どうも強化会議の末に毒物?を調合した男ランポスです。俺は相変わらず洞窟でこの後の行動を悩んでいる。やっぱり、毒テングダケの絞り汁だけでなくつみれの方も何かしたい。とりあえず圧縮して濃縮でもしてみるか?俺はとりあえず手に力を入れておにぎりを握るようにしながら毒テングダケのつみれを圧縮してみる。凄くべとべとして気持ち悪い。あと意外と力がいるせいで疲れる。これ圧縮する必要あるのか?でも何かに使えるかもしれないしな...はぁー。猫の手でも借りたいぜ。
アオキノコを食べてたケルビが俺の方へ近寄ってくる。ん?ああ、なるほど。いや、猫の手も借りたいとは言ったが、お前の手を借りたいとは言ってない。フゴ!?ちょ!?痛い痛い!いつもより痛い!?待って!許して!アアアアア!
俺は洞窟から放り出された。ついでに絞り汁が入った瓶も放り出された。ケルビは...ヤバい、気がたってる。しょうがないからアプトノス探しに行こ。とりあえず前にアプトノスを見つけた場所に行ってみるが、いない。雑魚姉貴がいる川に行ってみたが、いない。無資格放浪者のところは、いやだめだ。ブルファンゴはどいつもこいつも好戦的だから間違いなく襲われるだろう。実験したいわけであって戦いたいわけじゃないからな。となると周辺を新しく探索してみるか。
暫く探索してみるが見つからない。これは餌確保のためにも本格的にアプトノスの生息域調査を行う必要があるな。草とかはたくさんあるが、俺が消化できるかわからない。ランポスって野菜食えるのか?草食動物食べてるわけだから胃の中に残った野菜とかは食べてるはずだが、まぁ俺はなぜかは知らんが、前のアプトノス戦やハンター戦でいろんなものを食べることができたからそこらへんは心配いらんか?
しかし、今の俺には野望がある。俺はハンターと戦い、手に入れた。手に入れてしまった。肉焼きセットを!いや、ランポスだからか生肉でもおいしくいただけたんだよ?でも、でもさ?やっぱ人間なら食いたいじゃん焼いた肉。だいたい生肉なんて消化に悪いもの食べたくねえんだよ!火を使え火を!食べる前にある程度消化しとけよ!だから食っては寝て、食っては寝ての生活なんだろうが!やっぱ火って偉大だわ。神格化して信仰してえわ。よし!帰ったらモスとケルビに信仰ってやつを叩き込んでやろう。そうしよう。
そんな阿保なことを考えていると鼻に伝わる懐かしき故郷の香り。こ、これは!?俺は急いでその方向へ向かう。草を掻き分け、木々を伝い、ひと眠りして、アオキノコや薬草を採取し、ついに目の前に現れたそれは、海!海だ!テンション上がるな!さっそくひと泳ぎでもしたいが、モンハン世界での海はモンスターの住処。気楽に泳いでいたら美味しく頂かれるかもしれない。今なら海洋恐怖症の人の気持ちが分かるぜ。
そんな時、さっそく地面が盛り上がり、モンスターが出てくる。ヤオザミだ。ヤオザミは固い殻を背に纏った巨大なカニ状のモンスターだ。前にも歩けるが、横移動の方が速い。俺を視認したヤオザミが何かを投げてきた。これは...わ、ワカメか!?
ワカメ、古代より海に存在し、長きにわたり税として朝廷や幕府、皇室に納められてきた。カリウムやカルシウムなど様々な栄養があり、日本人の栄養摂取に一役買ってきた代物だ。
こ、これは結構なものを...は!?あいつ、俺を見ている、見つめている!?間違いない、求めている、ジャパニーズ・O・KA・E・SHI!
