TRANSFORMERS Blue_Archive   作:H2O(hojo)

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一応新キャラ登場。万魔殿に居る2人の所属グループの人たちが全員揃う感じです。


クズノハを探せ!!

百鬼夜行自治区・大雪原

 

「・・・」 「・・・」 「・・・」 「・・・」

 

「う、うわぁっ!部長!こっちも塞がれてしまいました!」

 

「うっ、一体どうなってるの…大雪原は比較的安全だって聞いてたのに…敵がこんなにいるなんて聞いてないよー!」

 

「あの女狐、私たちを騙したのである」

 

ニヤからの指令を受けて大雪原へと向かった忍術研究部だったが、途中でサンクトゥム兵に捕捉されてしまう。比較的安全だとニヤから聞いていたため、プロールは彼女に騙されたと憤っていた。

 

「ま、まさか…私たちの後をつけて来たのでしょうか…?」

 

「イズナたちをですか!?どうやって特別任務のことを…」

 

「いや、この任務の事は誰にも言ってないし、そもそもそんな時間もなかったよ!」

 

「ミチルの言う通りである。我々は指令を受けてすぐに出発したのである。情報を漏らす余地はなかったはずである」

 

ツクヨは自分たちを付けてきたことを疑うが、特別任務のことをサンクトゥム兵たちが知るはずもないとミチルとプロールは否定する。

 

「…キキキッ」

 

「・・・」 「・・・」 「・・・」 「・・・」

 

「こ、こっちも…!囲まれてしまいました!ど、どうしましょう、部長?」

 

「こ、このままじゃ、私たち…」

 

「だぁーっ!弱音を吐くんじゃない!!」

 

さらにサンクトゥム兵は数を増やし、最終的に忍術研究部は敵に囲まれてしまう。敵に囲まれて諦めかけているイズナとツクヨに対し、ミチルは弱音を吐くなと喝を入れた。

 

「部長…」 「部長…!」 「ミチル…」

 

「先生が、私たち忍術研究部を信じて任せてくれた任務だよ!この程度のトラブルで失敗するわけにはいかないの!そう…“忍者とは、一度交わした約束は必ず守るもの”!ツクヨ、イズナ、プロール!“忍者”の絆を、見せつけるよ!」

 

「…絆の力、ですね!はいっ、部長!」

 

「はい!イズナも主殿との約束、必ず守ってみせます!」

 

「サイバー忍者の実力、見せつけてやるのである」

 

ミチルは忍者は一度交わした約束は必ず守るものだと言って、忍術研究部を勇気づける。部長であるミチルの激励を受けた3人は元気を取り戻し、再び敵へと向かい合うのであった。

 

「よし、いっくよー!!ミチル流忍法っ!!雷遁・千鳥流しの術!!」

 

チチチチチチッ!!!

 

「イズナ流忍法!!火遁・鳳仙花の術!!」

 

ビュォォォォォォォォォ!!

 

「つ、ツクヨ流、忍法…!木遁・木分身の術!!」

 

ギギギギギ…

 

「ソーサーエッジ!!」

 

ジャキィン!!ジャキィン!!

 

忍術研究部はミチルを先頭に、各々習得した忍術を使って敵を倒していく。全ての忍者の愛読書『KAMABOKO 突風伝』は偉大なのだ。

 

大雪原・上空

 

ガシャァァァァァァァァァ…

 

「今だ、いくぞ!!我が超無敵鉄甲コンバットロン部隊!!降下!!」

 

「いえ~い!!」 「ヒャッホー!!」 「待ってましたー!!」

 

「そのネーミングはもうちょっとなんとか…はぁ…」

 

「ガタガタ言うなっての!!」 「細けぇことはいいんだよ!!」

 

忍術研究部がサンクトゥム兵と戦っている真上では、マコトたち万魔殿が飛行艇のハッチを開けて降下を開始しようとしていた。飛行艇には万魔殿直轄のメンバーであるブロウルやオンスロートの他、彼らの仲間であるボルター、ブレストオフ、スィンドルといったコンバットロンのメンバーが同乗しており、今か今かと降下を待っていた。

 

「はい、降下しますね」

 

ヒュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ…

 

「「「「「いやっふぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!」」」」」

 

「ハハハハハ!!このマコト様の活躍を見せてやる!!」

 

「まったく…後でメガトロン様に叱られても知りませんよ」

 

