兵衛左衛門達は指示に従い、中型の戦闘機が格納されているあ第二格納庫へ向かった。
「ルイス隊長に代わり、今回初陣となるお前らの指揮担当となった副隊長のガンナーだ」
ガンナーは冷徹な目で周りを見渡した。
「「「よろしくお願いします!」」」
「これからお前らには3グループまとめて1つの戦闘機に乗ってもらう。今回の敵はどうやら船が空母のような形状になっており、そこに飛び降りて戦うこととなる。それでは左の戦闘機からA班から順に入れ!」
「「「はい!」」」
兵衛左衛門達B班はA班に続いて同じ戦闘機に乗ることとなった。
「そういや隊長はどこにいるんだ?」
「なんだなんだB班の連中は、そんなことも知らないのか?」
エイダンが声のある方へ顔を向けると、A班の1人である「カラン」というペンギンだった。
「隊長は基本的にご自分の部隊を持たねえが、大抵は対人戦闘部隊1番の部隊である第1部隊と共に行動してるのさ。お前らB班はそれ相応の実力があってB班に入れたんだろうが、ある程度の隊の把握もしとかないと俺らみたいに強くなれないぞ?」
カランは煽り気味にB班を見下すようや口調で喋った。
「な、なによ少し私達より強くて賢いくらいで良い気になって、今回入隊した中で1番強いのは私達って事を証明してみせるわ!」
「嬢ちゃん...エルダの言う通りだ。嫌味を言われちゃあぎゃふんと言わせてやらねえとな!」
「ちょ、ちょっと2人共、あまりこうゆう挑発には乗らない方が...」
レオが止めに入ろうとするが、エルダとアイザックは乗り気満々だった。
「ではこうするのはどうだ?ジェンツー隊では大きい武功を上げた隊や隊員はその武功がデータで送信されるのは隊長のご説明であったのは知っているな。初陣の俺らも1番武功を上げることの出来た1班が発表されるそうだ。そこでどっちかの班が発表されたらその班の勝ちだ。」
「カラン、お前随分と乗り気じゃないかい?」
「当たり前だ。俺らよりも下の班に負ける訳にはいかねえからな!」
「やれやれ...」
爽やかな声でカランに質問した「マーフ」というペンギンはカランの返答に呆れ気味な声で返した。
「ふん、臨むところじゃない!」
「じゃあ決まりだな。これで負けたら2度と逆らうんじゃねえぞ」
「お前さんたちもだろ?」
「兵衛左衛門、どうやら面倒な事になったな...」
「全くだ。なんでこんなことになっちまったんだ...」
兵衛左衛門とエイダンは呆れ気味に会話をしていた。そのやり取りがあった内に、戦闘機は敵船の空母の上空に辿り着いた。
「それでは皆さん、後ろの出動口から飛び降りてください」
操縦していた飛行部隊の隊員の合図と同時に出口が開き、兵衛左衛門達は一斉に飛び降りた。
「飛び降りると言っても、無重力だからホバーを使って着地するみたいな感じだな」
兵衛左衛門は空母に着地すると、他の隊員も続々と着地していった。
「今回入隊した俺たち以外にも他の部隊の隊員もいるからすごい数だな!」
「ここまで人数がいるなら、俺たちは初日でいきなり出動だしそこまで強くない敵部隊と当たりそうだな」
兵衛左衛門とエイダンは数千人にも上る対人戦闘部隊の隊員を目の当たりにし、驚愕した。
『副隊長のガンナーだ。今回入隊したお前達は戦闘に参加することは無かったのだが、数ヶ月前の防衛戦で大勢の隊員を亡くしていてな。少しでも実践経験を積んで欲しいと思い少し無理をさせてしまった。だがこの俺が付いている。何かあったらすぐに呼んでくれ...敵陣が動き出した。お前達も先の隊へ続けー!』
「「「_______ッ!!」」」
隊員達は雄叫びを上げながら敵陣に突撃し、攻撃を仕掛けていった。