TRANSFORMERS Blue_Archive   作:H2O(hojo)

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トランスフォーマーのことは好きですが、それはそれとして地球には来ないで欲しいですね。

※現配置
センチネルとエリートガード
ヒヨリたち
vs
風紀委員会&シャッター&ドロップキック

裏側
通功の古聖堂
表側

ホットロッド、バンブルビー、ディーノ&正実
vs
ミサキたち
ディセプティコン4人組


侵略者

「きゃあぁぁぁっ!?」

 

「こっち、こっちに怪我人が…!」

 

「けほっ、けほっ!だ、誰か…」

 

巡航ミサイルが着弾した通功の古聖堂は瓦礫の山と化し、辺りは炎と煙に包まれる。頭にヘイローのある生徒故にみな生きてはいるが、この場所は正に地獄絵図といった様相である。

 

(…何が起きた?)

 

ドキュン!!バキュン!!

 

「どこのどいつだぁ!?このドロップキック様にミサイルを撃ち込んできやがったのはぁぁぁぁ!!!」

 

(爆発…攻撃された?状況は?)

 

ガラガラ…

 

「ぐっ、派手にやってくれる…」

 

ここは通功の古聖堂の裏側である。ヒナはビーがシャッターとドロップキックと因縁があることを考慮し、彼のいない裏から古聖堂に入ろうとしていたのである。ヒナはミサイルが着弾した瞬間はシャッターから降りて古聖堂に入ろうとしていたため、我を負い体からは血が出ている。

 

(さっきの、何かが高速で飛んでくるような音…そしてこの被害状況に、ドロップキックの発言から鑑みて…巡航ミサイルを撃ち込まれた…?)

 

「トリニティか?オートボットかっ!?誰でもいいが、ぶっ殺してやるっ!!」

 

(…ラムジェットエンジン?キヴォトスで、そこまでの技術を持っているところは…それこそオートボットかディセプティコンくらいだけど…)

 

「近くにある生体情報は我々のものと恐らくトリニティのものだけ…だが妙だな。地面に爆薬が仕掛けられている痕跡がある」

 

ヒナは朦朧とする頭を必死に働かせながら、現状を理解しようとする。その間にシャッターは古聖堂の地下に爆薬が仕掛けてあることに気が付いた。

 

(…違う。今考えるべきことは…!)

 

ガシャン!!ドシャン!!

 

「大方の連中は無事なようだな…流石はキヴォトス人。小さいくせに頑丈さは我々以上だ」

 

(次に動くべきは…)

 

「…っ!先生…!?」

 

突然の事態に色々な事が思い浮かぶが、ヒナはシャッターの言葉を聞いて風紀委員会たちは無事だととりあえずは想定する。そしてすぐにキヴォトス人のような特別な耐久力の無い先生の安否を確認するべきだと考えた。

 

しかし…

 

ブォォォォォォォォォォォン…

 

「何だ…?」

 

「何の音だっ!?」

 

(何か来る…)

 

ヒナが動き出そうとした瞬間に前方の空間が歪み始める。その場で意識のある者たちは全員、その歪んだ空間を見つめる。

 

ヒュン!!ヒュン!!ヒュン!!ヒュン!!

 

「よしっ、出たぞ!!」

 

「手筈通り巡航ミサイルは着弾しているようだな」

 

「だが、だいぶ数が残っているな…」

 

「あの2人は…ディセプティコン!!」

 

スペースブリッジが作動し、エリートガードたちもキヴォトスに到達する。最初にシャッターとドロップキックを見つけたエリートガードは、仲間の仇とばかりに彼らに襲い掛かる。

 

ドキュン!!バキュン!!

 

「オートボットの惑星防衛部隊、エリートガードかっ!!」

 

ズドドドドドド!!

 

「ならばあれはスペースブリッジ!!」

 

ズダダダダダダ!!

 

(オートボット…?エリートガード?ということは、オプティマス・プライムがやったというの…?アビドスで戦った彼はそんな感じでは無かったはず…騙されていたの?)

