TRANSFORMERS Blue_Archive 作:H2O(hojo)
第6サンクトゥム
D.U.シラトリ区
守護者
ペロロジラ
アリウスの怪物 インフェルノカス
攻略メンバー
給食部
愛清フウカ 牛牧ジュリ
アーシー
美食研究会
黒舘ハルナ 鰐淵アカリ 獅子堂イズミ 赤司ジュンコ
補習授業部
阿慈谷ヒフミ 白洲アズサ
ロディマス・プライム
ディセプティコン
デバステーター
コンストラクティコン
ランページ スクラップメタル ロングハウル ハイタワー ミックスマスター スクラッパー オーバーロード スカベンジャー
カイテンジャー
カイテンレッド カイテンブラック カイテンイエロー カイテングリーン カイテンピンク
ツナ イール オムレット アボカド シュリンプ
作戦担当
明星ヒマリ
D.U.シラトリ区
ドドォォォォン…!!ドドォォォォン…!!ドドォォォォン…!!
「あ、アズサちゃん…アレって…」
「ああ。間違いない、あれは…」
「「ペロロジラ…!!」」
「あれがか…!?」
「やれやれだわ…」
D.U.シラトリ区では地震のような地響きが突然起こり始め、それは第6サンクトゥムの守護者が現れたことを示していた。そしてヒフミとアズサ、ロディマスとエリータはその地響きの中心部に向かうと、2人が見慣れた姿の怪獣が街を闊歩していたのである。
「ヒフミ。ペロロジラはみんなの心の中にいると言っていたのは、こういうことだったのか?」
「い、いえ…!そんなつもりではなかったのですが…」
「他のサンクトゥムの守護者はもっと強そうなヤツだったじゃない!!」
「あのマスコットがサンクトゥムの守護者たちの中で一番強いというのか…?にわかには信じられん…」
第6サンクトゥムの守護者にまさかヒフミとアズサの愛するマスコットだったことに、一同は開いた口が塞がらなかった。他のサンクトゥムの守護者たちが、先生や生徒、トランスフォーマーたちを苦しめた存在だったのに対し、一番エネルギー量が高いと言われた第6サンクトゥムの守護者がアレだったことにエリータとロディマスは意味が分からなかった。
「私たちも確認いたしましたわ。巨大な怪獣がD.U.シラトリ区に上陸しております」
ビィィィィィィィィィィィィィィィ!!
「うわぁっ、何よアレ!?」
「すっごーい!!目からビームだしてる!!」
「あちらに接近してみますね。みなさんしっかり掴まってください★」
「ふふっ。ええ、阻止してみせますわ」
美食研究会もペロロジラの姿を捉え、バギーでシラトリ区を爆走しながら攻撃の機会を伺っていた。ペロロジラは怪獣映画よろしく目からビームを放出し、監視用ドローンを消滅させていた。
“我々もそちらに合流する。敵はペロロジラだけではない。アリウスの怪物インフェルノカスも強力なトランスフォーマーだ。ヒフミ、アズサ、しっかり掴まっているんだ!!”
“ああ!!”
“はい!!”
ブゥゥゥゥゥゥゥゥン…!!
補習授業部たちはペロロジラを倒すために、美食研究会たちと合流するのであった。
「ピギャァァァァァァァァァァァァ!!」
ビィィィィィィィィィィィィィィィ!!
「な、何で私たちまで…!?」
「私たちはD.U.の避難している人たちに炊き出しを行っていたはずなのですが…どうして怪獣と戦っているのでしょう…?」
「ごめんなさい、2人とも。でも今は人手が足りないの。あんなのでも今の強さはキヴォトス最強よ。だからお願い、手伝って」
「うん。アーシーが言うなら、私たちは手を貸すよ」 「はい!!」
「ありがとう。あんたたち…」
ペロロジラがシラトリ区に出現したことにより、給食部のフウカとジュリも戦闘に駆り出される。最初こそジト目で不満そうな顔をしていたフウカだったが、アーシーに頼まれたとあってやる気を出すのであった。
「ウガァァァァァァァァァァ!!」
ドシィィィィィィィン!!
