TRANSFORMERS Blue_Archive 作:H2O(hojo)
コンボイ「元の原作からアドリブでマイルドになってるだけで、所業は誤魔化されてないからな?」
Bメガ「がび~ん!!」
ヴァルキューレ警察学校・取調べ室
取調記録:977-R-1
担当者:ヴァルキューレ警察学校 3年 尾刃カンナ
容疑者:SRT特殊学園 1年 空井サキ
撮影者:サイバトロン ラットル
「…名前は」
「・・・」
「名前を言え!」
「…とっくに知ってるだろ、聞く必要あるか?」
「質問は許可してない」
取調担当者のカンナがサキに名前を言うよう指示するが、サキは黙ったままである。それに怒ったカンナが再び声を大きくして名乗るよう指示するが、サキはそれの意味に疑問を感じていた。
「もう一度聞く、名前は?」
「ほらほらサキちゃ~ん。お名前ちゃんと言えますかぁ?」
「クッ…!!チッ…空井サキだ」
「所属は?」
「SRT特殊学園、RABBIT小隊所属…だった。お前たちが勝手に学校を閉鎖するまではな」
サキが意地を張っているなか、ラットルが彼女を挑発するような言動を取る。カンナが彼をカメラ係として参加を許可したのは、こうやって煽らせて相手に喋らせるためである。
「…良い態度だな。自分の状況を理解してるのか?私がヴァルキューレ警察学校の“狂犬”と呼ばれていること…そちらこそ、知らないわけではないだろう?」
「今さらそんな脅しが効くとでも思ってるのか?本当にそう考えてるならガッカリだ。SRTでの訓練には、捕虜になった時のことも想定された内容が組まれている。機密の取り扱いも少なくない。たとえお前が何をしようと、何かを聞き出せると思ったら大間違いだ」
「あ~ら、勇ましいこと」
「…連邦生徒会からの資料も読んだ。どうやらSRTの中でも、相当優秀な成績を収めていたようだな」
「へぇー、エリートって話は嘘じゃなかったんだ」
態度の悪いサキを見て、カンナは“狂犬”の二つ名を出して脅す。しかしサキはSRTの訓練には捕虜になったときのことを想定したものもあったと言って、まったく気にする様子が無いのであった。
「筆記試験はほぼ満点、演習における実技もほぼ問題無い。学校でも校則違反ひとつ犯していない…間違いなく優等生だ」
「でもアドリブには弱いんだね…大丈夫?」
「余計なお世話だよ!!そもそもあれはモエが…」
「SRTじゃアドリブできなくても良かったのかも知れないけどねぇ、ウチはアドリブが命なんだよぉ」
「意味が分かんないこと言ってんじゃないよ!!」
モエは筆記も実技も優秀な優等生だとカンナが説明すると、ラットルは子ウサギ公園での戦闘を思い出し想定外の事態に弱かったことを思い出す。それにサキは言い訳しようとするが、彼がウチはアドリブが命だとよく分からないことを言い出すので彼女は怒りだしてしまった。
「はぁ…ともかく、そんな貴様がなぜヴァルキューレへの編入を拒み、デモなんてものを起こした?」
「…ヴァルキューレ警察学校と、SRT特殊学園とは違う」
「答えになってない」
「SRT特殊学園では、放課後でも厳格な規則な下で生活をすることになる」
「それで…?」
カンナは話を戻すと、サキに何故デモを起こしたのか尋ねる。それにサキはヴァルキューレはSRTとは違って放課後も厳格な規則の下で生活していると答える。
「定時に起床して寝具を整理し、一日の訓練と座学を行う。放課後だって寮の中で気を緩めずに訓練や整備をすることが求められる。その常在戦場の心構えが、SRTのSRTたる所以。…ヴァルキューレ警察学校とは違う」
「ふ~ん、オイラには一生無理そう…」
「最も規律に厳しいと言われる公安局でさえも、放課後には私服で自由なことができるんだろ?市民に緊張感を与えないという理由があったとしても」
「・・・。それで貴様は何が言いたい?」
「私は、そんな生き方はしない。のうのうと自由を与えられた犬(ヴァルキューレ)になるくらいなら、厳しい環境下でも狼(SRT)として誇りを持って生きる」
SRTは規律だけでなく、放課後も寮での生活によって行動を制限され訓練に取り組むようである。サキはそこがヴァルキューレとSRTの違いであり、自分はそういう生き方をしたいと主張していた。
「…それが貴様の答えか。もう一つ聞こう」
「・・・」