「あんな老いぼれなんぞ、このマコト様にかかればちょちょいのちょいよ!!」

 

イロハは飛行艇のハッチで騒いでいるマコトとコンバットロンたちを横目に、降下のボタンを押す。飛行艇から地上へと降下を始めたコンバットロンたちは、相変わらずのハイテンションであった。

 

大雪原

 

「…?あ、あれ…?」 「この音は…」

 

「部長、ツクヨ殿、プロール殿!!上を見てください、飛行船です!!」

 

「な、何あれ!?何かが降ってきてる!?」

 

「5体もいるのか!?」

 

一方マコトたちが降下している真下にいる忍術研究部たちも、上空の異常に気付いて空を見上げる。一同は飛行艇と空から降って来る金属の塊たちを発見し、その異様な光景に驚いていた。

 

ドォォォォォォォォォォォン!!!

 

「なっ、何…」 「こ、これは…!?」 「戦車が…!?降って、きました…!」

 

「キキキッ!バッチリのタイミングだったぞ、イロハ!」

 

「あははっ!すっご~い!降下~!」

 

「…ああ、はい」

 

「俺たちコンバットロンのボディはパラシュート無しの降下でもへっちゃらだぜぇ!!」

 

そしてコンバットロンたちは轟音を立てながら、ビークルモードで雪原に着地する。スペースシャトルであるはずのブレストオフですら、何故か地面に激突しており意味不明な光景が広がっていた。

 

「ところで先輩、何でここに来たんですか?」

 

「知らないのか?危機に瀕した仲間を助けるために決まってるだろう!」

 

「…はい?」

 

「ああ、そうだ!正義の味方になるためだとも!!イブキが愛してやまない忍者のためにな!!」

 

「こんにちは、忍者のおねえちゃんたち!イブキが助けにきたよ~!!」

 

イロハはゲヘナにも危機が迫っているこの状況で、わざわざ百鬼夜行の大雪原に来たことが疑問のようでその理由をマコトに問うと、彼女は仲間を助けるためだと答える。だがそれを聞いたイロハは理解が追い付かず、間の抜けた声を出してしまった。

 

「あっ、あの声は…!」

 

「い、イブキ…!?」

 

「イロハさん、まで…どうして、ここに…?」

 

「キキキッ…このマコト様の情報網を甘く見てもらっては困る。危険な任務に忍者があたるという情報を掴んでいたのだ!」

 

「ヌハハハハ!!そういうこった!!」

 

そして忍術研究部たちは以前百鬼夜行で知り合ったイブキとイロハの声を聞き、彼女たちが助けに来てくれたのだ気付く。そして何故秘密任務のことを知っているのかと言うツクヨの疑問に対し、マコトは万魔殿の情報網で察知したのだと高らかに告げるのであった。

 

「イブキの愛する忍者たちが怪我でもしたら、イブキが悲しむことは目に見えている。だから上空で見守りつつ、危機一髪の瞬間を狙っていたのだ!」

 

「はぁ。じゃあ、ここに来たのも…イブキのために?」

 

「ああ、そうだとも!!イブキの好感度を上げるための絶好のチャンスを、みすみす逃すわけがあるまい!!前回のプリン事件以降、イブキが目も合わせてくれないのだからな!」

 

「んだよぉ!?雪合戦できるって言われてこんなクソ寒いことろについて来たってのによぉ、結局イブキのご機嫌伺いじゃねぇかよ!!」

 

さらにマコトはイブキの好感度を上げるためにわざわざ大雪原まで来たと言って、イロハを呆れさせる。そしてコンバットロンは、マコトに雪合戦をしようと誘われホイホイついてきたようだ。

 

「…イブキが大事に取っておいたプリンを食べるからでしょ」

 

「お前のプリンだと思っていたのだ!」

 

「私のプリンでも良くないですよ…?」

 

「まぁやっちまったもんはしょうがねぇよな」

 

「黙ってたあなた達だって同罪ですからね…?」

 

マコトが必死にイブキの好感度を上げようとするなか、イロハはプリンを黙って食べたマコトが悪いと述べる。それにマコトはイロハのだと思ったと返し、イロハをさらに呆れさせるのであった。

 

「あの時のマコト先輩は嫌いだったけど、もう大丈夫!マコト先輩だーい好き!!」

 

「キャハハハハハハッ…!!聞いたかイロハ?分かったらいますぐあの忍者たちを助けろ!! 超無敵鉄甲コンバットロン部隊!!」

 

「はぁ、分かりましたよ…出撃」

 

「おねえちゃんたち!イブキが助けるからね!」

 

「「「「「トランスフォーム!!」」」」」

 

ギゴガゴゴ!!

