TRANSFORMERS Blue_Archive   作:H2O(hojo)

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3章のサブタイは4作目の原題『Age of Extinction』からトリニティを掛け合わせて『Trinity of Extinction』

時系列が多少ガバッてるかもしれないけど許して!!


エデン条約編 Trinity of Extinction
事の始まり


先生はシスターフッドとハナコとの話し合いの中、寝落ちしてしまい夢の中にいた。

 

秘密の部屋

 

ガチャン…

 

「・・・」

 

「…百合園セイア?」

 

「ああ、そうだよ。君を待っていたんだ、アリウス分校所属“白洲アズサ”」

 

「…待ってた?私を?」

 

ここはトリニティにある秘密の部屋。そしてここにいるのはティーパーティーの百合園セイアである。彼女はアズサがここに来ることが分かっているような口ぶりで、侵入してきたアズサを見つめる。

 

「うん、夢でもこのシーンを見ていたからね。何と説明するのが良いかな…まぁ、“予知夢”のようなものだと思ってくれると良い。時々、そういう夢を見るんだ。後で現実になってしまう夢、それ以外にも色々な夢をね」

 

「…つまり、これから私が何をするかも分かってる、と?」

 

「ああ、私のヘイローを壊しに来たんだろう?」

 

セイアは予知夢や不思議な夢をよく見ると、アズサに打ち明ける。するとアズサはこの後自分が彼女にすることも分かっているのかと問うと、セイアはアズサの目的をピタリと当ててみせた。

 

「他にも仲間がいたようだけれど、君だけがここまで到達した。素晴らしい力だ、白洲アズサ」

 

「…分かってて、どうして逃げなかった?」

 

「…無意味だからさ。“全ては虚しいものである”…アリウスが大好きな言葉だったね。同じことだ。未来が見える私にとって、足掻くことは無意味」

 

セイアはアズサだけがこの部屋に辿り着いたことを褒めたたえる。そしてアズサの方は未来視で自分が殺されるのが見えているはずなのに、何故逃げないのか疑問に思ったようだが、セイアは足搔くことは無意味と諦めているようだった。

 

「“死”というものが、キヴォトスにおいて見えにくい概念であるのは確かだ。あの異星人たちのほうがよっぽど“死”は身近だよ。それでもやはり私たちは生きているのだし、ともすれば“死”が隣り合わせでないなんてことは有り得ない」

 

「・・・」

 

「“ヘイローを壊す”、つまり誰かが、私の死を願ってる。そして君は、この秘密の部屋まで他の誰にも気づかれずに侵入してきた。ここまでのことが出来てしまうのだから、やはり足掻いても無駄さ…君の立場からだってそう思わないかい、白洲アズサ?」

 

キヴォトスの人間たちはとても頑丈で死という概念からは程遠い、トランスフォーマーのほうが死は身近である。しかしだからと言って自分たちが死なないわけではないと、セイアはアズサに語り掛ける。そしてアズサがセイアの目の前に立っていることで、彼女は足掻くのは無駄だと確信したのである。

 

「まあそれ以外にも理由が無いわけではないが…ところで、君は以前にもヘイローを壊したことが?」

 

「…いや、無い。でもやり方は習った」

 

「“習った”…」

 

「肉体に取り返しがつかない、致命的なダメージを与える…与え続ける」

 

セイアは興味本位からアズサにヘイローを壊した経験があるのかと尋ねる。アズサはその経験は無いと答えるが、誰かからヘイローを壊す方法を習ったと答える。そしてその方法は肉体にダメージを与え続けるというものであった。

 

「普通は5.56mm弾を何発撃ったところで、ほとんど致命傷にはならないはず。でも、ダメージが無いわけじゃない。尋常じゃない量の弾薬、そしてダメージを与え続けるだけの圧倒的優位と、そのための時間。それらを“異常”なほど叩きこみさえすれば…銃火器だけでヘイローを壊すことも、不可能じゃない。銃火器以外だって、いくらでもある。病気だって無いわけじゃない。例えば、水や食料の摂取を長期間にわたって強制的に絶つ、呼吸ができないような環境下に強制的に閉じ込める、身体機能が停止するほどの流血をさせる、体温が一定以下になるような状態でずっと拘束し続ける…“死”に至らせる方法は、幾らでもあるはずだ」

 

