TRANSFORMERS Blue_Archive   作:H2O(hojo)

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ONEのことを冗談でトランスフォーマー 懐玉・玉折とか言ってたらオプティマスが五条悟になったでござる。


夜に話せば

プール掃除が終わり、水を張るものの時間はすっかり夜になっていた。

 

「結局、実際プールに入って遊ぶことはできませんでしたね…」

 

「そういえば、水を入れるのは結構時間がかかるものでしたね…ごめんなさい、失念していました」

 

「いや、謝ることはない。十分楽しかった」

 

プールに入れなかったことに、ヒフミとハナコがしょんぼりしているが、アズサとコハルは満足そうであった。

 

「…綺麗」

 

「そうですね。真夜中のプールなんて、なかなか見られない景色で…」

 

「確かに。サイバトロン星は金属の星だったからな。地球に来るまで、水というものは情報でしか知らなかった」

 

コハルは水面に映る光の反射を見て、幻想的な雰囲気に感嘆の声が漏れる。同じくその光景を見ていたホットロッドもサイバトロン星では見られない光景を見て、感慨に浸っていた。

 

(うとうと…)

 

「あら、コハルちゃんおねむですか?」

 

「そ、そんなことないもん…でも、ちょっとつかれた…」

 

「確かに、今日は朝からずっと動きっぱなしだったからなぁ」

 

コハルはボーっと水面を見ていると、コハルは疲れから眠くなってしまったようだ。補習授業部たちは朝から大掃除をしていたので、当然といえば当然である。

 

「では、そろそろお部屋に戻って休むとしましょうか?明日から本格的に勉強合宿が始まってしまいますし…そろそろ寝ないと明日に支障が出てしまうかもしれません」

 

「うん」 「そうですね」

 

こうして一同は合宿所へと戻るのであった。

 

 

 

 

 

合宿所

 

「それでは、お疲れ様でした」

 

「お疲れ様」

 

「はい、ではまた明日」

 

「…お疲れ様」

 

補習授業部のメンバーは合宿所へ戻ると、寝るためにベッドのある部屋へ入っていく。明日から本格的に始まる勉強合宿に備えるべく、今日はここらでお開きとなった。

 

“あっちの部屋にいるから、何かあったらいつでも呼んでね”

 

「はい、ちゃんと覚えておきますね♡」

 

「だ、ダメ…そういうハレンチなのは、正義実現委員会として…!」

 

「みんなお疲れのようですし、すぐに寝ましょうか。では、おやすみなさい」

 

補習授業部が就寝するにあたって、先生は隣の部屋にいるとみんなに伝える。ヒフミはみんなのとこを慮って、すぐに消灯するのであった。

 

 

 

 

 

先生の部屋

 

“さて…”

 

「そもそも、補習授業部は…生徒を退学させるために、作ったものですから」

 

(ナギサは実際のところ、何を考えて…)

 

部屋に戻った先生は、ナギサに言われたことを思い出す。そして、何を考えているのかを推測するのであった。

 

コンコンコン…

 

(ノックの音…?)

 

「入って、どうぞ」

 

「あ、えと、失礼します…」

 

先生が思案にふけっていると、先生の部屋の扉がノックされる。先生はドアの前にいる誰かに入るよう指示すると、その人物はドアを開けて部屋に入ってきた。

 

「その、夜中にすみません…」

 

“ヒフミ?どうしたの?”

 

「その、何だか眠れないと言いますか…。あれこれ考えていたら、その…あうぅ…」

 

部屋の中に入ってきたのはヒフミであった。彼女は昼間あれだけ動いたにも関わらず、考えすぎて眠れないようである。なので、先生はヒフミと少し話をすることにした。

 

「先生も、今日はお疲れ様でした」

 

“ヒフミの方こそ、お疲れ様”

 

「明日から本格的な合宿、なのですが…私たち、このままで大丈夫なのでしょうか…」

 

“・・・”

 

部屋に入って早々、ヒフミは先生に感謝の気持ちを込めて労う。そしてその後、ヒフミは自分が抱えている不安を先生に打ち明けた。

 

「もし一週間後の二次試験に落ちてしまったら、三次試験…。万が一、それにも落ちてしまったら…」

 

“…全員、退学”

 

「…やっぱり、先生も知っていたんですね。まだ誰にも言ってませんが、そもそも言って良いことなのかどうかも分からなくて…」

 

どうやらヒフミだけは、三次試験をパスできなければ全員が退学になることを知っていたようである。ヒフミの悩みというのは、その事であったのである。

 

「学力試験なのに、どうしてこういう“全員一斉に”みたいな評価システムなのかもよく分かってませんし、私たちの試験のためだけにこんな合宿施設まで提供してもらえるなんて…」

 

“そうだね…”

 

「うぅ…それに…」

 

“ヒフミ、他にもナギサから何か言われたりした…?”

