TRANSFORMERS Blue_Archive 作:H2O(hojo)
第2虚妄のサンクトゥム
ミレニアム郊外の閉鎖地域
守護者
デカグラマトン4番目の預言者 ケセド
テラーコン バトルトラップ
攻略メンバー
C&C
美甘ネル 一之瀬アスナ 角楯カリン 室笠アカネ
アイアンハイド ハウンド サイドスワイプ
正義実現委員会
剣先ツルギ 仲正イチカ
ディーノ
レッドウィンター事務局
連河チェリノ
作戦担当
特異現象捜査部
和泉元エイミ
ミレニアム郊外・閉鎖地域
“第2サンクトゥムの攻略、始めるよ。防衛隊、準備できた?”
「準備完了」
“私はツルギ先輩とディーノたちの後方支援っすね。まぁ、先輩たちだけでも大丈夫な気はしますが…準備おっけーっす”
“アンタらちゃんとやんなさいよ?”
「はい…やらせていただきます」
“それじゃあ私は第5サンクトゥムの攻略に向かうわ。エイミ、よろしく頼むわね”
じゃんけんの結果防衛隊になったツルギとイチカにエイミは、準備できたかと問いかける。それに2人は問題ないと返した。そして最後にエリータワンはアイアンハイドに釘を刺し、第5サンクトゥムの攻略に向かうのであった。
閉鎖地域・内部
“OK。パラシュート部隊はどう?”
「はい、先ほどダクトから潜入できました」
「今は軍需工場の中心部に向かっている」
「あははっ!パラシュート、久々で超楽しかったね~?」
「こっちはいつでも行けるぞ。さあ、とっとと始めようぜ!」
ツルギたちの様子を確認したエイミは、今度は軍需工場内部に侵入したC&Cの状況を確認する。彼女たちも無事軍需工場に潜入が成功したようで、ネルは次の段階へ行こうとエイミに促していた。
“うん。改めて、作戦内容の確認…防衛隊が敵の進行を食い止めている間に、パラシュート部隊が軍需工場の中心部に攻め込む。そうしたら、奇襲を受けた敵の防衛体制が混乱すると思うから…その後、防衛隊は仲に侵入するよ”
「ラジャー」 「了解」 「まっかせて!!」 「よっしゃ!!」
“それじゃ…作戦開始!みんなケセド前でまた”
ミレニアム郊外・閉鎖地域
ズダダダダダダダダダダダ!!
「何だぁ!?ちっこいやつがいっぱい出てきやがったぞ?」
「きひひひ…ぎゃはははははぁ!!」
ズダァァァァン!!ズダダダダダダダダダダダ!!
「1体1体は取るに足らんが、数が尋常じゃないな」
スタァン!!ズダァァァァン!!ドカァァァァン!!
「足の踏み場もねぇとはな…」
防衛隊が閉鎖地域へと踏み込むと、スイーパーが彼らに向かって襲い掛かってくる。1体の戦闘力は大したことはないものの数が多いため、これにはトランスフォーマーたちも手を焼いていた。
ドォォォォォォォォォォォン!!
「ヤラレター」 「ウワー」 「ニゲロー」
「しっかしこの間抜け声は何とかならねぇのかよ?」
ズダダダダダダダダダダダ!!
「きゃあぁぁぁ!!ハッハッハッハ!!きえぇぇぇぇぇ!!」
「おーおー、こっちはこっちでスゲェ声だぜ」
“ツルギ先輩の絶叫は、他に類を見ないっすからね”
トランスフォーマーたちの攻撃によって、スイーパーたちは間抜けた電子音を上げて倒れていく。一方ツルギもいつもよりテンションの高い奇声を上げており、ハウンドはそれに感心していた。
ザッザッザッザッザッザッ…
「おっと、第2陣の登場だな」
「今度はカイザーPMCかよ」
「相変わらず数だけは多いな、まったく面倒だぜ」
「時間がねぇから、さっさと倒しちまおうぜ」
スイーパーをあらかた片付けると、今度はカイザーPMC兵を模した兵士たちが現れる。これもまた数が多く、彼らをうんざりさせるのであった。
軍需工場・内部
「オラオラオラァ!!」
ズダダダダダダダダダダダ!!
