TRANSFORMERS Blue_Archive   作:H2O(hojo)

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Trinity of Extinction編最終話です。
最後に色々次の話というか最終編の情報も突っ込みました。


Trinity of Resurrection

通功の古聖堂跡

 

「…今度こそ終わりかな」

 

「そうですね、これ以上はもう…」

 

「まだだ…まだ古聖堂の地下に…あれが…」

 

タッタタッタ…

 

アズサたちに追い詰められたアリウススクワッドは、ついに自分たちの敗北を認識し始める。しかしその中でサオリだけはまだ諦めていないようで、古聖堂の地下に移動し始めた。

 

「サオリ…!?」

 

「古聖堂の地下へ…!何か手段が残っているような言い方でした、止めなくては!」

 

シュィィン…

 

「まだ、こんな力がありましたか…」

 

逃げたサオリを見てアズサは驚いている。ハナコはサオリが古聖堂の地下に何かがあることをサオリの発言で気付いたようで、彼女たちを追いかけようとする。しかし、最後の力で顕現したユスティナ聖徒会に防がれてしまった。

 

「私が行く」

 

「あ、アズサちゃん、私も…!」

 

「その怪我だ、安静にしてて。心配しなくても平気。サオリを止めて、すぐに戻ってくる」

 

“私も行くよ”

 

ブゥゥゥゥゥゥゥゥンギゴガゴゴ…!!

 

「『遅れてゴメン』『渋滞が酷くて』」

 

「…ありがとう、先生、ビー」

 

古聖堂の地下に逃げたサオリたちを見て、アズサは彼女を追うと宣言する。ヒフミもそれについて行こうとするが、彼女もこの戦いで怪我をしていたためそこで待っているよう言われる。そんな中、先生とビーがアズサの元へと集い、アズサについて行くことになった。

 

「アズサちゃん、気を付けて…!」

 

「…うん。私はもう大丈夫。ヒフミ、ハナコ、コハル…行ってくる」

 

「はいっ!」 「待ってますよ」 「き、気を付けてねっ!」

 

“じゃあ、行こうか”

 

「『Let’s Go!!』」

 

ギゴガゴゴ!!ブゥゥゥゥゥゥゥゥン…

 

サオリたちの元へ向かうアズサに、ヒフミは心配そうに声を掛ける。それに対しアズサは大丈夫だと言って、補習授業部のメンバーに行って来ると笑顔で返した。そして、先生と共にビーに乗り込み、古聖堂の地下へと向かった。

 

 

 

 

 

古聖堂の地下

 

「アズサ…」

 

「サオリ、もう終わりにしよう」

 

「…良いだろう。全てをかけて、最後の戦いにしてやる」

通功の古聖堂の地下にいたのは、サオリ1人であった。アズサはサオリの前に立つと、もう終わりにしようと言って、最後の戦いを始めようとする。

 

「…まだ私と1対1で、正面から勝てるとでも思ってるのか?」

 

「いや、私はひとりじゃない」

 

ドシィィィィィィン!!

 

「『Oh My God!!』」

 

“狭いから気を付けてって言ったのに…”

 

「っ、先生…!」

 

そしてアズサの後に遅れてやって来たのは先生とビーである。ビーは狭い通路を通って来たため、高い所に出てしまいそこから落ちて尻もちをついてしまった。

 

「何もかも、全て片付けてやる。お前も、その大人も!」

 

「『おーーーーーーい!!!』『誰か忘れちゃいませんかってんだ!!』」

 

「全てが虚しいこの世界で、真実を思い知れ!!」

 

「『ハァッ☆』」

 

サオリは怒りと憎しみをアズサと先生に向けるが、ビーのことは関係が薄いため目に入っていないようである。ビーは何とかサオリの視界に入ろうと頑張るが、今のサオリには無視されてしまった。

 

“アズサ、行こう”

 

「…うん」

 

“ビー、これはアズサとサオリの戦いだから、君はその命運を見守っていてね”

 

「・・・」

 

シュン…

 

そして先生はアズサの方に顔を向け、一緒にサオリと戦おうと言う。アズサはそれに笑顔で返した。そして先生はビーにそこで見守るように言うと、ビーはシュンとしてしまった。

 

 

 

 

 

「う、くっ…アズ、サ…」

 

バタン…

 

「はぁ…はぁ…はぁ…」

 

“アズサ!”

