TRANSFORMERS Blue_Archive 作:H2O(hojo)
ミカ「ふぅ~ん?でもそれ、私のメイン回の前書きジャックして言う事かな?」
Bメガトロン「だぁ~が!!何の心配も無いぞお前たち!!」
ミカ「いきなり大声出さないで欲しいじゃんね...」
Bメガトロン「良い子のみんなは首をながーくして俺様の活躍を待っていたまえ!!俺様も腹筋バッキバキにしてコンボイをボッコボコにしてみせるぜ~ウハハハハ~」
ミカ「折るね☆」
Bメガトロン「いだだだだだー!!ギブギブギブ!!」
ティーパーティー・テラス
「エデン条約の事件以来、トリニティ総合学園の情勢は複雑になりました。特にミカさんに対する世論はかなり悪化している状況です…ミカさんは既に自身の所属していた勢力のパテル分派から追放され、明日行われる聴聞会でティーパーティーの資格も剥奪されることが決定しています」
“そう…”
「過程や真相はともあれ…ミカさんはアリウス分校と結託してエデン条約の事件を起こした主犯ですから」
“それは…そうだね。悲しいけれど、そこは覆せない…”
トリニティ総合学園の首脳陣とオプティマスを集めて行われた会議を終えたナギサは、先生をその場に残しミカの現状を彼に説明する。そのことを聞いた先生は、悲しそうにナギサの話を聞くのであった。
「聴聞会が開かれるまでにも、断罪を要求する騒動がたびたび発生し、私刑としてミカさんのいる檻の中に石を投げ込む生徒が現れたり…学園の掲示板にはミカさんに対する非難の書き込みが殺到し…パテル分派はミカさんが所属していたというだけで冷たい目で見られ…。ミカさんが使っていた本や所持品は押収され、大事に集めていた服やアクセサリーも焼却されて…」
“そんな事態に…”
「正義実現委員会が取り締まっていますが、学園全体に広がっているこの空気を払拭することは不可能に近いです」
“そうだったんだ…”
「…ミカさんはトリニティにおいて公共の敵になっています」
トリニティのミカに対する仕打ちは凄惨の一言に尽き、石を投げられ、私物を燃やされる始末に、ナギサは嘆いていた。人間の闇の部分を見た先生は、それをどうにか止めたいと思うがナギサに言わせればそれは不可能に近いようである。
「それらすべてを、ミカさんの負うべき罰だと切り捨てる事もできますが…。それでも、私はミカさんを弁護したいです。彼女は既に自分が犯した罰以上の代償を払っていますので」
“そうだね…私も手伝うよ”
「…はい、ありがとうございます先生。ですが…ミカさん本人が…ご自身を弁護する意志がないようで…」
“ミカが…?”
「ミカさんは聴聞会を欠席しようとしています。そんな状態で行われる聴聞会は…間違いなく彼女の退学に直結するでしょう。ですが…私では彼女に出席するよう説得することが叶わず…」
そんなミカをナギサは親友としてどうしても助けたいようで、先生もそれを手伝おうとしていた。だがしかし、その助けたいミカ本人に自身を弁護する意志が無いらしくナギサは困り果てていた。
「…そこで、お願いがあるのですが」
“うん…私がミカに会って説得してみるね”
「ありがとうございます。先生のお言葉ならきっと…。それに、ミカさんは先生を待っているようですので…」
“・・・”
「少し、安心しました。まだなんも解決していませんが…」
自分ではミカを説得できないと悟ったナギサは、彼女を説得するよう先生にお願いする。それを聞いた先生は二つ返事で了承すると、ナギサは少し安心したような顔をするのであった。
“ナギサは大丈夫…?”
「私…?ああ…。私は大丈夫ですよ…いつもと変わりありません」
“困ったことがあったらいつでも頼ってね”
「…ふふ、私のことを心配してくださるのは先生くらいですね。ありがとうございます。それでは…後はよろしくお願いいたします」
そして先生はナギサのことを心配すると、彼女は大丈夫と言ってほほ笑む。そして彼女は先生にお礼を言うと、ミカのことを先生に託すのであった。
トリニティ総合学園
「セイア様を害そうとした裏切り者を引きずり出せ!」
「アリウスと手を組んでエデン条約を台無しにした罪人がティーパーティーだなんて、許せません!」
「罪人には罰を!断罪を!」
トリニティ総合学園の敷地内では、ミカの断罪するデモがあちこちで行われていた。彼女たちはミカの現在の立場を見て、ここぞとばかりに断罪を訴えていた。
「み、みなさん!この線の中から出ないでください!」
「裏切り者に罰を!!私たちを騙した代償を!!」
キィィィィィィィィィィィ!!ギゴガゴゴ!!
