TRANSFORMERS Blue_Archive 作:H2O(hojo)
実はもう一曲タイトルにしようとしてるけど、流石にこっちはホットロッド専用かな...。
トリニティ某所・アリウス自治区へと繋がる扉前
“ちょっと待った!!”
バシッ!!ドスンッ!!
「痛ッ…」
「せ、せ、先生…!?」
「あの女…メンヘラ顔でミサキの腕絞めてたくせに、先生が来た途端ミサキを吹っ飛ばして女の顔してんじゃねぇかよ」
ミカとサオリたちが衝突しようとした瞬間、先生が現れ彼女たちを止める。ミカは先生の姿を見ると、それまで掴んでいたミサキの腕を離しもじもじし始める。そのあまりの変わりように、ニトロゼウスは顔を引きつらせていた。
「で、アイツ誰?」
「ホットロッドだよっ!!オートボットの一員で通功の古聖堂で一度戦っただろうがっ!!」
「あの黄色いのと赤いのことは覚えてるが、お前のことはあんま印象ねぇなぁ、オレンジ」
「まぁ頑張れよ若いの。これからチャンスはあるぜ」
「余計なお世話だよ!!」
ディセプティコンたちは通功の古聖堂でホットロッドと交戦したにもかかわらず、彼のことを覚えていない様子であった。そんな印象の薄い彼をドレッドボットは励ますが、ホットロッド自身はディセプティコンに気を遣われるのは屈辱的なようである。
“ミカ…一体ここで何をしてるの?”
「そうだぜ。牢屋飛び出して一体何をしてるんだ?」
「わ、私は…えっと…その…」
「んだぁ…?このクソ茶番」
「いたた…。ホント…何なのこの女」
先生とホットロッドはミカにここで何をしているのか尋ねると、彼女は答えに困り言い淀んでしまう。その姿を見たバーサーカーとミサキは彼女の態度にあきれ果てていた。
「それより、どうして…?ね、ねえ…先生!?どうして、先生がスクワッドと一緒にいるの…?こ、こんなはずじゃ…。ねえ…どうしてこうなるの…?よりによって、こんな姿を…どうして…」
ドォォォォォォォォォォォン!!
「こっちだ!」 「聖園ミカもいるぞ!撃て!!」
ズダダダダダダ!!ダァン!!ダァン!!ダァン!!
「・・・ッ!!」
“ミカッ!!”
ミカは先生を見て呆然自失になり、うわ言のように彼がアリウスと共に行動をしていることに説明を求めたり、先ほどまでの自分の行動を先生に見られたことにショックを受けていた。だがそんななかアリウス兵たちが現れスクワッドだけでなくミカも攻撃し始めた。
「けほっ…先生、時間がない…すぐ入らないと」
“ミカはとにかく、トリニティに戻って!後で説明するから!ホットロッド、ミカのことは頼んだ!!”
「分かった!!事情は少ししか聞いてないけど、成功を祈るよ」
「あっちだ!“スクワッド”がいる!」
ズダダダダダダ!!
ミカを心配する先生だったが、アリウス自治区への扉が閉じる時間が迫っているため、彼はミカにトリニティに戻るよう伝え、後のことはホットロッドに託す。ホットロッドは先生の意志を受け取ると、スクワッドたちの作戦成功を祈るのであった。
「い、急がないと!もうすぐ通路が閉まります!」
「走れ!」
ダダダダダ!!ズダァァァァン!!ボカァァァン!!
こうしてスクワッドと先生はアリウス自治区へと向かうのであった。
アリウス自治区へと繋がる通路
「はぁ、はぁ…せ、セーフ…」
「…まだ通路が完全に閉じるまで猶予がある。追手が来る前に急がないと」
「移動するぞ。先生、ここから先は道が複雑だから気を付けた方が良い」
「ここだと通信もできねぇんだよな…。迷ったら一巻の終わりだぜ」
「この先がアリウス自治区だ。行こう」
何とかアリウス兵とミカを巻いたスクワッドたちは、通路を進んでいく。アリウス自治区へと繋がる通路は電波も届かないため通信すら通じず、迷えばそのまま野垂れ死にである。
“(ミカ…まさか、スクワッドに復讐するために脱獄を?トリニティで一体何が…?)”
