TRANSFORMERS Blue_Archive 作:H2O(hojo)
今回はきっちりトリニティらしさ(悪い部分)も出していきますかね
トリニティ・ティーパーティー
「ホットロッド、あなたには今度新たに設立される補習授業部に、先生の補佐として付いてもらいます」
「あぁ…わかったよ、ナギサ…」
先生との会合のあと、ナギサはホットロッドに補習授業部入りを命じる。命じられたホットロッドは、目を伏せてただただ補習授業部入りを受け入れるのであった。
トリニティ・某所
「ティーパーティーにいたホットロッドの話聞いた?」
「聞いた聞いた。何か、成績とか素行の悪い生徒が集められる補習授業部…だっけ?その娘たちのお手伝いになるんだって?」
「そうそう…。ティーパーティーで何かやらかしたんじゃない?ほら、セイア様の一件とかあったじゃん?」
「あー、あるかも…。病気って言われてるけど、全然表に出てこないから何かあったんじゃないかって話でしょ?」
トリニティには噂好きの生徒が多い。ホットロッドの補習授業部への派遣も、すぐにトリニティ中に広がった。
「エデン条約の件もあるしさぁー。何かやらかして左遷されたんでしょ」
「かもねー」
「・・・・・・」
さらには期日が近づくエデン条約の調印式のこともあり、何かを勘ぐるには十分すぎたのである。そして、運の悪いことに彼女たちの噂をホットロッドは近くで聞いてしまったのである。
「チクショウ…」
ブロロロロ…!!!
「チクショウ!!チクショウ!!チクショォォ!!」
ブォォォォォォォォォォォン!!!!
「俺が…俺がセイアを守れなかったから…。俺があの時、何者かの襲撃に気付いてさえいれば…!!セイアがあんなことにはならなかったんだ!!ミカとナギサが悲しむことはなかったんだぁ!!」
彼女たちの陰口を聞いて、ホットロッドは悔しがりながら走り出す。ホットロッドのビークルモードは超が付くほど高額なスポーツカーである。彼は猛スピードで走りながら、セイアを襲撃から守れなかったことを後悔していた。セイアは公では病気のため療養していることになっているが、本当は何者かに襲撃され、傷を負ったため療養しているのである。
「うぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
ブォォォォォォォン!!!!
ホットロッドは悲しみと怒りの声を上げながら、どこかへ走り去ってしまった。
シャーレ・地下駐車場
“というわけで、これからトリニティに行くことになったから”
「『OK!!』『お任せください』」
“けどその前にオプティマスに聞きたいことがあるから、通信を繋げてもらっていい?”
「『了解しました』」
“ありがとう、ビー”
先生は補習授業部の顧問としてトリニティに向かうため、バンブルビーに乗り込む。だがその前に、オプティマスと話たいことがあるようで、ビーに通信を繋ぐよう頼んだ。
“久しいな、先生”
“久しぶりだね、オプティマス。実はちょっと聞きたいことがあってね”
“何かね?”
“実は今度ホットロッドと一緒に仕事をすることになってね。彼がどんなオートボットなのか教えて欲しくて”
先生とオプティマスはこうして顔を合わせるのも久しぶりなようで、互いに挨拶をする。先生が彼に聞きたかったこととは、これから一緒に補習授業部で生徒たちを見守る仲間となるホットロッドについてであった。
“ホットロッドか…。彼は比較的若いトランスフォーマーで、気さくで優しいヤツだよ。”
“そうなんだ”
“ただその若さゆえ経験が少なく、悩んでいることが多いように見える”
オプティマスは先生にホットロッドのことを問われ、彼の率直な感想を伝える。そして、司令官として彼を見てきた経験から、悩み多き男であると彼を評価した。
“悩み?”
