TRANSFORMERS Blue_Archive   作:H2O(hojo)

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基本的に死人はあまり出さない方針でやっていきます。


ボーンクラッシャー

アビドス高等学校

 

「校舎より南15km地点付近で大規模な兵力を確認!その数からしてヘルメット団ではなく、傭兵の類かと!」

 

昼間のアビドス高等学校にアヤネの無線が響きわたる。どうやら便利屋率いるバイト傭兵集団が近づいているようだ。

 

「これ以上接近されるのは危険です!先生、出撃命令を!」

 

“対策委員会、出動ー!!”

 

対策委員会と先生はビーとミラージュに乗って、傭兵がいる場所へと出撃する。

 

そして、敵から数km後方のところで一旦停止し、戦闘の準備を整える。アヤネは敵をもっとよく偵察するために、ドローンを飛ばして様子を探った。

 

「前方の敵集団、現在廃墟となっている街に向かって進行中です。傭兵の他1台の大型車の姿もありますね」

 

アヤネがそう言うと対策委員会と先生はアヤネのタブレットをのぞき込む。タブレットには茶色で大きなアームが付いている大型車の姿が写っていた。

 

「戦車じゃない…装甲車にしても何か変な感じだね」

 

敵が配備している車に対してシロコは率直な感想を述べる。他の生徒たちも首を傾げており、同意見であるようだ。

 

“いや、トランスフォーマーならどんな車の形であろうと関係ない”

 

先生のその言葉に全員がハッとなる。ここまで来るために乗って来たミラージュとバンブルビーはビークルモードになればただの乗用車である。トランスフォーマーにとって車は擬態するためのものであり、車自体の性能などどうにでもなるのである。

 

“よし、オートボット!トランスフォーム!!”

 

ギゴガゴゴ!!

 

先生の掛け声と共にミラージュとビーがトランスフォームする。

 

「よっしゃ!久しぶりに派手に暴れられそうな相手だぜ!」

 

「『蝶のように舞い、蜂のように刺す!!』」

 

オートボットの2人はやる気満々のようである。

 

“いやー、一度やってみたかったんだよねコレ!”

 

先生はオプティマスがやっていた号令ができて満足気なようであった。

 

「それではみなさん、気を付けてください」

 

“みんなでアビドスを守ろうね!”

 

対策委員会の4人とオートボットの2人は目の前に迫る敵に向かって進撃していった。アヤネと先生はそんな彼女たちを見送るのであった。

 

 

 

 

 

廃墟の街

 

アビドスの生徒たちは傭兵集団を迎え撃つべく廃墟の街で配置につく。その場所は荒れ果てており、瓦礫や廃車が至る所に放置されている。

 

「うへ~いっぱいいるねぇ。傭兵って結構高いはずなんだけどな~」

 

ホシノたちは瓦礫や廃車を遮蔽物にして敵の様子を伺う。ビーとミラージュも車に変形し、前方にいる地雷撤去車を見張っている。

 

「ん、私が出る」

 

「ちょ、ちょっとシロコ先輩!!」

 

シロコは隠れているのにしびれを切らし前へ出る。その彼女を止めるためにセリカも結局飛び出してしまった。

 

「あ、いたぞ!?アビドスだ!!」 「かかれー!!」

 

いきなり前へ飛び出してきてしまったため、シロコとセリカは当然傭兵に見つかってしまう。

 

「まったくもぉ~じゃあ私たちも行こうかノノミちゃん」

 

「はーい☆」

 

シロコとアヤネが見つかってしまったため、戦闘が始まる。しょうがないのでホシノとノノミも前にでた。

 

 

 

 

 

ダダダダダ!!