「来い!!アリウスの怪物!!」
「ホットロッドさん、大丈夫ですか!?」
「手を貸すぞ?」
ドォォォォォォォォォォォン!!
「いや、コイツは俺1人で相手する。2人はペロロジラを何とかしてくれ」
一方ペロロジラが出現したことにより、インフェルノカスも積極的にサンクトゥムの防衛に参加し始める。ロディマスはインフェルノカスを1人で倒すと言って、ヒフミとアズサをペロロジラの攻略に向かわせた。
「グゥゥゥゥゥ…」
「見て!ペロロジラが苦しみ始めたよ!!攻撃が効いてるのかも!!」
「オェェェェェェェェェ!!」
ポォン!!ポォン!!ポォン!!ポォン!!
「ぎゃあああ!!口から卵吐いたー!!」
美食研究会が攻撃を続けていると、ペロロジラが唐突に苦しみ始める。ジュンコは自分たちの攻撃が効いているのかと思ったようだが、次の瞬間ペロロジラが卵を口から吐き出し、単なるリバースだったことを悟った。
カチカチ…カチカチ…
「何か卵が揺れてるよー。生まれるのかな?」
「あら、珍しい食材ですから、フウカさんに調理して頂こうと思ったのに…残念ですね」
「バカじゃないの!?」
「これだけの大きさ…玉子焼きをどれだけ食べれるか楽しみですね★」
「いつでもブレないわね、アンタたち。やれやれって感じだわ」
イズミは卵が揺れているとハルナに知らせると、彼女はフウカに調理してもらって食べようとしていたようで、がっかりする。さらにアカリも玉子焼きにしてもらおうとしていたようで、アーシーはそのブレない思考に呆れていた。
ポポポポポポォォォォォォォォン!!
「「「「「クェェェェェェェェ!!」」」」」
「うわっ!?もう孵化しましたよ!!」
「うわぁ~ペロロ様がこんなにたくさん…!!」
「うん。一匹持って帰って飼えないだろうか…」
「というかこれ…マズくないかしら?囲まれてるわよ、私たち」
そして卵の殻を割って出て来たのは、ペロロジラの幼体であった。幼体と言ってもトランスフォーマー並の大きさがあるため、彼女たちにとっても十分脅威である。ヒフミとアズサはペロロジラに囲まれて幸せそうであったが、彼女たちは敵に囲まれてしまったのである。
「ハァァァァァァァァァァァァァ!!!」
「ウガァァァァァァァァァァ!!」
ガキィィィィィィィィン!!
「インフェルノカス!!お前のことはアイアコンの騎士の記憶で知っているぞ!!」
「グガァァァァァァァァァァァァ!!!」
ロディマスはインフェルノカスと単独で戦っており、その巨体から繰り出される攻撃を避けつつ隙を伺っていた。どうやらロディマスはアイアコンの騎士たちの記憶に触れたようで、インフェルノカスのことを知っているようである。
「アリウスが闇に潜って息を潜めている間、随分と非道を働いていたらしいな。貴様はその影と言えど、その行為は許しがたい!!」
「グォォォォォォォォォォォォ!!!」
ドォォォォォォォォォォォン!!
「この私が貴様の痕跡を跡形もなく消してやるぞ!!」
「グゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!」
ズサァァァァァァァァァァァ!!
インフェルノカスはアリウスがトリニティから追放された後、閉鎖された自治区の中で長い間怪物として生徒たちを虐げていたようである。その事実にロディマスは憤っており、インフェルノカスを絶対に倒すと誓うのであった。
「うらぁぁぁぁ!!」
ザシュゥゥゥゥゥゥゥゥ!!
「ウガァァァァァァァァァァ!?」
ザシュゥゥゥゥゥゥゥゥ!!
「くたばれ!!醜きものよ!!」
「ガアアアアアアアアアァァァァァ!!?」
ギゴガゴゴ!!
ロディマスはインフェルノカスの脇腹、心臓、頭部を立て続けに剣で刺突する。ロディマスの攻撃を受けたインフェルノカスはたまらず、合体を解いてしまった。
「「「「「グガァァァァァァァァァァァァ!!」」」」」
ジャキィン!!