 

いきなり現れたエリートガードを相手しながら、シャッターとドロップキックはようやくこの惨劇を起こした者たちの正体に見当がつく。しかしヒナは、オートボットという言葉を聞いて、アビドスで戦ったオートボットやオプティマスのことを思い出し、頭がさらに混乱していく。

 

「死ねやぁぁぁぁぁ!!!」

 

ビィィィィン!!ビシューーーン!!!

 

「はっ!?この程度か?」

 

ギリギリィィ!!!

 

「ぐぅぅぅ…あぁぁぁぁぁぁ…」

 

バコォォォォォォォン!!!!

 

「ふっ、他愛無い」

 

必死に襲い掛かるエリートガードを、シャッターは簡単にいなしていく。そして、エリートガードの首根っこを掴むと、頭を撃ち抜いて殺した。

 

「ひ、ヒナさん、まだ立ってますねぇ…。それに、お付きのお二人も元気よく暴れ回ってますねぇ…」

 

ズドォォォォォン!!ドカァァァァァァァァン!!!

 

「ど、どうしましょう…あれを受けてまだ立っているなんて、すごいですねぇ、強いですねぇ…まだまだ戦うだなんて、どうして…痛いはずなのに、苦しいはずなのに…」

 

“やれ、特にヒナだけは逃すな”

 

「は、はいっ!」

 

エリートガードの到着した後、ヒヨリ率いるアリウスの部隊も古聖堂へ到着する。ヒヨリはヒナが血だらけになりながらも立って戦おうとする姿に憐みを持ちながらも、サオリに指示されてヒナを倒しにかかる。

 

「そ、そういうことみたいでして…すみませんね、えへへっ…」

 

(…アリウス、分校?エリートガードとやらとの関係は何なの…?)

 

「あ、あなたを先に行かせないように言われてるので…すみませんが、これも命令でして…」

 

「…どきなさい」

 

「やっぱり、辛いことばっかりですねぇ…」

 

ズドドドドドドドドドドドドッ!!!!!

 

ヒヨリたちが現れたことにより、この事態にアリウスが関わっていることをヒナは理解する。だが当然ながら彼女たちとエリートガードとの関連性は見いだせないまま、ヒナはヒヨリたちとの戦闘を開始した。

 

 

 

 

 

通功の古聖堂・表側

 

「先生、目を覚ましてください!」

 

“アロナ…?”

 

「先生、大丈夫ですか!?気を確かに…!」

 

“一体何が…”

 

「古聖堂が爆破させられて…何とか先生を守ろうとしたのですが…。もう、これ以上は…しっかり…力が…」

 

ミサイルによる攻撃を受けた先生であったが、シッテムの箱の力によって何とか致命傷は免れたようである。しかし、その力もすでに限界のようでアロナも意識を失い、彼を守る者は何もなくなってしまった。

 

“アロナ!!”

 

ギギ…ギギギ…

 

(“今のは…!”)

 

先生はアロナを叫びながら、意識をシッテムの箱から現実へと呼び戻す。そこには凄惨な光景が広がっていた。だがまだ朦朧としている中、タキシードを身に纏った双頭のマネキン人形のような姿の人物が通りかかり、そして何処かへ消えていった。

 

「…先生!」

 

“ひ…ヒナタ?”

 

「せ、先生…けほっ、こほっ…ご無事でしたか!」

 

(身体が動かない…)

 

「良かったです、かろうじて瓦礫の隙間に…」

 

最初に先生を見つけたのは、ヒナタであった。先生は幸運にも瓦礫の隙間に挟まることで一命を取り留めたのである。

 

「待っててください、すぐに私が…!」

 

ゴゴゴゴゴゴゴ…

 

「これだけの力があることに、感謝します…先生、立てますか?」

 

“うん…”

 

「お怪我は…無さそうですね。あの爆発に巻き込まれてほとんど傷一つ無いだなんて、本当に奇跡のようです…」

 