「それぇ~」
ドカァァァァン!!ボカァァァァァァァァァン!!
「数が多い…」
「軍需工場だけあって、無尽蔵に敵が出てきますね」
軍需工場内部に潜入を成功させたC&Cは、ケセドが生み出した兵たちと戦闘を開始していた。彼女たちの実力によって軽々と蹴散らすものの、その敵の多さは相変わらずであった。
ドスン!!ドスン!!ドスン!!
「あれは…」
「アビドスでの事変の際に、カイザーPMCがアビドス征服のために製造していたという例の“ゴリアテ”というやつですか」
「へぇ…」
「アッハッハッハ、大きい~」
ケセドから生み出された兵士を蹴散らしていくと、ちょうどケセドがいる扉の前に“ゴリアテ”が現れる。それを見たネルとアスナは楽しそうな顔をしていた。
「オイお前らぁ!!コイツはアタシの獲物だ!!手ぇ出すなよ!!」
「えぇ~リーダーつまんなぁい~!!」
「うるせぇ!!コピー商品とはいえ、あのオプティマス・プライムがぶっ倒した化け物だ。アタシがぶっ壊してやるよ!!」
「リーダー、まだ本番じゃないのに…」
「はぁ…こうなったら部長は止まりませんからね。しょうがありません…」
ネルはゴリアテの前に立つと、他のメンバーに手を出さないよう忠告する。アスナはそれに抗議するものの、他の2人はしょうがないといった態度であった。
ズダダダダダダダダダダダ!!
「リーダー!!」
シュン!!シュン!!シュン!!シュン!!
「ハッ、デカいだけあって動きはノロマだな!!」
「さっすがリーダー、素早~い!!」
ズダダダダダダダダダダダ…!!
「何だぁ!?もう弾切れかぁ!?」
ネルはゴリアテのマシンガン乱射攻撃を、素早い動きによって避けていく。大型のゴリアテの攻撃など、コールサイン00の前では無意味なのである。
ガシャ!!
「今度はミサイルですか。なんとまぁ、よりどりみどりなようで…」
ズガガガガァァァァァン!!!
「・・・」
シュゥゥゥゥゥゥゥ…
「こんなものかぁ!?」
ズダダダダダダダダダダダ!!カァン!!カァン!!カァン!!
「へぇ…頑丈さは多少あるみてぇだな」
マシンガンが当たらないと判断したゴリアテは、今度はミサイルを発射する。ミサイルはネルに向かって発射され炸裂するが、彼女の身体には傷一つ付かなかった。だがゴリアテの防御力も中々に高いようで、ネルの攻撃を受け付けていなかった。
「そう言えば、オプティマス・プライムはその真ん中に付いてるデカい砲身をへし折ってたなぁ!!」
タァン!!ガシィ…!!
「お前もそうしてやるよ」
ズダダダダダダダダダダダ!!ダァァァン!!ズダァァン!!
「至近距離からの攻撃なら、流石にリーダーの攻撃も効いてる…!!」
ピシィ!!ギギギギギ…バキバキィ!!
「最後に爆発していただけると完璧なのですが…フフフッ」
ネルはオプティマスとゴリアテが戦った映像を見たときに彼が砲身をエナジーアックスで真っ二つにしていたことを思い出し、目の前のゴリアテも同じにしてやると宣言する。そして彼女はゴリアテに飛び乗り至近距離で銃弾を浴びせると、ゴリアテは嫌な音を立てはじめた。
「う~ん?」
「アスナ先輩、どうかしましたか?」
「あの大きな砲身を折るって言ってたけど、リーダーは別に怪力ってわけじゃないし、どうやっておるのかな~って」
「確かに…」
「いくら部長といえど、流石に何も考えていないということはないと思いますが…」
だがそんなネルを見て、アスナはどうやって砲身をへし折るのかと疑問を浮かべる。他2人のメンバーもネルが砲身をへし折るイメージが思い浮かばないようで、どうするのかと不安になっていた。
ジャラジャラジャラジャラ…!!
「そうか、リーダーの銃を繋いでいる鎖!!」
ギギギギギ…!!
「いくらアタシでもコイツを素手でブチ折ることはできねぇからな…。だが、アタシがブチ折るって言った以上それは絶対なんでな」
ミシィ…!!ベキベキベキィ!!
