TRANSFORMERS Blue_Archive   作:H2O(hojo)

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アンノウンX 〜 Unfound Adventure

STRIKER
MIDDLEアタッカー ジャズ ビー
BACKアタッカー コトリ

SPECIAL
アタッカー ウタハ ヒビキ
サポーター ホイルジャック
ヒーラー キュー


アバンギャルドX

BOSS BATTLE

 

AVANT-GARDE KUN

 

VS

 

JAZZ BUMBLEBEE QUE WHEELJACK UTAHA HIBIKI KOTORI

 

 

 

 

 

アイアンハイドたちがガルバトロンと戦っているのと同時刻

 

「さて、先生とおチビちゃんたちを見送ったところで、俺たちもコイツの相手をしますかね」

 

「『不細工』『ガラクタ』」

 

「だがあの見た目でも甘く見てはいけない。アビドス砂漠からせっせとスコルポノックを集めていたんだ。装甲は恐らくトランスフォーミウム製で間違い無いだろうね」

 

先生とゲーム開発部をタワーの元へ送り出した、ジャズにビーにエンジニア部の皆は、目の前に現れたアバンギャルド君と対峙する。ビーがアバンギャルド君の見た目を罵倒しているのを聞いて、ウタハが甘く見るなと諫める。

 

“さぁ、行きなさいアヴァンギャルド君”

 

キィィィィィン!!ガタガタガタガタ!!

 

「俺たちが前に出る!!君たちは後ろで援護だ!!キューとホイルジャックも援護頼む!!」

 

「任せたまえ」 「了解」

 

「コトリ、君の事はジャズとビーが守ってくれるだろうけど。気を付けるんだよ」

 

「はい!!」

 

「頑張って…コトリ」

 

アバンギャルド君の前進が始まると、ジャズとビーが前に出る。それに続くようにコトリがマシンガンを携えて続く。他のメンバーはサポートに回る形となり、ここに迎撃態勢が完了した。

 

「追撃砲…準備完了」

 

「さぁ雷ちゃん、出番だよ」

 

「ホイルジャック、まずはバズーカで様子見しよう」

 

「はい」

 

少し離れた場所にウタハたちは陣取り、それぞれの武装をアバンギャルド君に向けて繰り出していく。ホイルジャックに至っては積載量超過でしょっ引かれるくらいパンパンに武装や器具を搭載してエリドゥに持ち込んでいた。

 

ガタガタガタガタガタガタ…

 

「撃てぇぇ!!」

 

ズダダダダダダ!!ボカーン!!ドカーン!!バコーン!!

 

「さて、お手並み拝見だ、アバンギャルド君とやら」

 

モクモクモクモク…

 

「さて…どうだ」

 

ジャズの号令と共に一同はアバンギャルド君にありったけの銃弾を浴びせる。まずはアバンギャルド君の装甲の硬さを見極めようとしているのだ。

 

ウィーンガシャン!!ガタガタガタ…

 

「クソッ、全然効いてねぇ」

 

「やはりトランスフォーミウムを使って装甲を強化しているようだな。生半可な火力ではこちらの攻撃などまるで通らんか」

 

ガタガタガタガタガタガタ…

 

「『接近中』」

 

ありったけの弾丸を浴びせたにも関わらず傷一つついていないアバンギャルド君にジャズは悪態をつく。キューは顎に手を当て次の武装をどうするかを考えていた。

 

キリキリキリキリ…

 

「攻撃が来るぞ!!」

 

「バズーカ、ライフル、ガトリングガン…主な武装はその3つだな」

 

「『かかって来い!!』」

 

ジャズたちの攻撃にも構わず、アバンギャルド君は各種武装を向けて来る。前衛のジャズとビーもそれを察知して攻撃に備えた。

 

ズガガガガ!!!ズガガガガ!!!ズガガ!!!ボカァーン!!!

 

「痛っ!!いたたたたた!!!」

 

「『Fuck you!!』」

 

「な、な…」 「ご…ゴリ押し…」

 

アバンギャルド君の攻撃方法は4つ腕のうち3つに付いている武器を絶え間なく浴びせ続けるという、ゴリ押し戦法であった。その攻撃を真正面から受けてしまったジャズとビーは絶え間のない攻撃に痛みを覚えるのであった。

 

ズガガガガ!!!ズガガガガ!!!ズガガ!!!ボカァーン!!!