ヒナタは取柄と言っていた腕力で瓦礫を持ち上げて先生を救出する。先生はヒナタに手を貸してもらいながら立ち上がる。幸運だったのか、シッテムの箱のお蔭なのかは分からないが先生には傷一つなく、ヒナタはその有様を見て奇跡といった。

 

「先生!ご無事でしたか!」

 

「せ、先生…!」

 

「正義実現委員会のみなさん…!」

 

“みんな、すごい怪我…”

 

先生の無事に気が付いたハスミとツルギが、彼の元へと近づく。2人ともあの爆発の中にいたため、当然怪我を負っており痛々しい姿である。

 

「いた!!いたぞ、ビー!!ディーノ!!」

 

「・・・!!」

 

「ツルギとハスミも無事だなっ!!」

 

“オートボットのみんな…!!”

 

「俺たちも何とか直撃は免れたんだ…」

 

次に先生たちを見つけたのは、ホットロッドとビーとディーノの3人である。彼らは古聖堂から少し離れた位置にいたため直撃を免れたが、それでも所々傷ついていた。

 

“ナギサやサクラコたちは…”

 

「ナギサの隣にいたはずのコグマンの生体反応が消えている…。少なくとも俺たちはあの程度じゃ死ぬことはない。恐らく百合園セイアのときのように密かに脱出したと考えたほうがいい…」

 

「それに、そんなことを考えてる場合じゃなさそうだしな」

 

ズダダダダダダ!!!!

 

「っ!?」

 

先生は見当たらないナギサやサクラコの心配をしていると、ディーノがコグマンの生体反応が無いことを根拠にナギサを何処かへと連れ去ったのではと推察する。そして、彼らの背後に敵影が現れ、銃撃にいち早くツルギが気付く。

 

「作戦地域に到着、正義実現委員会の残党を発見。…いや、訂正。残党じゃなく、正義実現委員会の真髄だ。それに、オートボットも全員無事。あの程度じゃ死なないか…」

 

「アリウス分校…!?ど、どこからこれほどの兵力が…!?どうやって、周辺地域は全て警戒態勢だったのに…」

 

「ま、まさか…!!古聖堂の地下から…あのカタコンベから…!?」

 

「…なるほど。つまりこの状況、あなたたちアリウスの仕業だと考えて良いでしょうか?」

 

「まぁね。別に“私たち”だけじゃないけど」

 

そして、古聖堂の表側にもミサキ率いるアリウスの部隊が到着する。ハスミは何故彼女たちが自分たちに気付かれずにここに来たのかを疑問に感じるが、それを聞いていたヒナタは先ほど先生と除いた古聖堂の地下のことを思い出した。それを聞いたハスミはアリウスにこの惨劇の原因は彼女たちなのかと尋ねると、ミサキはダルそうに肯定した。

 

「…許しません。その代償、今ここで…っ!」

 

ブゥゥゥゥゥゥゥゥン!!!!

 

「来やがったな」 「ああ…」 「・・・」

 

キィィィィィィィィィィィン!!!!

 

ギゴガゴゴ!!!!!

 

「よっしゃぁぁぁぁぁぁ!!!!シャバの空気だぜぇ!!!!」

 

「キヴォトス人もいるな!?オートボットもいるな!?全員まとめてぶっ殺してやるぜぇ!!」

 

「「ひゃっはぁぁぁぁぁぁ!!!!!」」

 

ハスミがミサキたちに襲い掛かろうとすると、車とジェット機のエンジン音がけたたましく響く。オートボットはやって来る乗用車とジェット機を睨みつける。そして彼らはロボットモードへと変形し、その姿を表した。

 

「ディセプティコン、貴様らの仕業か?」

 

「あぁ~?まぁ、そうだけど?」

 

「相手がお前らで良かったよ。これなら安心してお前らをブチ殺せる」

 

「ハッハッハッハァ!!やれるもんならやってみやがれ、元労働ロボット共がぁ!!」

 

「「「“・・・”」」」

 