「私が誰か、忘れたか!!」
「「「「「アァァァァァァァァァ!!!」」」」」
ガァン!!ゴォン!!ドォン!!ボォン!!グォン!!
「私は、ロディマス・プライム!!!プライムを継ぐものだ!!」
インフェルノカスは5体バラバラになると、各々武器を構えてロディマスへ向かってくる。だがロディマスはエクスカリバーを水平に構えると、そのまま横薙ぎに攻撃し、一気に5体のインフェルノカスの首を刎ねるのであった。
「「「「「クェェェェェェェ!!!」」」」」
ザシュ!!ザシュ!!ザシュ!!ザシュ!!
「うわぁぁぁ!?私たちは食べても美味しくないってばぁ!?」
「突っつくのはやめてくださぃぃぃぃぃ!!」
「以前からペロロに囲まれたいと思ってはいたが、突っつかれるのは想像していなかった…」
卵から孵ったミニペロロジラは、攻略班たちを囲んで突き始める。いくらペロロ好きのヒフミやアズサも、ペロロジラに突っつかれるのは流石に堪えているようだった。
「待たせたなお前たち!!」
「誰っ!?」
「「「「「無限回転寿司戦隊・カイテンジャー参上!!!」」」」」
ドォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!!
「さっきのお寿司の人たちだ!!」
「「「「「カイテンティコンもよろしく!!」」」」
そんな彼女たちの窮地に現れたのは、先ほどシラトリ区のサンクトゥム兵を倒していた回転寿司戦隊・カイテンジャーとカイテンティコンである。彼女たちは10人揃って決めポーズを取り、背後に爆薬を仕込んで戦隊モノ感を演出していた。
「カイテンティコン!!合体だ!!」
「「「「おぉー!!」」」」
ギゴガギゴゴギゴガギゴゴ!!
「「「「「合体!!カイテンFX!!」」」」」
「おぉー!!」
「さぁ、相手になってやるぞ怪獣王ペロロジラ!!」
カイテンティコン達も他のトランスフォーマー手段の例に漏れず合体をし始める。カイテンティコンは合体するとカイテンFXとなり、カイテンジャーも胸部のコックピットに搭乗することができるのである。
「フンッ!!」
ザシュ!!
「クエー!!」 「ギョエー!!」
「えいやぁ!!」
バシュ!!
「ギエェー!!」 「グエー!!」
「鯖セイバーの威力を見たか!!」
カイテンFXは右腕に鯖セイバーと呼ばれる大剣を携え、ミニペロロジラをぶった切っていく。ミニペロロジラは断末魔をあげながら消滅していくのであった。
「う~ん…」
「アズサちゃん、どうしたんですか?」
「あのカイテンFXというトランスフォーマー、どこかで見たことがあるような…」
「そうなんですか!?私は初めて見ましたけど…」
「う~ん…どこだったかな…」
カイテンFXがペロロジラと対決している姿を見ていたアズサは、一度どこかでアレを見たような気がすると言って頭を捻っていた。だが友達のヒフミは今回が始めてのようで、アズサの発言に驚いていた。
シャーレ
「見てくれ先生!この前手に入れたゲヘナ限定のメガトロン・スカルマンだ」
“おぉー!最近はそんな商品も出てるんだねぇ。私もメガトロンのグッズ持ってるよ”
「どんなヤツなんだ?」
“だいぶお高いヤツだったから…ユウカとかリンちゃんとかに睨まれたけど…でも買った甲斐はあったかな、アハハ…”
“おぉー!これは凄いな。変形するのか?”
「もちろんだよ」
アズサが思い出したのは先生にゲヘナ限定のコラボグッズを見せにいった時のことであった。先生はメガトロンのグッズなら自分も持っていると言って、自分のコレクションの写真をアズサに見せる。先生が持っているコレクションは一つ買うのに10000クレジットは下らない、下手すれば30000クレジットを越えるような値段のするトランスフォーマーの変形玩具である。
「私もホットロッドがいれば欲しいかも…」
“ホットロッドもそれなりの値段するヤツなら出てるよ。私も購入したからね”
「本当に!?」
“ちゃんと変形もするし、ホットロッドそっくりだよ”
「後で実物を見せてくれ、先生!!」
アズサは自分たちの大切な仲間であるホットロッドのグッズがあれば欲しいと述べ、先生はそれを所持していると答える。ホットロッドのグッズは控えめな値段ゆえにメガトロンのものよりクォリティは劣るものの、リアリティのある変形玩具である。お値段ざっと4000クレジット前後。
“他にも金属製で変形しないヤツもあるんだけど…これは大分手痛い出費でね…ユウカが3日も口を聞いてくれなかった…。でもしょうがないよね、そこに欲しいものがあったんだから”
「ああ、分かるぞその気持ち。ヒフミもよくペロロ様のグッズを前にしてそう言っている」
「せ~ん~せ~い~!!またトランスフォーマーのおもちゃを買ったんですか!?」
“ゆ、ユウカ!!”