 

「自信満々に出してきたと思ったら、戦術もクソもねぇゴリ押し戦法じゃねぇかよ!!」

 

「『撤退』『痛い』」

 

「あぁ、これじゃあ攻撃する暇も無い。一旦隠れよう。トランスフォーム!!」

 

ギゴガゴゴ!!

 

アバンギャルド君の容赦のない攻撃にジャズとビーは悪態をつく。さすがの彼らもこれではたまらないので、トランスフォームして一時撤退した。

 

 

 

 

 

「外見からは想像つかない火力してるね…」

 

「いてててて…自慢のボディがボコボコにされちまったぜ」

 

「応急処置だが、直してあげよう」

 

「すまん爺さん」

 

一時撤退した一同は建物の影に隠れてアバンギャルド君の様子を伺う。先ほどの攻撃で一番前で攻撃を受けていたジャズのボディは所々傷ついていた。

 

「アイツは?」

 

「あそこから動いてないね。やはりあれだけの武器を取り付けてるわけだから、当然素早くは動けないみたいだ」

 

「じゃあ迂回してあのロボットを無視して進むのはどうでしょう?」

 

「さすがにそれは不可能だろう。ビルを動かして我々が抜けださないように囲んでいるはずだ。ビルのほうを何とかしてる間にアバンギャルド君は我々に追いつくだろう」

 

「むむむ…」

 

アバンギャルド君は道路の真ん中に堂々と待機しておりその場を動こうとしない。コトリは迂回してアバンギャルド君を無視しようと提案したが、ウタハはそれは不可能であると断じた。

 

「さて…どうするね?このままじゃここで足止めだぞ。俺はアイツらがアリスを連れて帰ってくるまでここでアレと鬼ごっこだなんて御免だぞ」

 

「・・・」

 

「とりあえずはあの絶え間なく続く攻撃をどうにかしよう」

 

「我々で盾を作るというのはどうだね?」

 

ジャズはエンジニア部にこれからどう動くかを尋ねる。ビーもこれ以上銃弾の雨を浴びるのは嫌だとばかりの顔をしている。ジャズの問いにウタハとホイルジャックは盾を製造して攻撃を受け止めるという作戦を打ち出すのであった。

 

「何かアテでもあんのか?」

 

「私たちがアリスのレールガンを作った当初の目的は宇宙戦艦を自らの手で作り出すことだった。結局予算不足で中断してしまったけどね」

 

「でも…諦めたわけじゃない」

 

「そうですとも!!我々の挑戦は永遠に終わりません!!」

 

ジャズはあの攻撃を防ぐためのアテがあるのかとエンジニア部たちに問いかける。するとエンジニア部は一見盾とは関係ない宇宙戦艦の話をしだした。

 

「そ、それで?」

 

「その後も我々は研究と開発を続けて、遂に完成したのさ…。ホイルジャック、例のモノを!!」

 

ガサゴソ…ガサゴソ…

 

「こ、これでいいかい?」

 

「あぁ、まさしくそれだとも」

 

エンジニア部は宇宙戦艦の夢を諦めずに、その後も研究を続けていたようで、何やら新たなモノを開発したようだ。ウタハはホイルジャックに積んできたソレを彼に取り出させた。

 

「これは?」

 

「ビームシールドだよ」

 

「ビームシールド!?」

 

「そうです!!ビームシールドです!!宇宙戦艦を作るならその防御機構も作るべきだと思い、完成にこぎつけました」

 

ホイルジャックが取り出したのはビームシールドであった。それを聞いてジャズは驚きの声を上げた。そしてそれに続いてコトリは自慢げにビームシールドを紹介するのであった。

 

「流石に戦艦を防御できるほどのものは…まだできないけど…」

 

「でも君たちが持って使えるくらいのモノはできたよ」

 

「とりあえずこれでやってみよう」

 

「『Let’s try!!』」

 

エンジニア部の情熱によって作り出されたビームシールドをウタハはジャズとビーに渡す。ビームシールドを託された2人はそれを携えて、アバンギャルド君の元へ向かうのであった。

 

 

 

 

 

ズダダダダダダ!!ズダ!!ズガガガガ!!ドカーン!!ボカーン!!

 

「こりゃあいいぜ、あの銃弾の雨あられを完全に防いでくれてる」

 

「・・・!!」

 

ビリビリビリビリィ!!

