TRANSFORMERS Blue_Archive   作:H2O(hojo)

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シャーレ奪還作戦分はこれでラスト。次回からは虚妄のサンクトゥム攻略戦パートに入ります。


ユニクロン襲来

ゲマトリア・会議室

 

「…では、今観測されたあの6つのエネルギーは“色彩”だと?」

 

「現状はまだ分かりません。しかし、もう間もなく明かされる事でしょう。カイザーが独断で動いてしまったので、把握にはもう少々お時間をいただくと思いますが…」

 

「・・・」

 

「本来、不可思議は、私の興味の対象ではありません…ですが、“箱舟”まで観測された今、話は変わってきます」

 

キヴォトス各地で高濃度のエネルギー体が観測されたことを聞き、マエストロは黒服にそれが色彩であるのかと尋ねる。だが黒服曰く現状では判断がつかないようで、それが“色彩”であるかどうか判断できるまではしばらく時間がかかるようである。

 

「アビドス砂漠地下のオーパーツは、カイザーの手に渡ってしまっていいのでしょうか?」

 

「ええ、そちらはあまり心配しなくて良いでしょう。何せプレジデントは、どんな手を使ったところでアレを制御できないかと。そしてそれが“箱舟”ではない以上、我々が興味を持つ事項ではなくなりました」

 

「そうですか」

 

「我々は、我々の計画を進めましょう」

 

ゴルコンダはカイザーの手に例のオーパーツが渡ったことを心配する。しかし黒服曰く、あれはカイザープレジデントの手に渡ったところで動かせる代物ではなく、心配する必要はないものであった。

 

「…複製で完成された聖徒の交わりは1期。アンブロジウスは失敗、グレゴリオはまだ準備が終わっていない…と」

 

「怪談の無限図書館はまだ始まったばかり…そしてアミューズパークのマジシャンも…まだ時間が必要そうですね」

 

「デカグラマトンの預言者は、理解者“ビナー”に審判官“ケセド”…そして栄光“ホド”の力を確保しました。…デカグラマトンは預言者を残し、死を選んだ。現状はこれが最善というところでしょうか。これが神聖の再臨“パルーシア”を再現するものなのか確認したかったのですが…残念ながら、時間がありませんね」

 

「「・・・」」

 

「忍び寄ってくる“色彩”、復活目前の“無名の司祭”…どちらにせよ、備えておかなければなりません」

 

ゲマトリアの3人は自分たちの手駒と言うべき、研究成果を各々羅列していく。本人的には色々と足りない部分があるようだが、これから“色彩”と“無名の司祭”に備えなければならない以上贅沢は言っていられない状況のようだ。

 

「キヴォトス中の、数多の神秘が消えてゆくのですね」

 

「…その明滅をも、私たちの探求であったとしましょう」

 

「「・・・」」

 

ヒュゥゥゥゥゥゥゥ…

 

「…ん?」

 

ゴルコンダがキヴォトス中の神秘の消失を嘆き、黒服はそれも自分たちの探求だと述べる。彼らが感慨に浸っている中、どこからともなくまるで砂狼シロコが成長したかのような姿の存在が彼らの背後に現れた。

 

 

 

 

 

シャーレ内部

 

「SOF、状況を報告せよ」

 

“オスカー1、現在位置で待機中”

 

“オスカー2、待機中”

 

“オスカー3、狙撃位置を確保。命令待機中”

 

RABBIT小隊と先生が玄関前に到着したことに気付いたジェネラルは、カイザーSOFに現状の報告を促す。SOFはそれぞれ持ち場に待機しており準備万端であった。

 

 

 

 

 

シャーレ・玄関

 

「では、シャーレの建物に突入します。…行きます!」

 

 

 

 

 

シャーレ内部

 

「敵の侵入を確認!!」

 

「数は6人と4匹!!」

 

「例の元SRTの残党とヴァルキューレの警官2人、そして例のトランスフォーマーの亜種が4体!!」

 

「一網打尽にしてやる!!」

 

シャーレ内部にRABBIT小隊たちが突入するのに気づいたSOFは、彼女たちを迎え撃つべく向かって来る。シャーレを制圧すべく内部へ突入したメンバーはRABBIT小隊の4人と生活安全局の2人、そしてサイバトロンの4人であった。

 

ズダダダダダ!!