ククク、流石だぜ。近場で調達できる、かつ格式ある代物。地の利を十全に活かしてやがる!だが甘い!この程度で勝利を確信だと!?真の日本人は常にお返しの代物を用意しているものなんだよ!道を歩けば何かを貰って何かをあげる、それが日本人の習性だ!お返しの品を持っていないと思うなど認識不足だぞしかも奴はミスを犯した。奴はワカメを俺に投げてよこしたのだ。そのような渡し方言語道断、問答無用、沙汰の限りのもってのほか!つまり、ここで俺がヤオザミ流のお返しをすれば勝利だ。
ヤオザミの親玉はダイミョウザザミ、近縁種にショウグンギザミ、つまりは武士!しかし現代に武士はいない。なので別のことに注目しよう。大名や将軍がいた時代に武器を用い、今でもある文化、そう渡世人だ。渡世人の文化を受け継いでいる現代文化といえばチンピラ、やくざや極道、そういった人たちが使う言葉で有名なもの、つまりはチンピラ言葉なら奴に通用するだろう。そして時代はグローバル化!異なる文化の人と通じ合う言語は、ラテン語?エスペラント語?No!英語!時代は英語なんだよ!英語を勉強しろ!いいな!?よし、ここまで理論だてれば後は実行するだけだ。
Excuse me!(オウゴラァ!)You gived me item of the kekkou! uhhhh!?(結構なものくれんじゃねえか!?ああ!?)This is a O・KA・E・SHI! You can't say lame! I'll give you! OH YES!(これはお返しだ!つまんねえなんて言わせねえよ!?受け取れやオラア!?)
俺は飛び掛かり、奴を殴る!この角度、速度、衝撃、満点だ。俺が審査員なら頭に10点の札を刺してスタンディングオベーションするだろう。ああ?滅茶苦茶な英語だって?うるせえ!伝わりゃいいんだよ!伝わりゃな!とにかく!ワカメよりもさらに昔で格式ある代物、それこそ暴力!どんな国も暴力によって成り立ってきた伝統ある代物だ。しかも古い!相手の文化に合わせ、相手よりも格の高いものをあげる。これは間違いない。俺の、勝ちだ!
ヤオザミも俺のお返しのレベルの高さを恐れたのか怯む。どうやら奴も俺が勝者だと認めたようだ。だが奴はまだ抵抗するようだ。身の丈に合った巨大な鋏をふるって攻撃したり、鋏で切断しようとしてくる。しかし、俺の方が強いらしい。力は俺の方が強いし、俺に鋏を鈍器にして攻撃すると痺れたのか若干ふるえている。体が出来上がってないのか?よっしゃ!カモ発見!ヘイヘーイ!そんなもんですかぁ!?鋏の代わりに音叉ついてんですかぁ!?知ってますか、カニやエビって鋏の部分も足なんすよ!四本足ですら負け犬なのに6本足?論ずるまでもないですねえ!あ、まだ抵抗するんですか?貴方の攻撃効かないんすよ、わかんないんすか?カニミソ詰まってないんすか?というかお前カニなの?エビなの?ヤドカリなの?答えなくていいですよ興味ないんで。あ、怒りました?口から泡吹いてますよ?泡吹いてブレス攻撃することもできないくせに一丁前に泡は吹けるんすね感心しましたわ。というわけでコロッと。
俺はヤオザミを仰向けに押し倒し、のしかかる。足をばたつかせているが、非力なため抵抗らしい抵抗ができていない。というわけで実験開始!俺は毒テングダケの絞り汁を入れた瓶を取り出し、3分の1ほど無理やりヤオザミに飲ませてみる。なんか足のばたつきが激しくなった気がする。毒にはなってないか?ゲームなら毒のエフェクト出るからわかりやすいんだが...あ、そうだ。確かアルコールとかは大腸に直接入れた方が吸収速いし効果も大きいんだったな。でもこいつの大腸ってどこだ?とりあえず後ろの方に穴でも開けるか?体の中にいれたら時間差で体外に飛び出す針とかがあればわかりやすいんだがな。ないものねだりしても仕方ない。観察しよう。とりあえず腹部に穴は...なんか一ヶ所空いている部分があるな。呼吸穴か?それとも尻か?まぁ肺に毒液入れても効果高そうだしやってみるか。というわけでダバー。お、なんか痙攣してる。効果あり、か?小さい穴に液体を注ぐって意外と難しい。しかもこいつ足ばたつかせてたり、痙攣したりしてるから割と動く。全部入れてみたがおそらく注いだ分の半分くらいしか体内に摂取できていないだろう。まぁゲームではヤオザミはすぐに毒になるし、様子を見てみよう。
暫く待つと、ヤオザミの痙攣が収まった。また、足をばたつかせなくなった。抵抗するのをあきらめたのか?でも押さえつけるのはやめない。まだ生きてるしな。生きてんのか?どうやって確認するか、攻撃は、押さえつけながら攻撃ってしづらいな。注ぐのと違っていろんな動作しないといけないし、外骨格が固いから爪を立てるだけじゃ傷つかないだろう。爪を口に入れてみるか?お、動いた。まだ生きてんな。というわけで様子を続けよう。