「噂をすれば…だな」
さらに先生は他にも40000クレジット以上する非変形のおもちゃにも手を出していたようで、それでユウカに3日間口を聞いてくれなかったらしい。だが先生はそこに欲しい物があるのだからしょうがないと述べ、アズサもヒフミも同じことを言っていたと言って先生の言葉に賛同していた。そして、アズサとそんなことを話していると、ユウカが現れた。
「また無駄遣いをして!!最近他の似たようなオモチャ買ってたじゃないですか!!」
“違うんだユウカ!!アレはアレで必要なもので…。今回のは今回ので最後の1体がようやく発売されて、合体戦士が5体揃うんだ!!”
「合体戦士の話なら前も8体揃ったとか言ってたじゃないですか!!また買ったんですか!?」
“違うんだよ、ユウカ!?デバステーターとカイテンティコンじゃ違うんだって!!”
「思い出した。先生があのカイテンティコンっていうトランスフォーマーのオモチャを買って、ミレニアムの生徒に怒られてた」
「あはは…」
「何でも5体セットだから20000クレジットだとか何だとか…」
「そ、そんなにするんですか…?プレミアペロロ様くらいの値段じゃないですか!?」
「うん…」
アズサはようやくカイテンティコンのことを思い出したようで、それは先生が買っていたおもちゃだったのである。カイテンティコンのオモチャは1人ずつ出ており5体合計で20000クレジットすることに、ヒフミは驚いていた。
「クェェェェェェェェェェェェ!!」
ビィィィィィィィィィィィィィィィ!!
「ULTRAお皿シールド!!」
ジジジジジィ!!
「カイテンFXが盾でビームを防いでいるうちに攻撃いたしましょう!!」
「はぁ~い★」
ズドドドドドドドドドドドド!!
ペロロジラの攻撃はなおも続き、カイテンFXに向かってビームを発射し、カイテンFXはそれをULTRAお皿シールドで防ぐ。そしてその隙を突いて生徒たちが攻撃をし、ペロロジラにダメージを蓄積させていくのである。
「SUPER海老マシンガン!!」
ズガガガガガガァァァァァァァァァァ!!
「グェェェェェェェェェェ!?」
「HYPER鰯ミサイル!!」
バシュ!!バシュ!!バシュ!!バシュ!!
「キェェェェェェェェェェ!?」
「案外効いてるわね…あんな見た目でもトランスフォーマーってことかしら?」
カイテンFXは右腕のマシンガンや、胸部内臓ミサイルを使ってペロロジラに攻撃を畳み掛ける。正直頼りになるか疑問視していたアーシーは、カイテンFXの活躍に驚いていた。
「すまん遅れた!!」
「ホットロッドさん!!」 「遅いぞホットロッド」
「インフェルノカスを1人で相手してたんだ、多少の遅刻は勘弁して欲しい」
「そうか…復活したあの怪物を倒してくれたんだな…ありがとう」
「もう君たちがアレに苦しむことはないさ」
そしてインフェルノカスを倒したロディマスもようやくヒフミたちに合流する。ロディマスはアリウスを苦しめたインフェルノカスを倒したことをアズサに伝えると、彼女はロディマスに感謝を述べていた。
「私も手を貸させてもらうぞ、カイテンFX」
「2人でダブルセイバーか…これで心スッキリだな」
「君は一体何を言っているんだ?」
「クェェェェェェェェェェェェ!!!」
「おっと…お話している場合ではなかったな」
ホットロッドは同じく剣を構えているカイテンFXの隣に立ち、手を貸すと言ってエクスカリバーを構える。カイテンFXは心スッキリと言いながら、ロディマスとの共闘を受け入れるのであった。
「さぁ、行くぞ!!」 「任せろ!!」
「「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」」
シュィィィィィィィィィィィィィィィィン!!