 

「そんじゃ景気づけに一発…ばぁくだぁん!!」

 

ドカァァァァァァァァン!!

 

「ぐわぁぁぁ!!」

 

「まずは1人…!!」

 

「私たちも行こう!!」

 

シャーレ奪還を目指すRABBIT小隊に対し、カイザーSOFはそれを阻止すべく高性能の銃で応戦する。だがラットルはそんなことは気にせず、自作の爆弾を用いて敵を倒しつつ視界を煙で覆う。その隙を突いてサキとミヤコが前に出ていった。

 

「クソッ…前が見えない!!」

 

「サーモグラフィを使え!!」

 

パァン!!パァン!!

 

“ターゲット1、ターゲット2…ダウン”

 

“そんな隙、与えないんだからね~“

 

煙で視界を塞がれたSOFはサーモグラフィを使って敵を捕捉しようとする。しかし、それを予想していたモエは、SOFの位置をミユに伝えて彼らを狙撃し2人無力化する。

 

「たかが1年の小娘如きが、何故我々と…えぇい!!アレを出せ!!」

 

ガガガガガガ!!ドシィン!!

 

「あれは…」

 

“アビドスで理事が乗っていたゴリアテに似ているけど…”

 

「その通りだ!!これこそ我がカイザーSOFの誇る最終兵器ゴリアテMk-Ⅱだ!!」

 

「へぇ~マークトゥーだってよ、凄いジャン」

 

カイザーSOFたちの体たらくにしびれを切らした指揮官は、秘密兵器をこの場に呼び出す。それは以前アビドス砂漠にて戦ったゴリアテに似た機体であり、SOFはこれをゴリアテMk-Ⅱと呼んでいた。

 

ガシィン!!ガシィン!!ガシィン!!

 

「さぁ貴様ら如きコイツで叩き潰してくれるぞ!!」

 

「舐められたものだな!!」

 

ガシィ…!!

 

「なっ…なにぃ…!!初代ゴリアテから小型化しているとはいえ、このゴリアテMk-Ⅱの腕を掴むとは…!!」

 

メキメキメキィ!!

 

「何を言っている?こんな程度でこの私と張り合おうなどとは片腹痛いぞ、カイザーSOF!!」

 

ゴリアテMk-Ⅱに乗ったSOFの指揮官は、RABBIT小隊を倒すべくこちらへと向かって来る。だがゴリアテMk-Ⅱにコンボイが立ちはだかり、腕を掴んで機体を抑えはじめる。すると機体は音を立てて歪んでいき、ゴリアテMk-Ⅱよりもコンボイのほうがパワーがあるということが証明される。

 

「ふぅん!!」

 

ガシャァァァァン!!

 

「なにぃぃぃぃぃぃぃぃ!!?」

 

ガコォン!!

 

「これで終わりだ!!」

 

ジャキィン…グシャァァァァァァン!!

 

「バカな…カイザーSOFが誇る秘密兵器がこうもあっさりと…」

 

ビリ…ビリビリビリ…

 

「バカナァァァァァァァァァァァァァァ!!!!」

 

ドカァァァァァァァァァァァァァァァァン!!

 

コンボイはゴリアテMk-Ⅱの両腕を引っ張って破壊すると、それを地面へ叩きつける。SOFの指揮官はそれを信じられないといった顔をするが、コンボイが中枢部をブレードによって破壊したため、ただ捨て台詞を吐きながら機体の爆発に巻き込まれるのであった。

 

 

 

 

 

「SOF、状況を報告せよ!SOF!!」

 

ザッ…ザザァ…

 

「どうなっている!?おい、応答しろ!!」

 

シャーレB1階・クラフトチェンバー前

 

「ぐっ…なぜだ…PMCの精鋭部隊である、私たちが…」

 

パァン!!

 

「クラフトチェンバー、確保」

 

カイザーSOFからの連絡が途絶えたジェネラルは、彼らに何度も連絡を取ろうとするが応答がない。そしてミヤコたちはクラフトチェンバーを守っていた、SOFの兵を倒してクラフトチェンバー確保した。

 

シャーレ居住区北部

 

“リンちゃん!助けに来たよ!!”

