TRANSFORMERS Blue_Archive 作:H2O(hojo)
今回は第1~3サンクトゥムの準備になります。
アビドス砂漠
“第1サンクトゥムの作戦担当、奥空アヤネです。皆さん、指定地点に到着しましたか?第一部隊、応答願います”
「大丈夫よアヤネちゃん。準備は終わってるわ」
「うんうん!待機中です☆」
「オッケー問題ないぜ」
「ええ、いつでも始めてもらっていいわよ」
アヤネはアビドス砂漠にて待機している対策委員会のメンバーに、指定地点に到着しているかの確認を取る。指定位置に既に到着していたセリカ、ノノミ、ミラージュ、エアレイザーは、いつでも始められるとアヤネに答えた。
“応答ありがとうございます!ホシノ先輩はどうですか?”
「うん、おじさんも大丈夫。あれが…“虚妄のサンクトゥム”なんだね?」
“はい。…そして、”ビナー“と”ザ・フォールン“をこちらに引きつけなければ、アレを破壊する事ができません”
「やれやれ…おじさんももう年なのに…」
最期にアヤネはホシノに準備が完了しているか確認する。ホシノはアヤネの通信に対し、虚妄のサンクトゥムを見つめながら大丈夫と答えた。
「“囮”役は私たち便利屋がやるわ。いいわね?」
「は、はい!!壊れた列車を暴走させて、命を散らせばいいんですよね!?わ、分かりました!一生懸命死にます!!」
「あはは!!ハルカちゃん、相変わらずだね~」
“いや、死んだらダメでしょ…第2部隊はビナーとザ・フォールンを引きつけたら、第1部隊と合流して対象を挟撃するよ”
第1サンクトゥム攻略の第2部隊は便利屋68が務める。彼女たちは列車を動かして、ビナーやザ・フォールンの気を引き、最終的に対策委員会たち第1部隊と合流するのが作戦である。
“列車の上に乗って移動するから、いかに怪我をしないかが大事”
「ええ。一番危険なポジションは、私たち便利屋68に任せてちょうだい。それがハードボイルドというものだもの」
「くふふっ、すっごい楽しそう!ジェットコースターみた~い!」
「あー、俺スラージ。俺たちは走って移動する」
「スワ~プ!!俺は空を飛ぶ!!」
アルはこの作戦において、一番危険な任務をハードボイルドだからと言って自ら買って出たのである。ダイナボットたちは、アルたちが乗る列車と並走して、ザ・フォールンやビナーの攻撃から守るのが目的である。
「そうそう。列車は最後に破壊するつもりだけど…文句あるかしら?」
“それについては、お気にならないでください。どうせ今は使われていませんから…”
「俺グリムロック!!破壊大好き!!破壊だぁー!!」
“それに…あの列車こそが、アビドスの衰退に拍車をかけたきっかけですし…。それが、世界を救うお役に立てるのなら…これ以上嬉しいことはないです”
“ノノミ先輩…”
アルは作戦のために列車を破壊するようで、それをノノミに確認する。それにノノミは快く許可を出すものの、彼女とアビドスの鉄道とには何か関連があるようで、彼女自身は暗い顔をしていた。
“まさか、この列車がネフティスグループの…”
「・・・」
「はいはい、昔話はその辺にして…こっちは準備オッケーだよ~」
“はい!「シャーレコントロール」0号、応答願います!第1サンクトゥムはスタンバイ完了です!”
カヨコがネフティスグループという言葉を口にしたところで、ホシノがそれを遮り強制的に話を終わらせる。全員の準備が完了したことを確認したアヤネは、“シャーレコントロール”0号にスタンバイ完了の連絡を入れた。
「シャーレコントロール」0号
「はい、確認しました。マキさん、そちらはどうですか?」
「問題無いよ!あ、でも1個だけ注意。ビナーのレーザーには絶対触らないでね!岩を一瞬で消しちゃうくらいの超高温レーザーなんだって」
“ああ、よく知ってるぜ。俺それで死んだからな”
「えっ!?死んだ!?死んだって言ったの今!?どういう事!?」
“まぁ、詳しいことは先生かオプティマスにでも聞いてくれや”
「シャーレコントロール」とはこの虚妄のサンクトゥム攻略戦に際し動員された作戦指揮車両の名称である。マキはビナーのレーザーに注意するよう一同に告げるが、ミラージュはそれで一度死んだことがあるのでその威力をよく理解していた。
「第2サンクトゥムの方はいかがですか?」
ミレニアム郊外の閉鎖地域
「うん。こちら、第2サンクトゥムの作戦担当、和泉元エイミ。今から軍需工場にいるケセドとバトルトラップと交戦する予定。工場の正面で、ケセドが生み出した兵やバトルトラップと戦う部隊と…上空から工場内部に入り込むパラシュート隊が待機中。あと…」
“状況了解しました。ありがとうございます。パラシュート部隊のメンバーはどなたに決まりました?”