 

「お仕置きの時間ですよー☆」

 

「うわー!」 「ぎゃー!」 「ちくしょー!」

 

対策委員会の面々は向かってくる雇われ傭兵を次々となぎ倒していく。定期的に来るカタカタヘルメット団の襲撃を撃退しながら日々を過ごしている彼らにとって、傭兵であっても大した脅威にはならないのだ。

 

「まずいね、アビドスの連中結構強いよ。私たちも前に出ないとヤバそうだね」

 

「うっ…そ、そうね」

 

傭兵たちがなぎ倒されていく様を見て後方で様子を伺っていたカヨコはアルたちに前に出るように促す。だが何故かアルの顔色は優れない。

 

「もしかしてアルちゃん、ラーメン屋のことで気まずいんだぁ~」

 

「そ、そんなことないわ!私は真のアウトローになるんだから、これしきのことで…」

 

アルはラーメン屋で仲良くなったアビドスの生徒と戦うことに消極的であった。だがしかし、このままでは任務遂行が困難であることも理解しており判断を躊躇しているのである。

 

「あ、あのよければ私が行って死んできましょうか?そうすればアル様も…」

 

「ハルカは変なこと言わないの。ほら、社長覚悟決めなよ」

 

「わ、わかったわよ!!便利屋68出るわよ!!」

 

アルの号令と共に便利屋の面々も対策委員会がいる前衛へと動き出すのであった。

 

 

 

 

 

傭兵たちと便利屋の間に停車していたボーンクラッシャーも前方の様子を見て動き出す。

 

バキバキバキィ!!

 

ボーンクラッシャーは自慢のアームで瓦礫を掴み、前方へと動き出した。

 

「あの野郎!」 「『F○ck!!』」

 

対策委員会の後方にいたミラージュとビーはボーンクラッシャーの狙いを理解したため彼女たちを守るため、ビークルモードで急行するのであった。

 

 

 

 

 

「あれ?あの姿はラーメン屋の…」

 

(ギクッ!!)

 

最初に便利屋の姿に気付いたのはノノミであった。気づかれたアルは気まずそうに目を逸らした。

 

「誰かと思えばあんたたちだったのね!!ラーメンも特盛にしてあげたのに、この恩知らず!!」

 

セリカはたまらずアルを罵倒する。せっかく柴関ラーメンで意気投合した仲間だと思っていた彼女たちが学校を脅かす敵だったことがわかり怒りがこみ上げてきていた。

 

「あははは、その件はありがと。でもそれはそれ、これはこれ。こっちも仕事でさ」

 

「残念だけど、公私はハッキリ区別しないと。受けた仕事はきっちりこなす」

 

今にもアルに襲い掛かろうとしそうなセリカの前にカヨコとムツキが立ちはだかる。2人とも何だかんだ社長を守るという意志はあるのだ。

 

「そ、総員攻撃!!」

 

「が、頑張りますぅぅ!!」

 

今ここに対策委員会と便利屋68の対決が始まるのであった!!

 

 

 

 

 

ガッシャーーーーーーーン!!!!

 

アルの総員攻撃の合図と共に対策委員会たちの方に無数の瓦礫が飛んでくる。

 

「うわぁぁぁ!!?」

 

「くっ!?」

 

飛んできた瓦礫群に対し前方にいたセリカとシロコは屈んで防御姿勢を取る。運よく当たらなかったものの当たっていれば再起不能だ。

 

“な、なんて無茶苦茶なんだ…”

 

「あんなの…当たったら大変ですよ…」

 

後方で指示を出している先生とアヤネもその無茶苦茶な攻撃に恐怖と驚愕の表情を浮かべていた。

 

「先生、画像出ました!そちらの端末に送るので解析してください」

 

“わかった!”

 

アヤネは推定トランスフォーマーと思われる車の画像を先生に送信する。この画像をオートボットたちが集めたデータやキヴォトス中の監視カメラの映像から照合し、目の前の敵の正体を探る。

 

“アロナ!頼んだ!”

 

「はい!お任せください!」

 

アロナは大量のデータから瓦礫を飛ばしてくる自動車を照合していく。シッテムの箱も高速で情報の処理するため、熱を持っていた。

 

「出ました、敵の地雷撤去車はデストロン製バッファロー、ディセプティコンです!!名前はボーンクラッシャーと言うようです」

 

“ディセプティコン…やっぱりか…”

 

アロナの報告を聞き、先生の顔が険しくなる。彼は生徒に被害が出ることを危惧しているのだ。

 

「先生、ディセプティコンとは何ですか?」

 

どうやらミラージュはアヤネたちにディセプティコンのことを話していなかったようで、先生は横にいるアヤネと無線で他のメンバーにディセプティコンについて説明する。

 

“ディセプティコンはキヴォトスを力で支配しようとするトランスフォーマーたちの集団だよ。ビーやミラージュが所属しているオートボットとは敵対関係にある”

 

「そ、そんな危険な輩が何でこんなところに…」

 

アヤネは先生からディセプティコンの説明を聞いて困惑の色を隠せないようだった。

 

“ビーにとミラージュはボーンクラッシャーに集中して!!”

