東方外来録 博麗の神主の幻想入り    作:ロッド

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霊夢、レイ、小鈴の三人は帰り支度の準備をしていると、レミリアからの呼び出しだしがあり、部屋に来るようにと言われたようだ。レイに用事があるみたいだ。

 

「僕に?」

 

「お嬢様からね。どうかしら?」

 

「……………わかった。部屋に行けば良いの?」

 

「そうよ。」

 

霊夢と小鈴に、先に帰るように伝えてからレミリアの部屋に向かった。その途中で、フランと遭遇した。同じく呼ばれているらしいので、一緒に向かうことにした。

 

 

 

レイとフランがレミリアの部屋に向かっている頃。霊夢と小鈴は霧の泉で、待つことしたようだ。

 

「今、帰っても暇なのよね。」

 

「霊夢さんは巫女ですよね!?修行とかは、やらないんですか?」

 

「面倒だわ。私のことよりも、小鈴ちゃんは大丈夫よね。」

 

「妖魔本集めなら、やめてませんけど…紫さん経由で、集めてますから一応、問題ないです。」

 

小鈴の趣味である妖魔本集めに、霊夢は頭を悩ませているが、あのような事態にしないために、妖魔本集めをやめてほしいのである。

 

「一応…聞くけど、どんな本?場合によっては、処分しないと危険だから。」

 

「確か…紫さんが日記を書いてましたよ。人に見せても、大丈夫のようです。藍さん観察記録と言う…題名の妖魔本です。」

 

「…………それなら、安全ね。」(紫も、小鈴ちゃんはお気に入りだから、一応…心配したけど、大丈夫のようね。)

 

小鈴は霊夢のお気に入りのため、無茶をしていないか心配している。妹のように思っているが、そのためか、月に4日のペースで、小鈴の様子を確かめにいっている。

 

(そろそろ…5月になるわね。レイの歓迎会に宴会の準備をしないとね。)

 

 

 

 

 

レミリアの部屋に到着したレイとフランは、扉をノックする前に扉が開いたため部屋に入る。フランは咲夜と一緒に、部屋の前で待つようだ。

 

「僕を呼んだ理由はなんですか?」

 

紅茶を飲んでいたレミリアは、レイの右腕に視線を向ける。それに気づいたレイは、巻いてある包帯を取って、黒に染まっている右腕を見せた。

 

「これが気になって、僕を呼んだんですか?」

 

「レイの右腕から妖力の気配を感じたわ。普通なら人間に妖力は、持てるはずがないわ。例外がない限りね。」

 

「僕の右腕は、妖怪を封印してる。結界や紫の能力、パチュリーの魔法で、厳重にね。」

 

「別の幻想郷から来たんだったわね?その封印されている妖怪を倒す方法は?」

 

右腕を包帯で巻き直して、レミリアの質問だが、正直に答えた。嘘を言う意味はなく、言ったら言ったで、バレたときが怖いからである。

 

「妖怪の特性は闇…しかも、厄介なことに生物の心の闇に触れてると、その生物の姿と能力を模倣できる。妖怪や神も、例外じゃない。倒す方法は…今のところないよ。」

 

レイは痛々しい表情をしているが、笑っているため、レミリアが槍を取り出すと、鋭い目付きで向けてきた。

 

「笑えないわよ。」

 

「この妖怪は精神攻撃が得意なんだよ。数日前に幻想郷崩壊直後に、この幻想郷に来て、僕の精神に攻撃してきたんだ。屈服寸前で、危なかったけど…」

 

その話を聞いたレミリアの目が見開いた。その話が本当ならば、少しでもレイの心に隙ができれば、封印が破壊される。

 

「僕のことは、誰にも言わないで…後、数年すれば…封印している妖怪は倒せる。僕が死ねば…誰も悲しまない。この幻想郷には、迷惑をかけないよ。」

 

「自分勝手な人間ね。」

 

「それ以外に倒す方法はないので。」

 

「貴方の時間は?」

 

「…………精神を保てば…後、6年かな。封印されている妖怪の力を使わなければ…」

 

レイは部屋を出ていくと、咲夜とフランに少しの会話をすると、紅魔館を出ていった。

 

(………パチュリーに解決策がないか、相談しようかしら…)

 

 

 

レイは霧の泉にいた霊夢と小鈴を見つけると、声をかけた。

 

「先に帰ればよかったのに。」

 

「帰っても暇なのよね。待つのは、私達の自由よ。」

 

「お昼に人里で、お好み焼き食べませんか?外から来た人がお店をやっているらしいので…」

 

小鈴の提案に、霊夢とレイは賛成したようだ。小鈴の送りもあるため、丁度いいが。

 

「食べに行きますか!」

 

人里に向かうのだった。

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