地球防衛ジェンツー隊   作:南極遭難組

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第十四話:合戦

敵の主力部隊と第1部隊がぶつかり合い大乱戦となった。しかし、第1部隊の隣には本来敵の後方から攻めていくはずのの第3部隊の姿があった。

第3部隊分隊長どあるリッパーは走りながら第1部隊分隊長であるガンナーへと近づいた。

 

「いくら第1部隊と言えどあの数を捌き切るのは難しいだろう...俺達も加勢する...!」

 

「あの数でも第1部隊だけで十分かと考えていたが...感謝するぞ、リッパー」

 

リッパーは敵の最前線へ近づくと自らの武器である大鎌を振るい、刃から放たれた斬撃で敵の首をまとめて跳ね飛ばした。

 

「あれがこの前隊長の言っていた第3部隊分隊長の攻撃...隊長は武器を伝えば才能有る無しは関係ないって言ってたけど、あれはまるで息をするかのように斬撃を放ったように見えたな...」

 

他の隊員もエネルギーを武器へ伝って攻撃を放っているのを多く見受けられるが、他の隊員はワンテンポ置いて一瞬だけ溜めて攻撃を放っているように見えるのに対し、リッパーはワンテンポ置かずにいきなり攻撃を放っているように見えたのだ。兵衛左衛門も斧にエネルギーを込め、敵に向かって斬撃を放った。しかし威力が低かったせいか仕留め切れず、敵がこちらに向かって剣を振りかざしてきた。斧の柄で受け止めるも、相手の力が強く、弾くことが出来ずにいた。

 

「___ッ、Gentoo Rising!」

 

「!?」

 

兵衛左衛門はすかさずGentoo Risingを発動して剣を弾き飛ばし、そのまま相手の体を右肩から左下の腰まで一直線に切り裂いた。

 

「訓練で割と長時間は発動できるようになったし、わざわざ温存する必要も無かったな」

 

「兵衛左衛門!大丈夫か!?」

 

声のある横の方へ振り向くとエイダンが駆けつけてきた。先程の交戦を見てやって来たのだろう。

 

「大丈夫だ。なんともない」

 

「今回の敵は数が多いくせに一人一人しっかり強いな。Gentoo Rising発動すればそこまで問題じゃないけど!」

 

エイダンも既にGentoo Risingを発動済みであり、黄緑色の無数の線がスーツに浮き出ており、同色のスパークが生じていた。見渡すとエルダ、アイザック、レオも発動して交戦中であり、エルダはピンク、アイザックは深緑、レオはベージュの色を纏っていた。2人は3人の元へ駆けつけようと走り出したその時____

 

「____?」

 

「兵衛左衛門...?どうしたんだ?」

 

「あの奥の長髪の敵、ものすごく背筋が凍るような感じがしたんだが、気のせいか...?」

 

* * *

 

第1部隊と第3部隊が敵陣とぶつかり合い、大乱戦となった同刻、武蔵率いる第2部隊は正面からではなく、敵陣のサイドから突撃した。

 

「ここから突撃する!私に続けーッ!」

 

「「「_____ッ!」」」

 

武蔵は自らの武器である日本刀を鞘から抜き出すと同時に目の前の複数体の敵を瞬時に切りつけ、敵陣の内部へと第2部隊を連れて侵入した。

 

「!?、侵入者だ!殺せ___ぁ」

 

「___遅い!」

 

武蔵はGentoo Risingを発動してエメラルドグリーンの色を纏い、迫り来る大量の敵に対しさらにスピードを上げて切り飛ばした。

 

「む、敵の数が多すぎて思うように進まぬな...ん?」

 

武蔵は目の前の敵を切り飛ばしながら進むと同時に、迫り来る長髪の敵...ゼージルに気が付いた。

 

「なんだ彼奴は___?」

 

その敵に向かって構えを取ろうとしたその時、第1部隊のいる方向から妙な発言が聞こえた。

 

* * *

 

「副隊長!」

 

「...兵衛左衛門か。どうした」

 

前線で敵と一方的に薙ぎ払っていたガンナーは兵衛左衛門の声が聞こえ、持ち場を離れて駆け付けた。

 

「あの長髪の敵が見えますか?」

 

「...?ああ、あいつか____ッ!?」

 

ガンナーは兵衛左衛門の言う長髪の敵を見ると、すぐに危険すぎる敵だと本能的に気づいた。

 

「兵衛左衛門、説明はいらない。なんとなくわかった」

 

ガンナーはすぐにその場から飛び出し、Gentoo Risingを発動して青色を纏い、ゼージルに向かってモーニングスターを振るいさらに奥の方まで吹っ飛ばした。しかし___

 

「...お前が、ボスか...?」

 

「...ボス?隊長の事を言っているのか?」

 

「どうやらお前はボスではないか。お前達のボス...隊長はどこだ__ッ!いや、わかったぞ。あそこだな」

 

「は...?___ッ!?」

 

そう言うとゼージルはルイスの居場所に気づき、猛烈なスピードで向かっていった。ガンナーは嫌な予感がし、ルイスに通信を行った。

 

「ルイス聞こえるか!今そっちにとんでもない化け物が来る!何か嫌な予感がするから気をつけろ!」

 

『ああ、もう対峙してるぞ』

 

「!?」

 

そのままルイスは通信を切り、目の前にいるゼージルと睨み合った。

 

「嫌な予感...ねぇ...」

 

ルイスはGentoo Risingを発動し、戦闘態勢を取った。

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