 

パシッ!

 

「先生…」

 

サオリとアズサは互いに全力を尽くして戦い、共に地面に倒れ込んでしまう。倒れ込むアズサを先生は何とかキャッチすると、アズサは安心したように先生を見つめていた。

 

カツカツカツ…

 

「・・・」

 

「アツコ…」

 

キュィィィィン…!!

 

「『まだやるか?』」

 

“2人…?”

 

「いいや」 「違うね」

 

倒れたサオリの前に現れたのは、アツコとモホークとバーサーカーの2人であった。彼らが現れたことでビーはキャノンを彼らに向けるが、どうやら2人に戦闘の意志は無いようである。

 

「げほっ!姫、どうして逃げなかった…。お前らは今さら何しに来た…!!」

 

「私たちの負けだよ、アズサ」

 

「!?」

 

「だ、ダメだ、姫!喋ると、彼女が…」

 

「大丈夫、もう全部終わりだから。それにどちらにせよ、彼女は私を生かしておくつもりは無かったはず。だから、良いの」

 

アツコの登場にサオリは血を吐きながら驚く。さらには一度逃げたはずの彼らを批判するが、アツコはアズサに負けを認めて全て終わりだと言った。

 

「…?」

 

「もうやめよう、サオリ」

 

「…やめる?アリウスに帰るということか…?帰ったところで、私たちは殺されるだけ…」

 

「だから逃げよう、一緒に」

 

「「・・・」」

 

そしてアツコはサオリにもうやめようと言って、戦いを終わらせようとする。しかし彼女たちがアリウスに残ったところで殺されることは、サオリが一番良く分かっているのである。なので、アツコは一緒に逃げようと言い始めた。

 

「逃げる…」

 

「うん。アズサが教えてくれた。いつからか持っていたこれは…私たちの憎しみじゃない。この憎しみを、私たちは習った。それからずっと、私たちのものだと思い込んでいた。…アズサはきっと、それに気づいたんでしょう?」

 

「・・・」

 

「アズサは色々なことを学び、様々な経験を得た…良い大人に出会えたんだね、アズサ」

 

逃げると言ったアツコを、サオリは信じられないと言った目で見つめる。そして、アツコはアズサのほうを見やると、彼女に自分たちが教えられた憎しみの正体を教えてくれたと感謝していた。

 

「そして、自分のいるべき場所を見つけた…」

 

スッ…

 

「だから、サオリ。…逃げよう。この場から、アリウスから。いつの間に植え付けられた、私たちのものじゃないはずの憎しみから」

 

「逃げるだなんて、そんな…」

 

アツコはサオリたちと一緒にアリウスから、憎しみから逃れ自分たちの居場所を見つけるために逃げようとサオリに促す。それを聞いてサオリはただ戸惑う事しかでなかった。

 

 

 

 

 

トリニティ某所

 

「素晴らしい…。知性と品格、礼儀と信念、そして培ってきた経験と知恵…。やはり、そなたならば…」

 

ギギギギ…

 

「私の“崇高”を、理解してくれるに違いない…!」

 

一方その頃、アツコたちの様子を見ていたマエストロが、その様子に興奮して何かを呟いていた。

 

 

 

 

 

ゴゴゴゴゴゴゴ…

 

「こ、これは…」

 

「…まさか」

 

「どうした、アツコ?」

 

「あの“教義”が、完成した…?」

 

“(これは…)”

 

マエストロが何処かでよく分からないことを口走った矢先、古聖堂の地下が揺れ始める。アツコだけがその正体を知っているようで、バーサーカーがアツコに何が起こっているのか尋ねると、彼女は“教義”が完成したと言った。

 

ゴゴゴゴゴゴゴ…!!

