東方外来録 博麗の神主の幻想入り    作:ロッド

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参加者達への挨拶回りを続けているレイは、妖精であるチルノと大妖精から声をかけられる。

 

「レイ!久し振り!」

 

「チルノ、久し振りだね。隣にいるのは?」

 

「私は大妖精です。チルノちゃんのこ…友達です。」

 

「よろしく…宴会を楽しんでね。」(殺気!?)

 

レイは大妖精から殺気を感じたため、その場から離れて、一旦料理を取りに行って、食べてから続きをするようだ。

 

(幻想郷で魚料理は、無理だと思ったんだけど…海は無い筈…刺身もそうだけど。紫さんが調達したのかな?)

 

疑問に思いながら、焼き魚を食べ終える。すると、酒を飲み楽しんでいる萃香が近づいてきた。溜め息をして、萃香の頭に拳骨をお見舞いする。

 

「痛い!?何するのレイ!?」

 

「酒飲んで楽しむのは、問題ない。けど、天狗や河童達に無理矢理酒を飲ませるのは、許さないよ。」

 

「許さない…ね。だったら、私を止めるしかないね。」

 

「既に解決したよ。結界【迷い続ける結界迷宮】」

 

萃香の周囲に、無数の結界で繋がって出来た迷宮が出現した。この迷宮の出口を探さなくては突破できないが、弾幕も発射されているため警戒が必要だ。

 

「何この迷宮!?壊せないんだけど!」

 

「暫く、反省しなよ。」

 

 

萃香を迷宮に放置したレイは、倒れている河童や天狗の看病する。

 

(無理矢理酒を飲ませるのは、妖怪でも苦痛でしかないよね。)

 

手当てを終えたレイ。気絶していた河童の少女が目を覚ました。

 

「助かったよ…私は可城にとりだよ。河童の妖怪だ。何か作って欲しい機械があったら、依頼してよ。金額と相談だけどね。」

 

「僕はレイ…一応、外来人で…人間だよ。」

 

「人間が鬼に説教は余りいないよ?霊夢以外は。」

 

にとりは胡瓜の漬け物を食べて、笑っている。その近くに他の河童の少女達がレイにお礼を言って、胡瓜の漬け物を差し出した。

 

「……君達が漬けたの?」

 

何度も頷いている。レイは1つ貰い食べてみた。少し塩気が多いが、辛い食べ物が平気なため問題ない。

 

「美味しいよ…ありがとう。」

 

河童の少女達は顔を赤くして走っていくと、何故かにとりに睨まれてしまった。理由がわからないため、首を傾げるしかない。

 

「レイは、鈍感なの?」

 

「何が?」

 

(早苗から聞いたら、13歳だったね。まだ、難しい年代かな?)

 

 

気絶していた白狼天狗、犬走椛は酒を飲まされて、頭痛が酷いようだが、レイのある程度の手当てで、気分が良くなった。

 

「良くなったみたいだね。」

 

「ありがとうございます。助かりました…萃香様は?」

 

指を向けた方を見ると、萃香は結界の迷宮に苦戦していた。弾幕は簡単に避けられるが、迷宮の出口を目指すも、時々、動くため出口を見つけられない。

 

「お仕置きしておいたから、安心してもいいよ。」

 

「………………わかりました。」(この少年は…只の人間…なのでしょうか?)

 

レイは挨拶回りを中断して、休憩するようだ。宴会はまだ続いているが、夜遅くまでは終わらない可能性がある。

 

(まだ、大丈夫だけど…小鈴は人里の人間。霊夢が送るのかな?僕でもいいけど…)

 

 

「レイは宴会、楽しんでるか?」

 

紫と藍が隙間から出て来る。楽しんではいるが、ちょっと疲れたようだ。大人数の交流が苦手なので、精神的に疲労している。

 

「楽しんではいます。少し苦手ですけど…」

 

「そうか。今のうちに慣れていけば良いさ。」

 

 

藍との会話が終わると、紫がレイに例の封印の件についてのことを聞かれたが、それについては一度封印を解放していることを紫と藍には、言ってはいる。

 

だが、紫が聞きたいことはそれではなく、レイの寿命に関してのことである。無茶をしているため、心配しているようだ。

 

話す前に、レイは周囲に防音結界を作動させた。前以て、博麗神社の敷地内に仕掛けておいたのだ。

 

「これで、誰にも聞かれません。残りは4,5ですよ。少し、後悔してるけど。」

 

「………危険ではないわよね?」

 

「消えたら、妖怪は倒せます。それ以降は、現れないと思います。」

 

「貴方に関してのことよ。それでいいの?」

 

レイの残り寿命は約4年と半年で、その命が尽きる。それにまだ、13歳の少年であるため、死を覚悟するには早すぎるのだが。

 

「どうすることも、出来ないので…」

 

作動させた防音結界を解除すると、料理を取りにいった。

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