TRANSFORMERS Blue_Archive 作:H2O(hojo)
アカウンタントは英語で会計の意。
アリスの学生証を偽装し武器も手に入れたゲーム開発部は、もう廃部の心配は無くなったと安心し、余裕ぶっこいて部室でゲームに明け暮れていた。
「おい、今週のジャンパー読んだかよ?」
「あぁ、『技術廻戦』今週もやべぇな」
ボリバリボリバリ…
ホィーリーとブレインズもソファに座って、モモイたちのプレイを見ながらネジを貪っていた。
「こうして考えると、サイバトロン星って娯楽が少なかったなぁ。ゲームもねぇし、漫画もねぇしよぉ…」
「わざわざディセプティコンとして戦う必要もねぇよな。メガトロンの野郎もオートボットの連中も、そんなにサイバトロン星が大事かね?」
「少なくとも俺は『TWO PIECE』終わるまではサイバトロン星に帰らねぇ」
「だな」
ボリバリボリバリ…
ミニボットたちはオートボットとディセプティコンが、何故サイバトロン星に固執しているのかが理解できないようだ。ただミニボットたちのように考えているものは少なくなく、ここミレニアムに入り浸っているトランスフォーマーはそう考えているものも多い。
「そういや、エデン条約とやらは結局どうなったんだっけ?」
「あぁ、連邦生徒会長が失踪して一度立ち消えになったらしいが、水面下で条約締結に向けて進んでるらしいぜ」
「ほ~ん。メガトロンが許すのかね?そんなこと」
「まぁ、最終的にトリニティを乗っ取るつもりなんじゃねぇの?」
エデン条約とは先生がキヴォトスに来る直前に失踪した連邦生徒会長が推し進めていた、ゲヘナ学園とトリニティ総合学園の不可侵条約のことである。この条約が締結されれば、当然キヴォトスの勢力図は大きく変わる。弱くても、だらけていても、元は軍人。周囲の情勢には敏感である。
「まぁいいや。俺たちもゲームしようぜ。『ゼルナの伝説』のDLC来てるし」
「そうだな。そん時考えれりゃいいや」
ミニボットたちは雑談を終わらせて、ゲームに興じるのだった。
「アリス、今日はレイドに行こう!準備できてる?」
「攻略法は把握しました。レイド専用装備も獲得済。ツインズにレイド開始の告知をしました。あっ、【Skidsさんが合流しました】【Mudflapさんが合流しました】」
「ちょ、ちょっと気を緩めるには早くない!?」
モモイはアリスとツインズと共に今日開催されているレイドに潜ろうとしている。そんな彼女たちを見てミドリは心配になったらしい。
「ユウカにはもう言ったの?部員が4人になったから、部の資格要件を備えたって」
「もっちろん。それで今日の午後に、アリスの資格審査に来るって…あっ、アリス!それブレス攻撃の予備動作!危ない!」
「危機を察知、バリアの魔法を展開します!」
どうやらモモイはすでに、ユウカに部員が増えたことを通達していたようだ。この後アリスが本当にゲーム開発部の部員かどうか確認に来るらしい。
「今は現実の方が危険だよ!資格審査って何!?そんなの初めて聞いたんだけど!?」
「まぁまぁ、落ち着けよミドリ。うーん、この祠どう攻略すんだ?」
「ここをこうして…こうするんじゃね?」
そしてそのことをミドリは知らされておらず、ますます不安が募っていく。だが、そんな彼女をよそに、ミニボットたちも余裕かましてゲームをやっている有様である。
「その“資格審査”に、私たちの部の存続がかかってるのに…呑気にレイドバトルしてる場合じゃないでしょ!?」
「心配し過ぎだって、アリスの準備についてはもう完璧なんだし」
「そうだぜ、俺たちの教育は完璧だ。多少粗があったって、ユウカのヤツ可愛い娘にダダ甘だから余裕余裕」
ミドリの心配をよそに、モモイとホィーリーは余裕の表情で、彼女をなだめる始末である。
「本当に大丈夫なの?」
「まぁ見てなって。アリス、自己紹介を!」