“彼はどうにも他のオートボットと比べて自分に自信が無いようだ。誰にもない特別な力を持っているにもかかわらず、それに気づいていないのだ…”
“そうなんだ…”
“私としても何とか殻を破って欲しいところなのだが、こればかりは彼自身のことだからな。私は彼を見守ることしかできんのだ…”
どうやらホットロッドは若く経験も浅いため、なかなか自分に自信が持てていないようだ。そんな様子の彼をオプティマスは心配しているようである。
“ならホットロッドのことも、私に任せてよ。彼は生徒ではないけれど、何かに迷い、悩んでいるなら力になりたいから”
“そうか…よろしく頼む、先生。ホットロッドも先生やこの惑星の住人たちに触れて、成長できればいいのだが…”
オプティマスの言葉を聞いて、先生はホットロッドのことも引き受けると言い出す。先生の言葉を聞いたオプティマスは、彼にホットロッドのことを任せてみることにした。
トリニティ・補習授業部
“さて…ここかな。しかし、随分と広いな”
ギゴガゴゴ…
「『広い!!』『ワクワク』」
“こらこら…遊びに来たんじゃないんだよ、ビー”
先生はビーに乗って、トリニティへと向かい補習授業部の教室へとたどり着く。そこは、教室だけではなく、寝床やプールまである合宿所のような場所であった。その広大な敷地を見て、ビーははしゃいでいた。
“さて…ここに着いたらまず彼に挨拶をしようと思ったんだけど…”
「『いない』『どこだ?』」
“おかしいなぁ…ここに居るはずなんだけど?”
「『サボり』『遊んでる!!』」
先生は補習授業部の教室へ入る前に、ホットロッドに挨拶をしようと思っていたのだが、彼は何処にも見当たらないようである。この場に現れないホットロッドのことをビーは、どこかでサボって遊んでいるのではないかと疑うのであった。
“流石にそんなことは…”
ブォォォォン…キキィーー!!ギゴガゴゴ!!
「ボンジュール、先生。待たせてしまったかい?」
“やあ、はじめましてだね。君がホットロッドかな?”
「あぁ、その通りさ。これからよろしく」
先生が校舎を見渡していると、どこからともなくスポーツカーが走ってくる。そのスポーツカーは、先生たちの前でブレーキをかけると変形する。ロボットモードになったホットロッドは、初めて会う先生に挨拶をした。
「『何してた!!』」
「そう怒るなよ、ビー。ちゃんと時間通りに来たじゃないか」
「『サボり魔!!』『怠け者!!』」
“どこへ行ってたの?”
「実はこの近くに良い感じの小川があってね。時間まで釣りをしてたんだ。待たせてしまったのなら謝るよ」
一方ビーはホットロッドが時間ギリギリに来たことにご立腹である。先生は彼がどこにいたのか気になったので尋ねると、彼は近くの小川で釣りをしていたようだ。
“へぇー。今度一緒に連れて行ってくれる?”
「お安い御用さ」
「・・・・・・」
「な、何だよビー?」
プイッ
先生は釣りに興味を持ったのか、ホットロッドに連れて行ってくれるか頼むと、ホットロッドは先生の頼みを快諾する。それを見たビーは、先生が自分以外と仲良くしようとしているのが気に入らないようで、拗ねてそっぽを向くのであった。
“もぉ~、ちょっと他のオートボットと仲良くしたらすぐこうなるんだから。いつも私の相棒は君だけだって言ってるでしょ!!”
プイッ
“わかったよ!!後で車体を磨いてあげるから…”
「『Happy、Happy、Happy~♪』」
“まったく…調子がいいんだから”
どうやらビーがこうなるのは初めてではないようで、先生はビーに呆れてしまう。それでも態度を変えないビーを見て、先生が車体を磨いてあげると言うと、ビーは嬉しそうに踊るのであった。
「急ごう、先生。教室で彼女が待っている」
“そうだね。ここで立ち話をしてる場合じゃなかった”
ビーの機嫌も直ったところで、先生たちはあらためて補習授業部の教室へと向かうのであった。
補習授業部・教室
“や、やぁヒフミ…”
「あ、あはは…久しぶりですね、先生」
先生が教室に入るって最初に声をかけたのは、阿慈谷ヒフミであった。先生が名簿を見たときに驚いたのは、ヒフミの名前があったからである。
「あの、これはその、やむを得ない事情がありまして…。あうぅ…」
“そ、その事情とは?”
「え、えっと、そのですね…。こうなったやむを得ない事情、というのは…。ペロロ様のゲリラ公園に参加するために、テストをサボってしまって…それで…」
“・・・”
ヒフミは自分が補習授業部にいるのは、やむを得ない事情があるのだと先生に訴える。先生がその事情を聞くと、ヒフミはペロロ様とやらのゲリラライブのために、テストをサボったと言い出し、先生を絶句させた。
「・・・」
「うぅ…。ビーさんまでそんな冷たい目で見ないでくださいぃ…!ちゃんと試験の日程は確認していたはずなんですっ。何かの間違いと言いますか、手違いと言いますか…」
「ペロロ様のためなら見境なくってことか?こりゃ重症だな」
「あうぅ…ご、ごめんなさい…」
さらには、窓から見ているビーにも冷たい視線を向けられ、ヒフミは針の筵である。さらには、ホットロッドにすら呆れられ、ヒフミは思わず謝ってしまった。
「えっと、それで…。その…ナギサ様に、先生のサポートを頼まれまして…」
「・・・!!」
「し、しかも部長になってしまいまして…」
“部長だったんだ…!!”