「その通りだ。だからこそ力に勝り、技術力にも勝る彼らはこの星の人間にとって脅威となっている。彼らも私たちを殺すのに多少時間はかかるだろうが、私たちがやるよりも簡単に殺せるだろう」

 

1,2発程度では大したことのない攻撃であっても、それを与え続ければいずれヘイローは破壊できるというのがアズサの認識である。それ以外にも病気や他の要因で死に至る可能性はあり、彼女たちは決して不死身などではない。それゆえにトランスフォーマーたちはキヴォトスにおいて脅威的な存在として、恐れられているのである。

 

「それに、“百合園セイアは身体が弱い”と聞いている」

 

「だから、その銃火器でも十分だと?」

 

「…それもあり得ない話じゃない。でも今の私には十分な時間も、優位性も保障されてない。だから、この特殊な爆弾を使用する。これで“ヘイローを破壊”する」

 

「つまりそれは、“ヘイローを破壊する爆弾”ということかい?聞いたことのない技術だが…なるほど、アリウスはそういう研究をしていると。“ヘイローを破壊する方法”、すなわち“人を殺す方法”を」

 

ただセイアがいかに身体が弱いといっても、アズサには時間の余裕もないため、アリウスで作られた“ヘイローを破壊する爆弾”によって彼女のヘイローを破壊すると言い始める。それを聞いたセイアは、アリウスで人を殺す研究を行っているのだと推測した。

 

「…あぁ、そしてそういうことを習った。“学校”とは、そういうことを“習う”場所なのだろう?」

 

「・・・。そうか…アリウスは、そこまで…」

 

「・・・?」

 

そしてアズサはアリウスで“そういう事”を習ったといい、学校は何かを習う場所だとセイアに尋ねる。それに対し、セイアはアリウスのおぞましい研究を想像して、悲しむのであった。

 

「白洲アズサ、一つ聞かせてほしい。君は“人殺し”になってしまっても大丈夫なのかい?」

 

「・・・」

 

「私は見たんだ、“人殺し”になることを恐れる君の姿を。君が望んだかどうか、他に選択肢があったかどうか…その辺りは実のところ、さしたる問題じゃない」

 

セイアは自分のヘイローを破壊される前に、アズサに“人殺し”になっていいのかと尋ねた。アズサはその質問に答えられず、黙り込んでしまう。

 

「“人殺しは人殺しである”。その明確で絶対的で、何より絶望的なまでに分かりやすい命題がその身に刻まれてる。そして、この世界に残り続ける。そうなってしまった後に君が感じる絶望、苦しみ、怒り、後悔と挫折、そして無力感…それらは、誰に届くことも無く虚空へと消えていく。君もアリウスなら知らないはずが無い。“vanitas vanitatum”…この世界の真実を」

 

「vanitas vanitatum…」

 

「…しかし、私は知ってるんだ。君がこの言葉に同意しながらも、どこかで否定しているということも」

 

セイアはアズサがを自分を殺すことによって、背負っていく十字架の重さに彼女が耐えられないのではないと考えている。そして、アリウスがよく呟くvanitas vanitatumという言葉を密かにアズサが抗っていることも当ててみせた。

 

「・・・」

 

「…そうだろう?その花を見つめながら、君はそう考えていた。“全ては虚しいもの”だ…しかし、それでも足掻かなければならない。これが君の根幹に根差すもの、君を現す心象…私にはよく分からなかったけど。となると、君は実のところ…」

 

「実のところ…?」

 

「私を殺しに来たのではなく、私に助言を貰いに来たんじゃないのかい?君がこの先、どう足掻くべきなのかについて」

 

それを最後にこの記憶は先生の夢の中へと消えるのであった。

 

 

 

 

 

7年前 サイバトロン星

 

「あなたの帰還をお待ちしておりました…」

 

「あぁ、すまないエリートガードたち。お前たちがサイバトロン星でディセプティコンと死闘を繰り広げている間、儂は辺境の星で寝惚けておった…」

 

「ですが、貴方は我々が滅びる前に、死の淵から蘇ってくださいました」

 

時系列は遡り、先生が来る7年も前のこと。キヴォトスに墜落したセンチネルは、数万年の眠りからようやく目覚め、サイバトロン星に帰還していた。

 

「現状我々が劣勢に陥っていますが、プライムである貴方が戻った今巻き返しの時です!!」

 