 

「…先生。誰が“リンちゃん”ですか」

 

“ご、ごめん…”

 

「…でも今はそう呼ぶのは先生しかいませんし…良いのかもしれませんね」

 

そしてクラフトチェンバーを確保した後、先生はリンの居る場所へ向かい救出する。リンは相変わらず先生が自分を“リンちゃん”と呼ぶことを注意するが、今はそう呼ぶのは先生しかいないからと思い直した。

 

“先輩、大丈夫!?”

 

“リン先輩…無事だったんですね…よかった”

 

「皆さん…。申し訳ありません…私が力不足なばかりに、こんな事に…」

 

“リン先輩…”

 

 

 

 

 

シャーレ・ロビー

 

ドォォォォン!!

 

「くっ…!?」

 

「こちらロビー、敵指揮官を捉えました」

 

「お前がカイザーPMC指揮官か?諦めろ。お前らの計画はこれで終わりだ」

 

「ここから出てってもらうジャン」

 

「や~い、負け犬~」

 

RABBIT小隊はシャーレのロビーに潜んでいたカイザージェネラルを捉える。彼はRABBIT小隊とサイバトロンに銃を突き付けられ、苦虫を嚙み潰したような顔をしていた。

 

「笑わせるな!」

 

ガチャ!!

 

「起爆装置…!?」

 

「これを押したらどうなると思う?この建物は一巻の終わりだ!下がれ!!」

 

「なっ、何を…!」

 

だがジェネラルはこういう時のためにシャーレに爆弾を仕掛けていたようで、その起爆装置を手にしてRABBIT小隊たちを脅す。これには流石のサキも手を出せず、ジェネラルの行動をただ見守ることしかできなかった。

 

「…RABBIT4、手に持ってる起爆装置を狙えますか?」

 

パァン!!

 

「ぐ、ぐぅっ…!?」

 

“う、うん…もう、撃っちゃったけど”

 

「かくほ~!!」

 

「ぐわぁぁぁ!!?」

 

カイザージェネラル、確保

 

 

 

 

 

その後

 

「できたよ~行政制御権に介入完了。まずは通信網を繋げるね。D.U.全域の通信網と行政システムを、復旧させちゃうよ~」

 

「も、モモカちゃん…」

 

ピピピッ…

 

「よーし」

 

ドォォォォン…

 

「…あれ?」

 

クラフトチェンバーを確保しサンクトゥムタワーの行政制御権を取り返したことにより、D.U.の通信網を復旧できる状態となる。モモカは早速通信システムを復旧させるが、復活と同時に何か変な音がしたため、彼女の顔が青ざめ始めていた。

 

シッテムの箱の中

 

「先生、通信が復旧しました!あ、あわわ!?すごい量のメッセージが…!?」

 

“えっ…!?”

 

「不在着信250件…!?」

 

“みんなに心配かけちゃったみたい…”

 

D.U.の通信網が復旧したと同時に、ものすごい数のメッセージが先生の元に届く。さらには不在着信が250件も来ており、これには流石の先生もみんなに心配をかけてしまったと反省していた。

 

シャーレ・オフィス

 

ドォォォォン…

 

「…これは」

 

ウゥゥゥゥゥ!!ビー!!ビー!!ビー!!ビー!!

 

“なっ、何…!なにこれ、キヴォトス全域に…?”

 

復旧が回復した直後、シャーレにある通路室では警報音が鳴り響く。キヴォトス全域で何か良からぬことが起きていた。

 

 

 

 

 

カイザー本社

 

「…あれは?」

 

「一旦退くぞ。何が起きているのか至急確認しろ」

 

「は、はい!」

 

「・・・」

 

シャーレを取り返されてしまったカイザーだったが、プレジデントはキヴォトスで起きている異常事態を見てPMCに退くよう命令する。プレジデントが見ている画面にもモモカと同じく緊急事態を知らせるアラームが鳴っていた。

 

 

 

 

 

アビドス砂漠

 

「ぐっ…お前ら…」

 

バタン!!バタン!!