 

忍者を助けてくれると聞いて、イブキはマコトのことを許すようである。それを聞いてマコトはテンションが上がり、コンバットロン部隊に出撃の命令を出した。

 

「た、助けに、来てくれたのですね!ありがとう、ございます!」

 

「それじゃ!行くよ!」

 

「はい!」

 

「・・・。今回だけは共に戦ってやるのである、コンバットロン共」

 

万魔殿とコンバットロンたちが助けに来てくれたことに、忍術研究部たちは感謝を述べる。一方プロールはディセプティコンとの協力を内心嫌がりながらも、非常事態だからと今回だけは特別に許すのであった。

 

「というわけで、コンバットロン合体!!」

 

「待て待て待て待て!!」

 

「なんだよ…合体したほうが早いじゃねぇか」

 

「いきなり合体だとほらその…尺とか色々あるだろうが!!」

 

サンクトゥム兵たちとの戦闘を開始したコンバットロンたちだったが、すぐさま合体し始めたためマコトに止められる。コンバットロンたちは合体したほうが早く倒せると思っているようだが、どうやらマコトは自分たちの出番の尺について気にしているようである。

 

ピュン!!ピューーーン!!ピュン!!

 

「しゃくぅ!?そんなもん気にしてどうすんだよ?」

 

「このおバカ!!せっかくの出番なんだからまずはコンバットロンたちのメンバー紹介も兼ねて、個人での戦闘から始めるのがセオリーだろう!?ブルーティカスへの合体はそれからだ!!」

 

ズドドドドドドドドド!!ドォォォォォォォォォォォン!!

 

「つってもなぁ…俺とオンスロートはエデン条約んときからいたから初登場じゃねぇし…」

 

「ねぇ~マコト先輩たち何話してるの?」

 

「はぁ…何でもいいですから早くしてください」

 

コンバットロンたちは片手間でサンクトゥムたちと戦いつつ、マコトと戦い方について口論する。イブキはそれを不思議そうに眺め、イロハは早く決めてくれと急かしていた。

 

ズダダダダダダダダダダダ…!!

 

「はぁ~じゃ仕方ねぇなぁ…。えー、俺がコンバットロンのリーダーの、オンスロートでぇ~す」

 

「宇宙兵ブレストオフでぇ~す。スペースシャトルにトランスフォームしまぁす」

 

ドドォォォォォォォォン!!ドカァァァァァァァン!!

 

「ブロウルっす。イブキとイロハを乗せてるのは俺な」

 

「ヘリに変形するボルターでぇ~す。トランスフォーマーになる前は零戦やってました~」

 

ドシュゥゥゥゥゥゥン!!ズドォォォォォン!!

 

「スィンドルでぇす!!みんな!!武器売ってね!!」

 

マコトにメンバー紹介をしろと言われて、コンバットロンは戦いながら自己紹介を始める。だが一同は自己紹介を真面目にするつもりはなく、常時適当であった。

 

「よ~し、じゃあノルマこなしたから合体な」

 

「「「「おぉー!!」」」」

 

ガシャン!!ガチャン!!グシャン!!ギゴガゴゴ!!

 

「「「「「合体!!ブルーティカス!!」」」」」

 

「うわぁ~おっきいにょえ~」

 

そしてマコトから指摘した自己紹介をさっさと終わらせると、オンスロートはコンバットロンのメンバーに合体を指示する。コンバットロンは合体してブルーティカスとなり、堂々たる姿で現れた。

 

「そぉら、両肩のレーザー砲を喰らわせてやるぞ!!」

 

ギュィィィィィィィィィィン…!!

 

「発射!!」

 

バァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!!

