東方外来録 博麗の神主の幻想入り    作:ロッド

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日常
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5月頃の博麗神社の縁側で、煎餅を食べながらお茶を飲んでゆっくりしている霊夢。レイは境内で参拝客の相手をしていた。

 

(………暇ね。)

 

人里から博麗神社は行くための道は、妖怪が彷徨いている危険地帯になっている。レイはそれを解消するために、簡要的ではあるが結界を張ったことで、参拝客が来るようになった。

 

(……本当は私がすべきことなのよね。数日前から準備してたみたいだし…)

 

宣伝を行ったのは、紫と柱に磔にされている射命丸である。御守りを参拝客に手渡しすると、レイは縁側に戻って、お茶を飲んでいる。

 

「そろそろ許してくださいよ!?」

 

「朝早くから、修行の邪魔をした烏が悪いよね?今度は、結界で封印してもいいんだよ?」

 

冷めた目付きで、射命丸を睨んでいるレイ。

 

「だから、急いで人里の住人に伝えたんじゃないですか?朝4時から修行していたとは、思わないですよ!」

 

「今が8時30分だから…9時になったら解除するね。」

 

お茶を飲み終えたレイは立ち上がると、周囲の結界を点検するために、人里に出掛ける準備をする。すると、小鈴と阿求が博麗神社に参拝に来たようだ。

 

「こんにちは。参拝に来ました!」

 

「こんにちは。」

 

「小鈴さんに阿求さん…こんにちは。」

 

レイはお茶を出そうとしたが、霊夢が準備をするらしく、小鈴と阿求の相手をするように言われた。

 

「レイさん…前に言っていた幻想郷縁起を持ってきたわ。」

 

「ありがとう。」

 

「レイさんは歴史本読むのは、好きなの?」

 

「前に住んでいた……村では、娯楽とかはなかったから。よく読んでたよ…」(この幻想郷だと、弾幕ごっこの遊びがあるから、スペルカード作らないと…)

 

レイのいた幻想郷では、弾幕ごっこは存在しない。一部の妖怪や妖精とは仲が良かったが、危険な場所であることは、変わりなかった。

 

「昔の妖怪や妖精のことも、書かれているから、よく知るように…」

 

「借りておくよ。」(……これで、幻想郷の妖怪や妖精が知れる。)

 

阿求から幻想郷縁起を借りるレイの笑みに、顔を赤くしている阿求と小鈴。お茶の用意をした霊夢が戻ってくると、二人にお茶を出した。

 

「レイは結界の点検に行かないの?」

 

「そうだった!行ってくるよ…霊夢。」

 

「気をつけなさいよ。」

 

結界の点検に向かったレイに、柱に磔にされている射命丸は叫んだが、レイに気づいてもらえなかったようだ。

 

「暫く反省しなさい。紫は射命丸を助けたら、夢想封印だから。」

 

「痛いのは嫌だもの。放置するわ。」

 

霊夢、紫、小鈴、阿求の四人はお茶会をするのだった。

 

 

博麗神社から人里までの通り道に、結界を張ったレイは点検を入念にやっていると、上空から魔理沙が声をかけてきて、降りてきた。

 

「レイは何やってんだ?」

 

「結界の点検だよ。人里までの通り道を結界で、構築したんだ。」

 

「それは凄いぜ。」

 

「霊夢なら…簡単にできると思う。僕はこの程度しか…」

 

結界の点検を終えると、霊力を流し込み結界を強化する。レイが疲労を感じて、少し中断する。

 

「……………疲れた。」

 

「大丈夫か?休憩した方が良いぜ。」

 

魔理沙が持ってきていたパンをレイに差し出し、少しだけちぎって、パンを食べた。

 

「美味しい…」

 

「人里のパン屋だぜ。評判だから買ってきたぜ!」

 

「………ありがとう。疲労が消えたよ。」

 

たが、レイは少しふらついている。心配している魔理沙は、休むようにいった。

 

「明らかに疲れてるだろ?」

 

「少し…無茶したかな。」

 

「私が神社まで送るから、寝てろ。」

 

流石に限界が来たようで、レイは気を失った。無茶をしたのが原因である。魔理沙はレイを背負って、歩いて神社に向かったのだった。

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