいと…)

 

雄英高校の実技試験結果に沸く他の教師達を尻目にその無精髭を生やした男は1位の受験生の名前を睨む。

 

「…さてと、1位の子の話をしようか」

 

暗闇の中でも分かるネズミのようなシルエットの人物が口を開く。

 

「…2位と同じく救助ポイント0、数ポイント差での主席合格」

「個性をかなり使いこなしている…アレは普段からだいぶ鍛えてますね」

「なりより最後のあの技…0ポイントを半分消し飛ばす程の火力」

「ありゃー子供1人が持ってていい火力じゃねぇよな…」

 

教師全員が試験終了間際のあの光景を思い出す。

 

「…ともかくアレほどの力を持つ子、道を違わぬように導くのが我々の役目ですね」

 

 

 

 

 

 

 

「…来たかぁ」

「来ましたね」

 

試験から1週間後、俺とヒミコの結果が届いた。

 

「もちろん合格じゃろ!!さっさと確認せんか!!」

 

ジジィが何故か庭から確認の催促をしてくる、てかなんだその隣の布で隠してあるデカいの。

 

「まぁジジィの言うとおりさっさと確認するか、シャクだけど」ビリィ

 

開けると中から何か変な丸い機械が出てきた。

 

「…なにこr『私が投影された!!!』

 

…は?

 

『はじめまして新頭少年!驚いたかい!?何故私が、とね!実は今年から雄英に勤める事になったからだ!』

 

…は?

 

『さてと!君の試験の結果!実技試験を見事!82ポイントで主席合格だ!たd』バッキァッ!

 

映像のオールマイトから合格の2文字が確認出来たタイミングで俺は投影している機械を叩き壊した。

 

そしてゆっくりとジジィの方へ振り向く。

 

「…気羅煌」

「待て待て待て待て待て待て待て!!!!!」

「ヒイロ君ヒイロ君!!ダメ!おじいちゃん以外もたくさん消えちゃう!」

 

~しばらくお待ちください~

 

「…なぁんであの筋肉客寄せゴリラが雄英来るのかね」

 

オールマイトは嫌いだ。…特別な理由があるわけじゃない、多分前世で何かあったんだろう。

 

…しいて言うなら唯一好きなヒーローがオールマイトというでかすぎる光に隠されて、誰からも見向きされなくなっているから、だろうか。

 

「ヒイロ君、私も合格でした!」

「おっ!そうか、どっちも合格か」

 

まぁ今さら合格蹴るのも手間、出来る限り近づかずに学生生活を過ごすとしよう。

 

「よぉし!!2人とも合格ならばぁ!!このプレゼントを受けとれぇい!!!」バッサァ!

 

とか思った所で庭でジジィが謎のデカ物の布を取っ払った。

 

「合格祝い!ヒイロとヒミコ、2人の特大砂像じゃあぁぁぁ!!!!」

 

下から無駄にクオリティの高い俺とヒミコの砂像が出てきたウワァ…

 

「「…」」

「おぉ!嬉しさで言葉もでんか!そうかそうか!この像を作るのに昨日の晩から大体15時間程使っての!」

 

願うならばあの砂像目掛けて隕石落ちてこねぇかな。

 

チュドォオオオオオン!!!

 

落ちてきたわ。

 

「あぁぁぁ!?!?(きったねぇ高音)わしの15時間があぁぁぁ!?!?」

『おや?その様子だと座標はピッタリだったようだね』

 

テレビから母さんの声が聞こえる、現在あるところで実質的な隔離を受けてる母さんはこうして連絡をとっている…本当はいつでも帰ってこれるらしいけど。

 

『やぁ!ヒイロ、ヒミコ!合格おめでとう!今投下したのは私お手製のヒーローコスチュームさ!』

 

着弾地点の砂煙が張れるとそこには2つの小さなコンテナが砂山の上に鎮座していた。

 

「…別に俺のはいらなくね?」

『備えあれば憂いなし!というか私が作りたかったから!』

「だよね」

 

とりあえずコンテナの中身を回収して庭の片付けを終わらす頃にはもう日も暮れていた。

 

「ヒイロ、ヒミコ!合格おめでとう!今日は父さん奮発しまくって超豪華な晩飯にしたぜ!」

「そのメインがただの湯豆腐ってのは地味じゃのー」

「悪かったなただの湯豆腐が1番好きな孫でよ死ぬ?」

「すまんて」

 

合格祝いの豪華な晩飯を堪能してその日は終わり、そして数週間後、春。

 

「2人共似合ってるぞ!!頑張ってこい!!」

「「いってきます!」」

 

遂に雄英校入学の日となった。

 

