ランポスに転生した   作:megro

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どうもドスファンゴとどつき漫才を繰り広げた男ランポスです。動けないドスファンゴを後目に逃げてきました。回復薬を飲んだことにより、打撲や裂傷などは治りました。ほんと凄いよこの薬。外科医いらないね。まぁハンターを怪我で引退する人も多くいるみたいだから欠損とかは治らないんだろうけど。とすると回復薬は自然治癒を即座に行う薬なのか?じゃあ外科医いるか。

 

しかしドスファンゴは強敵だった。防御力がダンチだったぜ。しかもあいつ雑魚なんだよな...つまりほとんどの大型モンスターに俺の爪は通用しない可能性が高い。ならばどうするか、会議しよう!というわけで洞窟に戻るぜ。

 

 

 

ジャカジャカジャーン!第一回ランポス強化会議ー!司会はわたくし、モンスター生態学会鳥竜種分科長のランポスがお送りします。今日はゲストとしてモスさんとケルビさんにお越しいただきました。モスさん、ケルビさーん

 

「フゴ!フゴ!」

「キュイ!キュイ!」

 

はーい敵意むき出しの目誠にありがとうございます。え?こんなくだらないことに巻き込むなって? や☆だ

 

~しばらくお待ちください~

 

き、気を取り直してす、進めていきたいと思います。まずはランポスの強化、攻撃力編から行きましょう。それではモスさん、何かいいアイデアはありますか?グハァ!

 

な、なるほど突進ですか。しかし、わたくしはあなたのように頭が固いわけでもなく、四足歩行で地べたを無様に這いずり回ることもできず、立派なお鼻を持っているわけではないのです。なのでわたくしに突進は向いていないんです。ごめんあそばイギャアアアア!

 

で、では次にケルビさん。何かありまベボオ!?

 

あ、あなたも突進ですか。ですがごめんなさい。わたくしはあなたのように俊敏ではなく、角もなく、相手を翻弄する動きはできないんです。なのでわたくしには突進は向いていないんです。ごめんあそばイギャアアアア!

 

褒めたよね!?俺褒めたよね!?何この仕打ち!?お前ら俺のこと体のいいサンドバックか何かと勘違いしてないか!?お前ら俺のことどう思ってるか一人ずつ言ってみろ!

 

「フゴォ」

 

「キュキュイ」

 

なぁあに言ってるかさっぱりわかんね。日本語話せるようになってからまた来てくださいねー。え、二人とも距離をとってどうしたの?あ、ちょっと同時!?同時っすか!?合体技すかアアアアア!!!?

 

くそぅ絶対負けねえ。いつかあいつらの口にこんがり肉Gを食わせて消化不良からの鼓腸、破裂コンボ決めてやる。てかあいつら前足でハイタッチ決めてるんだけど器用だな。とりあえず石に突進と合体技と書く。

 

こいつら役に立たねえ。しょうがない一人で考えるか。まずは爪か、爪の威力向上を目指すとすると筋力か、砥石でもっと鋭くしてみるか、もしくは毒や麻痺などの状態異常で行くか、爪を切って道具などの扱いのみで行くか...色々考えられるから困る。とりあえずは2つか3つくらいに絞りたい。

 

まずは筋力、これはすぐには身につかないし大型モンスターの筋力に追いつけるとも思えん。なしだな。次に鋭さ。爪を砥石で砥いで鋭くする。これは鋭くすればするほど脆くなるという諸刃の剣だ。戦闘中に折れても困るし、どこまで効果があるかわからん。なしだな。じゃあ状態異常系か?爪に毒でも塗ってみるか?毒か...

 

俺は指を鳴らす。HEYモス!毒テングダケ一丁!...モスが俺に紫色のキノコをくれた。嘘だろ?通じたのか?俺はキノコをまじまじと見つめる。紫色のキノコだ。ゲームでは紫色で示されていたからおそらくこれが毒テングダケでいいのか?これから毒を抽出するのか...そもそもこれ素手で触って大丈夫なのか?モスが口に咥えて運んできたから大丈夫か。じゃあどうしよう...

 

TIPS:困ったときは擦りつぶそう。どうにもならなかったらそん時考えよう。というわけで擦りつぶしました。まぁ紫色のつみれができた。こいつを空き瓶の上で絞ると紫色の水滴が空き瓶の中にたまっていく。これで毒が抽出できたのか?じゃあモス君。飲んで。うおおおお!?あぶねええ!こいつ瓶!瓶壊そうとした!何考えてやがる!?常識はないのか常識は!?

 

しょうがない。ケルビに飲ませるか。見捨てないとは言ったが毒を飲まさないとは言ってない。というわけでケルビ。これはな、俺が手塩にかけて作った薬なんだ。効果があるかはわからないが、きっと君の体に変化が起こると思う。ぜひ君に飲んでほしいんだ。あ、ちょっダメ!壊さないで!なんなんだこいつら、俺が思っている以上に賢いぞ!?毒味役にはもっと素直な奴を選ぶべきか...

 

とにかく、こいつらがこんなに嫌がるならこれは毒に違いない...いや、やっぱ実験は必要だわ。子供のアプトノスでも捕まえてきて実験するか。でもなぁ、この量で毒状態になるのか?というか毒テングダケの毒素は水に溶けるのか?

 

俺がうんうん唸ってるとモスが近づいてくる。お、ようやくこいつも俺に協力してくれる気になったのか...なんだその手は。モスは俺に向かって前足を差し出す。俺は前足を手に取る。振り払われた。握手がしたかったわけではないらしい。おいおい今更俺たちの間に握手なんていらないってか?照れるぜ。...おかしい。いつもならここでどつかれるが、今回は俺のことをじっと見つめている。なんだ惚れたか?...なんで見つめ続けてるんだ?あ、あれか?ほらよ

 

俺がアオキノコを放り投げるとモスが食いつく。どうやら毒テングダケとアオキノコの交換だったらしい。モスはキノコの採取に優れたモンスターだ。豚鼻なだけはある。これならアオキノコとほかのキノコの交換もできるかもしれない。やはり俺たちはベストパートナーだったらしい。無視?無視っすか?そっすか。

 

モスが食事をしてるとケルビも俺のことをじっと見つめてくる。あー...これ飲む?ブゴオ!

 

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