 

「これは、レベルが違う…」

 

「どういうことだ…」

 

「せ、先生。これは…マズい、逃げないと…!」

 

“…どうやら、反則みたいだね”

 

そしてどんどん地鳴りが大きくなっていき、その場にいる者たちはその正体不明の地鳴りに恐怖を覚え始める。だが先生だけは、覚悟を決めた大人の顔をしていた。

 

「先生…?」

 

“ビー、力を貸して欲しい”

 

「『OK』」

 

“出さないで終わらせたかったけど…”

 

先生はビーに協力を求めると、ビーは二つ返事で承諾する。さらには大人のカードを取り出しこれから始まる戦いに備えるのであった。

 

 

 

 

 

「おお、おおおおっ…!そうか、あれが例の“カード”…!人生を、時間を代価として得られる力…その根源も限界も、私たちですら把握できない不可解なもの…!!」

 

ギギギギ…

 

「嗚呼、ゴルコンダならあれをどう呼称しただろう…何か高次的な表現を教えてくれたのであろうか…。見せてくれたまえ、先生。そなたが払ってきた代価を…」

 

ギギギギ…!!

 

「そうして手に入れたものの輝きを…!」

 

ゴゴゴゴ…!!

 

「私の作品に、全力で応えてくれたまえ!」

 

 

 

 

 

「ヒュォォォォォォォォォン…!!」

 

ギゴガゴゴ!!

 

「『うるせぇ!!』」

 

ズダダダダダダ!!バキュン!!バキュン!!

 

「ヒュォォォォォォォォォン…!!」

 

ドカァァァァァァァァン!!

 

「『Shit』」

 

地響きと共に湧き出てきたのは、聖職者の恰好をしたデカブツである。そのデカブツは悲鳴のような声を出すと、ビーに向かって攻撃を開始した。

 

ドキュン!!ズダダダダダダ!!バキュン!!

 

「キョォォォォォォォォン…!!」

 

ドカァァァァァァァァン!!

 

“次は右から来るよ、ビー!!”

 

ギゴガゴゴ!!ブゥゥゥゥゥゥゥゥン!!

 

「『All Right!!』」

 

ズドォォォン!!ズガガガガァン!!

 

“よしよし、いいぞ、ビー!!”

 

ビーはデカブツにキャノンを撃ち込んでいくと、デカブツは身悶えしてビーを潰そうと何か魔法のような攻撃を繰り出す。それを察知した先生はビーに避けるよう指示すると、ビーはビークルモードになってデカブツの攻撃を避けていった。

 

「ヒュォォォォォォォォォォン!!」

 

ズドドドドォォォォォン!!

 

ギゴガゴゴ!!

 

「『覚悟しろ!!』『人喰い』『反社め!!』」

 

ドキュン!!バキュン!!

 

「ギョォォォォォォォォン…!!」

 

“よしっ!!いいぞ、ビー!!やっちゃえぇ!!”

 

デカブツの攻撃を避けたあと、ビーは再びロボットモードになって攻撃を撃ち込む。どうやらビーの攻撃は相当効いているようで、先生のテンションを上昇させていた。

 

“とどめを刺してやれ!!ビー!!”

 

ドシャァァァァァン!!

 

「『OK!!』」

 

「キョォォォォォォォン…!!」

 

グルングルン…!!バシュン!!バシュン!!

 

“おぉぉ…!!凄い!!”

 

先生はビーにトドメを刺すよう指示すると、ビーはデカブツの元へと飛び上がる。さらには空中で回転して、デカブツの攻撃を撃ち落としデカブツの顔の前に迫った。

 

「『ここで終わりだぜ』『ベイベー』」

 

ガチャ…

 

「・・・!!」

 

キィィィィィィン…!!ドカァァァァァァァァァァァァァァァァン!!!!!

 

「ギャァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!」

 

シュゥゥゥゥゥゥゥン…

 

そして両腕のキャノンをデカブツの顔面に向けると、捨て台詞を吐いて目一杯の威力を出してデカブツの顔にそれを撃ち込んだ。ビーのキャノンを喰らってデカブツは絶叫した後、力尽きたのか消えてしまうのであった。

 

“よくやったよ、ビー!!”

 

「『やぁった、やった!!』『もう最高だもんね!!』」

 

ガシィ!!バシン!!