トランスフォームして現れたモホークたちに、ホットロッドは怒りに身体を震わせて問いかける。それに対し、ニトロゼウスはおちゃらけた態度で彼の問いに答えると、ホットロッドは4人を殺すと宣言した。普段は気安く優しい態度の彼から滲み出る殺気に、先生と彼女たちは黙ってただ見守るしかなかった。

 

 

 

 

 

ゲヘナ万魔殿の飛行艇

 

「キキキキキッ!!成功だ!これぞ計画通りっ!キヒャヒャヒャヒャッ!!」

 

「マコト先輩、一体何を…?」

 

「これで邪魔者はすべて消える。ティーパーティーも、あの目障りだったヒナも!わかるかイロハ、これぞ一石二鳥ってやつだよ。何を隠そうこのマコト様は、トリニティを恨んでいるアリウスと前々から結託していたのさ!」

 

ミサイルが古聖堂に着弾したのを飛行艇の中で確認したマコトは、子供のようにはしゃいで喜ぶ。明らかに非常事態なはずなのに喜んでいるマコトを見て、流石のイロハも困惑気味である。どうやらマコトは前々からアリウスと結託していたようで、この事を知っていたようである。

 

「この事をメガトロン様は知っているのですか?」

 

「教えるわけないだろう。アイツはヒナがお気に入りなんだ」

 

「はぁ…つまり先輩は、最初からエデン条約を結ぶ気は無かったと?」

 

「ああ、そんなことこれっぽっちも興味無いね!私の関心はずっと、邪魔者どもを片付けることだけだ!」

 

イロハはメガトロンはこの事を知っているのかと聞くと、マコトはあっさり教えていないという。これからの事を考えるのが怖くなったイロハであるが、再びマコトにエデン条約を締結するつもりがなかったのかと確認をする。そしてマコトは調印式は単にティーパーティーとヒナを纏めて始末できるから、利用しただけに過ぎないと明かすのであった。

 

「さあ、アリウスに連絡を。本格的にトリニティの壊滅戦を始めようじゃないか。ヒナにナギサ、私の邪魔者はもう誰もいない!今こそトリニティを、キヴォトスの地図から消し去る時だ!」

 

“ほぉー、面白いことを言うじゃないか羽沼マコト。トリニティを滅ぼし、ヒナを始末した後は一体どうするんだ?”

 

ビクッ!!

 

「はぁ…やっぱり知らないはずないですよね…」

 

マコトが舞い上がってアリウスに連絡を取ろうとすると、突然通信回路が開く。そして、通信を繋いできた相手はメガトロンであり、マコトは彼の声を聞いた瞬間青ざめた。

 

「マコト先輩…メガトロン様のことはともかくとして、アリウスはトリニティ以上に我々ゲヘナを憎んでいるんですよ?」

 

「何ぃっ!?」

 

ドカァァァァァァァァン!!!!

 

「ほあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

イロハはトリニティ以上にゲヘナを憎むアリウスが自分たちと協力するはずないと言う。それを聞いたマコトは、そのことを全く考慮していなかったようでただただ驚いていた。そして、アリウスから貰った飛行艇には当然爆弾が仕掛けられており、それが爆発した。

 

 

 

 

 

トリニティ通功の古聖堂近く

 

「トリニティ、そしてゲヘナよ…これまでの長きに渡る我らの憎悪、その負債を払ってもらう時だ。我々アリウスが楽園の名の下に…貴様らを審判してやろう」

 

万魔殿の乗る飛行艇の爆発を高い場所で見届けたサオリは、そう呟くと作戦に戻るために何処かへ消えていった。

 

 

 

 

 

ゲヘナ学園

 

「トリニティとヒナを滅ぼした次は一体何をするつもりだ、羽沼マコト?」

 

“い、いえ…私はただ、メガトロン様のお役に立つためにトリニティを滅ぼそうと思ったまでで…”

 

「俺が戦う相手はトリニティなどではなくオートボットだ。それに俺の知らない間にアリウスと手を結んだのはどういう了見だ?ん?」

 

“こ、このような些事にメガトロン様の手を煩わせるわけにはいけませんので…”

 