「何故だ?」

 

「貴方の後を継いだオプティマス・プライムは我らが故郷を蘇られるために、オールスパークを探しにいきましたが、それはメガトロンも同じです。しかも現在消息不明となっています」

 

「そうか…」

 

エリートガードの兵士はセンチネルが帰還したことで、ディセプティコンを押し返せると踏んでいるようである。この時オプティマス・プライムはサイバトロン星にもキヴォトスにもおらず、どこかの星でオールスパークの捜索をしており、メガトロンもゲヘナのどこかで凍りついており消息不明である。つまり今のサイバトロン星には、オートボットディセプティコン双方にリーダーと呼べるトランスフォーマーが存在しないのである。

 

「センチネル・プライム、紹介したい男がいます。彼はオプティマスや貴方がいないサイバトロン星で、今まで必死に戦線を維持してきた功労者です」

 

ガチャ…

 

「せ、センチネル・プライム!!お待ちしておりました!!」

 

「見たことのない顔だな…」

 

「は、はい!!私はウルトラマグナスと申します!!先の大戦ではまだ新兵でしたので…」

 

エリートガードと話していると、彼はセンチネルに紹介したい人物がいると言って、部屋にセンチネルを案内する。部屋で待っていたのは先の大戦ではまだ新兵だったものの、その才能でセンチネル不在の間エリートガードの司令官としてディセプティコンと戦っていたウルトラマグナスという男である。彼はホットロッドの無二の親友であった。

 

「そうかウルトラマグナス…儂が不甲斐ないばかりに苦労をかけたな」

 

「いえ、貴方やオプティマスの留守を守るのが私の使命だと心得ております。貴方の帰還を心から嬉しく思います」

 

「サイバトロン星をディセプティコンから守る大任、ご苦労であった。これからは儂の右腕としてディセプティコンを倒し、故郷を再興させようではないか」

 

「ありがたき幸せ…」

 

ウルトラマグナスの話を聞いて、センチネルは彼に苦労をかけたと労いの言葉をかける。ウルトラマグナスはセンチネルの労いの言葉を受け止めつつ、それが使命であると言って彼の帰還を喜ぶ。そして、センチネルはマグナスを副官に据え、打倒ディセプティコンとサイバトロン星の再興を誓うのであった。

 

そしてセンチネル・プライムがサイバトロン星に戻ったことにより、エリートガードたちはディセプティコンに勝利し、サイバトロン星は晴れてオートボットの支配する星となったのである。

 

 

 

 

 

約半年前 キヴォトス

 

サイバトロン星をオートボットの手に取り戻したセンチネルは、今度は星の再興を目指すべく、オールスパークがあると思われるキヴォトスに戻っていた。

 

「センチネル…ここにいましたか」

 

「サクラコか…そろそろミサの時間になるか?」

 

「いえ、ミサまではまだ時間がありますが、姿が見当たらなかったものですから…」

 

「そうか…」

 

センチネルは密かにオールスパークを探していたところ、当時シスターフッドの1年生であった歌住サクラコと出会った。彼は良き師となってサクラコを導き、彼女自身も聡明であったため、シスターフッドの次期首長に内定するまでに至った。

 

「この惑星は賑やかだが、良い惑星だな。みなが活気に溢れている…。かつてのサイバトロン星をそうであった…」

 

「ですが…そのサイバトロン星は長きに渡る戦争によって滅んでしまったのですよね?」

 

「あぁ、その通りだ。我らはオートボットとディセプティコンという二つの組織に分かれ争い合い、星を荒廃させるまでに至ってしまったのだ」

 

「悲しいことです…」

 

センチネルとサクラコがいるのはトリニティにある小高い丘である。眼下にはキヴォトスの景色が広がり、多くの人々が今日も賑やかに日々を過ごしている様子を2人は見ていた。センチネルはその景色を以前のサイバトロン星に重ねて懐かしんでいたのである。だが知っての通り、サイバトロン星はオートボットとディセプティコンの戦争によって荒廃してしまい、それを聞かされたサクラコは彼の心情を慮って悲しむのであった。

 

「そして、この惑星も争いの火種は絶えぬ」

 

「トリニティとゲヘナは長い間互いに憎しみあっています。今は互いに大人しいですが、いつ大戦争が起こってもおかしくないでしょう」

 