 

「・・・!!」 「・・・!!」 「・・・!!」 「・・・!!」

 

「フハハハハハ!!どうだ見たかー!!これがブルーティカスのパワーなのだ!!」

 

「はぁ…マコト先輩、はしゃがないでください」

 

ブルーティカスは両肩のレーザー砲で敵に狙いを定めると、チャージを開始する。そしてチャージが完了すると、それを一気に放出し敵を一網打尽にした。

 

 

 

 

 

「だいたい片付いたみたいですね」

 

「そ、その…助けていただき、ありがとうございました…」

 

「ふん、お礼は私ではなくイブキにするがいい」

 

「イブキ殿!助太刀くださりありがとうございます!」

 

「えへへ、良かった!イブキね、おねえちゃんたちに怪我してほしくなかったから、マコト先輩にお願いしたの」

 

ブルーティカスの活躍によってサンクトゥム兵が消滅すると、ツクヨは助けてくれた万魔殿たちにお礼を述べる。忍術研究部たちを助けるようマコトに頼んだのはイブキであり、彼女は友達である彼女たちが傷ついて欲しくないと思い万魔殿を動かしたのであった。

 

「でもでも、大事な忍者の任務…イブキが邪魔をしちゃったんじゃないかって、ちょっと心配…」

 

「いや、そんなことはないのである。君たちのおかげで誰も怪我せずに済んだ。ありがとう」

 

「イブキ殿のおかげで、危機を乗り越えることができました!」

 

「ほんとほんと!一瞬“忍術研究部・絶体絶命のピンチ!?”みたいな動画を録るとこだったよ。ナイスタイミング、イブキ!」

 

「ほんと?えへへ…よかったぁ~!」

 

だがイブキは自分が忍者の大事な任務を邪魔してしまったのではないかと、心配する。だが忍術研究部たちは来てくれて助かったとイブキに伝え、彼女はそれを聞いて喜んでいた。

 

「でもこれ以上、忍者のおねえちゃんたちの邪魔したらよくないよね。だから、イブキは遠くから応援してるね。おねえちゃんたち、ファイト~!」

 

「うん。イブキの応援、確かに受け取った!」

 

「はい!ありがとうございます!ニンニン!」

 

「ふぁ、ふぁいと!おー!」

 

「後は我々に任せるのである」

 

そしてイブキはこれ以上忍者たちの任務の邪魔をするわけにはいかないと思い、遠くで応援することにする。そしてイブキの応援を受け取った忍術研究部一同は、大雪原の奥深くへと進むのであった。

 

 

 

 

 

「忍者との絆…というものでしょうか」

 

「・・・」

 

「…えっと、これでひと段落ですか?私、言いたいことがたくさんあるんですか…」

 

「マコト先輩、イロハ先輩、コンバットロンのみんな!イブキのお願い、聞いてくれてありがとう!」

 

忍術研究部たちを見送った万魔殿たちは、大雪原に佇んでいた。イブキは自分のお願いを聞いてくれたマコトとイブキとコンバットロンにお礼を述べていた。良い子である。

 

「そして、いつもイブキがワガママ言って、ごめんなさい…」

 

「…いえ、イブキが良いと言うのなら…これも悪くないような気がします…」

 

「さあ、ゲヘナに戻るぞイロハ」

 

「いや…それはまだ先になりそうです」

 

「なにぃ…?」

 

さらにイブキはいつもワガママを言ってごめんなさいと、マコトたちに謝る。だがイロハはイブキに振り回されるのも悪い気がしないと、笑いながら答えるのであった。

 

「オラオラオラァ!!」

 

ボボボボボボボボ!!

 

「お前ら一体なにやってんだ!?」

 

「決まってんだろ!!雪合戦だよ!!」

 

ズシャァァァン!!

 

「野郎!!やったなぁ!?」

 

バシュゥゥゥゥゥゥゥン!!

 

「はぁ…あなた達本当に子どもみたいですね」

 

マコトはイブキに撤収を命じるが、コンバットロンたちが雪合戦を始めてしまったため無効となる。まるで子供のように雪合戦に興じるコンバットロンたちを見て、イロハは呆れていた。

 

 

 

 

 

EXCITING TRANSFORMERS!!




コンバッティコンズ:実写出演していたブロウルとオンスロートしか登場していなかったが、これを契機に残りの3人も登場。単体ならそれなりに頭も切れ優秀な連中だが、5人集まるとバカな高校生のノリになるため頭脳が低下する。

忍術研究部の忍法
全てNARUTOが元ネタ。
千鳥ミチル:千鳥だから雷遁
久田イズナ:EXスキルで最後に結ぶ印が「寅」なため火遁
大野ツクヨ:EXスキルが木になるから木遁。柱間ァ!!みたいなのは無理
プロール:「風魔手裏剣影風車」ソーサーエッジで使えそうだから。
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