飛行艇がゆっくりと燃えながら墜落する中、メガトロンはマコトに何個か質問をする。通信越しのマコトの声は震えており、今にも泣きそうである。ちなみに、他の万魔殿のメンバーはメガトロンの指示により先に脱出し、地上で待機していたブロウルとオンスロートが回収に向かっている。つまりマコトは、メガトロンに飛行艇への居残りを命じられたのである。

 

「お前がヒナを嫌っているのは知っているが、俺がアイツに技術を仕込んだのは覚えているはずだよなぁ?困るんだ、アイツが死んでしまうと色々と」

 

“は、はぃぃ…”

 

「それとあの場所にはシャッターとドロップキックがいるはずだが?」

 

“そ、それは彼らなら問題の無い威力だったと思いましたので…大丈夫かなー、なんて。あはははは…”

 

マコトとメガトロンはさらに通信で会話を続ける。メガトロンはヒナとディセプティコンの2人を殺そうとしたことを指摘すると、マコトは死なないから大丈夫だと思ったと言うのであった。

 

「ふっふっふっ…」

 

“あは…あはははは…”

 

「お前、俺に殺されたいのか?」

 

“いいえ。申し訳ございませんでした”

 

マコトの言い訳を粗方聞いたメガトロンはいきなり笑いだすと、マコトは困惑しつつつられて笑いだす。だが、その後すぐにメガトロンは画面越しで殺気を撒き散らしながらマコトを威圧すると、マコトは堕ちる飛行艇の中で土下座して謝罪するのであった。

 

「お前がこの事を聞かされているか知らんが、あの一撃の後アリウスだけでなくサイバトロン星のオートボット共がこの星に襲来した」

 

“はぁ…?”

 

「ディセプティコンはコイツらの相手をするわけだが…その前にヒナと先生は何としてでも生きて回収したい」

 

“さ、左様でございますか…”

 

エリートガードたちがスペースブリッジによってキヴォトスに襲来したことは、もうメガトロンの耳に入っているようである。だがマコトはその事を知らなかったようで、聞かされた情報に混乱するのであった。

 

「俺はさっき先遣隊としてスタースクリームに出撃を命じた」

 

“は、はぁ…?”

 

「そしてついでに、お前にプレゼントを用意した」

 

“ぷ、プレゼント…ですか?”

 

そしてメガトロンはこの事態に対処するためにスタースクリームに出撃を命じたと明かす。さらに、ついでにマコトにプレゼントがあると言って、彼女を困惑させた。

 

ドカァァァァァァァァン!!!

 

“な、何を!?”

 

「スタースクリームに飛行艇へミサイルを撃ち込むよう命じた。喜べ、羽沼マコト」

 

“は、はぃぃぃぃ!!!とっても嬉しいですぅぅぅぅぅ!!!”

 

「まったくこの愚か者がっ!!!次勝手なことをやってみろ!!その時は貴様を八つ裂きにして殺してやるぞ!!」

 

“ずみまぜんでじだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!”

 

メガトロンからのプレゼントというのは、スタースクリームからのミサイルである。スタースクリームが飛行艇にミサイルを撃ち込んだことで飛行艇は一気に墜落していく。そしてマコトはメガトロンに思いっきり叱られ、泣きながら飛行艇と共に墜落していった。

 

ブツンッ…

 

「まったく…」

 

「事態はお聞きしました」 「いかがいたしましょうか?メガトロン様」

 

「サウンドウェーブにショックウェーブか。とりあえず我々は軍団を集めて待機させる。まだ動く必要は無い。どうせアレの相手はオプティマスがやるのだから、我々は弱ったアイツらを叩けばいい。トリニティで戦火が広がろうと、我々にはどうでもいいことだ」

 

「「はっ!!仰せのままに、メガトロン様」」

 

マコトとの通信を切ると、すでにサウンドウェーブとショックウェーブが到着していた。集まった2人に対し、メガトロンは軍団を集結させ待機させるように命令を下した。

 

