TRANSFORMERS Blue_Archive   作:H2O(hojo)

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ブルアカ最推しは桐藤ナギサ
トランスフォーマー最推しはオプティマス・プライム(実写版)

ナギサ、誕生日おめでとう。
そして昨日は実写映画公開から17年だそうです。時の流れは早ぇえや!!


ナギサの真意

ティーパーティー・テラス

 

「あら、先生。お疲れ様です。補習授業部の方はいかがですか?」

 

「お久しぶりです、先生」

 

“久しぶりだね。ナギサ、それにコグマン”

 

先生はナギサに呼び出されて、ティーパーティーのエントランスにいた。そこにはすでにナギサとコグマンがおり、先生を笑顔で出迎えるのであった。

 

「…と言いつつ、すでにお話は聞いております。どうやら最初の試験は、上手く行かなかったようですね」

 

「ですがあと2回残っていますよ、先生!!私たちの戦いはこれからです!!」

 

“君関係ないよね…?”

 

ナギサはすでに試験の結果を知っていたようで、残念そうに先生にそう告げる。一方のコグマンは先生が落ち込んでいると思っているのか、最大限の励ましを送るが、少しズレた応援だったため、先生を困惑させた。

 

“ナギサは何をしてるの?”

 

「…ああ、これですか?チェスです、趣味でして」

 

“ふ~ん…”

 

先生は何かに気付いたのか、ナギサの手元を見やる。ナギサの手元にはチェスの盤と駒が置かれていた。

 

「…おそらく、見慣れないタイプですよね?黒はキングとクイーン、後は全てポーンだけ。白はキング、ルーク、ビショップ、ナイトがそれぞれ3~4個ずつ…きっとあまり見ない形でしょう」

 

“これ、1人でやってたの?”

 

「はい、今は私1人で。うるさいミカさんもいないですし。コグマンはこう見えて、難しいことを考えるとヒステリーを起こしてしまうので…」

 

「えぇ、私難しいことを考えますと、頭が爆発しそうになってしまいますので」

 

“へ、へぇ~”

 

チェスを不思議そうに見つめている先生に気付いたナギサは、珍しいタイプのチェスのことを説明する。その後、先生に1人でやっているのかと尋ねられると、肯定し、さらにその理由も答えるのであった。

 

「今日は先生に、お伝えしておきたいことがあったのですが…それよりも先に、先生の方から何か言いたげなことがあるように見受けられますね」

 

“3回とも不合格になったら、補習授業部のみんなはどうなるの?”

 

「・・・。小耳に挟まれたのでしょうか?出処は…ヒフミさんか、ホットロット…ですかね」

 

先生はナギサに呼ばれてここに来たのだが、どうやら先生も言いたいことがあったようで、先生は疑問に思ったことを素直に彼女に述べる。ナギサはどうやら、3回不合格になったときのことを伏せておきたかったようだが、バレてしまったようだ。

 

「彼女は、そういうところがありますからね。まあそれが、ヒフミさんの良い所でもあるのですが…。ホットロットも正義感が強いですからね」

 

“・・・”

 

「さて、質問にお答えしますと、簡単なお話です。試験で不合格を繰り返す、落第を逃れられそうにない、助け合うこともできない…だとすればみなさん一緒に、退学していただくしかありません」

 

“退学!?”

 

ナギサはヒフミとホットロットの評価を挟みつつ、3回不合格になればどうなるかを述べる。4人全員が合格点を取らなければ、補習授業部のメンバーは退学になってしまうと聞いて、先生は聞き返すほど驚いた。

 

「もちろん、本来はここトリニティにも落第、停学、退学などに関する校則が存在します。ただ、手続きが長くて面倒でして、たくさんの確認と議論を経なければなりません。ゲヘナとは違って、我々は手続きを重要視しますので」

 

“・・・”

 

「ですが今回急造された補習授業部は、このような校則を無視できるように調整してあります。シャーレの権限を少し組み込ませていただいたこともあり、このような措置が可能となっているのです」

 

“なぜそもそもそんな回りくどいことを…?”

 

「そもそも、補習授業部は…生徒を退学させるために作ったものですから」

 

そしてナギサは、先生の持っているシャーレの権限を利用して、生徒を退学することができるように細工したとカミングアウトする。さらに、彼女は補習授業部はそもそも生徒を退学させるために作ったのだと言い出したのである。

 

“どうしてそんなことを…!?”

 

「・・・。あの中に、トリニティの裏切り者がいるからです」

 

“裏切り者…?”