トリニティ某所・アリウス自治区へと繋がる扉前
「ヤツら、カタコンベに逃げ込みました!追いますか?」
「まだ時間が残ってる、追うぞ!」
ガバッ…
「あーもう痛いじゃん!」
「「聖園ミカ…!?」」
「み、ミカ…」
スクワッドを取り逃がしたアリウス兵たちは、彼女たちを追うべくカタコンベに入ろうとする。しかしその時、ミカが何事もなかったかのように起き上がり、アリウス兵を驚かせる。ある程度彼女の強さを知っていたホットロッドでさえ、この光景には驚いていた。
「ふーん、援軍?」
「聖園ミカ…君は一時期、私たちの自治区の支援をしてくれていたな。それを考慮して、今すぐここから消えるなら、手出しはしないでおいてやろう」
「なになに?その程度の人数で私の相手をするってこと?ちゃんと脳みそ入ってる?」
「ミカッ!!お前いい加減に…」
「面白いね!私が1人だからって勝てると思ってるの?そんなんじゃ、日常生活大変じゃない?」
アリウス兵に撃たれたにも関わらずケロッとしているミカは、援軍が来ても余裕の表情を崩さない。アリウス兵は作戦に邪魔なミカを温情で見逃してやると言うが、彼女はアリウス兵相手にやる気である。
「“スクワッド”はどこに行ったの?ねえ、もしかして時間を稼ぐつもり?」
「ミカッ!!」
「ホットロッドには関係ないでしょ。さっさと帰ってよ」
「か、関係ないって…」
そして先生にトリニティに帰るように言われたにも関わらず、ミカはまだスクワッドを追うつもりのようである。それを聞いたホットロッドは彼女のことを止めようとするが、関係無いだろうと拒絶されてしまった。
「いや…私たちが追っているのは“スクワッド”だ」
「…えっ?」 「は…?」
「“スクワッド”はアリウスを裏切って逃げた。彼女たちを処分するのが我々の任務だ」
「ちょっと待って…何を言ってるの?裏切り?逃げた?」
「ろくでもないヤツらだと思ってはいたが、ここまでとは…」
しかしアリウス兵たちはスクワッドを追って来たと答え、彼女たちの味方をしに援軍に来たと思っていたミカとホットロッドを驚かせる。特にホットロッドは彼女たちアリウスの異常性に、ドン引きしていた。
「あはは☆そうなんだ…面白いね、味方に捨てられちゃったんだ? サオリ、これがあなたの結末なんだ。そっか、狩に失敗した猟犬は用済み、って事なんだね」
「バカッ!!お前まだサオリを追おうとしてるのか!?」
「先生は…。また、危機に陥っている子のために、その身を犠牲にしてるんだね。本当にもう…救えないな…」
「・・・」
そしてサオリたちの結末を聞かされたミカは彼女たちのことを少し憐みながら笑う。そして先生が彼女たちを助けようとしている事実を知って、ミカは小さく救えないと呟くのであった。
「そこをどけ!今なら目をつぶってやる」
「報告です!スクワッドに“シャーレ”の先生が同行しているとのこと!」
「なっ、何だって!?早速、彼女に報告を…」
ダァン!!ダァン!!ダァン!!ダァン!!
「ねぇねぇ、私の話聞いてなかったの?スクワッドは私のものだよ。誰にも渡さない。…だからさ、消えてくれる?」
そしてアリウス兵もようやくスクワッドたちと一緒にいた男性がシャーレの先生だと分かると、ベアトリーチェに連絡を取ろうとする。だがミカはそんな彼女たちをスクワッドを始末するのに邪魔だと言って、銃を向け倒していく。
「う、撃て!!」
ズダダダダダダ!!
「まったく…あなたたちの相手なんかしてる暇ないんだけど」
ズダダダダダダ!!ダァン!!ダァン!!ダァン!!
「させるかっ!!」
ズダァァァァン!!ダァン!!ダァン!!
