東方外来録 博麗の神主の幻想入り    作:ロッド

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博麗神社に妖夢が来て夕方。レイは夕食の準備のため、食材と調味料を確認していた。妖夢はそんなレイと一緒に考えている。

 

「明日は買い込まないとないかな。夕食は足りるけど…」

 

「私が持ってきたうどんで済ませない?沢山持ってきたから、霊夢の分もあるよ。」

 

レイは氷結結界内にあるうどんを取り出した。程好く冷えているため、夕食は冷やしうどんにすることに。

 

「野菜はどうするの?」

 

「今日は無しで。醤油があるし、1日くらいはいいよね。」

 

 

 

 

夕食後、冷やしうどんを食べ終えたレイと妖夢は、食後のお茶を飲んで待ったりしている。すると、妖怪退治に行っていた霊夢が帰ってきた。

 

「ただいま帰ったわ。」

 

「お帰り霊夢…今日は簡単に冷やしうどんだよ。」

 

「今日は暑かったから助かったわ。やっぱり妖夢来てたのね?」

 

「お邪魔してるよ。やっぱりと言うのは?」

 

「紫からの伝言。」

 

霊夢が言うには、帰りの途中で紫から言われたそうだ。「今日は私の家に幽々子が泊まるから。それと、妖夢が博麗神社に来てると思うから伝言よろしくね。」とのことらしい。

 

「今日は…どうしよう。」

 

「泊まればいいわ。」

 

「…………お言葉に甘えて。」

 

 

 

 

霊夢と妖夢が温泉に入っている間に、レイは食器洗いをしている。毎日の日課になっているので、もう慣れたようだ。

 

(もう8月…奴の動きは見せない。何を企んでいるんだろう。まさか…異変を起こす準備でもしてるのか?)

 

 

 

 

 

森にダークアバターは現れたが、力が取り戻せていないようで、本来の力の2割しか力が出せない。前回の異変で、レイに力を封印されているのが原因のようだ。

 

(……まだ、力が取り戻せない。今回は異変が起こせない…西行妖を利用して、異変を起こす予定だったのに。今は野良妖怪を喰らい、力を蓄えるか。)

 

ダークアバターは姿を消した。

 

 

 

 

 

 

翌日。博麗神社に泊まっている妖夢は、欠伸をしながら目を覚ました。昨日は霊夢の部屋でそのまま眠ってしまったらしい。一応、寝巻き姿なので問題はなかったが。

 

「霊夢がいない?」(境内の方かな?)

 

寝巻きから普段の服装に着替え終えると、レイの声が台所の方から聞こえた。

 

(レイ君は台所に…何か手伝いがあるか聞こうかな。)

 

台所に入ると、レイが朝食の準備をしている最中だった。野菜の味噌汁、ご飯が献立である。

 

「朝は少ないけど、味噌汁に野菜沢山あるから。今日は買い込まないとダメだから。」

 

「霊夢は?朝からいないけど…」

 

「紫さん呼ばれたみたい。何かあったのかな?」

 

 

 

 

その頃。紫に呼ばれいた霊夢は森を調べていた。地面には妖怪達の死骸があり、どの妖怪も食い散らかされている状態で発見された。

 

「酷い状態ね。」

 

「妖怪同士の共食いにしては、不自然すぎるわね。」

 

紫が妖気を調べると、妖怪達の死骸以外の妖気を感じたようだ。共食いでの自滅の可能性は低いらしい。

 

「強い妖気ね。」

 

「この現場は結界封印するとして、他の場所も調べないとダメだわ。このままだと、妖怪の数が減り続けると幻想郷が崩壊しかねない。その逆も、ダメだけれど……」

 

幻想郷の結界は、妖怪が少なすぎると影響を受けやすい。普段は紫が外の世界から妖怪や人間を入れて、数の調整をしている。

 

「白玉楼、紅魔館、妖怪の山、妙蓮寺、地霊殿に警戒するように、通達しとくわ。」

 

「人里の方は、私が知らせとくわ。緊急事態だしね。」

 

「様子を見るしかないけど…」(あの妖怪が活動を開始したのならば、厄介だわ。レイの話では、容姿と能力をコピーできる能力を持っている。対抗策を考えないと。)

 

粗方森を調べ終えた紫と霊夢は帰ることに。すると、隙間から藍が現れると紫に報告する。

 

「藍、何があったの?」

 

「妖怪の山の天狗達に負傷者が出ました。敵は不明です。」

 

「いきなりね…私達も妖怪の山に出向くわよ。霊夢は人里に警告しなさいな。」

 

「わかったわ。」

 

紫と藍は妖怪の山に向かったのだった。

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