「さてと、ヒミコには今のうちに話しておく事があります」

「なんですか?」

「雄英生として活動している間、緋色君は出来る限り模範的な生徒の振る舞いをします…その間かまってあげれない事があるのでゴメンね」

「はーい」

 

一応はヒーローを目指し学び鍛えていく場所なのだからあまり普段の俺をさらけ出す訳にはいかない…だいぶ肩がこりそうだ。

 

「…どのくらい持ちますかね」

「?」

 

ヒミコが何かボソリと言ったタイミングで俺たちは雄英高校にたどり着いた。

 

「ドア大きいですね」

「バリアフリーかな…さてと」

 

俺たちのクラスはA組、ヒミコと同じクラスになれた事に小躍りしたいぐらいだがその気持ちをぐっと抑え教室のドアを開ける。

 

ガラリッ

 

「おはようございます!はじめまして僕は新頭 緋色と申します!これから1年間、どうぞよろしくお願いいたします!(^-^)」

「んぶっw」

 

当たり障りのない印象良さそうな挨拶をしたら後ろでヒミコが吹き出した。普段からしたらそら滑稽でしょう。

 

「ぼ、俺は私立聡明中学出身、飯田天哉だ!俺からもよろしく頼む!」

 

挨拶にはテンプレ真面目眼鏡なガタイのいい奴が返事をしてくれた…どっかで聞いたような声だなどこだっけ?

 

「よろしくね飯田君!一緒に良き学園生活を過ごしましょう!(^-^)」

「あぁ!」

 

固く握手をして、俺は席へと向かう…後ろでヒミコが飯田君…だよね?飯田君に挨拶されて少し震えた声で返していた…そんな今の俺面白いかな?

 

席につくと同時に俺は鞄から本を取り出し読書のフリをする。こうすれば他の奴らから無駄に話しかけられる事が無くなる「なぁ!お前試験でめちゃくちゃ凄かった奴だよな!俺上鳴電気!一緒の試験会場だったんだよ覚えてる!?」

 

…この方法オススメだって書いてあったネット記事、覚えてろよ。

 

「…あーごめんなさい、試験の時は集中していてあまり他の受験生の皆さんの事は覚えていないんです…でもこうして同じ教室に通える事は素晴らしい事ですね(^-^)」

「お、おう…ていうかお前どんな個性なんだよ!?バリアとかビームとかスゲー色々してたじゃんか!教えてくんね!?」

 

…うぜぇ。

 

 

~~~

 

ヒイロ君がもう持ちそうになくて笑いをこらえきれそうにないです。

 

「ケロ、大丈夫ヒミコちゃん?なにか我慢してるようだけど」

「だ、大丈夫ですお気になさらず」

 

金髪のチャラい人に絡まれてどんどん笑顔がひきつっていくヒイロ君の様子が面白いなんて言えないですから。

 

「そう?でも何か辛かったり苦しかったりしたら言ってちょうだい」

「ありがとうございます梅雨ちゃん」

 

席についてすぐ話しかけて来てくれた梅雨ちゃんって子、優しくてカァイイ子です。

 

「えーとっ…ワリ!もーちょい分かりやすく説明してくんね?」

「あはは、今のでも充分分かりやすい説明だったと思うんですけどもねゴミカスボケ(^-^)」

「え?」

「何でもないですよ(^-^)」

 

「ブフッwwwゲホッゲホッwww」

「ヒミコちゃん本当に大丈夫!?」

 

金髪のチャラい人、もう勘弁してください限界です。

 

「お友達ごっこしたいなら他所へ行け」

 

そう思っていたら教室のドアの向こうからそんなくたびれた声がしました。

 

~~~

 

「ここは…ヒーロー科だぞ」

 

((((なんか!!!いるぅぅ!!!))))

 

突然のくたびれた声で静寂に包まれた教室へと入ってきたのはやはりくたびれたおっさん…確か雄英の教師は全員プロのヒーロー…つまりこのおっさんもヒーローか。

 

「担任の相澤消太だよろしくね…早速だがコレ着てグラウンドに出ろ」

 

そしたらいきなり体操服を取り出しグラウンドへ来いとの事。これは…

 

「な、何が始まるんだろうな…」

「ともかく、着替えてグラウンドへと向かいましょう…どうやらこの雄英での学園生活、一筋縄ではいかないようですね(^-^)」

 

俺はグラウンドへ向かうおっさんの背中を見て、張り付けた笑顔でそう言った。

 

 




新頭 緋色の好きな物。
・ヒミコ
・湯豆腐
・薔薇の香り
・人間

嫌い、苦手な物
・オールマイト
・服着た豚共
・熊
・心霊系全般

そういう次元じゃない物
・ジジィ



今回の新頭君のきしょいしゃべり方は次回には消えます。
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