「FINAL鯖スラァァァァァァァァァッシュ!!!」
「エクスカリバァァァァァァァァァァァァァ!!!」
ドォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!!
「グェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェ!!!」
ロディマス・プライムとカイテンFXは剣を掲げると、パワーを剣に集め始めた。そして2人は必殺技の名前と剣の名前を叫ぶと、ペロロジラはその波動に飲み込まれていくのであった。
シャーレ
「ペロロジラ、消滅を確認!!」
「でも、6つ目のサンクトゥムのエネルギーがどんどん大きくなってるんだけど…一体何が起きてんの?」
“これは…全てのサンクトゥムからエネルギーが一か所に集中している事を確認しました”
「うえっ!?どゆこと!?」
“全てのサンクトゥムの力が一つに集まり…「最後のサンクトゥムタワー」が生成されています”
2人の攻撃によって消滅したペロロジラであったが、何故か第6サンクトゥムのエネルギーが大きくなっていることをモモカは観測する。ヒマリはその原因を突き止め、第1から第5サンクトゥムのエネルギーが全て第6サンクトゥムに集まっているということを報告した。
「なるほど…分かりました。ありがとうございます。先生…おそらく、これが最後の戦いとなります。ご準備を」
特異現象捜査部・部室
「ふふっ…そろそろ私の秘密兵器の出番ですね」
“部長、秘密兵器なんてあったの?今まで隠してたってこと?”
「隠していたと言いますか、正確には…今完成したと言いますか」
“えぇ…大丈夫?”
第6サンクトゥムにて最後の戦いが開始されると聞いて、ヒマリは準備していた秘密兵器を取り出す。どうやら秘密兵器は今完成したようで、エイミはその急造の秘密兵器のことを心配していた。
「チーちゃん、準備はできましたか?」
“準備はできてるけど…何の保証もできないよ”
「ええ、承知しております。いつも通り、まずは試運転からですね。私、今日の運勢は良かったので問題無いかと」
“その秘密兵器ってどんなやつ?”
“あー…説明するのがちょっと難しい、けど…。サンクトゥムのエネルギーを利用して、物理法則を超越する現象を起こせるかもしれないの。限定的なものだけど”
ヒマリは秘密兵器の準備ができているかをチヒロに確認すると、彼女は準備はできているが何の保証もできないと答えた。エイミは秘密兵器詳細が気になりそれをチヒロに尋ねると、彼女はサンクトゥムのエネルギーを使って超常的な現象を限定的に引き起こすものであると説明した。
“物理法則を、超越…?”
「はい、簡単に言えば…“物質の巨大化”です」
“へぇ…なるほど…?”
“はぁ…冗談みたいな話だけど、今キヴォトスで起きている現象だって、冗談みたいな話だからね。だから、細かいことは気にしないでほしい。私もあまりよく分かってないんだ”
「そうですね…一種の特異現象と考えれば良いかと」
そしてヒマリはその超常的な現象を、物質の巨大化であると説明する。それを聞いてエイミとチヒロは実感の湧かない顔をしていたが、今キヴォトスで起きている事象もありえないので、とりあえず納得はしていた。
“えーっと、つまり。あの巨大怪獣と戦うために、何かを「巨大化」するってこと?というかさっき倒したんじゃないの?”
「第6サンクトゥムにエネルギーが集まっている今、あの巨大怪獣はパワーアップして復活します。そしてそれと戦うために“巨大化”は必要なのです」
“そう。理論上だと、この「虚妄のサンクトゥム」がキヴォトスで活性化している間の約3分間、巨大化は維持される”
“3分…思ったより短いね”
「特異現象とはそういうものです。それに、巨大化するためのとっておきの切り札ももうすぐ到着するでしょうから…」
D.U.シラトリ区
シュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ…!!!