 

“やっほー!!” 「『イェイ!!』」

 

先生はデカブツを倒したビーを褒めたたえると、ビーは大はしゃぎで喜ぶ。そして2人は互いにハイタッチして、飛び上がるのであった。

 

 

 

 

 

ギギギ…

 

「心から感謝しよう、先生。不完全な姿でお見せしてしまったことは汗顔の至りだが、すぐに完成させてみせる」

 

ギギギギギ…

 

「黒服の言う通りだったな…普段はあまり共感できないものの、この件については感謝せざるを得まい」

 

ギギギ…

 

「…では先生。そなたにまた会える時を、心待ちにしている。…また夢の中で」

 

 

 

 

 

アリウスとエリートガードたちを倒し、ゲヘナもトリニティもいつも通りの日常を取り戻す。エリートガードはウルトラマグナスを代表として投降をし、オートボットに身柄が渡る。だが逃亡したセンチネルの捜索は未だ続き、一部のエリートガードは今も何処かに潜んでいるという。結局アリウススクワッドたちの行方も分からず、今も逃亡生活を続けているのであろうか…。

 

トリニティ総合学園・ティーパーティー

 

「ミカさん…」

 

「ナギちゃん、何でまだそんな顔してるの?上手く行った…ことはまあ、少ないかもしれないけどさ」

 

「それは…」

 

カツカツカツ…

 

「まだ私たちには、解決できていない宿題が山積みだから…だろう?」

 

ティーパーティーのテラスではナギサと、見張り役が付いたミカが一緒におり、気まずい空気が広がっている。だがそこに、昏睡状態にあったはずのセイアが現れる。

 

「セ、セイアさん…?」

 

セイアちゃん!?」

 

「…やあ、ナギサ、ミカ。久方ぶりの集合だね。長い時間が経ち、色々なことがあったが…私たちはそろそろ、お互いに話すべきだろう。言わなかったことや、言えなかったこと。そして、本当に言いたかったことを。誤解もあるだろう、信じられないこともあるだろう。たとえどこにも到達できないとしても…それでも、他者の心という証明不可能な問題に向かうしかない。私たちは皆、進まねばならない。その宿題をずっと背負いながら、それでもこの闇の中を…ただ、その先を目指して」

 

「…ですね」

 

「うん、それはすごく同感…だけど、相変わらず難しいことばっかり。セイアちゃん、だから友達いないんでしょ?ちょっとは自覚してる?」

 

セイアの登場にミカとナギサは驚く。そしてセイアは長々と自分たちがやるべき事を2人に説明すると、ナギサはそれに頷くが、ミカはその長い説明を馬鹿にするのであった。

 

「・・・。先ずミカはその良く鳴りそうな頭に、教養と品格を入れてもらった方が良さそうだね?」

 

「あの、お二人とも…」

 

いつものティーパーティーの姿が、そこにはあった。

 

 

 

 

 

トリニティ総合学園・補習授業部

 

“えっと…前の補習授業部は一旦全員卒業したはずで…”

 

「「・・・」」

 

“今度はまた新たに補習授業部が、って聞いて来たんだけど…?”

 

「「「「・・・」」」」

 

“同じメンバーだね!?”

 

一方再び補習授業部が設立され、その部屋に来た先生とバンブルビーとホットロッドであったが、そのメンバーがいつもの4人だったことに驚きを隠せない。そして補習授業部のメンバー4人も何とも言えない顔をしていた。

 

「あ、あはは…それが、その…。ペロロ様のコンサートに参加してたのですが、実は試験日だったようで…」

 

「次の試験範囲はまだ習ってない」

 

「えっと、その…3年生の試験を受けてみたんだけど…」

 

「ひとりだけ放置プレイなんて、寂しいじゃないですか♡」

 

「「“・・・”」」

 

そして4人はそれぞれ補習授業部送りになった理由を先生に説明する。その理由を聞いた3人は呆れてものも言えなかった。

 

「あ、あの、すみません先生…何だかまたこんなことになって…。で、ですが今回は退学もありませんし、試験範囲もちゃんと普通の…!」

 

“・・・”

 

バタン…!!

 

「『Oh My God!!』」

 

「何やってんだお前らぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

先生はこの現実を目の当たりにしてその場に倒れてしまう。そしてホットロッドの怒号が教室に響き渡るのであった。

 

 

 

 

 

トリニティ自治区・某所

 

「さてと…こっからどうするかねぇ~」

 

「「「「・・・」」」」

 

「ったく辛気臭い顔しやがって…たかだが一回負けた程度だろうが。それくらいで世界が終わったような顔しやがって。これから先は長いぞテメェら」

 

「アンタと違って私たちは何万年も生きない…」

 

「それでもだ、ガキ共。逃げるっつたろ?何ならスペースブリッジの柱をかっぱらってどっか別の惑星にでも逃げてやろうかね」

 