「私の名前はアリス・ザ・ブルーアイ、ドワーフ族の槍騎士。使用武器はガンランス「火竜の牙」、出身地は鋼鉄山脈。幼い頃、魔族の襲撃により家族を失って、燃え上がる鉱山の中へと単身乗り込み…」
「いやゲーム内アバターのプロフィールじゃなくて、アリス自身の!」
モモイは自信満々にアリスに自己紹介をさせるも、アリスは自分の紹介ではなくゲーム内での自己紹介を始める。それに焦ったモモイは自分自身の紹介をするよう促す。
「ちょっと、お姉ちゃん…?」
「だ、大丈夫だって。ほら、もう一回」
「はい。私の名前は天童アリス、ミレニアムサイエンススクールの1年生。最近転校してきたばかりで受講申請のタイミングを逃してしまったため、まだ授業の登録ができていない状態なのですが、来月から正式に授業に参加する予定です。授業にはまだ参加できなくても、部活動への参加は可能とのことでしたので、ゲーム開発部に入部しました」
アリスがゲームの自己紹介をしたのに対し、ミドリはモモイをジト目で睨む。ミドリに睨まれながらもモモイが再び自己紹介を促すと、今度はスラスラと自己紹介の定型を述べていく。
「あ、結構それっぽい」
「ゲーム開発部で担っている役割は、タンク兼光属性アタッカー…」
「違う違う、役割はプログラマー!」
アリスの自己紹介を聞いてミドリは、少し安心しだす。だがアリスは続けて自己紹介続けるが、またゲームの紹介をしだしたため、慌ててモモイが訂正する。
「ぷ、プログラマーです!生まれた時から、母国語よりも先にJabaを使っていまして…」
「ううっ、本当に大丈夫かな…!?」
「まぁ、最悪は俺が加工音声使ってごまかすぜ」
アリスの現状を見てミドリの不安は増すばかりである。それを戸惑いながらブレインズはすかさずフォローした。
そして、約束の時間
「ありえないわ…」
ユウカはゲーム開発部の部室に入るなり、開口一番そう呟いた。ゲーム開発部に部員が入ったことが余程信じられなかったらしい。
「ゲーム開発部に新入部員が入ったなんて、有り得ない…!」
「残念だけど、事実だよ!」
「ほらほらぁ!!ここにちゃーんといるだろうがぁ!!」
未だ信じられぬといった態度のユウカに対し、モモイとホィーリーは胸を張ってユウカに反抗する。彼女たちの態度が若干ウザくて、ユウカは眉を顰めた。
「あなたが噂のアリスちゃんね。ゲーム開発部に入った、4人目のメンバー」
「・・・?」
そう言ってユウカはアリスのことをジロジロと見る。ユウカに見られたアリスは、何が何だか解らず佇んでいる。
「ふーん、ミレニアムの生徒ならほぼ全員把握してると思ってたけど…私がこんな可愛い子のことを知らなかったなんて、ちょっと信じられないわね」
(ビクッ)
「可愛いっつたぞ、アイツ」 「そういう趣味なのか?」
ユウカの発言に対し、モモイはバレそうだと感じてビクッっとなった。先ほどまで余裕ぶっこいていた割には、ここにきて不安が募ってきたのである。
「よ、妖怪が出現しました…!」
「い、今この子、私のことを“妖怪”って言ったわよね!?」
「プププ…妖怪…」 「クックックッ…」
モモイに詰め寄るユウカを見て、アリスは彼女のことを妖怪と言い出す。それを聞いたユウカはショックを受け、ミニボットたちは笑いをこらえるのに必死である。
「か、勘違いだよ!“妖精”って言ったのを聞き間違えたんでしょ、もう、アリスは嘘がつけないんだからー」
「くっ…悪役には慣れているとは言え、まさか初めて会う子に妖怪扱いされるだなんて。いい度胸してるじゃない…!!」
モモイはアリスの失言を必死にごまかそうとする。だが、ユウカは妖怪と言われたことに余程ショックだったのか、怒り出してしまうのだった。
「お、落ち着いて!生徒会が個人的な感情を挟んじゃダメでしょ!?」
「そうだぜ!!セミナーの会計の名が泣くぜ!!」