 

ビームシールドを構えた2人は再びアバンギャルド君の前へ出る。エンジニア部製のビームシールドの効果は抜群で、向かってきた攻撃を全て防いでいた。

 

「作ったのは何もシールドだけじゃない。これでも喰らえ!!」

 

ピチュン!!ピチュン!!ピチュン!!

 

「おぉ!!見てくださいキューさん!!アバンギャルド君の装甲が焦げてきてますよ」

 

ピチュン!!ピチュン!!ピチュン!!

 

「ハハハ!!こりゃいけるかもしれんな!!」

 

ビームシールドの他にも、エンジニア部ではビームライフルの開発も成功していた。ビームライフルがアバンギャルド君の装甲を焦がしているのを見て、キューは勝利に近づいていることを喜ぶのであった。

 

バシュン!!ドシュン!!バシュン!!バシュン!!

 

「俺たちは武器破壊を狙うぞ!!」

 

「『OK』」

 

ピチュン!!ピチュン!!ピチュン!!

 

「フフフ、会長の作ったロボットも中々のものだったが、残念ながら我々エンジニア部の発明品には敵わないようだね」

 

普通の武装で戦っているジャズとビーはアバンギャルド君が持っている武器のほうを狙って攻撃していた。自分たちが開発したビーム兵器が効果を上げているのを見てウタハは嬉しそうに笑うのであった。

 

ビービービービー!!

 

「な、何だ!?」

 

「何か鳴り出しましたよ!!」

 

キィィィィィン!!

 

「野郎!!何するつもりだ!?」

 

攻撃を受けたアバンギャルド君が唐突にサイレンを鳴らしたことに、一同は驚きと恐怖を感じる。そして、サイレンが鳴ると同時に首が物凄い勢いで回転しだし、さらに彼女たちを困惑させるのであった。

 

スポポポポポポ!!

 

「あれは!?」

 

「爆弾か!!」

 

ボカァァァン!!ドカァァァン!!ズガガガガァン!!

 

「うわぁぁぁぁ!!」 「『Wow!!』」

 

荒ぶっているアバンギャルド君の中から出てきたのは、大量の爆弾であった。爆弾はジャズとビーの足元一面に散らばり、爆発を起こす。こうなってしまっては自慢のビームシールドでは守りきれず、2人は爆発をモロに受けてしまった。

 

「ジャズ!!ビー!!大丈夫か!?」

 

「くっ…クソッ!!」

 

「・・・!!」

 

「あ、あぁ…」

 

「「「ビームシールドがぁぁぁぁ!!!」」」

 

爆発に巻き込まれたジャズとビーを心配して、キューは2人に声をかける。2人ともどうやら無事ではあるようだが自慢のビームシールドは爆弾によって無惨にも破壊されてしまったようだ。

 

 

 

 

 

ヴェリタス・部室

 

「うわあっ!これ、どうすればいいの!?回線がダメになっちゃってるよ!?」

 

「クソッ!!ネットワークが完全に沈黙しやがった…」

 

「これじゃあ手の打ちようが…」

 

みんながエリドゥで戦っている最中、リオからはじき出されてしまったヴェリタスの部員たちは、部室で手をこまねいていた。

 

「一体どうすればいいの…考えなきゃ…どうすれば…」

 

「このままでは、ジャズたちが負けてしまいます」

 

「それだけじゃねぇ、リオはまだトキという手札を残している。アイアンハイドたちがあのガルバトロンとかいう人造トランスフォーマーにかかりきりな以上、C&Cの敗北もあり得る」

 

そんな中でもヴェリタスは何とか戦っている彼女たちの力になろうと必死に通信を繋ごうとする。自分たちが未熟なせいで、ジャズどころか最悪の場合その他のチームの敗北を招いてしまうかもしれないという焦りが彼女たちを支配していた。

 

「チッ、相手の対応をナメてた。最初からどんなルートで行くにせよ、ジャミング対策をしっかりする必要があったのに…」

 

「…私たちでは…ここまでなのでしょうか?」

 

「そんなの嫌だよ!アリスちゃんの事を諦めるなんて、絶対イヤ…!」

 

「何か…何か手はないのか…?」

 

全くもって進展しない事態を目の前にハレは後悔し、コタマは目を伏せ敗北を実感しだす。マキは諦めきれずに必死に手を動かし、ホィーリーもそれに続く。

 

[……]

 

「ちょっと待って。マキ、コタマ先輩」

 

「えっ、急にどうしたの?ハレ先輩」

 

「モニターに…文字が…」

 