「交戦中、風倉が中継用のドローンを破壊した。あの時、意味も無く弾丸を浪費したはずだ」
「うっ…!!」
カンナはサキの答えを聞いて、納得したようにうなずく。そして彼女は別の質問に移り、例の事件の時にモエが無暗に弾薬を浪費して弾丸を浪費していたことを指摘する。
「どうして止めなかった?貴様ほどの優等生だったら、ああいった防衛戦おいて弾薬がどれだけ貴重なものか、知っていたはずだろう?」
「それもSRTの流儀なのかなぁ~?」
「・・・。訓練では弾薬の無駄撃ちとかできなかったし、一回くらいやってみたくて…」
空井 サキ
不適格
取調記録:977-R-2
担当者:ヴァルキューレ警察学校 1年生 中務キリノ
容疑者:SRT特殊学園 1年生 風倉モエ
撮影者:サイバトロン ラットル
「えっと…風倉モエさん」
「んー?っていうかそろそろ聞いておきたいんだけど、これ何時間くらいやるの?早めに終わらせてくんないかな。予備の飴も少なくなってきたし」
「飴ちゃん好きなの?」
「好きー、ネズミさんも一個どう?」
「ラットルさん!!容疑者から物を貰うのは止めてください!!」
続いての取り調べはモエである。担当者のキリノは尋問されているにも関わらず、飴を舐めている彼女を見て戸惑っていた。そしてその飴をせがむラットルを見て、止めるよう身体を引っ張っていた。
「この状況で、飴の話をしている場合ですか?そういった態度でしたら、その残った飴も没収してしまいますよ!」
「めんどくさいなあ…」
「没収したアメちゃん、オイラにちょうだ~い?」
「ダメに決まっているでしょう!?」
「えぇ~ケチィ!!」
キリノは尋問されているにも関わらず飴の話をしているモエに、飴に没収すると注意する。しかしモエはそれに対しめんどくさいと返し、ラットルが没収した飴をせがむので、キリノは平常心を乱されていた。
「風倉さん、単刀直入にお聞きします。どうしてあの時、公園を占拠したのですか?どうしてヴァルキューレの呼びかけに応じなかったのですか?最初から武器を捨てて素直に投降していたら、事態はここまで大きくならなかったはずです」
「…SRTから、出ていきたくなかったから」
「な、なるほど…確かに本官も、突然“ヴァルキューレ警察学校から出ていけ”と言われたら悩んでしまいます」
「オイラもちょっと考えちゃうなぁ…」
気を取り直して、キリノはモエに何故デモに参加したのかを尋ねる。それに彼女はSRTに出ていきたくなかったと簡潔に答え、キリノとラットルの同情を誘った。
「苦楽を共にした仲間との思い出、それを簡単に捨て去ることなどできません…承知しました。その点については情状酌量の…」
「いや、それは別にどーでも良いんだけど。むしろあのRABBIT小隊とはさっさとお別れしたいことろだよ」
「「えぇ…」」
「サキは小言ばっかりだし、ミユはすぐ泣くし…」
SRTを離れたくなかったと言うモエに、キリノは情状酌量の余地があると考えるが、本人はそういうわけではないようである。今まで一緒に戦ってきた仲間に対する冷たい態度を見て、2人は引いていた。
「で、では、どうしてSRTを離れたくないと…?」
「そりゃあ勿論、あの大量の武器のためだよ!」
「ぶ、武器でしたら、ヴァルキューレ警察学校にも色々とありますが…?」
「いやいやいや、ヴァルキューレなんかとはレベルが違うんだって!」
仲間や母校に執着を見せないモエに、キリノは何故学校を離れたくないのかを質問する。それにモエは大量の武器が魅力的だからと答えた。
「区画をひとつ丸ごと焼き尽くせるようなミサイルとか、戦車の装甲をものともしない弾薬とか…!あんなに強力な火力を好きなだけ振り回せるのは、SRT特殊学園だけでしょ!」
「い、いえ、SRT特殊学園でも“好きなだけ”はダメですよ!?」
「ん~何々?無差別乱射で商店街を半壊させた…?君そういうヤバ女だったの?」
「SRTもまたヴァルキューレと同じで、本来は市民の安全を守るための組織じゃないですか…。それなのに、武器が一番大事とは…」
モエはSRTの保有する特別な火器が魅力的なため、入学したと打ち明ける。更にラットルが渡された情報を読み上げると、キリノは理解できないという顔をするのであった。
「風倉さんはまさか、市民の安全はどうでも良いと仰るのですか!?」
