東方外来録 博麗の神主の幻想入り 作:ロッド
1階ホールにて、分身体であるフランBに追われている魔理沙は、飛んで逃げながら、弾幕をばら蒔いていた。ばら蒔かれた弾幕から煙幕が発生して、フランBの視界を塞ぐ。
「オモシロイヨ!」
フランは蝙蝠の弾幕を魔理沙に放ってきた。その弾幕は追尾式の弾幕で、壁に当たると粉々に砕け散った。
「アタラナカッタ…」
「それだと、私が死んじゃうぜ。【マジックバースト】」
小瓶を取り出した魔理沙は、に魔力を流し込むと同時に、投げると小瓶に入っている液体が破裂して、魔力爆発を発生させた。その余波をフランBは受けてしまい消滅した。
「倒したぜ…」
「中々やるわね。魔理沙…」
「お前はレミリア!?」
蝙蝠が集まってくると、レミリアが姿を現した。魔理沙は警戒しているが、既に敵意がないレミリアからは殺気を感じない。
「私は敵意はないわよ…緊急事態だしね。」
「お前の妹のことか?」
魔理沙が警戒心を解いて、レミリアに聞くのだが突然、弾幕が迫ってきた。咄嗟の判断で、霊夢から貰った20枚の結界符を取り出して、結界を張った。
だが、結界では防げないようで、魔理沙は魔力を結界に流し込んで強化を図った。
「結界に亀裂が!?」
「フランは私より、弾幕の質が高い分…威力もあるわ。」
結界が破壊させる寸前に、魔理沙は残り30枚の結界符を使い、結界の強度を高める。その後、弾幕が止んで、目の前にフランが歩いてきた。
「オネエサマトニンゲンダ…」
「フラン…もうやめなさい。正気に戻って…」
その頃、客室にいる霊夢はフランCを結界に閉じ込めていた。傷だらけになりながらも、取り押さえることに成功したようだ。
「ナンデワタシヲ…ケサナイノ?」
「話がしたくてね。分身体でも、フランドールとは別の人格だよね?」
「………………」
フランCは霊夢を睨むが、結界を破壊するのは困難であり、消す気が無いとわかったため、殺気を押さえた。
「パチュリーさんから聞いたよ。」
「アノムラサキモヤシメ…ヨケイナコトヲ…」
「495年も、地下室から出なかったの?結界がされてたけど…」
「ワタシノノウリョクキケンダカラ…デモ、シダイニソレヲワスレテ…」
フランCは泣きそうな表情をしていると、霊夢は結界を消して、フランCの頭を撫でている。
「怖くないの…」
いつのまにか、狂気が消えたのかフランCは、正気に戻ったようだ。
「怖くないと言ったら、嘘になるけど…フランドールを討伐するつもりはないよ。」
霊夢がフランCを抱き締めると、目を見開いた。若干動揺していたが、安心したようだ。
「さて、君の本体に話にいくよ。」
「うん…」
パチュリーと美鈴は館外で、フランDと戦闘をしていた。近づくのは危険なためか、弾幕を撃ってフランDの弾幕を相殺していく。
「タノシイヨ!パチュリートメイリン!」
フランDが蝙蝠の弾幕が美鈴を狙うが、パチュリーの魔法結界が発動していたようで、弾幕が結界によって相殺された。
「ドウヤッテコワソウカナ?」
美鈴とパチュリーはフランDに、近づくことができない。動いた瞬間に、能力で壊すことができる。それをやらないのは、楽しくないからだ。
すると、フランDの動きが一瞬だげ止まった。それを見逃さなかったパチュリーは、水の弾幕で、フランDを倒した。
「……フランの分身体…強すぎるわよ。美鈴も、御苦労様。」
「私もついていきます。」
「美鈴は門番に戻りなさい。他の妖怪が襲撃する可能性も、考えないと。」
「畏まりました。パチュリー様…」
フランの分身体、フランBとフランDが倒されて、フランCは霊夢と一緒に行動するのだった。