「うるせぇぞ!!ぶっ殺されてぇのか!!」
「「「ひぃぃぃぃぃぃぃ!!」」」
“デ、ディーノがすごくキレてる…”
デモを行うトリニティ生を必死に抑える正実メンバーだが、その顔には焦燥が滲み出ている。そして、そろそろ迷惑になってきたところで、ここ最近は毎日デモ鎮圧に駆り出されているディーノが大声で怒鳴るのであった。
トリニティ・監獄
“ミカ…?”
「しーっ」
“…?”
(…かすかに音楽が聞こえる)
~~~~~~♪
先生はミカのいる監獄に辿り着くと、彼女は目を閉じて何かを聞いていた。ミカは先生に静かにするようジェスチャーすると、彼も耳を澄ませる。すると監獄では讃美歌が聞こえていた。
カチッ
「…お待たせ。礼拝の時間だったの。今日は讃美歌を聞く日。ここでも礼拝だけは必ず参加しなきゃいけないなんて、ちょっと過酷じゃない?こういうところくらいは大目に見てくれてもいいのにね」
「そう言うなよ、それがルールなんだろ?」
「ぶーっ!!」
「ふくれっ面したって駄目だ」
讃美歌の一番が終わるとミカは機械のスイッチを押して曲を止める。静かに聞いていた割には文句たらたらなミカに対し、ホットロッドはそんな彼女を宥めるのであった。
“でも、いい曲だね”
「そうかな?聞いてて退屈じゃない?“ご慈悲を”とか“憐みたまえ”とか…Kyrie eleison なんて、名前も気に入らない。どうして見えもしない存在に縋らなきゃいけないの?“憐れみたまえ”だなんて口にしたところで悲惨なだけじゃん。そんなの自分にも、他人にもするものじゃないよ」
「はぁ~相変わらずお前は…」
「でも歌は好きだよ!歌詞はちょっと微妙だけど」
ミカの聞いていた讃美歌を先生はいい曲だと言うが、彼女の方はどうにも歌詞に納得がいかないようで、つらつら文句を垂れる。それを聞いたホットロッドは相変わらずの彼女態度に呆れるのであった。
「あ、そうだ先生。私の歌聞いたことないよね?」
“え?うん…”
「本来ならタダで聞かせるものじゃないけど、先生なら特別っていうか。こうやって会いに来てくれたし!塔に幽閉されたお姫様が、運命の人にセレナーデを歌うの。どう?物語のワンシーンみたいでしょ!」
「塔じゃなくて檻だがね」
「うわぁ、そこで現実に戻しちゃう…?まぁ、事実だけどさぁ」
そしてミカは唐突に先生のために歌ってあげようかと提案すると、先生は少し戸惑う。ミカは先生に構わずロマンチックなことを言うが、ホットロッドの一言で現実に戻され萎えていた。
「…それで、今日はどうしたの先生?」
“一通り事情は聞いたよ、ミカ。聴聞会を欠席するんだって?ナギサが心配してるよ”
「「“・・・”」」
「ナギちゃんは元気、だよね? …うん、良かった。多分、ナギちゃんの側にシスターフッドと救護騎士団長が一緒にいたでしょ?」
“う、うん…”
ミカがホットロッドによって現実に引き戻されたところで、彼女から本題に入る。それを聞いて先生は、ナギサから聴聞会を欠席するという話を聞いたと述べた。
「…やっぱり。ティーパーティーの立場が危うくなればなるほど、他の勢力が幅を利かせるようになる。ここまで直接的にティーパーティーを牽制するとは思わなかったけど…」
「だがそうしなければ、今のトリニティは立ち行かないのは確かだ」
「…ナギちゃんのストレス、ひどそうだね」
“そうだね…でも大丈夫だよ。ナギサには私も、オートボットも付いてるから”
そしてミカはナギサの側にサクラコとミネがいたことを見事当てて見せると、ナギサのストレスについて心配する。だがそれに先生は自分とオートボットがいるから大丈夫だと答えるのであった。
“そうだね…ところで、来るときに広場の集団を見たよ”