 

「FOX1、こちら処理完了」

 

「FOX2、防衛室長も確保。FOX3はどう?」

 

“こちらも目標を確保。今シャーレの建物から出るところよ”

 

“にしても後輩たち、なかなかやるね~?カイザーのSOFとほぼ互角だなんて”

 

アビドス砂漠ではカヤ防衛室長の切り札と言われていたFOX小隊が、例のオーパーツを持ち出そうとしていたPMCを阻止していた。さらにはシャーレの建物から何かを持ち出すことに成功したようであった。

 

「シャーレ手助けがあったからじゃないかな」

 

“結局これって何なの?シャーレの地下から持ってきてって言われたけど、中身は聞いてないんだけど”

 

「防衛室長が知ってると思う。目を覚ましたら聞いてみるよ」

 

“じゃあ私たちの計画は~?これからどうなるんだろ”

 

FOX小隊の隊長のユキノはRABBIT小隊がカイザーSOFに勝てたのは、先生の存在があったからだと考察する。クルミがシャーレから持ち去った物は、本人たちにも分からないようで、ユキノは後でカヤに聞いてみることにした。

 

「まずは退却しよう。カイザーの奇襲で予定が狂ってしまったからね」

 

“了解。がんばって~”

 

ピッ…

 

「…私たちも一旦退却しようか」

 

 

 

 

 

シャーレ・オフィス

 

「先生…これは…?」

 

シュン…シュゥゥゥゥゥゥゥン…

 

「ようやく理解に至った…。先生、あなたの力は、これ以上作用しない」

 

“あなたは…ゴルコンダ?”

 

「ゴルコンダはもう居ない。私は“フランシスだ。デカルコマニーと共に、新たにお前を見守る者。従って、最後の宣告を傾聴せよ」

 

通信網が復旧し謎の大きな音が響くと同時に、空が赤く染まっていく。先生とリンがそれを見つめていると、ゴルコンダらしき人物が現れた。しかし彼はゴルコンダではなくフランシスと名乗り、デカルコマニーと共に最後の宣告をしに来たようである。

 

「この物語は、一つのジャンルを掲げていたが故に、“先生”が主人公でいる事ができた。物語であったから、あなたは無敵だった。…これはそういう物語だった」

 

「しかし今となっては…この物語は、覆された」

 

「脈絡、構成、ジャンル、意図、解釈…すべてが破壊され…その意味は絡み合い、混ざり、攪拌され…統制できない程に褪せてしまった」

 

「先生よ…これまでの物語は全て忘れるがいい」

 

「これからお前の身に起こることは、最早そのような物語ですらないのだから…」

 

「主人公も、悪役も、事件も、葛藤も無く…全てが分解され、縺れあい…脈絡も、構成も、必然性も無くなってしまった…作為的に作られた世界」

 

「そうして…果ては意味を失い、力が暴れ回るだけの…理解不能で不条理な世界へと」

 

「嗚呼、そうだ…元より、この世界はそのように存在していた。我々は皆、それを忘れていただけ」

 

「これが…もう物語でなくなったとするならば、お前はもう何者でもない。学園と青春の物語は、幕を下ろした。覆され、解体されてしまったジャンルで、お前の価値は揺らぎ、地に落ち、無に等しいものとなる!」

 

フランシスは先生を前にして、これからこのキヴォトスに起こることを物々しく宣告する。難解で意味不明な事を言っているようだが、これから起こる世界の終わりと先生の力が無意味になることを表現しているのである。

 

「しかして、始めるのだ。物語ではない…」

 

“違う”

 

「・・・!!」

 

“敵対し、裏切り、覆ってしまった…沈みゆく物語だとしても、物語と呼ぶには相応しくない、歪な創作だとしても、出来の悪いストーリーのコミックやアニメ、映画だったとしても、そんなことは、どうでもいいんだ”

 

フランシスがその後も言葉を紡ごうとするが、先生はフランシスの言う事をはっきりと違うと否定する。彼にとって物語がどうとかジャンルがどうとかはどうでもいいのである。

 

“ジャンルの解体なんて好きにすればいい。宇宙戦艦や巨大ロボットが登場したって構わないんだよ”

 

「それは…彼らのことか…?」

 

“そうだよ。彼らはオールスパークを探しに、このキヴォトスにやって来た。けれど、キヴォトスの生徒たちと交流し、今は心強い仲間になった”

 

「・・・」

 