すると唐突にモニターに文字が映し出されたことにハレが気付く。その事を聞いたマキたちは作業を一時中断してハレの元へ集まった。

 

[…………]

 

[………………]

 

「これは?」

 

[………………………「Optimus Mirror System」]

 

[「鏡」起動。]

 

「「「「…え?」」」」

 

そのまま放置していると、画面に映し出されたのはかつてサウンドウェーブとひと悶着あった例の「鏡」を現す文字であった。そして、勝手に「鏡」は起動し、ヴェリタス一同は首を傾げるのであった。

 

 

 

 

 

エリドゥ・ジャズビー&エンジニア部チーム

 

「クソッ、万事休すか…」

 

「『No~』」

 

自慢のビームシールドも唐突に放たれた大量の爆弾によって無惨に破壊され、ジャズたちは絶体絶命のピンチを迎えていた。

 

「強すぎます…」

 

「…このままじゃ本当に危ないかも」

 

「危機一髪って感じだね」

 

「君はこんな時でも落ち着ているな」

 

エンジニア部の3人もアバンギャルド君のあまりの強さに危機を覚える。だが、危機を感じているもののウタハだけは何故か嬉しそうなのを見て、キューは感心するのだった。

 

「チクショウ!!サイバトロン星の戦士オートボットが何てザマだ。あんなヘンテコロボットに膝を突くとは…」

 

「『最悪』」

 

キリキリキリ…キリ…キリ…

 

「ど、どうしたんだ?動きが遅くなってるぞ…」

 

ジャズとビーはあのアバンギャルド君に自分たちが負けそうな現実を実感して悔し気に呟く。2人が悔しい気持ちで敗北を受け入れようとしていると、突然アバンギャルド君の動きが鈍くなる。

 

「電池切れでしょうか?」

 

「いや、彼女に限ってそれは無いだろう」

 

「では、何故?」

 

プルプルプル…プルプルプル…

 

「通信?繋がったのか?」

 

突然動きが鈍くなったアバンギャルド君を見てホイルジャックは電池切れを疑う。キューがそれを否定していると、切れていた通信が再び繋がり始める。

 

ブォン!!

 

“ふう…なんとか間に合ったかな。みんな、大丈夫?”

 

「「「「「チヒロ!!」」」」」

 

通信を繋いできたのはヴェリタスの副部長各務チヒロであった。

 

 

 

 

 

“うわぁ~ん、副部長!!”

 

“流石です。待っていました”

 

“よくやったぜ!!チヒロ!!”

 

チヒロの通信回復と同じくして、ヴェリタスのほうの通信も回復する。マキとコタマとホィーリーはチヒロの登場に喜びと安堵を覚えているようだ。

 

“でも…どうやって?”

 

「そうですよね!だって、エリドゥの通信網は…!」

 

「リオ会長が掌握してるんじゃなかった?」

 

画面の向こうにいるハレとコトリとヒビキは何故通信が繋がるのかがわからないようだ。それも当然で、エリドゥの通信網は製作者であるリオが掌握しているからである。

 

“うん、リオ会長が掌握してる。でも、こういう時のためにヒマリが“秘密兵器”を用意してくれてたみたい“

 

“何だよ秘密兵器って?”

 

“以前ディセプティコンと戦ったことがあったでしょ?そのときに色々あった“鏡”を使ってエリドゥのネットワークをハッキングしたの。ついでに、会長にも退場してもらったよ“

 

「用意がいいな。流石だぜ」

 

どうやらチヒロは以前サウンドウェーブたちと共に作った“鏡”を使ってエリドゥをハッキングしたようだ。さらにリオの干渉もシャットアウトしたのを聞いて、ジャズは彼女のことを褒めるのであった。

 

「『最強!!』『女神!!』」

 

「あぁ、俺たちの勝利の女神様だぜ…」

 

「め、女神って…2人とも…それはちょっと大袈裟すぎ」

 

ジャズとビーは突然現れてピンチを救ったチヒロを女神と褒めたたえる。チヒロは2人の賞賛を大袈裟だと照れていた。

 

ギギギギギ…ウィーン!!ガシャン!!ガタガタガタ…

 

「やっぱり…。“鏡”を使ったとはいえ、ファイアウォールが反応してる。パスが切れる前に先手を打つ必要があるね」

 

ギギギ…ギギギ…ガタガタガタ…

 

「こういう時こそ、“ヴェリタス”私たちの出番だよ」

 