「お~リーダーすご~い!!ミシミシ言ってるよ~」
「砲身が歪み始めていますね…。これなら本当に折れるかもしれません」
自身の肉体では力づくで砲身をへし折ることはできないため、ネルは自身の銃を繋いでいる鎖を砲身に巻き付けてて締め上げる。これによりゴリアテの砲身は軋みはじめるのであった。
ベキベキベキベキィィィィィィ!!
「そぉら、あともう一息だ!!」
バキィィィン!!ガッシャァァァァァァァン!!
「いっちょ上がりだぜ!!」
「わ~!!リーダーすご~い!!」 「お見事」
「やられても爆発はしないのですね。残念です…」
ネルの鎖によって締め上げられたゴリアテの砲身は音を立てて軋み、最終的にバラバラな金属片へとなり果てる。ゴリアテの砲身をオプティマス同様バラバラにしたことに、ネルは誇らしげに無い胸を張っていた。
「そんじゃあ行くぞテメェら!!」
「「「おー!!」」」
その後・軍需工場中心部
「防衛隊とパラシュート部隊が合流。現在、最後の交戦中」
パァン!!パァン!!パァン!!パァン!!
「ははっ!結構やるじゃねーか!お前、気に入った!」
「ひゃっはははあぁーーっ!」
ズダダダダダダダダダダダ!!ダァン!!ダァン!!
「…あの2人、楽しそうだね」
「なかなか珍しい光景っすねぇ~」
防衛隊とパラシュート部隊が合流し、彼女たちは軍需工場の中心部にいるケセドの元へと向かう。ネルとツルギはその戦いっぷりに意気投合したようで、背中合わせでケセドの生み出した兵の相手をしていた。
「う、うーん…」
「それにしても…」
「敵が減らんな…」
「これでは埒があきませんね…」
ツルギとネルが暴れ回っているにも関わらず、他のメンバーたちの顔は冴えない。なぜなら、ケセドの前に来てから敵の数が桁違いに増え始めており、波のように押し寄せてきていた。
「…ご苦労、諸君!」
「え、えっと…どちら様でしょうか?」
「何か知らん連中が出て来たな…」
「見慣れない恰好だが…味方か?」
彼女たちが敵の物量攻撃に手こずっていると、どこからともなく労いの声が聞こえる。しかし、誰もその声に心当たりがないようで、目の前に現れた見慣れない制服を着た者たちに戸惑っていた。
「あれ、あの制服は…」
「レッドウィンター…?」
「レッドウィンターってあれか?あのクソ寒い場所にある…」
「いっつもクーデターやってるとこだろ?」
イチカとアカネは彼女たちの制服を見て、レッドウィンター連邦学園のものだと気づく。レッドウィンターと聞いたアイアンハイドとハウンドは、レッドウィンターに対する感想を各々述べるのであった。
ザッザッザッザッザッザッ…
「おいらこそが、このレッドウィンター連邦学園の生徒会長であり、環境美化部長兼、書記長兼、清掃部部長兼、風紀委員会兼、給食部部長の…偉大なるチェリノ様だ!!」
「肩書きが多すぎる…」
「むしろここまでくると胡散臭いぜ…」
「カムラッドの救援要請を受けて、諸君たちを助けに来たぞ!この一大事に、おいらが居なくては皆が困るだろうからな!」
彼女たちの前に現れたのは、レッドウィンター連邦学園の生徒会長諸々の肩書を持っている連河チェリノであった。どうやら彼女は先生からの救援要請を受けてここへ援軍に来たようだが、サイドスワイプとディーノにはその珍妙な恰好故に怪しまれていた。
ヒュゥゥゥゥゥゥゥ…
「・・・」 「・・・」 「・・・」 「・・・」
「えっーと…愉快なアクセサリーっすね」
「あれってヒゲ?あはははっ!すっご~い!」
(何だあのヒゲ…か…カッケェ!?!?)