“どんな未来であろうと、私と、生徒たちと、トランスフォーマーたちは共に手を取り合って乗り越えてみせるよ”

 

先生はこの物語を青春の物語というジャンルと捉えているフランシスに対し、そんなものは関係無く宇宙戦艦や巨大ロボットさえも出せると答える。このキヴォトスにはいつからかトランスフォーマーたちがオールスパークを求めてやって来た。そしていつしか彼らはこの世界に馴染み、共に苦難を乗り越える存在となったのである。

 

「であれば、それを見守るとしよう。先生…いや、主人公よ。絶望を…破局を迎え…そうして、結末へと走り出すエンディングを!」

 

そう言ってフランシスは何処かへ消えた。

 

 

 

 

 

シッテムの箱の中

 

「せ、先生…今のは…」

 

“アロナ、みんなに連絡を取って欲しいんだ”

 

「あっ、はい!“みんな”とは、えっと、つまり…誰に連絡を?」

 

“「みんな」に、お願い”

 

フランシスが消えたあと、先生はアロナにみんなに連絡を取って欲しいと伝える。“みんな”というあいまいな表現に、アロナは一度聞き返すが、先生は自分のスマホの中に入っている連絡先すべてに連絡するという意味だったようである。

 

 

 

 

 

ゲマトリア・会議室

 

「…なるほど。“色彩”は、すでに“名もなき神”と接触した後でしたか…これは完全に私の不手際です」

 

「嗚呼、狼の神の裏側は…そういうことだったのですね」

 

「命あるすべてを常世へと導く、死の神(アヌビス)…」

 

ガチャ…

 

「それがあなたの神秘の裏側、恐怖(テラー)であった、と」

 

ズダダダダダ!!

 

ゲマトリアの会議室に1人残った黒服は、その砂狼シロコのような謎の人物に銃口を向けられていた。彼は目の前の人物を狼の神が恐怖に反転した姿だと捉えていた。だがそれも束の間、黒服は目の前の存在に撃たれてしまった。

 

 

 

 

 

シッテムの箱の中

 

「先生!!先生と面識のある生徒さん全員と、オートボットとディセプティコンへの連絡が終わりました!あっ…あとサイバトロンの皆さんもいましたね」

 

“ありがとう”

 

「なんとか、連絡はできましたが…この後は…」

 

“今回も、また一緒に乗り越えていけば大丈夫”

 

 

アロナは先生に、生徒とトランスフォーマーたちに連絡を終えたことを報告する。今後を心配するアロナに対し、先生はまた一緒に乗り越えていけばいいと答えた。

 

 

 

 

 

「これで、役者は揃いました。これより相対するは…死の神“アヌビス”が引き寄せた、“色彩”の嚮導者。そして、“色彩”の真名“ユニクロン”を崇める“テラーコン”」

 

 

 

 

 

“ここからは、シャーレの番だよ”

 

 

 

 

 

キヴォトスから約8億8600万km

 

「嚮導者のお陰で、ここまで何の障害も無く辿り着くことができたな」

 

「ははぁー、あの惑星を喰らうまで今しばらくにございます…!!」

 

「うむ、例の塔の建造は順調か?」

 

「はい、ユニクロン様。アタチにかかればあのような物を建てるなど朝飯前にございます。ウヒャヒャヒャ!!」

 

空が赤く染まったと同時に、キヴォトスの近くへとユニクロンはワープする。どうやら黒服の言っていた嚮導者とやらのお陰のようであった。そして彼の傍らに侍っているのはスカージと、デストロン軍団にいたはずのタランスである。なんと彼は、あのメガトロンの部下ではなく、本当はユニクロンの部下だったのである。

 

「待っておれ、キヴォトス。この余が存分に喰らいつくしてくれるぞ!!」

 

災厄が遂に、キヴォトスへと襲来する。




6つのサンクトゥムに配置するトランスフォーマー、それを討伐するメンバー、該当話のタイトルはもう全て決まってます。
ユニクロンは今、木星くらいの位置にいてこれからどんどん近づいてきます。

“ジャンルの解体なんて好きにすればいい。宇宙戦艦や巨大ロボットが登場したって構わないんだよ”

ありがとう先生!!それじゃあ私は遠慮なく超ロボット生命体を出すよ!!
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