 

ギゴガゴゴ!!

 

「任せろ!!」 「『♪ぶっ潰すぜ~』」

 

ビーとミラージュは変形してボーンクラッシャーの元へ迫る。それに対してボーンクラッシャーは近くにあった廃車をその大きなアームで掴んだ。

 

バキバキバキバキ!!

 

「野郎まさか!!」

 

ボーンクラッシャーは廃車を持ち上げる。ミラージュはそれを防ぐためにボーンクラッシャーに向かって走る。

 

「・・・ッ!!」

 

走っているミラージュを援護するべくビーは両腕のキャノンを展開してボーンクラッシャーに向けて打ち込んだ。

 

バシュゥン!!

 

「・・・!?」

 

ビーの銃撃を物ともせずボーンクラッシャーは廃車をミラージュに向かってぶん投げる。車が勢いよくミラージュのもとへ飛んでいくなか、ビーは彼が投げた車を破壊するために、車の方に狙いを定めて打ち込む。

 

「みんな!!伏せろぉぉぉ!!!」

 

ミラージュは対策委員会を守るべく前に立ち、車を受けとめるために構える。

 

「「「「ッ!!?」」」」

 

トランスフォーマーたちの戦いを横目でみつつ戦っていた彼女たちはミラージュの叫びと共に一斉に伏せた。

 

グワッシャァァァァン!!!!!

 

「ぐうっ!?」

 

重量のある鉄の塊とミラージュが激突する。その衝撃でミラージュは後ろに倒れ込んでしまった。

 

「ミラージュ!?大丈夫ですか!?」

 

「あ、あぁ…何とかな」

 

車に押しつぶされたミラージュにノノミが心配そうに駆け寄る。ミラージュは車をどかして何とか立ち上がった。

 

ギゴガゴゴ!!

 

「覚悟しろオートボット共!!」

 

ボーンクラッシャーは変形してビーとミラージュに襲い掛かってきた。

 

 

 

 

 

便利屋は後ろでボーンクラッシャーが変形したのを見ていた。

 

「あの車、とんだモンスターマシンだね。バイトの傭兵がいようとお構いなしに暴れてるよ。どうする社長?」

 

「・・・・・」

 

(どどどどど、どうしよう!!!???)

 

「あーあ、アルちゃん固まっちゃったよ」

 

アルは何も考えられずただただボーンクラッシャーが暴れるのを見ているしかなかった。

 

 

 

 

 

ミラージュとボーンクラッシャーは腕を掴み合って取っ組み合う。

 

「くっ!!このボンクラ野郎!!」

 

「ふんっ、オートボットめ。バラバラに引きちぎってくれるぞ!!」

 

ボーンクラッシャーは両腕に付いているアームでミラージュをがっちりと掴んだ。それを見たビーは助けに入るために2人の元へ近づく。

 

「・・・!!」

 

「オートボット共がどれだけ束になって来ようと無意味だ!!」

 

だが、ボーンクラッシャーは背中から伸びる大きなアームでビーを掴む。ビーは大きなアームでがっちり掴まれて身動きが取れなくなってしまった。

 

ミシミシミシッ!!

 

「『離せ!!』『盆暗』『ぶっ殺すぞ!!』」

 

ビーは拘束を解こうともがく。しかし、ボーンクラッシャーのパワーはビーのものを上回っており、ボディから鈍い金属音がする。

 

「みんな、傭兵のほうを頼むね。私はミラージュとビーを助けてくる」

 

「ホシノ先輩!?」

 

ホシノは彼らを助けるためにボーンクラッシャーのほうへ向かった。

 

 

 

 

 

後方のアヤネと先生はボーンクラッシャーを何とかするべく作戦を練っていた。

 

「ホシノ先輩がボーンクラッシャーの方へと向かっています。先生、どうしますか?」

 

“ホシノ、関節部分を狙うんだ。関節部分は装甲が薄い”

