東方外来録 博麗の神主の幻想入り    作:ロッド

22 / 79
22

宴会参加者達への挨拶回りを終えたレイは、少し疲れたようなので、縁側に移動して休憩する。すると、魔理沙から飲み物が入ったガラスコップを貰い飲んでみる。甘い香りのする飲み物だが、普通に飲めたようだ。

 

「結構いけるね。」

 

だが、紫が慌ててきたかと思ったら、魔理沙が渡した飲み物に気づいたようだ。

 

「魔理沙!レイにお酒飲ませたらダメよ。」

 

「え、何でなんだぜ?」

 

レイが酒に酔うと抱きつき魔になることを説明するが、既に遅いようだ。魔理沙に近づいていて、声をかけた。

 

「魔理沙…」

 

「どうした…な!?」

 

レイに抱きつかれた魔理沙は、一瞬硬直状態になってしまったが、正気に戻って顔を赤くしていた。

 

「レイ!?少し、離れてくれだぜ!」

 

「魔理沙は…僕が嫌いなの?」

 

「そ、そんな…」

 

落ち込んだ表情を見て、慌てる魔理沙だが、目の前にレイの姿はなく。この状態を知らずに、レイに近づいたレミリアが標的となった。しかも、後ろから抱き締められている。

 

「レミリア…」

 

「ちょっと、レイ!?何してるのよ!」

 

レミリアは後ろから抱き締められているだけでなく、優しく頭を撫でられている。

 

「レミリアが吸血鬼でも、僕には関係ないよ…」

 

「……もう無理。」

 

耳に囁かれて、気を失ってしまったレミリアをお姫様だっこで抱えているレイ。明らかに酒に酔っていて、前より悪化していた。

 

「誰か、レイを止めれないのか!?」

 

「酒に酔っていて、しかも…結界で、移動できるから達が悪い。」

 

「私が止めるわ。霊符【夢想封印】」

 

霊夢が止めるべく、スペルカードを発動させると同時に、レイもスペルカードを発動させた。

 

「……闇符【ダークホール】」

 

黒い渦8つが展開されて、霊夢が放った弾幕が吸い込まれていって、別の黒い渦から弾幕が発射された。

 

「何よ、このスペルカード!?」

 

「弾幕が吸い込まれて、別の渦から発射されたぜ!?」

 

避けるのに苦戦している霊夢は、段々慣れてきて、余裕で避けるようになった。

 

「だけど…このスペルカードは面倒だわ。これで、終わらせる。霊符【夢想天生 】」

 

霊夢が透明化して、レイ目掛けて接近する。弾幕を発射させるが、透明化しているためか、通用しない。

 

「霊夢のチートスペカだぜ…」

 

効果時間が終了すると同時に、レイに近づいて気絶させる。そのままレイを背負い、部屋に寝せねにいった。

 

「………宴会は御開きするぜ。」

 

「私が小鈴を家まで送るわ。隙間を使えば済むし。藍は宴会の後片付けをお願いね。」

 

「畏まりました。」

 

 

紫は小鈴を隙間で家に送り、魔理沙も珍しく後片付けを手伝う。気を失っているレミリアは、咲夜が抱えて、その場から消えた。

 

 

後片付けの最中の魔理沙は、時々顔を赤くしてしまい、手を止めているが、仕方ないことなので、何も言わない。

 

(う……次は、レイには絶対酒を飲ませないぜ…恥ずかしいぜ…)

 

レイを寝かせてきた霊夢が戻ってくると、後片付けを始めた。魔理沙の様子を見て、少しだけ詰まらなそうにしている霊夢。

 

「霊夢、どうしたんだ?」

 

「ん…なんでもないわ。さっさと片付けて、寝るわよ。」

 

 

 

 

 

翌日、二日酔いになってしまったレイは、酷い頭痛に悩まされながら、寝込んでいる。しかも、酔っていた時の記憶は全く無いため、達が悪い。

 

(朝から頭が痛い。酒を飲んだ以降が…思い出せない。) 

 

今日は無理をせずに、そのまま休むのだった。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。