「とにかく、部の規定人数は満たしたよ!これでゲーム開発部は存続ってことでOKだよね?」
怒ったユウカを見て、モモイとホィーリーは必死に宥めようとする。モモイはユウカの気を逸らそうと、部の存続を確認する。
「存続…。確かにそうね…この子が本当に、自分の意志でここに来た部員だったら、の話だけど」
(ドキッ)
「本来は部員の加入を申告すれば、それだけで良かったのだけれど…。最近は部活の運営規則も少し変わって、もう少し厳しく確認する必要が出てきたの」
ユウカは気を取り直してモモイたちに向き直る。どうやら、ただ部員の加入を申請するだけでは部の存続ができないようだ。
「だから、アリスちゃんに簡単な取り調べ…あら、思ってもない言葉が…。じゃあ、いくつか簡単な質問をするわね」
「思いっきり本音が出てた気がする…」
「クッソ…生徒会だからって…」
ユウカの発言を聞いてモモイはそう呟く。ブレインズもそれを聞いて少し嫌な予感がしていた。
「そんなに時間はかからないわ」
「せ、選択によっては、バットエンドになることもありますか?」
「バットエンド…まあ、そういうこともあるかもね。それじゃあアリスちゃん…質問を始めるわ!!」
ユウカの質問、もとい取り調べが始まるのであった。
「アリスちゃん。もしゲーム開発部に脅されて仕方なくこの場にいるのなら、左目で瞬きをして」
「・・・?」
「ちょっと、最初から何その質問!?小声で言っても聞こえてるから!っていうかそんなことしないって!!」
「「そうだそうだ!!」」
取り調べの乗っけから、いきなりユウカは小声でアリスにそう呟く。だが、アリスのほうは言っている意味が解らず首を傾げた。それを聞いたモモイとミニボットたちは、不服そうにそう叫ぶ。
「ほら見て、このまぶしい学生証を!ミレニアムの生徒だっていうまごうことなき証明!」
「ふーん…確かに、生徒名簿にアリスちゃんが登録されていることも確認したけれど…。私はそんな簡単に騙される女じゃないわ」
(ビクッ) (ば、バレた!?)
モモイはユウカに、ヴェリタスに偽装してもらった学生証を自身ありげに見せびらかす。だが、そんなモモイの態度など意に介さず、質問を続けていく。そんなユウカを見てモモイとミドリの不安は増すばかりである。
「さて、じゃあ取り調べを再開しましょうか」
「もう隠すつもりもねぇじゃねぇかよ…」 「そんなに俺たちが嫌いかぁ!!」
最早個人的な疑惑により取り調べということを隠さなくなってきたユウカに、ミニボットたちは毒づく。そんな彼らの言葉を無視して、ユウカは取り調べを続けていく。
「アリスちゃん、あなたがゲーム開発部に来たきっかけは何?」
「気が付いた時はすでにここに、ではなく…」
「モモイ、何でそんなにアリスちゃんを睨んでいるわけ?やめてあげなさい」
教えた答えではないことを話そうとするアリスに対し、モモイは必死で修正しようとする。だが、ユウカはそれに気づき止めさせる。
「えっと、“魔王城ドラキュラ”がやりたくって…それで、ゲーム開発部の存在を知って…」
「ふーん…そうなの」
(よし!アリスちゃん、その調子!)
今度はちゃんとした答えを言ったアリスに対し、ミドリは心の中でガッツポーズをする。
「でもここはレトロゲーム部じゃない、あくまでもゲーム開発部。つまり、あなたもゲーム作りに参加するということよね?何を担当するの?」
「タンク兼光属性アタッカー…」
「えっ?」
「じゃなくて、えっと、ぷ、ぷ、ぷ…プログラマラスです!」
「…はい?プログラマー、じゃなくて?」
「あ、はい。そうです、その通りです。間違いなく私は完璧なプログラマーです」
ユウカの次の質問にアリスはゲームのジョブを答えようとしたが、思いとどまる。だが、ユウカに聞き返されて同様したのか頓珍漢な答えをしてしまった。
(まずい…っ!?)