アツコに逃げようと言われ、トリニティ自治区内をあてもなく彷徨っているアリウススクワッドとディセプティコンの4バカであるが、アリウススクワッドたちの顔は絶望そのものであった。それを見ていた彼らは、彼女たちを呆れながらも叱咤する。

 

「資金は…銀行強盗だな!!」

 

「お前はそれでヘマやってカイザーに捕まったんだろうが」

 

「八つ当たりでカイザーの基地に乗り込んで大暴れして捕まったお前には言われたくないね!!」

 

「えへへ…大犯罪者ですね…」

 

「じゃあ私たちはお尋ね者仲間だね」

 

ドレッドボットは資金調達に銀行強盗を提案するが、バーサーカーに却下される。彼らがアリウスに来た理由はカイザーコーポレーションの資産や基地等を襲い、その末捕縛されアリウスに売られたからである。

 

“あなたはこれからも、たくさんのことを学んでいくでしょう。これからもずっと、友人たちと一緒に。勉強し、努力をし、様々な可能性を見つけるのでしょう。…あなたは強いから”

 

“例えすべてが虚しくても、この世界が暗く寂しいものでも…たとえコンクリートの隅であっても…”

 

“…アズサ”

 

“あの時見せてくれた花のこと…今は少し、理解できたかもしれない”

 

“もう二度と会うことは無いかもしれないけれど。どうか、幸せに”

 

彼女たちが進む道の片隅には、コンクリートの中で力強く咲く、一輪の花があった…。

 

Fin

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アリウス分校

 

「…左様でしたか。あのロイヤルブラッド、逃げたのですね」

 

「どうやらそのようで…」

 

「…捕まえてきてください。怪我の無いように、丁重に」

 

「はっ」

 

「彼女以外は、全員処理しても構いません」

 

アリウス分校では謎の女とアリウス兵が、アリウススクワッドの処分についての会話をしていた。彼女はロイヤルブラッド、つまりアツコ以外は処理しても良いと冷酷な命令をアリウス兵に下す。

 

「それは殺してもいいと?」

 

「…ええ。“ヘイローを破壊”しても構わない、という意味です」

 

「ですが、あの4人も共にいるようですが?」

 

「それも心配に及びません。強力な手駒を新しく用意しましたので」

 

「左様で…」

 

彼女はアリウス兵に殺してもいいのかと問われると、ヘイローを破壊しても構わないと即答する。さらにはディセプティコンの4人たちを倒す手駒も用意しているようである。

 

キヴォトスに蠢く闇が生徒たちに牙を剥こうとしていた。

 

 

 

 

 

「チッ!!この俺様がこの惑星の住人にいいように使われる羽目になろうとはな…」

 

「フフフ…でもあの女も所詮、我が主がこの惑星を蹂躙するためのきっかけを作った愚か者に過ぎない…本当におバカさん♡」

 

「我が主は荒廃したあの金属の惑星などよりも、この惑星のほうがお気に召すだろう」

 

そしてアリウスにいた彼女が手駒と言っていたのは3人のトランスフォーマーである。1人はオレンジ色の大型タイプ、もう一人は華奢な女性型、そしてもう一人はオプティマスやメガトロンと同じ大きさの髑髏のような顔をしたトランスフォーマーである。

 

「「「我らテラーコン。全ては我が主、ユニクロン様のために」」」

 

 

 

 

 

彼らの名はテラーコン。センチネル・プライムが恐れたユニクロンの眷属である。

 

 

 

 

 

そして、ユニクロンはここキヴォトスでは

 

 

色彩

 

 

と呼ばれてる。




次回からはエデン条約編 The Last Knights をお送りします。
アリウススクワッドとディセプティコン4バカがメインになるため、ビーは一度お休みです。なのでここでいっぱい活躍させました。

最終編のボスはやっぱりユニクロン以外にあり得ないでしょ!!
というわけでベアおばにユニクロンを呼んでもらいます。

ユニクロンはメガトロンをガルバトロンに変えたように、某砂狼さんを”テラー”化させても違和感無いでしょう。何たってテラーコンですから。さらにはキヴォトスに変な柱も生やせそうですよね。船も作れるし、最終編のボスに相応しいと考えてます。
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