 

先生は当然、ナギサに補習授業部のメンバーを退学させようとする理由を問いただす。そしてナギサは、補習授業部のメンバーの中に裏切り者がいると言うのであった。

 

「その裏切り者の狙いは、エデン条約締結の阻止。この言葉が持つ重さを理解していただくには…“エデン条約”とは何か、という説明が必要ですね。コグマン、先生にご説明を」

 

「はい、ナギサ様。エデン条約は、簡単に申し上げれば、ゲヘナとトリニティの間に結ばれる不可侵条約です。その核心は、ゲヘナとトリニティの中心メンバーが全員出席する、中立的な機構を設立することにあります。“エデン条約機構(Eden Treaty Organization)”、“ETO”と呼ばれるであろうこの団体が、トリニティとゲヘナの間で紛争が起きた時に介入し、その紛争を解決することになります」

 

“なるほど…”

 

「これにより、二つの学園の間で全面戦争が起きることはなくなります。誰かが踏み込めば、両陣営が仲良く共倒れしてしまうことになりますので」

 

ナギサは以前、時間が足りないため省略していたエデン条約について、コグマンに説明を依頼する。先生はコグマンの説明でようやく、エデン条約の全貌を知るのであった。

 

「…先生。トリニティとゲヘナの長きにわたる敵対関係は、お互いに大きな重荷になっています。エデン条約はその無意味な消耗を防ぐための、恐らくは唯一の方法であり、キヴォトスにおける力のバランスを保つための方法でもあります」

 

「さらに、エデン条約は連邦生徒会長が提示した解決策でもありました。我々サイバトロン星から飛来したトランスフォーマーたちの醜い争いを見て、何かを感じとったのやもしれませんな」

 

「彼女が行方不明になってしまい、一度は空中分解しかけたものを、私の元でどうにかここまで立て直したのです」

 

さらに、ナギサはエデン条約締結の意義を先生に説く。そして元々はエデン条約のことを計画したのは、失踪した連邦生徒会長だったとコグマンの口から語られるのであった。そして、一度は空中分解しかけた計画をどうにかここまで漕ぎつけたことを、ナギサは先生に伝えたかったようである。

 

「そしてこの念願の条約が締結される直前まで来た、このタイミングで…これを妨害しようとする者たちがいるという情報を耳にしてしまいました。まだ、それが誰なのかは分かりません。特定には至りませんでした。そこで、次善の策として…その可能性がある容疑者を一か所に集めたのです」

 

“・・・”

 

「…裏切り者はそこにいます。ですが、誰なのかは分かりません。であれば、一つの箱にまとめてしまいましょう…いざという時に、まとめて捨ててしまいやすいように」

 

エデン条約締結の直前という大事な時期に、それを排除する者がいると聞いたナギサは、すぐさまその疑いのある人物を一か所へ集めた。そして、それが補習授業部であるということを、先生は一連のナギサの説明でようやく悟った。

 

「…ごめんなさい。こんな血生臭いことに先生を巻き込んでしまいました。私のことは、罵っていただいても構いません」

 

“…でも本当に私を利用する気だったら、こうして今話してくれないよね?”

 

「…流石、理解が速いですね。言っても信じてもらえるかと思っていましたが、仰る通りです。こうなったらお話は早いですね」

 

説明を終えると、ナギサは先生に巻き込んでしまったことを謝罪する。だが先生はナギサの真意を感じ取り、彼女に言葉を返した。

 

「先生。…補習授業部にいる裏切り者を、探していただけませんか?」

 

「・・・。」

 

“・・・”

 

そして遂に、ナギサは裏切り者を探して欲しいと先生に依頼する。それを聞いているコグマンも、先生も口を閉ざしてしまい、この場が静寂に包まれた。

 

「先生を、トリニティを騙そうとしている者がいます。平和を破壊しようとするテロリストです。私たちだけでなく、キヴォトス全体の平和を、自分たちの利益を天秤にかけようとしているのです。裏切り者を探し出すことが、キヴォトスの平和に直結します。いかがでしょう、連邦捜査部シャーレとしてご理解いただけますと幸いなのですが…」

 

“…私は私のやり方で、その問題に対処させてもらうね”

 

さらにナギサはトリニティの裏切り者を探す重要性を先生に説明して、協力を取り付けようとする。しかし、先生は自分のやり方で対処すると言って、彼女の提案を断るのであった。

 

「そうですか。分かりました。…ですが、先生。ゴミを細かく選別して捨てるのが難しい時は、箱ごと捨てるというのも手段の1つ…そうは思いませんか?」

 

“…私はそうは思わないかな”

 

「それからもう一点…試験については基本的に、私の手のひらの上にあります。例えば“急に試験の範囲が変わる”ですとか、“試験会場が変わる”ですとか、“難易度が変わる”ですとか…。そういったことが起きないことを祈っていますが…。…失礼しました、良くない物の言い方でしたね。それではこれからも、引き続き補習授業部をよろしくお願いします、先生」

 

「私からもよろしくお願いたします」

 

ナギサのお願いを断った先生に、彼女はやんわりと釘を刺す。その後補習授業部のことについてナギサが先生に頭を下げると、コグマンも同じく頭を下げるのであった。

 

「私たちの方から、先生に対して不利益や損害を与えることはありません…と、言いたいところなのですが…」

 

“そうとも言い切れない?”