「ま、まぁプログラマーっつてもまだまだ初心者だから、まずは俺たちのサポートありきだけどな、アハハ…」
「へぇ、そう」
アリスを見てヤバいと思ったブレインズは、アリスの言葉に付け加えフォローする。だが、ブレインズの様子を見てユウカの疑念はますます強まっていった。
「プログラマーね…すごく難しい役割だと聞くけれど」
「はい、そうです。プログラマーは大変です。たまに過労で意識を失ったりもします」
「な、なんですって!?」
アリスの発言を聞き、ユウカは驚いて目を見開く。過労で意識を失うと言われて疑惑よりも心配が勝ったようだ。
「それでも大丈夫です!」
「いや、大丈夫じゃないでしょ…ちゃんと休みなさいよ…」
「宿屋で寝て起きるか、聖堂にお金を払えば、仲間たちと一緒に復活できます!」
「そ、そんなわけないでしょ!?」
アリスの発言はどんどん、ゲーム寄りのおかしな方向へと行ってしまう。それを聞いたユウカはただただ困惑するしかない。
「そんなわけないのですか…?常識のはずですが…もしかして、“英雄神話”や“聖槍伝説”をご存じないのですか?本当に“神ゲー”ですよ」
「「「「・・・」」」」
((((お、終わったーーーーーー!!!!))))
最後にアリスは笑顔でそう答える。それとは対照的にモモイとミドリとミニボットたちは、これで終わりだとばかりに顔面蒼白であった。
「…ありがとう、分かったわ」
「「「「・・・」」」」
「短い時間だったけれど、アリスちゃん。あなたのことについては概ね理解できた」
ユウカは気が済んだようで、取り調べを終了する。だが、アリス以外のメンバーからは絶望の雰囲気が漂っている。
(もうダメだ…おしまいだぁ!) (どうしよう!?)
「・・・!?」
モモイとミドリはここからどうにかしようとするが、彼女たちも動揺しており、ただ慌てるだけに終わる。
「ちょっと怪しいところはあるけれど…ゲームが好きだってこと。それに、新しい世界を冒険したり、仲間と一緒に何かをやり遂げるストーリーが好きなんだってことは、十分に伝わってきた…」
「おっと…」 「あれ?」
「そんなあなたがゲーム開発部の部員だというのは、何も不思議なことじゃないわ」
だが彼女たちの予想とは違い、ユウカはアリスのことをゲーム開発部の部員であると断定した。
「え…?」 「っていうことは!?」
「規定人数を満たしているので、ゲーム開発部をあらためて正式な部活として認定…部としての存続を承認します」
「やったぁ!!」 「良かったぁっ!」
「やっぱりダダ甘だな…」 「あぁ…」
これにより正式にゲーム開発部はミレニアムの部活として認められる。先ほどまで絶望で顔を覆っていた一同であったが、その言葉を聞いて元気を取り戻した。
「そ、そしたら部費も貰えるし、このまま部室を使ってもいいんだよね!?」
「ええ、もちろんよ。今学期までは…ね」
「は?」 「おん?」
「わーぃ…え?」 「な、な、なんで!?」
はしゃいでいるゲーム開発部に対し、ユウカは冷静にそう告げる。それを聞いた一同は、何を言っているのか理解できていないようである。
「どうして!?規定人数も満たしたのに!!」
「あら、知らなかったのかしら。今は部活の規定人数を満たすだけじゃなく、同時に部としての成果を証明しないといけないの。もちろん、急に変わった要件だから、猶予期間はあるけれど…。その期間は今月末まで。今月中に結果を出さなければ、あなたたちの部はたとえ4人だろうが400人だろうが、廃部よ」
「「「「な、なんだってーーーーー!!!!」」」」
衝撃の事実を唐突に聞かされたことにより、彼女たちは大声で叫ぶほど驚いてしまう。彼女たちにとってはまさに寝耳に水の事態であった。