(スペースブリッジが使用されたということは、裏で糸を引いているのはセンチネル・プライムで間違いない…。この戦、慎重にかからねば我々とて危ういだろう…。その前にヒナと先生だけは何としても回収せねば…)

 

ディセプティコンはゲヘナで軍団を集結させるのであった。

 

 

 

 

 

通功の古聖堂近く

 

「よく来たな、ウルトラマグナス」

 

「はっ!!エリートガード、全軍キヴォトスへ突入いたしました」

 

「うむ、ここからだ…。我々の戦いはここから始まるのだ…」

 

ウルトラマグナスは古聖堂にエリートガード全軍を転移させたことをセンチネルに報告する。転移場所がホットロッドの丁度反対側だったため、未だ親友2人は自分たちが敵同士であることに気が付いていない。

 

「お前は一旦そこで、スペースブリッジの柱を守っておけ」

 

「貴方は何処へ行かれるのですか?」

 

「この星の虫けら共に誰が主人か教えてやるのだ」

 

「・・・」

 

センチネルはウルトラマグナスに柱の守護を任せるとどこかへ行こうとする。それを疑問に思ったウルトラマグナスは、センチネルに行き先を尋ねると、彼はこの星の住人に主人が誰かをわからせると言ってどこかへ向かっていった。

 

 

 

 

 

通功の古聖堂

 

「う…うぅ…」

 

「ご無事ですか!?シスターサクラコ!!」

 

「え、えぇ…何とか」

 

「大変ですっ!!通功の古聖堂にミサイルが撃ち込まれ、その後アリウスやトランスフォーマーたちがやって来て、我々を殺そうとしています!!」

 

「なっ!?何故そのようなことになっているのですか!?」

 

アリウスたちの襲撃からしばらくたった後、サクラコもようやく目を覚ます。彼女は近づいてきたシスターに事情を聞かされ、負傷の痛みが吹っ飛ぶほどの衝撃を受けた。

 

「尖塔の上に誰かいる…?」

 

「こんな時に一体誰が…?」

 

「あの御姿、センチネル・プライムでは?」

 

「あぁ…師よ、助けにきてくださったのですか…!!」

 

シスターは尖塔に誰かが登っている姿を見つけると、それがセンチネルであることに気付く。真実を知らないサクラコは当然、敬愛する師が自分の窮地を助けに来てくれたと思っていた。

 

だが…

 

バシュゥゥゥン!!!

 

「はっ…?」

 

ドカァァァァァァァァン!!!

 

「・・・」

 

センチネルは銃を構えて、通功の古聖堂に向けて撃ち込む。それを見たサクラコの表情は希望から困惑へと変化する。大きな音が通功の古聖堂に響いたため、全員が一瞬戦闘を止め視線をセンチネルへと向ける。

 

「私の名はセンチネル…センチネル・プライム。この星の新たなる支配者である」

 

「えっ…?一体何を言っているのですか?」

 

「我々がこの星を制圧するまで大人しくしていれば、命だけは助けてやる。だが、我々に歯向かう者は容赦なく殺してやるぞ!!」

 

「「「「「・・・」」」」」

 

センチネルは遂に、自らの目的をこの場にいる全員に明かす。それを聞いたサクラコは意味が分からないと言った様子である。さらに、彼は乱暴な言葉で、逆らう者は殺すと宣言すると、周りにいた者たちはセンチネルに敵意を向けるのであった。

 

「え…?あ…はぁ、はぁ…はぁ…はぁ…」

 

(シスターフッドが黒幕かと疑っていたけれど…あの様子だと彼女は裏切られた側と考えたほうが良さそうね…)

 

ガチャ…

 

「「「・・・」」」

 

「ふっ…流石はオートボットだ。だが愚かだ。これだけの人数を相手にその男を守り切れると思っているのか?」

 

「『どうかな?』『やってみなきゃわかんねぇ!!』」

 

サクラコは衝撃の真実に過呼吸になる。その姿を見ていたヒナはシスターフッドが黒幕であるという、想定を排除した。そして、センチネルが銃の照準を先生に向けたことを察知したオートボットたちは先生を庇うように彼の前に出る。それを見たセンチネルは彼らのことを流石と褒めたたえるが、それと同時に愚かだと評した。