チェリノは堂々とC&Cたちに向けて自信の偉大さを紹介するものの、一同は唐突に現れた彼女を見て戸惑ってしまう。イチカがチェリノのヒゲを何とか褒めようとしたり、アスナがヒゲを面白がるなか、ネルだけは本当にカッコいいと感じていた。
「…ええっと、応援部隊、なんですよね?」
「そうだよ。レッドウィンターの応援部隊を確認。これで互角に渡り合えそうだね」
「おら!仕切り直しだ、行くぞ!!」
「きひひっ…」
アカネは唐突に現れたチェリノのことを、再度応援部隊であるかを確認する。彼女の疑問をエイミは、改めてチェリノたちが自分たちの応援部隊であると述べるのであった。
「諸君、戦列を整えろ!これより、レッドウィンター大決戦を始める!」
「レッドウィンター大決戦…?」 「ここはミレニアムだぜ…?」
「・・・」
「おいよせ、ここで生徒会長を泣かせでもしたら外交問題になるだろうが…!!」
チェリノはレッドウィンター事務局の兵士たちに戦列を整えるよう命令する。だが彼女が“レッドウィンター大決戦”と述べたことが気になりそれを指摘するが、それを聞いたチェリノが泣きそうになっているのを見たサイドスワイプはそれを必死に止めるのであった。
「気を取り直して行くぞお前ら!!オートボット、出動!!」
「「「おおおぉぉぉぉぉぉ!!!!!」」」
軍需工場・最深部
ジャラジャラジャラジャラ…
「・・・」
「アレがウルトラマグナスと戦ったバトルトラップだな?」
「そのようだぜ」
ジャララララララ…!!
「おっと…」
ドォォォォォォォォォォォン!!
「・・・」
ケセドのいる扉の前に辿り着いた一同は、その前に立っているバトルトラップと対峙していた。彼は相変わらずそのモーニングスターを振り回し、奥にいるケセドを守っていた。
「ヒャハハハハ!!キエェェェェェェ!!」
「面白れぇ!!ブッ潰してやるよ!!」
「いや待て。ここは俺たち2人に任せてもらおう」
「あぁん?」 「・・・?」
バトルトラップを見たツルギとネルはテンションが上がり、彼に突っ込もうとする。しかし、それをサイドスワイプとディーノに止められたことにより、2人は途端に機嫌が悪くなる。
「忘れるな。お前たちの目的は、あの扉の向こう側にいるケセドだ」
「こんな雑魚にお前らがはしゃいで無駄な体力を使うんじゃねぇよ」
「そーいうこと。お前たちはあの2人がアイツを速攻でぶっ倒すのをそこで待ってりゃいいんだよ」
「アイアンハイドォ!!アタシらをガキ扱いかよ!?」
サイドスワイプとディーノは彼女たちの目的は奥にいるケセドの撃破であり、バトルトラップに時間を割くべきではないと答える。さらにアイアンハイドが2人を擁護すると、ネルは子供扱いされたことに不満を垂れていた。
「まぁまぁ落ち着けよ、お2人さん。お前さんらも組織のリーダーなら若ぇのに華を持たせてやらねぇと」
「分かった。ディーノ、任せたぞ」
「一瞬で終わらせてやるからそこで待っとけ」
「チッ…わーったよ。オイ、サイドスワイプ!!手間取ったら承知しねぇからな!?」
「お前はこの後のことでも考えとくんだな」
自分たちが戦えないことに不満を感じている2人に、一番の年長者であるハウンドはリーダーとしての在り方を説いて説得する。それを聞いたツルギとネルはようやく、バトルトラップをサイドスワイプとディーノに任せることにしたのであった。
ジャラジャラジャラジャラ…ビュゥゥゥゥゥゥゥン!!
「行くぞ、ディーノ!!」 「さっさと終わらせてやるぜぇ」
シュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!
「これでも喰らいやがれ!!」
シュン!!シュン!!ガシィ!!
「・・・!!」
「ハッハァ!!掴んでやったぜ!!」
サイドスワイプとディーノはバトルトラップのモーニングスターを避けると、彼に向かって走り出す。そしてディーノは両腕のワイヤーが射程内に入った瞬間に発射し、バトルトラップの身体にワイヤーを突き刺した。
ギギギ…!!ギギギギ…!!
「・・・!!」
「サイドスワイプ!!」
「おうよ!!」
シュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン…!!ダァン!!
「まずはその鎖からだ!!」
ジャキィン!!