「うん、任せて副部長」

 

「私たちのリソースを全部使い切ったとしても!ネットワークを維持してみせるよ!」

 

「はい、全力を尽くします」

 

通信回復の他にもアバンギャルド君に負荷をかけたチヒロだったが、リオの仕組んだファイアウォールによって完全停止とはいかないようだ。彼女はアバンギャルド君の動きを見て先手を打つべくヴェリタスに発破をかけるのであった。

 

 

 

 

 

ギギギ…ギギ…

 

「アバンギャルド君の動きが鈍った今がチャンスだ!いくよ、エンジニア部!」

 

「はい!ラジャー!」 「分かった。アレを設置するね」

 

「「トランスフォーム!!」」

 

ギゴガゴゴ!!

 

ヴェリタスのおかげでアバンギャルド君の動きが以前よりももっと鈍くなる。ウタハはその隙をついてエンジニア部たちと共に何かを作り始めた。荷物を大量に積んでいたキューとホイルジャックもトランスフォームしてエンジニア部の工作に参加し始めた。

 

ドンドン!!カンカン!!ドンカン!!ドンカン!!

 

「一体何を始める気だ!?」

 

「自律追跡機能に加え、防水防塵も完備」

 

「さらに、絶対零度や3000℃を超える高温化でも安定性を誇る超超超超安全認証を保証した…!」

 

「半分の予算をつぎ込んで作った最強の…」

 

「「「「最新式遠隔スピーカー!!!!」」」」

 

ジャズが物凄い勢いで何かを作っているのを見てジャズは困惑する。そして彼女たちが作り上げたのは、必要あるのかと思うくらいの機能を盛に盛った、遠隔スピーカーであった。

 

「は?」 「?」

 

「スピーカーに何でそんな機能をって顔だね?それは愚問だよ、2人とも」

 

「そもそも機能というのはですね!つけられそうな時に…」

 

「…目一杯つけておくのが鉄則」

 

「そう言う事だよ」

 

何を作っていたかと思えばスピーカーが出てきたのを見た2人はきょとんとしてしまった。そんな2人を見てエンジニア部一同は自慢げに語るのであった。

 

「それでは…」

 

「発射!!」

 

ブォォォォォォォォォォン!!!!!

 

「うぉぉぉぉ!!!」 「『Shit!!』」

 

キューとホイルジャックはアバンギャルド君に当たるようにスピーカーをセットすると、アバンギャルド君に向けてスピーカーを発射する。その爆音の余波を浴びることとなってしまったジャズとビーはその威力に驚愕するのであった。

 

ギギ…ギギギギギ…ヒュン…

 

「やはり、私たちが作ったスピーカーは響きが良いね!」

 

「これでやっと倒せましたね!!」

 

「…うん」

 

スピーカーの衝撃をモロに喰らったアバンギャルド君は遂に完全停止に至る。それを見たエンジニア部一同はご満悦であった。

 

「と、とにかく助かったよ」

 

「『Good job!!』」

 

「さてでは、タワーの元へ…」

 

「ちょっと待ちたまえ」

 

アバンギャルド君を倒したジャズとビーは先生の元へ向かうべく、その場を立ち去ろうとする。しかし、それにキューは待ったをかけた。

 

「そんな傷だらけの姿でタワーの元へ行くつもりかね?」

 

「この後もまだ敵が控えているかもしれないんです。一度ここでリペアしてください」

 

「そうです!!道具も揃ってますよ」

 

アバンギャルド君の攻撃を一番間近で受けていた2人のボディはボロボロである。キューは今後の戦いに備えて彼らにリペアを提案した。

 

「確かに、こんなボロボロのボディで助けに来たんじゃカッコ悪いもんなぁ」

 

「『リペアー』『リペアー』」

 

「そうだなビー。ここは一度、彼女たちに直してもらおうじゃないか」

 

「新品同様のボディにしてあげよう」

 

ジャズとビーはエンジニア部にリペアーしてもらうのだった。

 

 

 

 

 

アバンギャルド君

再起不能(リタイア)




アバンギャルド君:装甲をトランスフォーミウムで強化しているヘンテコロボ。だが、ガルバトロンやアビ・エシュフよりもリオの愛着は深い。執務室に像を飾るくらいに。

ガルバトロンがDBならこっちはガンダム

次回トキ戦
アビ・エシュフもせっかくだから性能を盛る。
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