東方外来録 博麗の神主の幻想入り    作:ロッド

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レミリアと魔理沙は暴走状態のフランを押さえるために、戦闘をしていた。だが、フランは能力を織り混ぜた蝙蝠の弾幕を空中で、ばら蒔いているためか、全然近づけない。

 

「あの弾幕は厄介だぜ。」

 

「能力を使いながら、弾幕を撃ってるから…当たれば…命の保証はないわね。」

 

フランBとの戦闘を終えたパチュリーが、レミリアと魔理沙に合流した。

 

「無事のようね。」

 

「なんとか…」

 

「それよりも、レミリアの妹を…」

 

魔理沙が言いかけた瞬間、大量の弾幕が降り注いできて、レミリア達に迫ってきた。一発でも当たってしまえば、命の保証はない。

 

 

 

 

その頃、フランCと霊夢は本体のフランを探している最中だった。他の分身体はパチュリーと魔理沙に倒されているようだ。

 

「それじゃあ、残りは本体だけ?」

 

「本体は、分身より強いよ。御姉様より…妖力が多いから。」

 

フランCから聞かされた霊夢は、懐にある結界符の枚数を確認しているが、残り枚数は10枚しかない。

 

(フランドールの能力を防げても、結界符を使いきる。精々…2回しか防げない。)

 

結界符を懐にしまうと、上の階から爆発音が聞こえてきて、強烈な妖気な気配が漂ってきた。フランCはその気配に苦しみ出した。

 

「この気配は…」

 

「大丈夫!?」

 

「無理かも…」

 

フランCは消滅すると同時に、天井に亀裂が入ると、魔理沙、レミリア、パチュリー、フランが落ちてきた。

 

 

霊夢はレミリアとフランを見て、針を取り出すのだが、パチュリーと魔理沙が止めた。

 

「レミリアは敵対してないぜ。」

 

「あの霧なら、後で消すわ。それよりも、フランを助けて。」

 

霊夢は禍々しい妖気を纏ったフランに警戒しつつ、懐から針を取り出した。魔理沙は霊夢の行動に目を見開いた。

 

「何する気だぜ!?」

 

「あの吸血鬼を封印する。罪はないけど…幻想郷に解き放つわけにはいかない。」

 

霊夢がフランに針を投げようとしたら、レミリアが血のような赤い槍を取り出すと、霊夢に向けてきた。封印を阻止しようしている。

 

「邪魔するんなら、レミリアさんも封印するよ?」

 

「上等よ!フランを封印させないわ。」

 

赤い槍で、霊夢を突き刺しに掛かったレミリアの攻撃をジャンプして避けると、4本の針を至近距離で投げた。

 

「当たらないわよ?」

 

一瞬で、蝙蝠に化けて針を避けたレミリア。だが、霊夢は蝙蝠の数匹を結界符で封じ込める。レミリアの姿に戻るだけでなく、腕が負傷したようだ。

 

「人間ごときが…私に怪我を…」

 

「なら、退いてもらうよ。あの吸血鬼の力は…危険だから…」

 

霊夢の言葉に、レミリアの怒りが爆発した。大量の弾幕を出現させ、霊夢に向かって放ってきた。

 

「……流石にヤバイね。」

 

「避けれるものなら避けてみろ!」

 

レミリアに睨まれている霊夢だが、懐から鋭く尖った赤い杭を取り出した。それを見たパチュリーは目を見開く。

 

「その赤い杭は!?」

 

「僕の血を冷気でね…杭を作ったよ。」

 

結界符を投げて、弾幕を相殺させながら、フランに近づいていく。霊夢の接近に、フランが右手を前に出して、妖気を纏った。

 

「ワタシヲフウイン…デキルワケガナイ!」

 

「さて、レミリアさんには…暫く退場してもらうね。」

 

「なにを…これは!?」

 

レミリアの両足がいつのまにか、結界で固定されていた。床には血が流れていた。霊夢が自分の血を媒体として、結界を構築したようだ。

 

「僕の血で、結界を構築させてもらったよ。」

 

「やめろ!?フランに手を出さないで!」

 

「殺すわけじゃないよ。あの狂気は危険だから…こうするしか、方法はない。」

 

霊夢が残りの結界符で、フランを封じ込める。何故か、パチュリーはその場から動かないで、霊夢の行動を見届けている。

 

「ハナセ!」

 

「さて、フランドール(・・・・・・)に返してね?」

 

霊夢はフランに赤い杭を突き刺すと、フランの体から黒い何かが、抜け出して消滅した。赤い杭はフランに吸収された。

 

「赤い杭が…何をしたの!?」

 

「吸血鬼は血が必要でしょ?あの吸血鬼に僕の血を与えただけ…これで、狂気は消えたよ。」

 

霊夢は遠隔操作で、レミリア、フランの結界を消すと、気を失った。すぐに、咲夜を呼んだパチュリーが客室に、霊夢を運ぶように命じたのだった。

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