「・・・!?」
ディーノの鎌の付いたワイヤーによって、バトルトラップは数秒動きが封じられる。サイドスワイプはその間にバトルトラップに近づき、まずは彼の一番の武器であるモーニングスターの鎖を断ち切った。
「!?!?」
「次は腕と足だ」
ジャキィン!!ジャキィン!!
「・・・!!」
ドシィィィン!!
「よっしゃ!!野郎倒れたぞ!!」
武器を失ったバトルトラップが驚いたような表情を見せると、サイドスワイプは次に腕と足を攻撃する。サイドスワイプの攻撃により腕と足を失ったバトルトラップは、ただ前に倒れることしかできなかった。
シュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!
「ディーノ、トドメだ!!」
ジャキィン!!
「ハッハァ!!テメェの顔をぐちゃぐちゃにしてやるぜぇ!!」
ザシュ!!
「終わりだ!!」
ジャキィィィィィン!!シュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン…
「ブチのめしてやるのは気分がいいぜぇ!!」
「ウルトラマグナスのヒヨッコに倒されたお前なんぞが、俺たちに敵うもんかよ!!」
バトルトラップが倒れたためディーノは彼にトドメを刺すために近づき、刺さっている鎌を外して腕に戻す。そしてディーノはその鎌によってバトルトラップの顔面を引き裂き、サイドスワイプは2枚のブレードを使って彼の首を切り落とした。
ケセドのいる部屋
ドォォォォォォォォォォォン!!
「ケンカの時間だオラァ!!!」
「「「「「・・・」」」」」
「おーお、うじゃうじゃいるぜ」
「ぎゃはははははぁ!!いひゃひゃひゃひゃひゃぁぁぁ!!!」
ネルはケセドのいる部屋をけ破って突撃すると、待ち構えていた兵隊たちが一斉にこちらに視線を向ける。大量の軍隊が襲い掛かってくるというシチュエーションに、ツルギはテンションが上がっていた。
「構えー!!てぇー!!」
ズダダダダダダダダダダダ!!
「ハーッハッハッ!!どうだ見たか!!これがおいらの親衛隊の実力だ!!えっへん!!」
タァァァァァン!!ドカァァァァン!!ズダダダダダダ!!
「レッドウィンターの人が雑魚を倒してくれるので戦いやすいっすね」
「このまま一気に奥にいるケセドの元へ進みましょう」
「あははっ、丸くてカワイイよねアレ!!」
ケセドの兵隊たちは、ネルたちが入ってきたと共に彼女たちに襲い掛かってくる。だがチェリノたち率いる親衛隊によって兵隊たちは蹴散らされ、C&Cとツルギたちはケセドの元へと進むのであった。
ドカァァァァン!!ズドォォォォン!!ボカァァァァァン!!
「さぁ覚悟しやがれ玉っころ!!」
「げへへへへへぇ!!ヒャッハァァァァァ!!」
ズダダダダダダ!!ズダァァァァン!!
「コイツを倒せば俺たちの勝ちだ!!全員でブチのめしてやれ!!」
「ありったけをブチ込めぇ!!!」
ドカァァァァァァァァァァァァァァン!!
ケセドを眼前に捉えた一同は、全員で目標を攻撃する。この軍需工場に存在する兵隊たちを生み出しているケセドを倒せば作戦は成功のため、その場にいる全員で攻撃を仕掛けるのであった。
シュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ…
「やったか…?」
「あ…」 「ハウンド…」 「言ってしまいましたね…」 「マジか…」
ドォォォォォォォォォォォン…!!
「ケセド、未だ健在…だね」
「「「「「やっぱりーーーー!!!!」」」」」
「俺、何か変なこと言っちまったのか…?」
ケセドが爆炎に包まれるなかハウンドはこのシチュエーションで絶対に言ってはいけない言葉を口にしてしまい、C&Cから冷ややかな目を向けられる。そして大方の予想通りケセドは無事であり、エイミがそのことを告げると、一同はやっぱりと叫ぶのであった。そして、ハウンドは自分が何をしたのか全く理解していない様子であった。
シュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン…!!
「アイツ、また兵隊を生み出すつもりだぞ!!」
「止めろ!!」
ズダダダダダダダダダダダ!!ダァン!!ズダァン!!