「それが…ちょっとトラブルが起きちゃって」
“…といいますと?”
第2サンクトゥムはミレニアム郊外の閉鎖地域にあり、作戦担当のエイミは作戦の準備を進めていた。軍需工場に乗り込んでケセドたちと戦う部隊と、上空からパラシュートで降下して内部に潜り込む部隊で分けるつもりのようだが、どうやら問題が発生しているようである。
「あ?てめぇ、話聞いてんのか?」
「きひひっ…きひひひ…」
「ええと…」
「その…困ったっす…」
「C&Cのダブルオーと正義実現委員会の委員長が、お互い譲らなくて」
“・・・”
エイミの言う問題とは、ネルとツルギのどちらがパラシュート部隊を担うかということで一触即発の事態になっていることであった。彼女たちの後輩であるカリンとイチカは、目の前でメンチ切っている2人を困った顔で見つめていた。これにはノアも絶句である。
「リーダー、そろそろ時間が…今はこんな事をしている場合では…」
「わーってる!だがなぁ、コイツが先にケンカ吹っ掛けてきたんだよ」
ピューン!!
「はぁ…。あの…すみません、そちらもどうか窘めていただけますと…」
「すみません、それは難しいっす。あの状態のツルギ先輩は誰にも止められなくて…」
アカネは時間が無いと言ってネルを制止させようとするが、彼女は聞く耳を持たずツルギの元へと向かってします。さらにアカネはイチカにツルギを止めるよう頼むが、自分ではツルギは止められないと断られてしまった。
「で、なんでケンカしてるの~?強い方が正面を担当すればいいんじゃない?」
「あ、アスナ先輩それは…!!」 「あ…終わった」
「「・・・」」
「…おい、表出ろ。白黒つけようじゃねぇか」
「…けけ、きひゃひゃひゃひゃひゃ!」
ツルギとネルが睨み合っている中アスナが問題発言をぶち込み、それを聞いたカリンとイチカの顔が青くなる。2人はどっちが強いかを決めるために、表へと向かってしまった。
「わぁ!ケンカだ~!!面白そ~!見にいこーっと!」
「はぁ…結局こうなるのか…」
「私たちも行きましょうか。表にいるアイアンハイドたちが止めてくれることを期待しましょう」
「あー…仕方ないっすね」
アスナはネルとツルギのケンカが見れると言って、大はしゃぎで2人の後を追う。他の面々ももうしょうがないというような感じで、ツルギとネルの元へ急ぐのであった。
「・・・」
“エイミさん?そちらで一体何が…”
「…ケンカしに行っちゃった」
“・・・”
エイミから事の顛末を聞いたノア、再び絶句。
ズダダダダダダダダダダダ!!
「よぉし、いいぞ!やっちまえー!!」
「ハッハッハッ、いいねぇ。やっぱりケンカはこうじゃねぇと」
「・・・」 「・・・」
表で戦闘を始めたネルとツルギだったが、アカネの期待も虚しくオートボット一同は彼女たちのケンカを煽るような発言をする始末であった。サイドスワイプとディーノは正直言ってこんなことをしている場合ではないと思ってはいるが、アイアンハイドとハウンドのほうが先輩なので黙っていることしかできなかった。
ズダダダダダダ!!ダァン!!ボカァァァァン!!
「正義実現委員会の委員長さん、すっごいね~!」
「近距離でリーダーと互角の人…初めて見た」
「ツルギ…彼女は、“トリニティの戦略兵器”と呼ばれるほどの方ですから」
「お、すごいっすね~。ツルギ先輩に怯まない人、久しぶりに見たっす」
ネルとツルギを観戦しているC&Cとイチカは互いの戦闘力の強さに感心していた。2人は学園内で敵なしの存在であるため、こうやって勝負が拮抗しているのは珍しいのである。
ズダァン!!ズダァン!!