「うん」
「・・・」
「ダメだこりゃ」
風倉 モエ
不適格
取調記録:977-R-3
担当者:ヴァルキューレ警察学校 1年生 合歓垣フブキ
容疑者:SRT特殊学園 1年生 霞沢ミユ
撮影者:サイバトロン ラットル
「えっと、名前は…」
「か、霞沢ミユ、です。SRT特殊学園の1年生で…RABBIT小隊では、狙撃手を担当しています…。15歳で、誕生日は7月12日…しゅ、趣味は小石探し、です」
「いや、そこまでは別にいらないけど…」
「ダイジョブ?他の隊員からイジメられてたりとかしない?」
「い、いえ…特に大丈夫ですけど…」
3人目はRABBIT小隊の狙撃手であるミユである。彼女はフブキに名前を聞かれると年齢と誕生日と趣味まで話し始めた。そのおどおどした態度ゆえにラットルはイジメられてないか心配になったが、ミユは大丈夫だと答えた。
「わ、私、これからどうなるんでしょうか…?もしかして、恐ろしい拷問とか…!?」
「いや、思考が飛躍しすぎでしょ」
「一日中同じ曲を聴かされるですとか、一晩中くすぐられるとか…!」
「どういう拷問なのよ…」
「お、お願いです許してください!し、知ってることは全部言いますので…!」
ミユは取調室に閉じ込められて不安になっているのか、どんどん悪い想像を飛躍させていく。そして遂には知っていることは全部話すので、許して欲しいと懇願までしてしまった。
「言ってくれるんなら、まず理由を説明してくれると嬉しいかな。どうしてヴァルキューレへの編入を拒否したのか、どうしてあの公園でデモを起こしたのか」
「へ、編入はその…怖くって…」
「怖いって…別にうちの学校、不良とかほとんどいないと思うけど?」
「そりゃあ、不良を取り締まる側だしねぇ」
フブキはミユのお言葉に甘えて、ヴァルキューレへの編入を拒否した理由を話すよう促す。それにミユは怖いからと答えたため、フブキとラットルを困惑させた。
「いえ、その、そういった意味ではなくって…。私、その、誰かと仲良くなるのが、怖いんです…」
「おっ、おう…」
「今のRABBIT小隊でも、そんなに仲が良いわけではありませんが…ミヤコちゃんとか、時々面倒を見てくれたりしてますし…」
「えっ?本当に大丈夫?オイラマジで心配になってきちゃったんだけど…」
「は、はい…特にそういったことは…」
だがフブキの予想とは外れ、ミユは誰かと仲良くなるのが怖いと言い始め取調室には微妙な空気が流れ始める。さらにRABBIT小隊ともそこまで仲良くないと聞いたラットルは、ミユのことを本気で心配し始めた。
「でも、新しいところに編入することになったら…。全部、初めからになって…こんな影の薄い私になんて、誰も話しかけてくれないでしょうし…。そんなことになるくらいなら、いっそのこと公園で野宿でもしてた方が…」
「…変な子だね。新しい人に会うのは怖い?」
「会うことが怖いと言いますか…人から忘れられるのが、怖いです。誰にも認識されなくなったら…そう考えると、もう…。この性格を直したくてSRTに入ったのに、学校が閉鎖なんて…私、どうすれば良いのでしょうか?」
「なるほどねぇ…」
ミユは新しくヴァルキューレに編入することになれば、誰からも忘れられてしまうのではないかと危惧しているようだ。そういう性格を直すためにSRTに入ったはずなのに、そのSRT自体が閉鎖されたとあって彼女は途方に暮れていたのである。
「じゃあ、うちの生活安全局にでも来たら?編入試験も難しくないし、数もそれほど多くないし」
「多分忘れられるとか無いんじゃないかな。面倒ごとも少ないし、人に会うことも無い部署だからさ」
「そ、そうなんですか…?ほとんど誰とも会わずに、静かに学校生活が…?」
「うーん、“ほとんど誰とも”は無理かな。生活安全局には、色んな苦情とか入って来るし…」
そんなミユを憐れに思ったフブキは、彼女に生活安全局に編入するよう提案する。ミユはそれを聞いて誰とも会わなくていいのかと期待する。しかし、生活安全局なので苦情対応などもあると、フブキは彼女に告げる。
「あ、じゃあ無理です…」
霞沢 ミユ
不適格
977-R-4
担当者:シャーレの先生
容疑者:SRT特殊学園 1年生 月雪ミヤコ
撮影者:サイバトロン ラットル
「…あの時の」
“ミヤコ…だよね?びっくりした?”