「だからこそ、儂は連邦生徒会長が推し進めているエデン条約には賛成だ。たとえそれが仮初のものであっても、互いに歩み寄ろうとすることに価値があるはずだ。我々はもう何万年も憎しみあってしまった…もはや互いに歩み寄るには遅すぎる」

 

「そうですね…。どうやら、ティーパーティーの次のフィリウス派の代表である桐藤ナギサさんは、エデン条約に賛成の立場のようですので、望みはあるかと思います」

 

そしてキヴォトスでも争いの火種は絶えず、トリニティとゲヘナはいつ大戦争を起こしてもおかしくない状態である。センチネルは自分たちと同じ轍を踏んでほしくないという強い想いから、この頃は連邦生徒会長が推進していたエデン条約には賛成のようである。そして、サクラコは次期ティーパーティーのホストがエデン条約推進派の桐藤ナギサであり、彼女はキヴォトスが平和に近づくと感じていた。

 

「しかし近頃メガトロンが蘇り、ゲヘナを支配し始めた。ヤツはこの惑星にあるというオールスパークを見つけ出し、サイバトロン星を再び奪還するため戦争を起こそうとしている」

 

「どうにかできませんか…?」

 

「我々が勝つには一刻も早くオールスパークを見つけ出すことだけだ。どちらにせよ、オールスパークが見つかればオートボットもディセプティコンもキヴォトスを去るだろう…。その後はお前たちでこの惑星の平和を育むのだ」

 

「悲しいですが、貴方がそれを望むのであれば…」

 

そして、ちょうどこの時期にメガトロンが復活してゲヘナを支配し始める。だがまだオプティマスはキヴォトスに来ておらず、オートボットはセンチネルのように各地で姿を潜めて、オールスパークを探している状況である。それゆえにセンチネルはディセプティコンよりも早くオールスパークを見つけ出しサイバトロン星へ帰ることを望むが、サクラコは彼がサイバトロン星に帰ってしまうことが悲しいようである。

 

「案ずるなサクラコ、お前は儂が認めた優秀な弟子だ。必ずや我々と違う道を歩めると信じている」

 

「はい…!!」

 

センチネルはキヴォトスでサクラコを教え導きながら、オールスパークを探す日々を送っていた。何万年から戦ってきた彼にとって、彼女との穏やかな日々はかけがえのないものであった。

 

 

あのことが発覚するまでは…

 

 

約2か月前 サイバトロン星

 

オプティマス・プライムがキヴォトスにきて、アビドスにいたザ・フォールンを打ち倒してしばらく経った頃。センチネルもサクラコの判断によって表舞台に現れた時期である。

 

「何事だ!!」

 

「た、大変ですセンチネル!!かつてない事態です!!」

 

「だからどうしたというのだ!!」

 

センチネルはエリートガードにサイバトロン星に呼び出されていた。エリートガードは焦りながら、かつてない事態といってセンチネルをモニターの前へと連れていく。

 

「これを見てください」

 

「な、何だこれは…」

 

「我々にもわかりません…ただ、超高エネルギーを持つ惑星のような物体がこちらに近づいてきておりまして…」

 

「約3か月後にはサイバトロン星へと近づき衝突する見込みです!!」

 

「何ということだ…」

 

エリートガードの言う異常事態というのは、超高エネルギーを持つ惑星のようなものが、サイバトロン星に近づき衝突しようとしているということであった。

 

「どうにか、破壊はできぬのか?」

 

「不可能です。我々の宇宙船が接近を試みましたが、防衛システムのようなものが働いており撃ち落とされてしまいました」

 

「・・・」

 

「クソッ…せっかくディセプティコンから支配を取り戻したのに…!!」

 

エリートガードたちもその謎の惑星を破壊しようとしたようだが、失敗に終わってしまったようである。せっかくサイバトロン星の支配をディセプティコンから取り戻したというのに、彼らに再び不幸が襲ったのである。

 

「この惑星を捨てるしかあるまい…」

 

「正気ですか!?」

 

「あぁ…儂は以前サイバトロンの古い古書室で見た本にアレの心当たりがある…。アレは我々ではどうしようもないものだ」

 

「「「「・・・」」」」」

 

サイバトロン星に危機が迫るなか、センチネルは惑星を捨てる決断をする。どうやら彼には、その謎の惑星に心当たりがあるようで、自分たちではどうしようもないと判断したのである。