「くひひっ…」
ダァン!!
「きえええぇぇぇぇぇぇっ!!!」
タァン!!タァン!!
「はははっ!いいぞ、次はこいつだ!」
ドカァァァァァァァァン!!ズドォォォォォォォォォン!!ズダダダダダダダダダダダ!!
「しゃっ!!行けっ!!そこだ!!」
「そっちの黒い嬢ちゃんも負けるんじゃねぇぞ!!」
ネルとツルギは互いに激しい攻防を繰り広げる。激しい戦闘ながらも互いに笑顔でケンカをする様は、アイアンハイドとハウンドのテンションを上げるには十分であった。
「あははは!リーダー、楽しそう~!」
「最近色々あったから、ストレスが溜まってたんだな」
「ツルギ先輩も今日はテンション高めっすね~」
「俺は正直この後のことを想像してそれどころではない」
「奇遇だな、俺もだぜ」
もはやC&Cとイチカはネルとツルギのケンカを、ドックランではしゃいでいるペットを見ている感覚で観戦している。一方サイドスワイプとディーノは、これから起こる事を想像して、憂鬱な気分になっていた。
「ははっ!悪くねぇ。でもこんなもんで終わりじゃねぇよな?それとも、傷が痛むか?」
「きひひ…傷なんて…全部治ってる」
「…ははっ!流石。そう来なくっちゃなぁ!!」
「きええええええっ!!」
“ちょっと、2人とも何してるのよ!!”
ネルとツルギは互いの激しい攻防により、傷ができるまでに至っていた。しかし、どれだけ傷つこうと勝負がつくまでケンカが終わらない。そして2人が再度激突しようとした瞬間、大声で2人を止める声が入って来た。
「あっ…ユウカ…」
“チーム分けで、ケンカなんかして…あなた達、一体いま何年生?”
“すみません、皆さん。ユウカちゃんなら止めてくれると思いまして…”
「・・・」
「ちっ、せっかく面白い展開になってきたってのによぉ…」
ネルとツルギの間に入ったのは、ユウカであった。彼女はチーム分けでケンカする3年生の2人を見て、呆れながら怒っていた。
「ちぇっ、つまんねぇなぁ」
“おい…”
「ひっ…!!エリータ…!!」
「こういう事になるから、俺はちゃんと止めに入ろうって言ったんだぞ」
「エリータの姉御、お疲れ様でございやす!!」
勝負が止まってしまったことをアイアンハイドが嘆いていると、ノアの話を聞いたエリータワンがアイアンハイドとハウンドを叱りつけるために通信で現れる。サイドスワイプとディーノが危惧していた予感は、無事的中したのである。
“こういう時はリーダーであるアイアンハイドと、年長者のハウンドが止めるのが普通でしょうが”
「「もちろんです!!エリータワン!!」」
”何一緒になってケンカにヤジ入れてんのよ!!後輩二人が困ってるでしょうが!!”
「「当然です!!エリータワン!!」」
「「・・・」」
エリータはアイアンハイドとハウンドを立たせ、リーダーや最年長でありながらふざけてケンカにヤジを飛ばしていた2人に説教する。2人はサイバトロン星の頃のことを思い出し、大声でエリータの言う事に同意する他なかった。そんな情けない先輩2人の姿を、サイドスワイプとディーノは黙って見ていた。
「え~?でもでも、だれが一番強いか決めないとチームが分けられないよ?」
“一体、何を言ってるの…?”
“そこの2人!!”
