東方外来録 博麗の神主の幻想入り    作:ロッド

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レイ、阿求、小鈴の三人は、お昼に人里内にあるうどん屋で、昼食を食べながら会話をしていた。主に妖怪関係の話が多いが。

 

「妖魔本集めは、程々にしておかないと危険だよ。」

 

「私も、小鈴に言い聞かしてるんだけどね。」

 

「今は安全に集めてるから。」

 

言い切った小鈴に、レイと阿求は溜め息をする。余り信用されていない小鈴。収集方法を聞かれて、紫経由で集めていることを話した。

 

「紫さん経由で…妖魔本。あの人なら信用できますね。」

 

「それもそうだね。」(小鈴さんのこと、お気に入りみたいだし。危険な本を渡さないから…)

 

「もしかして、私…信用されてないわけ?」

 

「以前の妖魔本での異変で、一応…やらかしてるわよね?」

 

阿求に言われてしまった小鈴は、少し落ち込んでしまったようだ。異変の話を聞いたレイは、阿求と小鈴の能力を聞いてみることに。

 

「私は【ありとあらゆる文字を読む程度の能力】よ。妖怪文字、古代文字がわかるわ。」

 

「私は【一度見たものを忘れない程度の能力】どうかしら?」

 

「凄い能力を持ってるんですね。」(能力も同じ。だが、小鈴さんは妖魔本を集めを趣味にしている。違いがわかるよ。)

 

三人はうどんを食べ終えると、会計を済ませて、店を出ていった。食後の散歩で、人里内を案内する阿求と小鈴。レイは楽しそうに笑っている。

 

「………レイ君は楽しい?」

 

「楽しいよ。小鈴さん…」

 

「つまらなくない?外から来たのよね?」

 

「僕のいた村は、この人里みたいに…お店とか無かったから…」

 

レイのいた幻想郷の人里は、外来人は少なく、妖怪、妖精の立ち入りは、完全に禁止されている程の厳重であった。この幻想郷のように、平和とかではない。

 

「仕事が多かったから…だから、ありがとう。小鈴さん阿求さん…」

 

笑顔のレイを見て、阿求と小鈴がまた、顔を赤くしているが、その理由がわかっていないレイである。

 

(風邪でも引いたのかな?) 

 

「そ、そうだ。私の家に来ない?レイさんは歴史本で、調べたいのよね?」

 

「あ、阿求!?」

 

阿求の行動に吃驚している小鈴だが、レイはその誘いをどうするか考える。

 

(稗田家は数百年前の幻想郷の歴史本も、保管されている。手掛かりが見つかるかもしれない。)

 

阿求の誘いを受けることにしたレイ。阿求の誘いを好意的だとは、思っていない。友人的だと思っている。

 

「小鈴さんはどうする?」

 

「え…私も!?」

 

「…………?」

 

「……小鈴も来るわよね?」

 

「も、勿論行くわよ。阿求の家…久し振りなのよね。」

 

阿求と小鈴から少しの好意を寄せられているとは、知らないレイは、楽しそうにしている。

 

「レイさんの好きな食べ物は何?」

 

「……そうだね。饅頭かな?和菓子系は何でも好きだよ。甘さ控えめなら…問題ないかな?」

 

「和菓子系ですか?」

 

阿求は何故か、メモを取っている。小鈴はなんか暇そうにしているが、レイから質問された。

 

「鈴奈庵にある本で、小鈴さんのお勧めの本は、何かあるかな?」

 

「それだったら、外来本かな?幻想郷の外からたまにね…」

 

「外の世界の本…興味深いね。」(読んだことないから、興味が湧くかな。)

 

暫くして、阿求の屋敷に到着するのだった。

 

 

 

 

博麗神社の縁側で、お茶を飲んでいる霊夢は、遊びに来ていた早苗と会話をしている。

 

「文さんから聞きましたよ!男の子と一緒に、住んでいるそうですね!」

 

興奮気味の早苗に、呆れている霊夢だが、お茶を飲む動作が少し、遅くなっている。

 

「……見てみたいですね。その男の子に…」

 

「は!?」

 

霊夢は少し、咳き込んでしまったようだ。冷静な判断が出来ていない。早苗は楽しそうに霊夢を見るのだった。

 

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