(ナギサは一体ヒフミに何をさせようとしてるんだ…!!)
そしてヒフミもホットロッド同様、ナギサに先生の補佐を任されたようである。さらには部長を任されたことに先生は驚くのであった。その様子を見ていたホットロッドは、何故か苦い顔をするのであった。
「あ、あくまでも臨時の、ですが…補習授業部は、特殊な形で限定的に作られた部活ですし…。ぜ、全員が落第を免れたら、自然に部は無くなるはずです。な、なので、えっと…その時まで、よろしくお願いします。みなさん」
“うん。よろしくね、ヒフミ”
「『よろしくだぜ!!』」
「よろしく頼むよ」
「こんな状況ではありますが…担当の方が先生で良かったです」
ヒフミは補習授業部の役割を説明しつつ、再び先生たちに挨拶をする。ヒフミは補習授業部の担任が、顔見知りの先生であることに安堵するのであった。
「先生は補習授業部の他のメンバーには、まだ会われていないんですよね?」
“うん”
「名簿を確認したところ、メンバーは私を含めて4人みたいです。とりあえず会いに行きましょうか、先生。まずはみんなで、どうすれば落第せずに済むかの計画を立てないと…」
“ここにいるんじゃないの…?”
「え、えぇ…。少々事情がありまして…」
ヒフミたちは他の補習授業部のメンバーに会うべく、何故か補習授業部の教室から移動するのであった。
正義実現委員会・教室
“ここは…”
「ここは正義実現委員会だな」
「あ、あぅ…あんまり来たくはなかったのですが…」
先生たちは補習授業部のメンバーに会うために、何故か正義実現委員会の教室に来ていた。ホットロッドとバンブルビーも、相変わらず窓から様子を覗いている。
コンコン…
「えっと、失礼します…どなたかいらしゃいますか?」
「・・・」
「あっ、こ、こんにちは」
「・・・」
「え、えっと…」
部屋に入ると、正義実現委員会の制服を着た少女が、1人座っている。ヒフミは彼女に挨拶をするが、彼女はただ黙っていた。
「…何?」
「あ、あう…そ、その…」
「言ってくれなきゃ分からないぜ、お嬢さん」
“彼女は多分人見知りなんだよ。だからそんな風に詰め寄ったらダメだよ、ホットロッド”
「あぁ…そうなのか」
彼女はようやくヒフミに声をかけるが、その態度は友好的とは言い難い。そんな彼女の様子を見ていた、ホットロッドは優しく声をかける。しかし、先生は彼女が人見知りだと感じたようだ。
「…だ、誰が人見知りよ!?た、ただ単純に知らない相手だったから、警戒してるだけなんだけど!?」
“多分、それを「人見知り」って言うんじゃないかな…?”
「うっ…」
(随分と変わった娘だな…)
先生に人見知りと言われ、彼女は必死にそれを否定する。その様子を見ていたホットロッドは、彼女のことを変わった娘と評するのであった。
「…そ、それで、正義実現委員会に何の用?」
「え、えっと…探している方がいまして…」
「はぁ!?正義実現委員会に人探しを依頼しようってこと?私たちのこと、ボランティア団体か何かだと勘違いしてるわけ?そんなに暇じゃないんだけど?」
ヒフミは彼女にここに何をしに来たかを聞かれると、人を探していると答えた。それに対し彼女は、正実はボランティア団体ではないと、怒りながらヒフミに捲し立てるのであった。
「いえ、えっと、ここに閉じ込められてるって聞いて…」
「…はぁ?」
「だから、ここに居るっていうからわざわざここに来たんだよ」
「え、それってもしかして…?」
しかし、ヒフミたちはこの部屋に人がいると聞いて、ここに来たのである。それを聞いた彼女はその閉じ込められているらしき、人物に視線を向けるのであった。
「こんにちは。もしかして、私のことをお探しでしたか?」
「!?!?」 「!?」 “!?”