「あー…うん、そっか」
「俺がここにいるのもその中の1人のバカがミカに向かって石なんか投げるもんだから…」
“大変だね…君も、ディーノも…”
「あぁ…最近アイツはいつもピリピリしてて悪党みたいな顔してるよ」
先生は広場で見たミカに対するデモについて彼女に話すと、彼女は微妙な顔をする。そしてホットロッドは自分がこの場にいる理由が彼女たちのせいだと説明すると、先生はホットロッドとディーノに同情するのであった。
「…まぁ、今の立場は見た通りだよ。仕方ないよね。ナギちゃんは、私が聴聞会に出席すれば全てが丸く収まると思ってるみたいだけど…トリニティはそんなに甘くない」
「俺はさっさとこんな生活止めにしたいんだが…」
「…あの事件以来、ティーパーティーの権威は地に堕ちた。学園内の世論も、政治的な立場もそう…当然だよね、私があんなことしちゃったんだから」
「自覚があるんならこれ以上連中を煽るようなことしないでくれよ…」
「そんなボロボロの状態で、ナギちゃんが私を庇えば庇うほど…“ティーパーティー”の…ナギちゃんはおろか、セイアちゃんの立場すら危うくなっちゃう」
ミカは聴聞会に出れば丸く収まると思っているナギサの考えを否定し、むしろティーパーティーの立場が危うくなると考えているようである。一方のホットロッドは湧き上がる過激派連中を抑える仕事にもううんざりしているようだ。
「私なんかのために、そうなってほしくない。これは全て、私が払わなきゃいけない代償だから」
“でも、退学になるかもしれないって…”
「そうだぜ。お前退学になった後どうするつもりだよ?」
「・・・」
“もう十分、代償は払ってるんじゃない?”
ミカはどうやらナギサやセイアの立場がこれ以上悪くならないように、聴聞会に出ないという選択をするようである。だが、そうなれば彼女は退学となり、先生もホットロッドもそのことを心配しているのである。
「で、でも…それでも、私のせいだから」
「“・・・”」
「ナギちゃんと一緒に集めた、思い出が詰まった大切な宝物は、燃えちゃったみたいだけど…」
「なら、またナギサと一緒に集めればいいだろ。お前たちはまだ親友なんだから…」
しかしミカは自分が許されない事をしたと重く受け止めており、聴聞会に出るつもりは無いようである。そして、自分とナギサで集めた宝物が燃やされたことを悲しんでいると、ホットロッドはまた集めればいいと彼女を励ますのであった。
「私は、それでも許されない…セイアちゃんにもまだ、恨まれたままで…」
“セイアはミカを恨んでない。私が保証するよ”
「…ち、違う!そんなわけない…だって、何度も謝ろうとしたけどダメだった…。この間会った時だって…」
ティーパーティー・テラス
「セイアちゃん、今日も顔色良くないよ。眠れなかったの?お肌もガサガサだよ?保湿クリーム貸してあげようか?」
「・・・」
「えっと、セイアちゃん…?」
「・・・」
「…あのさ、もし良かったらその…一緒にご飯でも食べない?まあご飯って言っても、檻の中でロールケーキなんだけど!まったく、ナギちゃんも心が狭いよね。三食全部ロールケーキにするなんて!」
ミカとセイアが顔を合わす機会は何度かあったようだが、ミカが一方的に喋っている場面が多く、セイアの反応はよろしくないようである。さらに回復したとはいえ、セイアは本調子ではないようであった。
「…ミカ」
「う、うん?食べる?」
「済まないが、今は…」
「あっ…そ、そうだよね?やっぱり、その…」
「少し体調がすぐれなくてね…申し訳ないが、部屋に戻らせてもらうよ」
結局セイアは体調がすぐれないと言ってその場を去ってしまい、ミカは虚しい気持ちでその場に残っていた。
“セイアが…?”