「バカなっ!!FINAL鯖スラッシュを喰らって無傷だと…!!」
「しかもあの怪獣…だんだんと大きくなってるぞ!!」
“第1から第5サンクトゥムのエネルギーが全て第6サンクトゥムに集まっているのです。先ほどの攻撃、通常なら倒せていた威力でしたが、パワーアップしたペロロジラ相手には効果がなかったようです”
「そ、そんな…」
協力攻撃によってペロロジラを倒したかに見えた攻略班だったが、第1から第5サンクトゥムのエネルギーがこちらに集まってきたことにより無効化される。さらにはさきほどよりもどんどん身体が大きくなっており、超高層ビルから顔を出すほどの大きさになっていた。
「クェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェ!!!」
ビィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!!!
「「「「「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」」」」」
ドォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!!!
ギゴガギゴゴ!!
「クソッ!!なんて威力だ…!!カイテンFXの合体が解かれてしまった」
「大丈夫か君たち!!」
「あ、あぁ…」 「何とか…」
そしてパワーアップしたペロロジラは、攻略班目掛けてビームを発射する。ビームの威力は建物を半壊させ、カイテンFXを維持できないほどのものとなっており、攻略班は文字通り手も足もでないほどにパワーアップしていた。
「ぐっ…このままでは…」
ブロロロロロロロロロロォ…!!
「あの重機たちは…まさか!!」
「待たせたな!!お前たち!!」
ギゴガゴゴ!!
「「「「「コンストラクティコンズの参上だ!!」」」」」
ドォォォォォォォォォォォン!!
「「「「「コンストラクティコンズ先輩!!」」」」」
だが一同の窮地にヒマリの言っていたとっておきの切り札が到着する。彼らは第5サンクトゥムの掘削工事を終え第6サンクトゥムへと移動してきたコンストラクティコンズである。カイテンティコンたちにとっては合体戦士としての先輩であり、彼らの参戦は心強いものであった。
「コンストラクティコンズ、合体だ!!」
「「「「「おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」」」」」
ギゴガギゴゴギゴガゴゴ!!
「「「「「8体合体!!デバステーター!!」」」」」
「待ってました!!」
「虚妄のサンクトゥム攻略戦の最後を飾るのは、元祖合体戦士のこのデバステーター様だ!!」
現場に着いたコンストラクティコンズは早速合体を開始して、デバステーターへと姿を変える。虚妄のサンクトゥム攻略戦では様々な合体戦士が活躍したが、彼らは元祖合体戦士としてのプライドがあるようである。
“先生、今です!!”
“了解!!デバステーター、空に手を掲げるんだ!!”
「よっしゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ギュィィィィン!!ギュィィィィィィン!!ギュォォォォォォォォォン!!
「シュワッチ!!!」
ドカァァァァァァァァァァァァァァァァン
「う、うわぁああああっ!?」
「すっごーい!デバステーターがおっきくなってるー!!」
「ふふ…これは本当に、何が何やら…」
ドカーンガシャーン★って事ですよね?分かりやすくて良いと思います!」
デバステーターとペロロジラの対決を離れた場所で見ていた美食研究会は、その怪獣大決戦ともいうべき状況に驚愕していた。戦いの衝撃は彼女たちの元にも届いており、地面が大きく揺れていた。
“うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!いっけぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!”
「あれは…!!」
「この前、映画で見たぞヒフミ!ペロロジラvsメカペロロジラだ!!」
「何でもありだな、ペロロジラってのは!?」
巨大化したペロロジラとデバステーターの対決を見て、先生は絶叫するほど興奮していた。そしてアズサは以前映画で似たような光景を見たことあるようで、その何でもありの作風にロディマスは驚いていた。ちなみに他の作品としてペロロジラvsキングコンボイというものがあり、コンボイたちやRABBIT小隊が生活費を稼ぐために出演している。
「ミサイル攻撃を喰らえ!!」
バシュゥゥゥゥゥゥゥ!!バシュゥゥゥゥゥゥゥ!!バシュゥゥゥゥゥゥゥ!!
「グェェェェェェェェェェェ!!!」
「そのブサイクな顔ぶん殴ってやるぜぇぇぇぇ!!」
ズドォォォォォォォォォォォォォォン!!!
