地球防衛ジェンツー隊   作:南極遭難組

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第四話:訓練

「これから訓練を行う訳だが、総戦闘能力に基づいて設定された5人グループに所属してもらう!」

 

ルイス隊長はそう言うと隊員全員にグループ分けのデータを送信された。

 

「俺は...B班か」

 

兵衛左衛門はB班の指定された場所に移動し、他4人のメンバーと顔を合わせた。

 

「兵衛左衛門!!お前も同じグループだったのか!」

 

「エイダン!?ははっ、奇遇だな」

 

まさかのエイダンと同じ班ということに兵衛左衛門は思わず笑いが込み上げた。

 

「ちょっとあんた達顔見知りなの?」

 

少し甲高い声が隣から聞こえ、兵衛左衛門はその方に振り向いた。

 

「ああ、そうなんだ。顔見知りと言っても今日会ったばっかりだけど...」

 

「あら、そうなの?それにしては随分と距離が近いのね」

 

「エイダン結構距離縮めてくるタイプだしな。別にそうゆうのは嫌いじゃないけど」

 

「へー、そうなの。私の名前はエルダよ。よろしく」

 

「俺は兵衛左衛門だ。よろしく...え、エルダ?」

 

「兵衛左衛門、なにか知っているのか?」

 

「いや、どこかで聞いたことがある気がして...何か有名な人だった気がするんだけど、気のせいか?」

 

「有名もなにも、私のパパは飛行部隊の隊長よ」

 

「「!?」」

 

「ガハハ!そいつは立派な嬢ちゃんって訳だな」

 

力強く豪快に笑ったペンギンは頭上に「アイザック」と記載されていた。

 

「ではなんで対人戦闘部隊に入ったんですか?」

 

丁寧で落ち着きのある声で質問したのは同じメンバーである「レオ」だった。

 

「私の家系はジェンツー隊員になる人が多くて、親戚の人に魅入られて結構武術を叩き込まれていたの。飛行部隊でもよかったけど、ここまで武術を叩き込まれたなら1番役に立ちそうなところに入ろうって思ってね。」

 

「なるほど、そういった経緯が...」

 

「じゃああんためっちゃ強いってことなのか!?」

 

「まあそうゆうことになるわね。覚悟しておきなさいよ!」

 

「__ッ!」

 

エルダは冗談のもりで言ったのだろうが、エイダンは奥に潜むエルダの気迫に息を飲んだ。

 

「全員こちらを向け!」

 

広場の中央からルイス隊長が全員に向かって声を上げた。

 

「これからお前らには今のグループと共に個人の武器の扱いや戦い方に慣れてもらう!各グループは指定された訓練部屋へ向かい、武器を駆使して訓練ロボと戦ってもらう!」

 

そうしてB班も訓練部屋へと向かい、5人は武器を装備した。兵衛左衛門は斧、エイダンは二刀流の短剣、エルダは槍、アイザックは青龍刀、レオは弓矢を構えた。

 

「___来るぞ!」

 

兵衛左衛門の発言と同時に武器を構えた複数体の訓練ロボが5人を襲った。

 

「___しィ!」

 

兵衛左衛門は斧を横に振るい、訓練ロボを真っ二つにした。だが___

 

「こいつら、俺たちと同じように再生するぞ!」

 

「ならこうするッ!」

 

エルダは槍を使い一瞬にして無数の穴を訓練ロボに開けて動きを封じた後、頭を突き刺した。

 

「あんたマジか...!」

 

「だから言ったでしょう?私は強いんだから...ねっ!」

 

そう言いながら次々と訓練ロボを串刺しにしていった。

 

「こいつぁ俺らも負けてらんねえな...オラァ!」

 

アイザックも負けじと訓練ロボを切り裂く。しかし横から訓練ロボが攻撃を仕掛けようとしたが__

 

「ちゃんと周りを見てくださいよ。油断は禁物です。」

 

レオが的確に頭を居抜き訓練ロボの動きを封じた。一方そのころエイダンは訓練ロボの攻撃を躱しながら腕や足を切り裂き、頭を切り飛ばした。

 

「こいつら中々やるな___ッ!」

 

兵衛左衛門は周りに感心しつつも、2体の訓練ロボの気配に気づき、頭から左下の肋骨にかけて切り飛ばし、もう一度頭を攻撃した。どうやらその訓練ロボが最後の2体のようで、終了の合図が鳴った。

 

「あなた達なかなかじゃない。見直したわ」

 

「なんで上から目線...?」

 

「まあこの嬢ちゃんもかなりの実力だったぞ。もしかしたらこの中で___!?」

 

アイザックが続きを言おうとした途端、基地内に警報音が鳴り響いた。

 

『警報!警報!太陽系内に武装した大型の宇宙船が複数接近!地球に向かって接近の模様!繰り返す!太陽系内に武装した大型の宇宙船が複数接近!地球に接近の模様!』

 

「おいおいマジかよ...」

 

『訓練を終えたお前ら聞こえるか!隊長のルイスだ。訓練後だが、今回はお前らにも戦闘に参加してもらう。初陣だ!』

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