「ダメだ、間に合わない!!」
ドォォォォォォォォォォォン!!
「クソッ!!後一歩だったのに…」
未だ健在なケセドは彼女たちを倒すべく、兵隊たちを生み出そうとする。それを止めようと一同はケセドに攻撃を繰り返すが、一歩遅かったようでケセドは兵隊を生み出してしまった。
「ハッ、だが今さら雑魚をいくら発注したところで…」
「いや…違うぞ。コイツらいつものヤツらじゃない」
「ここに来て新型かよ。クソッ…!!」
「問題無い。新型であろうと私たちで倒すまでだ」
ケセドはいつもの兵隊ではなく、何か別の兵を生み出そうとしておりサイドスワイプはそれを警戒する。ディーノは新型の登場に悪態をつくが、ツルギは何であろうと自分たちで倒すまでと覚悟を決めた。
ドォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン…!!
「来るぞ、警戒を怠るな!!」
シュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ…
「・・・」 「・・・」 「・・・」 「・・・」
「な、何だあれ?」
「トランスフォーマー…なのか?」
「あははっ、何あれ~」
アイアンハイドが一同に警戒するよう促していると、ケセドは新たな兵隊を4体生み出す。その姿を見た一同はトランスフォーマーのような姿をしている彼らに戸惑っていた。
「銀色で腕にデカいキャノンが付いてるヤツ、カラフルで翼が付いてるヤツ、紺色のラジカセみたいなヤツ、紫色の単眼爆乳野郎…」
「知らないはずなのに、どっかで見たことあるような…」
ピュゥゥゥゥゥン!!
「うおっ!?こいつらビーム兵器を使うのか!!」
ザッザッザッザッザッザッ…
「「「「・・・」」」」
ケセドが生み出したトランスフォーマーの姿はどれもオートボットたちには見慣れないようだが、どこか見たことあるような姿をしており首を傾げていた。そしてケセド兵たちはビーム兵器を使用し、彼女たちを追い詰めようとしていた。
「トランスフォーマーと思わしき敵の解析が終わったよ」
「流石エイミですね。特異現象捜査部の部員のことはあります」
「解析の結果、あの4体のトランスフォーマーはそれぞれ私たちのいる世界とは別の存在だということが分かったよ」
「そう言えば以前そんな話をビーから聞いたな」
「そう、彼らはそれぞれ別の世界のメガトロン、スタースクリーム、サウンドウェーブ、ショックウェーブの姿を模した、ケセドの生み出した兵隊だよ」
オートボットたちが目の前の兵士に困惑していると、エイミが解析が終わったと告げる。彼らは別の世界のディセプティコンであり、ケセドがその姿を模して作った存在であった。
「あぁ~、まぁ確かにそんな面影があるぜ」
「あのスタースクリームのムカつくにやけ面とかそっくりだな」
「けど、誰が相手であろうとやる事は変わらない」
「あぁ、その通りだカリン。結局のところあの丸い玉をぶっ壊しちまえばアタシらの任務は成功だ」
「きひひひひぃ…ぎゃはははははぁぁぁぁ!!!」
それを聞いたアイアンハイドとハウンドは、どこか見覚えがある雰囲気を感じていたことに妙に納得する。そしてカリンとネルは相手が誰であろうと、ケセドを倒せば終わると臨戦態勢に入っていた。
ガチャ!!ガチャ!!ガチャ!!ガチャ!!
「・・・」 「・・・」 「・・・」 「・・・」
「あっちもどうやらやる気みたいだな」
「撃ち合いと行こうぜ」
「テメェら!!正面から突破するぞ!!」
「「「「「おぉー!!!」」」」」
さぁ戦いだ!!
ピュゥゥゥゥゥン!!ピュゥゥゥゥゥン!!ピューン!!
「・・・」 「・・・」 「・・・」 「・・・」
ズダダダダダダダダダダダ!!ズダダダダダダ!!
「撃て撃て撃てー!!」
ピュゥゥゥゥゥン!!ピュゥゥゥゥゥン!!ピューン!!
「クソッ!!メガトロンとスタースクリームのビーム威力は厄介だな」
「壁や床が熔けてるっすよ!!」
イジェェェクト!!バシュ!!バシュ!!