「な、何なんだこの女は…?」
「『WOW~!!』」
視線の先には、何故か水着を着ている少女が佇んでいた。その姿に、生徒も先生もトランスフォーマーも変わらず、驚いていた。
「え、は、何で!?あ、あんたどうやって牢屋から出てきたの!?ちゃんとカギ閉めたのに!?」
「いえ、開いていましたよ?私のことを話されているような声が聞こえたので、こちらに来てみました。何かご用でしたか?」
“え、あぁ…うん”
「あら。大人の方、ということは…先生、ですね。あらためまして、こんにちは。なるほど、もしかして補習授業部の?」
「ま、待って!!その恰好で出歩かないでよ!?ちょっとぉ!!」
この水着で出歩いている少女の名前は浦和ハナコ。2年生。水着姿で学校を徘徊し、その現場を正義実現委員会に捕らえられた。そして牢屋に入れたはずのハナコが、この場にいるのを正実の彼女は驚いていた。
「…?何か問題でもありましたか、下江さん?」
「あるに決まってるでしょ!?何で学校の中を水着で徘徊するの!?」
「ですが、学校の敷地内であるプールでは、皆さん普通に水着になられますよね?ここもあくまで学校の敷地内で…あ、もしかして下江さんは、プールでは水着を着ないタイプですか?」
「え、は?それってどういう…」
ハナコの言葉に驚いているのは、正義実現委員会に所属している1年生の下江コハルである。彼女はハナコの言動にただただ驚いていた。
「そうでしたか、下江さんは全裸で泳ぐのがお好きなんですね。流石は正義実現委員会、そういった分野まで網羅されているなんて」
「ばっ、バカじゃないの!?着るに決まってるでしょ!?そ、そんなことするわけ…!」
「それにしても裸こそが正義、とは…かなり前衛的ですね。あまり考えたことはありませんでしたが、なるほど。試してみるのもまた一興…」
「と、とにかく早く戻って、早く!もうすぐ先輩たちが来ちゃうから!」
さらにハナコはコハルの言っていることを歪んだ解釈をし始める。というよりは、コハルを揶揄っているわけだが、それに気づかないコハルはハナコの言葉を真に受けてしまうのであった。
「あら、でもこの方々は私に会いに…」
「うるさいうるさいっ、この公共破廉恥罪!!早く戻れ!!」
「すみません、どうやら色々と混乱している状況のようですので、また後ほどお会いしましょうね?」
(か、彼女の真意がまったく読めない…!!一体何を考えているんだ?)
コハルに促され、ハナコは名残惜しそうに部屋から退散する。コハルとハナコの一連の様子を見ていたホットロッドは、ハナコの真意を測りかねていた。
「「「“・・・・・・”」」」
「はあ、はあ…」
ハナコはコハルに退場させられ、この場からフェードアウトする。ハナコの奇行を目の当たりにした一同は、ただただ黙ってそれを見つめていることしかできなかった。
「あ、あの…この状況は一体…ハナコさんは、この後どうなるんですか?」
「そんなの当然死刑よ!エッチなのはダメ!死罪!」
「そいつはやり過ぎってもんじゃないのか?」
「水着で学校を歩き回ったんだよ!?真っ昼間から!生徒がたくさんいる、広場のど真ん中で!!」
ハナコのことが気になったヒフミは、彼女はこの後どうなるのか聞くと、コハルは死刑だと騒ぎだす。ホットロッドは、死刑はやり過ぎだと言うが、コハルはハナコのやったことを大声で叫ぶのであった。
スッ
「ですが、校内では校則で決められた服を着るものですよね?ですからきちんと学校指定の水着を…」
「どうしてそこで水着なの!?制服を着ればいいでしょ!?っていうか話に入ってくるな!」
“とりあえず次のメンバーに行こうか”
「そ、そうですね…」
コハルが叫んでいると、ハナコがぬるっと会話に入ってくる。コハルとハナコの様子を見て、先生は次のメンバーに会いに行こうとしていた。
「えっと…もう1人は…白洲アズサさん」
ガチャ
「ただいま戻りました」
「まったく、手間かけさせやがって…!!」
「任務完了です!現行犯で白洲アズサさんを確保しました!」
ヒフミが次のメンバーに会いに行こうとすると、ハスミが部屋の中に入ってくる。さらにはマシロと正義実現委員会所属のトランスフォーマーであるディーノも同行している。
「はい…はいぃっ!?」
「ディーノが掴んでるのが、その白洲アズサか?」
「『WOW!!』」
現行犯で確保したという言葉を聞いた、ヒフミは言っている意味が分からず呆気にとられる。ホットロッドとビーは部屋の外で人間を掴んでいるディーノの姿を見て、それが白洲アズサであると認識した。
「あっ、ハスミ先輩、マシロ」
「コハルさん、お疲れ様です。あれ…?」
「先生?」
コハルは同じ正義実現委員会の仲間が来たことに安堵する。一方マシロとハスミは、この場に先生がいることに驚いていた。
(シューッ…シューッ…)
「そら、さっさと部屋に入れよ」
「…惜しかった。弾丸さえ足りていれば、もう少しで道連れにできたのに」
「そんなこと俺がさせると思うのか?」
(シューッ…シューッ…)
ディーノに促され、アズサは部屋に入ろうとする。アズサは正実共々道連れにしようとしていたようだが、ディーノはたとえ道連れにしようと無意味だと答えた。それを聞いてもアズサはガスマスクを被ってシューシュー言っているのであった。
ガチャ…
「「「“・・・・・・”」」」
「もういい、好きにして。ただ、拷問に耐える訓練は受けているから、私の口を割らせるのはそう簡単じゃないよ」
(((またとんでもないのが来た…!!)))