 

「しかし、惑星を失った我々は一体どこに…」

 

「…キヴォトスだ。あそこにはオールスパークがある。オールスパークを手に入れディセプティコンを倒して、キヴォトスを我々の星にするのだ…!!」

 

「くっ…」 「うぅ…」

 

(すまない…サクラコ、そしてオプティマスよ。儂を許してくれ。我が種族を救うにはこれしかないのだ…)

 

エリートガードが戸惑う中、センチネルは自分たちの移住先をキヴォトスに定める。彼はキヴォトスをオールスパークによって新しいサイバトロン星とし、自分たちを存続させるという方法を取ったのである。それは結果的に、元からキヴォトスに住んでいる者たちを滅ぼして自らの存続を図るという意味であり、センチネルにとって非情な決断であった。

 

 

 

 

 

約2か月前 キヴォトス 古聖堂

 

(この惑星を手に入れるためにはディセプティコンだけでなく、オプティマス率いるオートボットやキヴォトスの住人たちを排除しなければならん…。我々エリートガードと首輪を付けたディセプティコンの捕虜共だけでは足りん。何とかせねば…)

 

センチネルはシスターフッドでサクラコたちと変わらぬ日常を過ごしながら、着々とキヴォトスを手に入れる準備を進めていた。現状の彼の懸念は、ディセプティコンだけでなく、オプティマスたちオートボットやキヴォトスの戦力と戦うための兵力が足りないことであった。

 

「お困りのようですね」

 

「貴様か、ベアトリーチェ」

 

「えぇ、貴方は私にとっても特別な存在ですから。私自らこちらに赴いた次第です」

 

そんな困っているセンチネルの前に現れたのは、アリウスの首領にしてゲマトリアのメンバーであるベアトリーチェである。彼女は普段はアリウス自治区でアリウスの生徒たちを支配しているのだが、センチネルに会うためにわざわざここまで出張ってきたのである。

 

「戦力が足りないのであれば、我々アリウスが力になりましょう」

 

「・・・。貴様、何を考えている?」

 

「何も?ただ、キヴォトスを手に入れた暁には、生き残った者たちの支配者に私を据えていただければと思いまして」

 

「フンッ、女狐め。いいだろう、我々のために働く褒美として先住者共の女王にしてやる」

 

「必ずや、貴方のお役に立って見せましょう…」

 

ベアトリーチェは自分たちが手を貸す代わりに、センチネルたちが支配するキヴォトスでキヴォトス人の支配者にするよう取引する。そしてセンチネルはその取引に応じることによってアリウスという現地戦力を手に入れたのであった。

 

 

 

 

 

現在 サイバトロン星

 

「数日後、キヴォトスではエデン条約の調印式が行われる。アリウスはそこにミサイルを撃ち込むとのことだ。我々はその大混乱に乗じてスペースブリッジを渡りキヴォトスに攻め入り、我々が支配する星とするのだ!!」

 

「「「「「おぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」」」」」

 

「失敗すれば我らの滅びは免れぬ!!死力を尽くして奪い取るのだ!!」

 

(ホットロッド…君は今どこにいる?どこかで生きているのならいいが…)

 

そして、エデン条約を直前に控え、センチネルはサイバトロン星で決起集会を行っていた。こんな時でもウルトラマグナスはホットロッドの心配をしており、彼とホットロッドはそれだけ仲が良かったのである。

 

これがセンチネル・プライムがキヴォトスを裏切り、オプティマスを裏切った理由である。

 

 

 

 

 

そして、サイバトロン星に迫る超高エネルギーを宿した惑星の名前は…

 

 

 

 

 

ユニクロン




センチネルがキヴォトスとサイバトロン星を行ったり来たりしてるのは、当然スペースブリッジを持ってるからです。

はい、出ましたユニクロンです。どうにかなるといいですね。

エデン条約3章は最終的に
センチネル率いるエリートガード&ディセプティコンの捕虜&アリウス&ユスティナ信徒
vs
トリニティ&ゲヘナ&オートボット&ディセプティコン
になるわけです。先生がいなければキヴォトス陣営が内輪もめで負けですね。

ウルトラマグナス:ホットロッドの親友。みんながサイバトロン星を脱出するなか、頑張ってディセプティコンから星を守っていた苦労人。親友であるホットロッドの消息を何万年も案じていた。
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