「この間の全体の部長会議でちゃんと説明したはずだけどねぇ?ただ、あなたたちの部長であるユズはそこには参加してなかったけれど」
「!?」 「や、やっちまったぁぁぁ!!!」 「くっ…卑怯者めぇ!!」 「そうだそうだ!!」
ユウカの言葉にそれぞれ反応するゲーム開発部だが、ユウカはそれを気にも留めない。まるで初めからこうなることなどわかっていたかのようである。
「“鬼”とかならまだ分かるけど、規則通りに事を運ぶことの何が“卑怯”なのよ…。それに、そっちの責任でしょうに…」
「ぐぬぬ…」
「でも正直、アリスちゃんの正体も怪しいし、本当なら今日すぐにでも退去を要請しようと思っていたのだけれどね…。正体はさておき、ゲームが好きっていう純粋な気持ちは本物だと思った。猶予を与えたのは、その気持ちに相応しい成果がきちんと出せることを期待しているからよ」
ユウカはすぐに退去させず、猶予期間を与えた理由を彼女たちに話す。結局彼女達にはダダ甘のユウカであるが、どうやらゲーム開発部のみんなにはその気持ちは届いていないようである。
「モモイ、あなた言ったわよね?ミレニアムプライズで、びっくりするぐらいの結果を出して見せるって」
「そ、それはそうだけど…」
「新しいメンバーも増えたことだし、前よりもちゃんと面白いゲームが作れるんでしょうね?それじゃあ、楽しみにしてるわよ。じゃあね~」
そう言ってユウカはゲーム開発部の部室から立ち去っていくのであった。
「ちくしょぉぉぉぉぉ!!」 「いけると思ったのによぉ!!」
ユウカが部室を立ち去るのを見て、ミニボットたちは落胆する。部の存続の梯子を外されたショックは大きいようだ。
「うーーん。結果的に、またゲーム開発部は存続の危機…ってことだよね」
「でもこんなの、どう考えても詐欺だよ!!策略だよ!!」
「ごめん。わたしが、部長会議に参加できなかったせいで…」
時間が経って少し落ち着いたのか、ミドリは状況を整理する。そしてそれと同時にユズがロッカーから出てきた。
「ゆ、ユズちゃんのせいじゃないよ!こういう場合って、お姉ちゃんが代わりに参加することにしてたはずでしょ?」
「仕方なかったの…。だってその時は、アイテムドロップ率2倍キャンペーン中で…」
「やっぱりお姉ちゃんのせいじゃんっ!今すぐそのゲーム消して!」
どうやら部長会議にはモモイが出ることになっていたようだ。だが、こともあろうにモモイはドロップアイテム率2倍を効率にその会議をバックレていたらしい。ミドリの怒りがモモイに向くのも最もである。
「とにかく、もう取るべき道は一つだぜ」
「あぁ、例の『G.Bible』を手に入れて、ミレニアムプライズで入賞するゲームを作るしかねぇ…」
「またあの廃墟に行くの!?やだぁ!!」
結局、ゲーム開発部を存続させるにはミレニアムプライズで入賞する以外に道はない。ミニボットたちは『G.Bible』を手に入れるべく、再び廃墟へと行く覚悟を決める。
「責任、取らないと…」
「え、ユズちゃん?」
「『G.Bible』を探しに廃墟に行くなら…私も一緒に行く」
「え、え!?嘘!?」
ユズは自分が部長会議に出れなかったことに罪悪感を感じたのか、共に廃墟へ行くと言い出す。普段部屋の外にすら出たがらないユズが廃墟へ付いていくと言い出したため、モモイとミドリは驚いてしまった。
「…元々は、わたしのせい…だから。それに、この部室は…もうわたしだけのものじゃない。…一緒に、守りたいの」
「ユズちゃん…」
「パンパカパーン、ユズがパーティーに参加しました」
「うん、よし!やるしかない、行こう!!」
「「「「「おー!!」」」」」
ゲーム開発部は再び廃墟へと赴くのであった。
TF側の大ボスは一応決めてある。
ただ多分暗躍とかは無しに唐突に出す...はず