「あ、はい…」 「な、なんでしょうか…?」
“じゃんけんしなさい、今すぐに”
ケンカを止めた2人だったが、アスナはこのままではチーム分けができないと言い始める。そんな事でいちいちケンカするなという怒りを抱きながらエリータは、2人にじゃんけんするよう指示した。
“こっちは時間が無いの。さっさとしなさい”
「はい。やらせていただきます、エリータの姉御」
「・・・」
「すごいっすねあの人、ツルギ先輩が借りて来たネコみたいっす」
エリータに時間が無いと急かされ、ネルとツルギは大人しくじゃんけんをしようとする。ツルギが一喝でおとなしくなったのを見て、イチカはエリータの凄みに驚いていた。
「じゃん」 「けん」
「「ぽん!!」」
「決まりだね」
じゃんけん対決、勝者ネル。
D.U.近郊の遊園地
「モモイ!ミドリ!ユズ!スキッズ!マッドフラップ!ホィーリー!ブレインズ!緊急クエストです!ダンジョン攻略ですよ!」
「アリス、しーっ!重要な作戦みたいだから、声を落として…!」
「お姉ちゃん…だ、大丈夫かな?」
「う、うん多分、大丈夫だよ…先生が“ここに最強のチームが集まる”って言ってたし…」
「はい!アリスも聞きました!今回はとっても強い仲間たちと一緒に戦います!だから、大丈夫です!」
虚妄のサンクトゥム攻略戦の参加メンバーに選ばれたアリスは、今回の作戦をダンジョン攻略の緊急クエストだと言って喜んでいた。アリス以外のメンバーは自分たちのような存在が、ここにいるのは場違いだと思っているようで、他の攻略メンバーに期待を寄せていた。
「とっても強い仲間…」
「一つは特殊部隊って言ってたな」
「全然思い当たる節が無いなぁ」
「こわーいディセプティコンとかだったらどうしよう…」
先生曰く第3サンクトゥムの攻略メンバーの1つは特殊部隊とのことである。だがスキッズとマッドフラップにはそれに心当たりがないため、モモイはディセプティコンの怖い人が来たらどうしようと心配していた。
「ここがスランピアか?思ったより不気味な雰囲気だな」
「も~せっかく遊園地に来たのに、これじゃあジェットコースターにも乗れないじゃんかよ~」
「ラットル。我々は遊びに来たんじゃないんだぞ」
「RABBIT小隊、目標地点に到着。本隊と合流しました」
「お待たせジャン」
先生の言う特殊部隊というのは、RABBIT小隊とサイバトロンのことである。ラットルは遊園地と聞いてワクワクしていたものの、荒廃した姿を見てガッカリしていた。
「き、来た!SRTだ…!」 「こ、こんにちは…よろしくお願いします」
「よろしくジャン。同じネコ科同士、今日は頑張ろうぜ」
「RABBIT3とRABBIT4は位置の報告を」
“RABBIT3、現在空中支援スタンバイ完了。命令待機中~。ミユ、そっちはどう?”
“RABBIT4、し、視界不良…風も南東向きで35ノット…あまりいい環境ではないかな…。で、でも…狙撃に大きな影響はないよ…”
モモイたちはSRTが特殊部隊だということもあり、緊張していた。指定位置についたミヤコは早速、コンディションをサキとミユに確認していた。
「これ、台風級の風速だけど…」
「き、来た!とっても強い仲間その2…!ゲヘナの風紀委員長、空崎ヒナ…!」
「あのメガトロンの懐刀だ…!」 「うひー、強そうだぜー」
「よ、よろしくお願いします…!」
「ええ、よろしく」
最期にこの場に現れたのは、ゲヘナ風紀委員会のヒナであった。彼女の強さはツインズたちにも知られており、メガトロンの懐刀として恐れられていた。
「狙撃手、目標との距離はどれくらい?」
“は、はい!?わ、私ですか?あ…えっと、ここから約950mほどです…”
「銃は何を?」
“RABBIT39指揮、狙撃用ライフルです…!弾丸は7.62mm×53mmRを使っていて…装弾数は5発、じゅ、銃番号は…”
「あの…」
「…申し訳ない、問い詰める意図はなかった」
ヒナは来てそうそうミユに目標との距離を尋ねる。ミユは自分に振られるとは思わなかったのか、タジタジしながらヒナからの質問に答えた。
「有効射程の倍の距離、そしてこの悪条件下で狙撃が可能だなんて…流石だね」
“は、はい…?ええっと、そう、でしょうか?うああ…あ、ありがとうございます…!?”