 

「コイツらは俺たちに任せろ…ここは死んでも通さねぇ。だから先生の事はお前たちが守れ」

 

「ディーノ…」 「あぁ、任せろ」

 

「君たちはヒナと合流して、先生を何処か安全な所に逃がすんだ。不本意だが…ここはあの2人と協力して戦うしかない!!わかるな、ビー!?」

 

「『最っ悪な気分だぜぇ!!』」

 

ディーノはツルギたちに先生を守るよう告げると、センチネルの方へ再び向き直る。ホットロッドはヒナと合流するようツルギたちに告げ、自分たちもディセプティコンと協力するよう提案する。その提案にビーは悪態をつきながら、賛同するしかなかった。

 

「まったくだ!!何で俺がコイツらオートボットなんかと…」

 

「我慢しろ、ドロップキック。死ぬよりはマシだと思え」

 

「しかも行方不明だと思っていた、お前らと敵として再会するとはなぁ!!!」

 

ドキュゥゥゥゥン!!!

 

「おっと、アブネ」 「おいおい、気を付けろよ」

 

「別に俺たちも好きでコイツらに手を貸してるわけじゃないんだがねぇー」

 

ビーと同じくドロップキックも共闘したくないようだが、シャッターに死ぬよりましだと言われ渋々受け入れる。そして、彼らもディセプティコンの4人組に気付いて銃を撃つが、4人の態度は相変わらずである。

 

「先生を守るために、死ぬ気で戦えっ!!!!」

 

「「「「「おぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」」」」」

 

“みんな…ごめん”

 

ホットロッドの号令と共に、皆が死ぬ覚悟を持って先生を守るべく戦いだした。

 

 

 

 

 

トリニティ・監獄

 

“私の名はセンチネル…センチネル・プライム。この星の新たなる支配者である”

 

“我々がこの星を制圧するまで大人しくしていれば、命だけは助けてやる。だが、我々に歯向かう者は容赦なく殺してやるぞ!!”

 

「あのクソジジイ…あの時どんな気持ちで私にあんな事いったのかな☆」

 

調印式にはクロノスもいたため、センチネルの宣言がキヴォトス中に放送される。

 

 

 

 

 

トリニティ・市街

 

「きゃぁぁぁぁっ!!」

 

「気を付けて!そっちは…!」

 

「ど、どういうことですか…これは?」

 

通功の古聖堂の惨劇をモニターなどで見ていたトリニティの生徒たちは、その映像にショックを受け街はパニック状態である。その惨劇に気付いたヒフミたちも外に出て確認する。

 

「あっ、アズサちゃんはどこに…!?」

 

「せ、先輩たちが…っ!」

 

「コハルちゃん!ヒフミちゃん!待ってください!状況が把握できるまで、動くのは得策ではありません!」

 

「で、ですがアズサちゃんが…!」

 

「アズサちゃんも正義実現委員会も、少なくとも自分の身は守れます!ホットロッドたち優秀な戦士たちだって側についています!今はそれよりもバラバラに散らばることの方が危険です!」

 

ヒフミはアズサの安否を、コハルは正実の先輩たちの安否を心配して、今にも飛び出しそうになっている。しかし、冷静なハナコが2人を説得してその場に留まらせる。

 

「で、でも…!」

 

「ハナコちゃん、コハルちゃん…私たち、どうすれば…」

 

「・・・。絶対に大丈夫…だなんて口が裂けても言えませんが、ただ一つだけ確実に分かることがあります」

 

「「・・・」」

 

「この危機に駆け付けてくれる者たちがいます。彼らを信じましょう…。オートボットのリーダー、オプティマス・プライムを…」

 

キヴォトスの危機に彼らが立ち上がる…!!




ONE観た
何でこのタイミングでこの話なんですかねぇぇぇぇぇ!!!!

次回、オートボット集結!!
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