 

「いえ、そ、その…!?」

 

さらにヒフミは、この補習授業部のシステム自体がよく分からず、怪しんでいるようだ。それを聞いていた先生は、ヒフミがナギサに何か言われたのではないかと考え、彼女に尋ねるのであった。

 

「な、ナギサ様からはその、えっと…」

 

“まぁその前に、もう一人事情を知ってるだろう人を呼ぼうか”

 

「えっ!?あっ…はい…」

 

ヒフミはナギサの名前を出されると、狼狽えてしまう。そして先生はヒフミが事情を話す前に、ある人物をこちらに呼ぶのであった。

 

 

 

 

 

「何だよ?こんな夜中に。明日に備えて寝ていたほうがいいんじゃないのか?」

 

「ホットロッドさん…。そうですね、あなたもたしかナギサ様にお願いされて…」

 

「ひ、ヒフミ…」

 

“よし、これで揃ったね”

 

先生が呼び出したのはホットロッドであった。彼もナギサに補習授業部のことを手伝うよう頼まれたと聞いていたため、事情を知っているだろうと先生は考えたのである。

 

“ホットロッドもナギサから補習授業部のことを頼まれたってことは、三次試験に落ちたらどうなるかは、知ってるよね?”

 

「あ、あぁ…。知ってるよ」

 

“そのことについて、私とヒフミと君の3人で話し合おうと思ってね”

 

ナギサに命じられた、例の件のことが先生の口から出てきたことでホットロッドのテンションが一気に下がる。どうやら先生の予想は的中したようで、ホットロッドも退学の件を知らされていたようである。

 

「正直ナギサ様から、“誰にも言わないように”と言われていたのですが…私の手に負えるようなお話では、なくって…。その、何と言えば良いのか…」

 

“「トリニティの裏切り者」を見つけてほしい、って?”

 

「「…!?」」

 

「先生も、そう言われたってこと、ですよね…」

 

「そうだよな…。先生が知らないわけないよな…」

 

さらに先生は、“トリニティの裏切り者”という言葉を口にする。その言葉が出た瞬間、2人に緊張が走るのが先生にもわかった。

 

「…はい、ナギサ様とお話していた時に…」

 

こうして、ヒフミはナギサに言われたことを話しだした。

 

 

 

 

 

「ヒフミさん…補習授業部にいる裏切り者を、探していただけませんか?」

 

「えっ、えぇっ…!?」

 

「正直なところをお話しますと、今あの補習授業部について、試験の結果など特に気にしてはいません。試験に合格しなければ退学というのは、つまるところ最終手段」

 

ナギサはヒフミをティーパーティーのテラスに呼び出して、自分の思惑を話し出す。そしてヒフミは、“裏切り者”という言葉を聞いて驚いてしまった。

 

「ヒフミさん。できる限り彼女たちの情報を集め、できる限り早く“裏切り者”を見つけてはいただけませんか。ヒフミさんは今そのために、補習授業部にいるんです」

 

「その、どうして私が、そんな…」

 

「…“どうして”、ですか。その答えはヒフミさんが、シャーレと繋がっていたから、ですね」

 

ナギサはヒフミに補習授業部にいる裏切り者を早く見つけるよう迫る。そんな彼女の話を聞いて、何故自分なのかと問うと、ナギサはシャーレと繋がっているからと答えた。

 

「第三勢力である“シャーレの先生”が一緒にいる限り、“裏切り者”はむやみに動くことができません。ゴミが、ゴミ箱から飛び出さないための蓋のようなもの…でしょうか」

 

「ご、ゴミ箱…?」

 

「…失礼しました、忘れてください。今のは独り言です」

 

ナギサは先生を補習授業部の顧問にした理由を明かす。先生を補習授業部の顧問にしたのは、どうやら部の中にいると予想される裏切り者の動きを封じるためのようだ。

 

「な、ナギサ様…!わ、私はその、こういうことは…!」

 

「…ヒフミさん」

 

ズイッ…

 

「他に選択肢は無いのです。それにやむを得なかったとはいえ、失敗してしまった場合はヒフミさんも同じことになってしまうのですよ…?」

 

「…っ」

 

協力を渋るヒフミに、ナギサは笑顔で圧をかける。そして失敗すれば、自分も退学することになってしまうと忠告するのであった。

 

 

 

 

 

場面は先生の部屋にもどる

 

(“ナギサは、ヒフミを…”)

 

「わ、私はその、裏切り者だなんて、そんな話…」

 

「俺も聞かされたこと、頼まれたことは大体ヒフミと同じだ」

 

ヒフミの話を聞いて先生は、顎に手を当てて考え込む。そしてもう一人事情を聞かされているホットロッドも、ヒフミと同じような事を言われたと答えた。

 

「みんな、同じ学校の生徒じゃないですか…今日だって、みんなでお掃除をして、一緒にご飯を食べて…」

 

「あぁ、そうだな…、その通りだよ。俺も彼女たちを疑いたくない」

 

「これで、誰が裏切り者を探れだなんて、そんな、そんなこと…。そんなこと私には…」

 

“「・・・」”

 

そしてヒフミは、今日補習授業部のみんなと過ごした時間を思い出す。共に過ごして仲良くなったみんなの中から裏切り者を探すことはできないと、ヒフミは悲痛に訴えるのであった。

 

“ヒフミは、優しいね”

 