「ギョエェェェェェェェェェェェェェェェ!?」
「オラオラオラァ!!」
巨大化したデバステーターは、ペロロジラに攻勢を仕掛けていく。ペロロジラは悲鳴を上げながらデバステーターの攻撃を受けていた。
ギィィィィィィィィィィィィィィ!!
「クェェェェェェェェェェェェェェェェ…」
「ビームをチャージしているな?いいだろう、火力勝負だ!!」
ギュィィィィィィィィィィィィィィィン…!!
「ギャァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
「ウガァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
ドォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!!
するとペロロジラは喉奥に力を溜め始め、全力でビームの発射準備を始める。それに気づいたデバステーターも同様にヴォルテックス・グラインダーの発射準備を整える。そして2体の巨大怪獣の放つビームがキヴォトスの空に炸裂するのであった。
シュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ…
「グ、グェェェェェェ…!!」
“ペロロジラが弱ってる!!残り1分!!これが最初で最後のチャンスだ!!”
「分かってらぁ!!」
ギュィィィィィィィィィィィィン!!
“な、なにぃぃぃぃぃ!?デバステーターの両腕が回転しているっ!?”
「た、楽しそうだな先生…」
先生はペロロジラが弱っていることに気付くと、デバステーターにトドメの攻撃を指示する。デバステーターは先生の指示に従い、両腕をドリルのように回転し始めるのであった。
ギュィィィィィィィィィィィィィィィィン!!
「デバステーターウルトラスーパーシャイニングMAXエターナルロケットパァァァァァァァァァァァァァァンチ!!!!!」
ドドォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!
“やったー!!ロケットパンチだぁ!!”
ギュイギュイギュィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィン!!
「ギャピィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!!」
ドッカァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!!
「ハァーハッハッハッハ!!デバステーター様大勝利!!!」
シャーレ
「・・・」 「・・・」
「…さ、最後のサンクトゥム、消滅を確認しました…!」
「せ、成功した、の…?」
「6つのサンクトゥムは全て消滅…“虚妄のサンクトゥム”の攻略がついに…完了しました…!!」
6つのサンクトゥムの消滅を確認したシャーレは歓喜の渦に包まれていた。
「はぁ…」 「・・・」
「やりました、リン先輩…!!キヴォトスを守る事ができましたよ!!」
“リン、モモカ、アユム、本当にお疲れ様”
「はい…!先生、本当にお疲れ様でした!!」
「ほんと、先生もお疲れ様~」
そしてリン、モモカ、アユムがキヴォトスを守れたことに安堵していると、先生が彼女たちに労いの言葉をかける。声をかけられた彼女たちは、同じく頑張った先生にお疲れ様と声を掛けるのであった。
「…ですが、まだ終わってはおりません」
「リンの言う通りだ、先生。未だユニクロンの脅威は健在。ヤツを倒さねばこの戦いは終わらない」
「ですが、ひとまずは…本当に、お疲れ様でした先生」
その後
「空が…」
「もとに戻りましたね」
“やったのかな…?”
シュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン…スタッ…
“あれは…シロコ?”
「・・・」
虚妄のサンクトゥムを全て破壊したことにより、キヴォトスの空も元通りに戻る。だが安心していたのも束の間、どこからともなくシロコのような少女が先生の目の前に現れるのであった。
To be Continued in Chapter 3
こっちでは怪獣vs戦隊ロボではなく怪獣vs怪獣です。
虚妄のサンクトゥム攻略戦パートはこれで最後。次回からはアトラ・ハーシスの箱舟攻略戦パートに入ります。
キャラをいっぱい出せて楽しかったです。
デバステーターウルトラスーパーシャイニングMAXエターナルロケットパンチ
命名:羽沼マコト
用語解説
いい値段のヤツ:Sから始まるシリーズのTFのおもちゃ
お高いヤツ:Mから始まるシリーズのTFのおもちゃ
変形しないヤツ:タカラトミー製ではない金属製のTFフィギュア
他の似たようなおもちゃ:TF以外のおもちゃ。ここではTFと同じ会社から出てるゾイドシリーズ
私の家にはリベンジオプティマスの変形しないヤツがありますよ!!