「隊長さん、おひさ~」
「つまり、取り調べの担当者が先生ということですよね。まあ、誰だって構いません。相手が誰であろうと、答えは変わりませんから」
「あ~ら強気なウサちゃんだこと」
最期の取り調べはRABBIT小隊の小隊長ミヤコである。彼女は担当者の先生に対して、相変わらず強気な態度を取っていた。
「何か聞きたいことがあればどうぞ」
“そこでの生活、何か不便なこととか無い?”
「…最初から変な質問ですね。お気になさらず。仮にあったとしても、捕虜の立場で何か言うつもりもありません」
“そう…”
聞きたいことがあればどうぞと言うミヤコに、先生は拘置所で不便なことはないかと質問する。その意外な質問にミヤコは面を喰らうが、冷静にお気になさらずと答える。
「それともあれでしょうか?環境を改善する代わりに、何か情報を引き出そうと?心変わりでもさせようとしているのでしたら、諦めた方が良いです。仮に何を提案されても、私たちのSRTへの気持ちは変わりません」
「そうかぁ?サキはともかく、他2人は割と俗っぽい理由だったけど…」
“そっか。ところで質問なんだけど、ミヤコはヴァルキューレが嫌い?”
「…何か勘違いされているかもしれませんが。特段ヴァルキューレが嫌いだったから転校を拒否したわけではありません」
「あら、そうなのぉ?」
ミヤコは先生が懐柔しようとしているのと考え、SRTへの気持ちは変わらないとそれを拒否する。そんな彼女のことを気にせず先生は、ヴァルキューレのことについて質問する。その質問にミヤコはヴァルキューレとは関係ないと答えた。
「嫌なのは、SRTを去ることです」
“なるほど、その理由を聞いても良いかな?”
「…SRTには、そこにしかない“正義”があるからです」
“正義…”
ミヤコはヴァルキューレが嫌いなのではなく、SRTを去るのが嫌だと訴える。先生が彼女にその理由を問うと、『正義』と言い始めた。
「あらためて話すと、難しい概念ではあります。しかし先生も、“正義”について耳にする機会はあるでしょう」
「一応オイラたちもね、公式から正義の軍団って言われてんのよね~」
「他の学園もそういった集団はあると聞きますが…ここヴァルキューレもまた、生徒たちは自らの行動が“正義”だと信じているかと思います」
「オイ、無視すんなよ~悲しいじゃんかよぉ~」
「貴方のような軽薄なネズミさんとは口を利きません。無視します」
ミヤコは先生に正義について色々語っていると、ラットルがそこに茶々を入れる。そんな彼をミヤコは無視し、ラットルは彼女のその態度を不満そうに訴えていた。
「はぁ…しかし私にとって、彼女たちの正義は“本当の正義”ではないと考えています」
“どうして…?”