補習授業部2年、白洲アズサ。校内での暴力行為の疑いで正義実現委員会から追われていたところ、教材用催涙弾の弾薬倉庫を占拠。約1トンの催涙弾を爆破させ、3時間にわたる抵抗の末に逮捕。逮捕の寸前まで、各種ブービートラップやIEDを用いて激しく抵抗。被害者多数。
そんな彼女を見て、ヒフミたち一同はまたもや引いていた。
「…なるほど、お話は理解しました。先生が、補習授業部の担任の先生になられると。…残念です、できればお手伝いをしたかったのですが」
“あの2人、連れて行ってもいいかな?”
「はぁ!?ダメに決まってるでしょ!?絶対ダメ、凶悪犯なのよ!?」
「コハル。先生はシャーレの方として、ティーパーティーからの依頼を受けてこちらにいらっしゃったのです。規定上は何の問題もありません。補習授業部の顧問、担任の先生になるのですから」
「え、えぇ…でも、先輩がそう言うなら…」
とりあえず先生はハスミに事情の説明をする。その後、ハナコとアズサを補習授業部の教室へと連れ出そうとすると、コハルがダメだと言い出した。そんなコハルに、ハスミは先生がティーパーティーから依頼を受けている旨を説明すると、コハルは大人しく食い下がるのであった。
「ふ、ふん!まあでも良いザマよ!こっちはこんな凶悪犯たちと一緒にいなくて済むし、そもそも補習授業部だなんて!恥ずかしい!あははっ!良いんじゃない、悪党と変態の組み合わせ!そこに“バカ”の称号だなんて、私なら一緒にいるだけで羞恥心で死んじゃいそう!」
(やっぱりこの娘もだいぶ変わった娘だな…)
そしてコハルは2人が補習授業部に送られるのを、恥ずかしいと言ってのける。それを見ていたホットロッドは、彼女のことを変わった娘だと改めて認識し直した。
「…ふぅ、コハル…」
「あぅ…」
“あと残りは…”
「…はい。その、非常に言いにくいのですが…最後の1人は…下江コハルさん、です」
コハルが補習授業部入りする2人をバカにしている様子を見て、ハスミはため息をつく。そして先生とヒフミは、コハルに気まずそうに、彼女も補習授業部のメンバーの1人であることを伝えた。
「…え、私っ!?」
「『HAHAHA~!!』」
「バカッ!!可哀想だろうが!!」
補習授業部1年生、下江コハル。すでに3回連続で赤点を叩き出し、留年目前。
補足事項:成績が向上するまで、正義実現委員会には復帰できないものとする。
補習授業部入りを告げられ、コハルは固まってしまった。バカにしていたくせに、自分も補習授業部のメンバーだったという事実をビーは笑うが、ホットロッドに止められるのであった。
「あはは…みなさん頑張りましょう…」
補習授業部のメンバーが揃った。補習授業部のメンバーたちの(退学回避のための)戦いが今、始まる!!
ホットロッド:性格は実写映画というより、プライム(コンボイ)になる前のロディマス寄り。セイア襲撃時に彼女を守れなかったので、補習授業部に左遷されたと思ってる。(実際は裏切者を探す要因)
バンブルビー:先生が他のTFと仲良くしているのが気に入らないマルハナバチ。そのくせ自分はセミナーに行ってユウカに可愛がってもらっている。
ディーノ:赤い車体に渋い声(CV立木文彦)のするオートボット。正実のメンバーと並んだ姿はまさしく、マフィアかヤクザである。