 

「りょ~かい!老体に鞭打っておじさんがんばちゃうよ~」

 

先生は以前オートボットにトランスフォームとの戦い方をレクチャーしてもらったおかげですぐに対策を思いつた。先生の指示のもと、ホシノはボーンクラッシャーの元へ駆けていく。

 

「よいしょっと」

 

「うっ!?」

 

ホシノは傭兵を倒しつつも、ボーンクラッシャーの足元へ滑り込む。ボーンクラッシャーはオートボットにかかりきりなのと、そもそも人間を見下しているため、ホシノが股下にいることに気付いていない。

 

「それっ!!」

 

バシュン!!バシュン!!

 

ホシノはボーンクラッシャーの股下からミラージュを掴んでいる腕の関節を狙い撃ちした。

 

「がぁぁぁ!?」

 

「助かったぜ!ホシノ!」

 

関節を撃たれたボーンクラッシャーはたまらず腕を離してしまう。オートボットの副官ジャズが語るには“関節を撃たれると針をぶっ刺されたような痛みが襲ってくるんだぜ”とのこと。

 

ボーンクラッシャーから解放されたミラージュはお返しとばかりにブラスターを打ち込んだ。

 

「くらえこの野郎!」

 

「うがぁぁぁ!!」

 

ミラージュのおかげでバンブルビーも解放され、トランスフォーマーたちの勝負は振り出しに戻った。

 

 

 

 

 

「これ以上被害を出されるとマズいよ社長。バイトに治療費とか慰謝料請求されかねないよ」

 

カヨコは事態を収拾すべく、アルに指示を仰ぐ。だが当の社長は

 

「ヤバいヤバいヤバいヤバいどうしようどうしようどうしようどうしよう」

 

どうしようもなく錯乱していた。

 

「まったくしょうがないなぁ、アルちゃんは。ハルカちゃん、やっちゃって」

 

「い、いいんでしょうか…」

 

「はぁ…まぁしょうがないね」

 

ハルカはムツキとカヨコに促され予めセットしてあった爆弾のスイッチを押した。

 

ドカーーーーーーン!!!!バコーーーーーン!!!!

 

「本当はアビドスのトランスフォーマー対策だったんだけど…まぁ、しょうがないね」

 

爆風と火炎はミラージュとビーとボーンクラッシャーの3体のトランスフォーマーを巻き込み、炸裂した。頑丈なトランスフォーマーでもこの爆発は堪えたようで、各々膝をついてしまった。

 

「よし、今だよアルちゃん!」

 

「ぜ、全軍突g」

 

ピピピピ!!ピピピピ!!

 

アルが全軍突撃の指示を出そうとした瞬間、傭兵たちの時計から一斉にアラームが鳴りだす。

 

「あぁーあ、お疲れー」 「はぁ~しんどかったわー」 「メシどこ行く?」 「さっき旨そうなラーメン屋見つけたからそこ行こうぜ」

 

「ちょっと、待ちなさいよ!!」

 

傭兵たちのアラームは定時を告げるものであった。彼女たちは定時が来たのでさっさと戦闘を止め、アルの制止も聞かず一斉に帰ってしまった。

 

「どうする社長?相手は生徒の数は同じだけど、トランスフォーマーは2対1で不利だよ」

 

「アイツはまだ暴れてそうだし、逃げちゃおうよ」

 

カヨコとムツキはボーンクラッシャーがアビドス相手にまだ暴れまわることを予測する。ムツキは彼を囮にして逃げる提案をした。

 

「くっ…うぅぅぅぅぅ!!お、覚えてなさいよぉーー!!」

 

「アル様ぁぁぁぁ!!!」

 

アルは捨て台詞を吐きながら便利屋と共に廃墟の街を後にするのであった。

 

 

 

 

 

「便利屋68、撤退していきます。敵はボーンクラッシャー一体のみです!!」

 

“戦況は不利なはずだけど…撤退しないなんて”

 

ボーンクラッシャーの執念をアヤネと先生は離れた場所にいるにもかかわらず感じ取り、2人は無意識にその場から後ずさりしてしまった。

 

「もう許さんぞ貴様ら!!オートボット共も、その周りを飛び交う羽虫共も皆殺しにしてくれるぞ!!!」

 

アビドス対策委員会とボーンクラッシャーの第二ラウンドが始まった。

 

 

 

 

 

バキバキバキィ!!ガシャァ!!