「セイアちゃん、最近自分の部屋から出てこないし、誰も部屋に入れてないみたいで…」
「先生が指摘しないから言わせてもらうけど、お前もうちょっと言葉選びを気を付けたほうがいいぞ、絶対」
「寝たきりになってるって噂もあるくらいで…セイアちゃん、元々体が弱いから」
セイアが調子の悪そうだという話を聞いて、先生は彼女のことが心配になる。一方ホットロッドはミカのセイアに対する距離の詰め方に、苦言を呈していた。
「それに、なんだか他にも悪い噂ばかりで…セイアちゃんの部屋からすすり泣きが聞こえたとか…」
「な、何だよ…今度は怖い話か…?」
「セイアちゃんの言葉は、いつも分かりずらいけど…多分、私は許されてないんだろうなって…」
“セイアはミカを許すってたしかに言っていたよ”
「…ありがとう、先生。でもね、セイアちゃんが私を恨むのは別に構わないんだ…。私はまだ、セイアちゃんにちゃんと“ごめんね”って言えてないから…」
さらにセイアには悪い噂が多く流れており、ホットロッドをビビらせる。だがミカにはそれが自分がまだセイアに許されていないんだと捉えているらしい。そんな彼女に先生は夢の中でセイアが言った言葉をかけるが、ミカはそれを本気にはしなかった。
「そんな状態で、私のせいでセイアちゃんの体調がもっと悪くなったり…。セイアちゃんが、また無理をしてしまったら…私は…自分のことを絶対許せないと思う…」
“私がセイアに会ってみるよ”
「せ、先生が…?」
“ミカがセイアにちゃんと「ごめんね」を言えるように”
「…!」
セイアの体調が良くならないことで自分を追い詰めていくミカに、先生は自分がセイアに会ってみると言って彼女を安心させる。それを聞いたミカは嬉しそうに驚くのであった。
“そうしたら…私とナギサ、セイア、ミカ、みんなで一緒に、明日の聴聞会に出席しよう!”
「・・・。ちょ、ちょっと待って。どうしてそんな…。わ、私にそこまでする価値、あるかな…?私…二度と泣かないって誓ったのに、どうしてそんな…。そんなこと言っちゃうの?」
「良くないなぁ、先生。女の子を泣かすなんて、罪な男だねぇ。それも一回目じゃないみたいじゃないか…」
“え…?あっ…ご、ごめん…”
そして先生はセイアに謝って聴聞会にみんなで一緒に出席しようと言ってミカを励ました。それを聞いて、ミカは感極まったのか泣き出してしまった。
「…うん、わかった。そこまで言うなら…みんなと一緒に、聴聞会に行く」
“うん。決断してくれてありがとう、ミカ”
「はぁ~。やっと終わりが見えてきたぜ」
先生の言葉を聞いて、ミカはようやく聴聞会に行くことを決意したようである。その言葉を聞いた先生とホットロッドはようやく安心したようである。
「…正直、二度目のチャンスなんてないと思ってた…でも、これが運命なら…。私はやっぱり、塔の中に閉じ込められたお姫様だったのかな…?」
“・・・?”
「あ…な、何でもないよ、先生!」
「アンタいつか刺されるぜ、絶対」
“えぇぇぇぇっ!!それは困る!!”
ミカは自信に与えられた二度目のチャンスに喜び、割とロマンチックな言葉を口にする。一方その言葉を言われた先生は何も気づいていないようで、ホットロッドにいつか刺されると忠告されるのであった。
「それじゃあセイアちゃんを…よろしくね、先生」
その後
「自分がお姫様ってのはちょっと自惚れすぎじゃないのか、ミカ?」
「もぉ~蒸し返さないでよ!!ホントに恥ずかしかったんだからぁ!!」
「だとすると先生は檻の中から解き放ってくれる王子様ってところか?」
「大体そんな話、自分たちの故郷には無いんでしょ!!どこで仕入れてくるの?」
「インターネット。誰が作ったか知らないけど、中々に便利なシステムだよ」
先生が帰った後、ミカとホットロッドは先ほどの発言について色々議論をしていた。ミカはお姫様とか王子様とかいう概念をホットロッドが知っていることが疑問なようで彼にどこで学んだのかと尋ねると、ホットロッドはインターネットと答えその利便性を褒めるのであった。
「そう言えばホットロッドに初めて会った時…自分のことを騎士って言ってなかったっけ…?」
「バカッ!!あれはその場の雰囲気に合わせて言っただけだよ…!!」
「ふぅ~ん?王子様にお姫様が取られそうで嫉妬してんだ?」
「自惚れるんじゃない!!」
「きゃ~!!王子様助けてー!!」
その流れでミカはホットロッドが彼女たちと初めて会った時に彼が騎士と名乗ったことを思い出す。それを聞いたホットロッドは照れ隠しをすると、今度はミカが彼を揶揄うのであった。
「大丈夫だ。先生が絶対何とかしてくれるよ」
「うん…」
「セイアとナギサに胸張って会えるまで、諦めるなよ」
「うん…私諦めないよ」
AmazonでONEのDVDを速攻でポチりました。
やっぱりビーストが出ると反応が違いますね。今後もカルバノグという本番に備えて気が向いたらやってみようかなと。OPEDでふざけるのもトランスフォーマーですから。でも毎回は流石に無理です。