「びっくりし過ぎジャン…」
「ミユは1980m離れた距離からも、狙撃を成功させたことがあります」
「…そう。一目見ただけで、想像できる。これからも成長するだろうね」
目標との距離と銃の種類を聞いて、ヒナは瞬時にミユの狙撃手としての凄さを理解する。まさか褒められるとは思っていなかったミユは、ヒナに褒められたことにビックリしていた。
「先生が大変な時にRABBIT小隊とサイバトロンを頼ったこと…そして、シャーレ奪還を共に遂行した事も…嘘じゃなさそう」
「オイラたちのことも知ってるの?」
「勿論。平行世界の未来からやって来た進化したオートボット。あなた達のその正義を貫く強さも流石だわ」
「いやぁ~照れちゃうんダナ」
「ゲヘナ最強の君に評価してもらって、光栄だな」
そしてヒナはRABBIT小隊とサイバトロンが先生を助け、シャーレを奪還したことも知っているようである。彼女はデストロンとの戦いで正義を貫いたサイバトロンを評価しており、ライノックスとコンボイはヒナに評価してもらったことを光栄だと思っていた。
「それと…あなたが、噂の天童アリス…」
(ミレニアムで起きた、例の事件の…)
「パンパカパーン!レベルカンストのガチ勢が仲間になりました!!」
「・・・」
「わわっ!あ、アリス!?」
「ご、ごめんなさい!アリスちゃん、時々変なことを言うんです…」
さらにヒナはアリスのことを見つめて、彼女がミレニアムで起こした例の事件の元凶であることを認識する。しかし、アリスのほうは彼女のことを、レベルカンストのガチ勢と評する。ヒナが面食らったのも無理のない話である。
「アリス、ゲヘナの風紀委員長の話、先生から聞いたことがあります!」
「…先生が私のことを?」
「ゲヘナの風紀委員長は、すっごく怖い人で…気に入らない人は容赦なく消すっていう噂を聞いたことがあるのに…」
「こ、怖い…も、もしかしたら怒られちゃうかも…」
ヒナを見たアリスは、先生が彼女について語っていたことを思い出す。モモイとミドリはミレニアムに流れてくる彼女に関する恐ろしい噂から、怒られるかもと戦々恐々していた。
「先生は、風紀委員長はとっても良い人だって言ってました!それから…」
「そ、そうだっけ…?」 「先生が?」
「…それから?」
「それから…頼りにしてる1人だと言ってました!すっごく頼もしい、と!」
だがモモイとミドリの聞いた噂と違い、アリスが先生から聞いた話ではヒナはとっても良い人だと答えた。アリスはさらに先生が彼女のことを頼りにしていると述べるのであった。
「・・・」
バサバサ…
「あ~!先生に褒められて嬉しそうじゃんかよ~」
「ゲヘナの風紀委員長もカワイイ所あるジャン!」
「う、うるさい…」
「「カワイイー!!」」
アリスから先生が自分のことを褒めていたことを聞いたヒナは、嬉しくなって羽をばたつかせる。それを見たチータスとラットルが彼女のことをカワイイと言うと、顔を赤くして照れていた。
「なので、アリスは風紀委員長とパーティーを組めて光栄です!とても嬉しいです!」
「あ、ありがとう」
「オイラたちは~?」
「勿論嬉しいです!」
「良い子じゃないか。討伐が無事終わったら、私秘蔵のバナナをあげよう」
「ありがとうございます!!」
アリスはそんなヒナと一緒に組めて光栄だと、喜んでいた。そしてラットルがアリスに自分たちのことを聞くと、勿論嬉しいと答えコンボイは良い子なのでバナナをあげるとアリスに約束した。
「第3サンクトゥム、スタンバイ完了。RABBIT小隊、サイバトロン及びゲーム開発部が待機中。作戦担当、確認願う」
「そういえば、今回の作戦担当は…」
“だ、第3サンクトゥム、作戦担当…は、花岡ユズ、です…”
“ホィーリーです”
“ブレインズです”
“二人合わせて、ミニボットでーす!!”
ヒナがその場にいる全員のスタンバイ完了を確認すると、作戦担当にその旨を連絡する。そしてそれを聞いた作戦担当であるユズは恐る恐る、通信で一同に会話する。一方ユズと一緒にいるホィーリーとブレインズはいつも通りのテンションであった。
“ど、どうして私が…うう”
「ユズちゃん、頑張って!」
「そうだよ!これはユズちゃんにしかできない作戦だよ!」
“見とけよガルヴァトロン!!今回は秘密兵器を用意したからな!!”
“ぶっ潰してやるぜぇ!!”
ユズは何故引っ込み思案な自分が作戦担当をやっているのかと嘆き、それをモモイとミドリに励まされる。どうやらユズたちは秘密兵器を用意しているようで、ミニボットの2人は気合十分であった。
「確認いたしました。ユズさん、よろしくお願いいたします」
“は、はい…うう…”
②に続く
メンバーの名簿は作戦開始時点でのものなので、ケセドに援軍に来たチェリノとかが記載されてません。
こう見ると第3サンクトゥムは小さい人たちばっかりですね。あとほぼほぼ1年生だし。