 

「…そうですね。簡単にはお約束しかねます」

 

頭を下げた後に、ナギサはもう一度先生に釘を刺す。今度は先生自体に損害を与える可能性まで示唆するのであった。

 

「ですが、だからといって、先生が生徒たちを放っておくような方ではないと思っておりますので…これからの展開は私にも予測しきれません。どうかこの結末が…できるだけ、苦痛を伴わないものであるとこを願うだけです」

 

“うん…。考え方は違っても、それはナギサと同感かな”

 

「ああ、ですが一つだけお伝えしておきますと…。一次試験において、私たちの方では如何なる操作も行っておりません。この部分については、誓って嘘ではないことをお約束します」

 

“・・・。”

 

(“じゃあ、あの点数は実力ってことなのか…”)

 

ナギサは一次試験のことについて、自分たちは何もしていなかったことを先生に伝える。それを聞いた先生は、心の中で頭を抱えるのであった。

 

「先生なりのやり方…それが、トリニティに利するものであることを願っていますね」

 

“…うん。そうだね”

 

「…それでは、また」

 

 

 

 

 

先生が退出した後

 

「よろしかったのですか、ナギサ様?」

 

「何がでしょう?」

 

「先生の仰る通り、裏切り者の件を伏せておけばよろしかったのでは?」

 

先生が退席した後、コグマンは先生に補習授業部設立の目的を話さなくても良かったのではとナギサに尋ねる。先生に真意を伝えずに、4人まとめてさっさと不合格にして退学させてしまえば、ナギサの不安も無くなるであろうという、非道ながらも合理的な考えである。

 

「そうですね…。確かにそうかもしれません」

 

「ではなぜ…?」

 

「先生をこのように利用してしまったからこそ、正直に打ち明ける必要があると思ったからです。私は先生と敵対したいわけでも、嫌われたいわけでもありませんので。むしろ、味方になって欲しかったのですが…そう上手くはいきませんでしたね…」

 

ナギサはコグマンの意見を認めつつも、自分の考えを彼に話し出す。彼女が補習授業部のことを包み隠さず先生に伝えたのは、彼女なりに先生への誠意を示す行為であったのである。

 

「立場上、私のことを快く思わない者は大勢います。それはゲヘナ学園だけではなく、このトリニティでさえも…」

 

「お労しや、ナギサ様…。グスッ…」

 

「あなたは涙なんか出ないでしょうに…」

 

桐藤ナギサはトリニティ総合学園のティーパーティーのホストである。集団の長というものは敵を作り出し易い立場であり、ナギサも例外ではないのである。そんな状況を慮ってか、コグマンはナギサを労ってみせるが、ナギサは彼の見せかけの行為に呆れるのであった。

 

「ともかく、何とか先生に味方になっていただきたかったのですが…、やはりいささか強引でしたね」

 

「ならば他の方を頼ってみてはいかがですか?そう、例えばミカ様とか」

 

「ミカさんにそのような事は任せられません。セイアさんがこのような状況である以上、最悪の場合はトリニティのことはミカさんにお任せするつもりですから…」

 

「・・・」

 

敵が多く、裏切り者が潜んでいる中、先生にはどうにか自分たちの味方になって欲しかったナギサだが、それも失敗に終わってしまい、彼女は少しがっかりした様子であった。そんな彼女を見かねてか、コグマンがミカに頼ることを提案するが、ナギサは彼の提案を退けた。

 

「もし私が裏切り者の凶弾に倒れてしまったら、ミカさんのことはよろしくお願いしますね、コグマン」

 

「いいえ、私がそんなことはさせません。必ず、ナギサ様をお守りしてみせます…!!」

 

「ありがとうございます、コグマン」

 

コグマンはナギサにミカのことを託されるが、彼女のことも必ず守ると誓うのであった。




ナギちゃんはお嬢様でcv早見沙織で真面目に頑張っているところが好き。
オプティマスは強くてカッコいいから好き。1~3作目のデザインが好き。

拙者王道大好きですので
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