「“正義”とは、理に適った正しい道理のこと。その道理は心理に基づくものです。であるならば、相手や状況によって変わるものではありません」
“なるほど”
「しかしキヴォトスにおける各所の治安組織は、様々な利害関係の中にあります。その結果“正義”というものを自分たち独自に歪曲を続けてきました。しかしSRT特殊学園だけは…学園間の関係や利害の問題に左右されず、自らが信じる正義を実行していました。時と場所を選ばず、相手が誰であっても同じ基準で、一つの正義を追求する組織…。そんなSRT特殊学園に、私は憧れたのです。そういった、屈強な正義に」
ミヤコは気を取り直してSRT特殊学園の掲げる正義について語り続ける。曰く、SRTには他の学園のような利害関係にはない、屈強な正義がありそれに憧れたとのことである。
「しかし、SRT特殊学園は閉鎖…。私がもう少し上手くやれていれば…きちんと彼女たちの能力を上手く発揮できていれば…」
“聞く限り、ミヤコは十分頑張ってたと思うけど…”
「そうだよ、隊長さん。別に大した失点があったわけじゃなかったろ?キリノのアレはそういう能力らしいし…」
「…ほとんど初対面の人にそう言われましても。先生からそんな誉め言葉を聞いたところで、何にもなりません」
だがSRT特殊学園は閉鎖され、撤回のために起こしたデモも先生によって鎮圧されたことをミヤコは悔やんでいるようだ。それを聞いた先生とラットルが彼女を慰めるが、ほぼ初対面の2人に慰められてもまったく効果がなかった。
「先生はあの時、短い時間で味方の長所を最大化し、私たちの弱みを突いて戦況を変えました。それに比べて…私は、全然上手くできず…」
“そこまで自分を責めなくても良いんじゃないかな…?”
「・・・」
“…話は変わるけど、何か必要な物とか無い?欲しい物でも”
「…他に話すことはありません。先ほどお伝えした通り、不満もありませんし」
そしてミヤコは先生と比べて上手く指揮を執ることができなかったと自分を責めはじめる。そんな彼女を喜ばせようと話を変えるが、冷たく返されてしまった。
「強いて言うとすれば、SRT特殊学園の閉鎖命令を撤回していただきたいのですが?」
“今すぐ私だけでどうにかするのは、ちょっと難しいかも…”
「…でしたら私たちは戦い続けます、SRT特殊学園の復活のために。諦めない限り、SRTの名前は無くなりませんので」
“仮に勝算が薄いとしても?”
「はい」
月雪 ミヤコ
保留
ヴァルキューレ警察学校・公安局オフィス
「…以上が、今回の記録です。先生にもお忙しい中ご協力いただいてしまい、ありがとうございました。おかげ様で手間が省けました」
「オイ、オイラには無いのかよ!?」
「協力ご苦労」
「事務的ッ!!」
取り調べが終わり、後日先生はカンナに呼び出され公安局を訪れる。彼は何故か一緒についてきたラットルと共にミヤコ以外の取り調べの映像を閲覧していた。
“あの子たちは、これからどうなるの?”
「一定期間の拘禁の後、本来であれば再度ヴァルキューレへの編入を薦める手はずだったのですが…。連邦生徒会からの要望が強いため、そちらで処罰が下されるでしょう。事件の被害が大きかったこともあり、重いものになりそうです。最悪の場合、どの学校にも編入できない状態に…」
“SRT特殊学園の復活って、やっぱり有り得ないのかな?”
「…そもそも私としては、彼女たちの要求を飲むこと自体が気に入らないのですが」
まず先生はRABBIT小隊の処遇についてカンナに尋ねると、彼女からは処罰が重いものになるだろうという返答が帰ってくる。そして彼女たちが訴えているSRTの復活について聞くと、カンナは忌々しそうに要求を飲むのは気に食わないと答えた。
「それはさておき、“SRT特殊学園の閉鎖”は連邦生徒会の決定です。少なくとも私のような存在がどうこう言えることではありませんし…。“超法規的権限”を持つシャーレだとしても、これを覆すことは難しいかと」
“じゃあ、連邦生徒会の誰かに聞いてみるとか…?”
「それは、私からは何とも…」
「でもそれが一番早いんじゃないの?」
そしてカンナはSRTの閉鎖は連邦生徒会の決定であり、ヴァルキューレでどうこうできる問題ではないと答える。それに先生は連邦生徒会の誰かを頼ろうとするが、カンナからは何とも言えない反応をされた。
「では、私が代わりにお答えしましょうか」
「こ、この声は…」
「はじめまして…ですね、先生。キヴォトス連邦生徒会所属、防衛室のカヤと申します」
そこに現れたのは、防衛室長のカヤという人物であった。
ライノックス「そろそろラットルがウザくなってくる頃だろうけど、もう少しの辛抱なんダナ。僕が何とか合流するまで待ってて欲しいんダナ」
チータス「大丈夫ジャン?ツッコミ役もちゃんといるし」
コンボイ「合流したらまず説教だな...」