「え、えぇ…!?」

 

“その件は、ヒフミは気にしなくて大丈夫。もちろんホットロッド、君もだ”

 

ヒフミの言葉を聞いて、先生は彼女を優しいと評する。そして先生はヒフミとホットロッドに例の件については気にしなくていいと言うのであった。

 

「せ、先生…?」

 

“私に任せて。私が、どうにか解決するから”

 

「ヒフミはいいにしても、俺は大丈夫だから。俺も先生の役に…」

 

“いいやホットロッド…君も大切な友人だよ。だから君もこんな事をする必要はないから”

 

先生はヒフミとホットロッドに自分がどうにか解決すると2人に告げる。だがその先生の言葉にホットロッドは自分も役に立つと訴えるが、先生はそれを拒否してしまった。

 

「し、しかしだなぁ…」

 

“2人には、2人にできることを頑張ってほしい”

 

「私に、できること…」

 

「俺に…できること…」

 

未だ煮え切らないホットロッドに対し、先生は自分のできることを頑張ってほしいと伝える。

 

「…はい!分かりました!あ、その、私に何ができるのかは、まだ分かりませんが…ちょっと考えてみようと思います!先生、ありがとうございます!何だか心が軽くなりました…!」

 

「・・・」

 

先生の言葉を聞いて、ヒフミは納得して心が軽くなる。しかし、ホットロッドは逆に表情が暗くなっていたが、2人は気づかなかった。

 

 

 

 

 

同時刻

合宿所・ロビー

 

「・・・」

 

「ハナコ?こんなところで何を?」

 

「あらっ、アズサちゃん。まだ起きていたんですか?それに、制服で…?」

 

「もうある程度寝た。だから見張りでもしておこうかと」

 

合宿所のロビーにはアズサとハナコがいる。ハナコはアズサを見つけると、何故制服を着ているのかと問いかけた。それにアズサは見張りをするためだと答えた。

 

「見張り…?いえ、それよりアズサちゃん…もしかして実は、全然寝られていないんじゃないですか?しっかり寝たようなお顔には見えませんよ…?」

 

「…慣れない場所だと、あんまり寝られなくて」

 

「・・・」

 

「心配しないでも良い。夜通し動くための訓練もちゃんと受けてるから、5日間ぐらいなら寝なくても問題無い」

 

「いえ…そういうお話ではなく…」

 

しかし、ハナコはアズサの顔を見てあまり寝られていないように見えたのか、彼女を心配する。そんなハナコの心配にアズサは相変わらず斜め上の理由で心配しなくていいと答えた。

 

「ハナコも散歩?どうやらヒフミも、どこか散歩に行ったみたいだし。みんな慣れないところで不安だと思うから、それもあって、見張りでもした方が良いのかもしれないと思って。そういうことだから、気にしないで大丈夫」

 

「…アズサちゃん、あまり無理しないでくださいね」

 

スススッ…

 

「・・・」

 

そして再びアズサは見張りをする理由をハナコに説明すると、そそくさとその場を離れてしまった。そんなアズサをハナコはやはり心配そうに見送るのであった。

 

 

 

 

 

一方その頃

コハルの部屋

 

「すぅ…すぅ…」

 

合宿所の庭

 

「ZZZ…ZZZ…」

 

コハルはベッドで熟睡していた。そしてビーは合宿所の庭にてロボットモードで大の字になりながら爆睡していた。ビーたちトランスフォーマーは普段ビークルモードで車庫などで眠っているため、こういう体験は珍しいのである。ビーはその初体験の感覚を満喫していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とある場所

 

「計画の首尾は順調か?」

 

「あぁ…問題ない。こちらもマダム主導のもと準備を進めている」

 

「そうか、それを聞いて安心したぞ」

 

その場所では、少女とトランスフォーマーが対峙していた。2人は誰にも見つからないように密かにこの場所に集まっているようだ。

 

「ならばこのままお互いに計画を進めよう。自分たちのために…」

 

「あぁ、我らは仲間では無い。互いが互いの目的を果たす。ただそれだけの話だ」

 

どうやら2人は協力はしあっているようだが、仲間意識はないようである。

 

「百合園セイアは始末した。我らが復讐を果たすまで、あと一歩だ。くれぐれも邪魔はしてくれるなよ?」

 

「ふんっ、小娘風情が…」

 

「時間だ…ではさらばだ。センチネル・プライムよ」

 

トリニティの裏で闇深い陰謀が渦巻いていた。




ホットロッドの現状:補習授業部のみんなを疑いたくない。しかし、セイアを殺した(と思ってる)ヤツはやっぱり許せないので、ソイツの正体を暴きたい。そして、そんな奴が補習授業部にいるとは思いたくないという精神ぐちゃぐちゃ状態。

センチネル・プライムの現状:センチネルの存在自体をシスターフッドは公開していないため、シスターフッドの一部の人間しかその存在を知らない。そして、裏でアリウスと何か企んでいることは当然誰も知らない。

ONEの映像見てると普通にありそうですけどね、水

あとなんか最新話の更新で、黒服がキヴォトス滅亡が見たいとか言ってましたね。
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