 

ボーンクラッシャーは再び大きなアームで瓦礫を掴み持ち上げる。バキバキと音を立てて持ち上がる瓦礫はさっきの爆発によって作られたものであった。

 

「それっ」

 

瓦礫の投擲を防ぐために、シロコはボーンクラッシャーの足元目掛けて手榴弾を放る。

 

ボンッ!!

 

「がぁ!?」

 

手榴弾が炸裂して、ボーンクラッシャーは体勢を崩した。その拍子で瓦礫を掴んでいたアームも開いてしまった。

 

「ヘイ、ヘーイ!!ボンクラ野郎、こっちだぜ~」

 

「貴様から死にたいらしいな!!」

 

ミラージュがボーンクラッシャーを煽り、彼はその挑発に乗る。ボーンクラッシャーはタイヤをローラースケートのように動かしながら全速力でこちらに向かってきた。

 

「バラバラにしてやる!!なっ!?」

 

「おっと残念」

 

だがボーンクラッシャーの腕はミラージュを通り抜け、空を切る。彼が見ていたのはミラージュではなく、彼が出していたホログラムである。

 

「ほらほらこっちだぜ」

 

「くっ!!」

 

「はっずれ~」

 

ミラージュはホログラムを使ってボーンクラッシャーをかく乱していく。その間にシロコとセリカはボーンクラッシャーの下に潜り込んで関節を狙っていた。

 

「よくもやってくれたわね、お返しよ!」

 

「ん、お返し」

 

ボーンクラッシャーの関節に鉛玉を撃ち込んでシロコとセリカは急いで引き下がる。いかにキヴォトス人と言えど踏みつぶされればひとたまりもないのだ。

 

「羽虫共ぉ!!」

 

「うへ~すごい怒ってる~」

 

「うわー怖いですー☆」

 

後ろで見守っていたホシノとノノミも遠くから関節を狙いながらシロコとセリカの援護をしていた。

 

そんな中バンブルビーは一度後方へ下がりビークルモードになっていた。ボーンクラッシャーの近くにはちょうど瓦礫で盛り上がりができており、ビーはシロコたちが関節を狙ったあたりで、そこに向かって全速力で走る。

 

「『♪~』」

 

ビーは先生に教えてもらったテンションの上がる音楽を爆音で流しながらボーンクラッシャーの元へ迫っていく。ミラージュのホログラムとアビドスの関節狙いが効いているようでボーンクラッシャーの動きが止まっていた。

 

「『♪~♪~』」

 

ビーは瓦礫を土台に飛び上がり、変形してキャノンをボーンクラッシャーの顔に向ける。

 

「『♪fire~』」

 

バシュン!!

 

「うがぁぁぁぁ!!??」

 

ビーの攻撃は見事ボーンクラッシャーの顔にあたり、ボーンクラッシャーは倒れ込んでしまった。

 

「オートボットと羽虫共ぉ~」

 

“よし、もういい!!みんな急いで撤退だ”

 

先生の指示のもとアビドスのみんなは急いで廃墟の街を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「申し訳ありません、メガトロン様。オートボットにいいようにやられてしまいました…」

 

“まぁよい、ボーンクラッシャー。我々が手を下さずともアビドスはカイザーの手に堕ちる。お前は引き続きアビドス砂漠のエネルゴン反応の調査をしろ”

 

「はっ、メガトロン様」

 

ボーンクラッシャーは無線を切る。彼が話していた相手こそディセプティコンのリーダーにしてキヴォトスの支配を企む、破壊大帝メガトロンである。

 

「サイバトロン星への帰還の目途が立たぬ今、大事なのはこのキヴォトスを支配することだ。アビドス砂漠には俺たちが知らぬ秘密が埋もれている。それが何かはわからぬが、オートボット共の手に渡って面倒なことになるとも限らんからな。警戒はしておくとしよう」

 

メガトロンは空を見上げながら今後について思案していた。

 

 

 

 

 

ゲヘナ学園の一角で。




ボーンクラッシャーにだって見せ場作ってあげないといけないでしょうが!!
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