東方外来録 博麗の神主の幻想入り    作:ロッド

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魔理沙とレイが人里でデートをしている時に、それを目撃している人物がいた。暇で人里を歩き回っていた小鈴が見たのである。

 

「レイ君と一緒にいる白い服の女性は、誰なんだろう?」

 

少し気になったのか、二人を尾行することにした小鈴。白い服の女性が、魔理沙であることに気づいていない。

 

(ケーキ屋に入った…少し、離れた席で…様子を見ようかな?)

 

ケーキ屋に入って、魔理沙とレイから少し離れた席に座って、様子を見ながらメニューを眺める。

 

(良い雰囲気だね。まさか、レイ君の彼女!?それだとショックだよ…)

 

店員に注文を聞かれて、オレンジケーキを頼むと、監視を続けた。暫くして、注文したケーキが来たのだが、魔理沙が遠くを見て、レイと一緒にケーキ屋を出ていった。

 

(私は見つかってないよ!?他にも、尾行していた人がいたの?)

 

尾行を諦めた小鈴は、ケーキを堪能するのだった。

 

 

 

 

ケーキ屋を出たレイと魔理沙は、人里の民家の裏を通り抜けて、大通りに出だ。小鈴以外の何者かの尾行に気づいていたようで、撒いたようだ。

 

「どうだった?」

 

「尾行者がいないから撒いたよ。これから、どうする?」

 

「そろそろ、夕方になるし…送るよ。」

 

「それじゃあ、お願いしようかな。」

 

家まで送る次いでに、買い物をして食べ歩きをするなどして、寄り道した。その後、魔理沙を魔法の森にある家まで送り、帰ろうとしたら呼び止められた。

 

「今日はありがとな!」

 

「僕も…楽しかったので。」

 

「これは…お礼だぜ。」

 

魔理沙はレイのおでこにキスをすると、顔を赤くして離れる。何をされたのかがわかったレイは、徐々に顔が赤くなった。

 

「ま、魔理沙さん!?」

 

「じゃあな!」

 

家に帰った魔理沙に、レイは暫く気持ちを落ち着けようとしながら、博麗神社に帰るのだが、落ち着かないようだ。

 

(…………どうしたら良いんだろう。誰にも、相談なんて…出来ないし。)

 

 

 

 

夜の博麗神社の境内にいる霊夢は、満月を見ながら、溜め息をしている。人里で、レイのデートを目撃していた。それが気になって、眠れなくなってしまい境内に出たのである。

 

(………誰だったんだろ。あの女の人…恋人だったらイヤだな…)

 

 

 

 

翌朝、レイは日課である朝食の準備をしていると、霊夢が台所に来た。真夜中まで起きていたため、眠そうにしている。

 

「おはよう…霊夢。朝食が出来るから、運んどいてよ。」

 

「おはよう。ふわぁ…眠れなかったから、まだ眠いわ。」

 

朝食を居間に運ぶと、空から魔理沙の声が聞こえ、境内に降り立つと霊夢とレイを呼んだ。

 

「魔理沙か。あんたも、朝早いのね?」

 

「朝食を食べに来たぜ!」

 

「あ、魔理沙さん…おはよう。朝早いんだね?」

 

「私の分はあるか?」

 

レイは朝食を少し、多めに作っていることを言ったら、嬉しそうにはしゃいでいる。そんな二人の会話に、霊夢お得意の勘が冴え渡る。

 

(レイと魔理沙が…怪しい。私の勘は、よっぽどのことがない限り、外れることはないわ。)

 

 

「さて、どうしたものか?」

 

霊夢が小さな声で呟くと、それが聞こえたようで、レイが聞いてきた。

 

「どうしたの?」

 

「……なんでもないわよ。朝食食べましょ。」

 

 

 

 

朝食を食べ終えた三人。レイは食器洗い、霊夢は境内の掃除、魔理沙は縁側で、日向ぼっこをして、各自行動している。すると、早苗と小鈴が来たようで、レイに用事があるようだ。

 

「昨日の…小鈴ちゃんも?」

 

「霊夢さんと早苗さんも、だったとは…」

 

「さて、どうしましょうか?」

 

霊夢、早苗、小鈴の会話を聞いている魔理沙は、焦りながら思った。

 

(霊夢と早苗が、尾行していたのは知ってたけど…小鈴もしてたのか!?バレたらヤバイぜ…)

 

冷や汗を流すのだった。

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