「野郎…!!ラヴィッジとレーザービークまで出してきたぞ!!そのいやらしさサウンドウェーブだよお前!!」
デストロンとオートボットは数十メートルの距離で撃ち合い始める。他の世界線のメガトロンとスタースクリームもビームのパワーが強力なため、壁や床が熔け出すほどであった。
ドォォォォォォォォォォォン!!ボカァァァァァァァァァン!!
「くっ…!!」 「うぅっ…!!」 「あっつ…!!」
「後ろにいろ!守ってやる!守るのをやめる時は死んだ時だ!それは無いがな!」
「は、ハウンド…ありがとう」
「マズイね…このままじゃ押し負けるかも」
「部長と正実の委員長が率先して前衛に出ていますが、いくら傷の治りが早いと言ってもこれほど激しい攻撃では…」
ジャガーとコンドルまで襲い掛かってきたことにより、後方にいるネル以外のC&Cメンバーは爆風を浴びて怯んでしまう。その爆風をハウンドが庇うことにより彼女たちは事なきを得たが、エイミとアカネはこのままでは作戦が失敗すると考えていた。
「全軍突撃ー!!!」
ズダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ!!
「「「「「!?」」」」」
「オイラたちが救援に来たというのにその体たらくは何だお前たち!!負けたら承知しないぞ!!」
「あぁん!?アタシらが負けるわけないだろうがぁ!!」
「ギャアアアアアアアア!!!ハアァァァァァァァ!!!」
彼女たちが苦戦を強いられているなか、雑魚を蹴散らしたチェリノが親衛隊を率いて加勢にやって来る。彼女の負けたら承知しないという言葉を聞いて、ネルとツルギは再びケセドに向かって走り出した。
ズダダダダダダダダダダダ!!ダァン!!ズガァン!!
「コイツらは俺たちで抑える!!だからお前ら2人でケセドを倒せ!!」
「サンキュー、アイアンハイドのオッサン!!」 「礼を言う」
チューン!!ドチューン!!ビビビビビビ!!
「振り返らず走れ!!」 「任せたぞ!!」 「とにかくそのまま行け!!」
「リーダー!!」 「いっけ~!!」 「部長!!」 「ツルギ先輩!!」 「頼んだよ」
「フッ…まったく。みんなオイラがいないとダメダメだな」
ネルとツルギがケセドに向かっていくことに気づいたアイアンハイドは、2人を守るためにデストロンを抑えに向かう。他のメンバーも2人にケセドを任せ、襲い掛かってくる敵を彼女たちに近づかせないよう護衛するのであった。
タァン!!タァン!!
「ようやく辿り着いたぜ、玉っころ」
「ぎぃぃぃぃぃぃ…」
ガチャ!!ガチャ!!
「みんながここまで連れて来てくれたんだ、ここでしくじるなよ?」
「当たり前だ」
アイアンハイドたちに助けられ、ネルとツルギはようやくケセドの元へとたどり着く。いい加減うんざりさせられていた2人は、早々にケセドに標準を合わせ始めた。
「終わりだ」 「くたばりやがれ!!」
ズダダダダダダダダダダダ!!ダァン!!ズダァン!!ドカァァァァン!!
「オラオラオラァ!!」 「ぎゃはははははぁ!!」
ズドォォォォン!!ドドドドドドドドド!!ボカァァァァン!!
「これで…」 「最後だぁぁぁぁ!!!」
ドカァァァァァァァァァァァァァァン!!!!!
「任務…完了」
「チッ…手こずらせやがってよぉ!!」
ネルとツルギは大量の銃弾をケセドに浴びせる。ミレニアムとトリニティ最強の2人の攻撃を浴び続けたケセドは耐えきれずしめやかに爆破四散した。
「ふぅ…任務完了。お疲れ様」
EXCITING TRANSFORMERS!!
今回はなかなか難産でした。
ケセドがやったのはデストロン(G1)のコピーを増殖させることですね。
ショックウェーブはG1世界なので向こうではレーザーウェーブと呼ばれてるけど、キヴォトスにいるのはショックウェーブなのでオートボットはショックウェーブだと認識しているというクソややこしい現象。