「なっ…!!」 「ホットロッド、あなた…」
ミカに仲間を撃たれたアリウス兵たちは彼女に銃を向け、ミカもそれにめんどくさそうに応じる。しかし、彼女たちが銃を撃った瞬間、ホットロッドが割って入り彼女たちの戦いは中断される。
「何のつもりだ…金属生命体。お前は私たちにも、ましてや聖園ミカとも何ら関係無いはずだ」
「クソッ…いてぇ」
「そうだよ…。貴方には関係ないでしょ。これは私の復讐なの。お邪魔虫はとっとと帰ってよ」
「・・・」
「そもそも自分たちの故郷が大変なのに、こんなところで私に構ってる暇あるの?」
双方の攻撃に当たりにいったホットロッドに、アリウス兵もミカも関係無いのに何故邪魔をするのか分からないといった顔であった。そもそも彼らは今ユニクロンへの対処を優先しているはずで、そんな暇はないはずだとミカは指摘した。
「そもそも、何で私の居場所が分かったの?」
「もしもの時のために君に発信機を付けていた…だから君の居場所が分かったんだ」
「・・・」
「チッ…聖園ミカ、貴様のせいでアリウス自治区の居場所がバレそうだ。何てことをしてくれたんだ」
そしてミカはそもそも何故、あの場にいなかったはずの彼が自分の居場所を分かったのかを尋ねると、ホットロッドは彼女に密かに発信機を付けていたと答える。それを聞いたミカは彼を冷たい目で睨み、アリウス兵はミカのせいでアリウス自治区の場所がバレることを危惧していた。
「つまり、私のことを信用してなかったんだ…?」
「ち、違う…」
「何が違うの?だって、脱獄するかもしれないって思ってるからそんなもの付けたんでしょ?」
「そんなことは…ただ、もしもの事があったらって…」
「これがその“もしも”ってわけ?」
ミカは自分に発信機を付けられたという事実を、ホットロッドは自分のことを信じていなかったという風に捉えてショックを受けていた。その姿を見たホットロッドは石を投げられるほどの彼女に何かあったらという心配から付けたと説明するが、ミカは聞く耳を持たなかった。
「・・・。もういいよ、どうせ私に帰る場所なんてもうないし、私は私の好きにするから」
ガチャ…!!
「俺は君を守ると以前誓った!!そして先生にも君を託された!!だから一緒にトリニティに帰ろう、なっ?」
「私の事を信じられない人に、守って欲しくなんかないよっ!!」
「・・・ッ!!」
ズダダダダダダ!!ダァン!!ダァン!!ダァン!!
ホットロッドから信用されてないと思ったミカは、さらに自暴自棄になり遂に彼に銃口を向ける。それでも何とか彼女を説得しようとするホットロッドだが、彼女から飛んで来たのは拒絶の言葉と鉛玉であった。
「ミカ…俺は…お前を…」
その後
ガバッ…!!
「それで、アツコを…“彼女”の命令で…アリウス自治区のバシリカに…。わ、私たちが知っているのはそれだけ…」
ドォン!!
「ふぅん…仲間を救うため、アリウス自治区に…先生を連れて?そっか…そう。先生なら、きっとそうするよね」
ザッ…
「でも…それでも…私は…追いかけるよ。追いついて、復讐する」
「や、やめるんだ…ミカ…」
「私を軽蔑するかな…それとも、ガッカリするかな…。先生にだけは、嫌われたくなかったなぁ…」
ミカはアリウス兵とホットロッドを簡単に倒し、辺り一面に負傷者の山を作り上げる。ミカはまだ意識のあるアリウス兵から情報を聞き出すと、用済みとばかりに発砲し意識を飛ばす。ミカは先生に嫌われたくなかったと呟きながらも、サオリに復讐するべく歩みを進める。
「でも、それでもね…私は自分を止められないの。ごめんね…だって…。私はアリウススクワッドを絶対に許せない…たとえ魔女と呼ばれ続けたとしても、地の果てまで追いかけて、復讐しないとダメなの」
「やめろ…」
「…だから先生、私を止めないでね」
タッタッタッ…
「ごめんね…ホットロッド」
アリウス自治区
「だ、大丈夫です!上がって来てください!」
ガバッ…
「ここなら警備の手が薄いはず…正解だね」
「そ、そうですね…」
「ふぅ…ぐっ…」
ミカとアリウス兵たちから命からがら逃げて来た、スクワッドたちはようやくアリウス自治区へとたどり着く。といっても自治区内にもアリウス兵はいるので、彼女たちは人気のない場所をよじ登ったりしながら進んでいた。
“ここがアリウス自治区…?”
「昔はそうだったけど、今はただの跡地だよ」
「俺たちの故郷、サイバトロン星を思い出すなぁ…」
「まぁ、そのサイバトロン星も滅亡寸前だけどな」
その荒廃した光景を見て先生はここがアリウス自治区なのかと疑う。ミサキはここは跡地だと説明すると、モホークは荒廃したサイバトロン星と似ているため、故郷に想いを馳せていた。
「本当の自治区はもう少し先。でも、わたしたちが向かってる事がバレてるから、そう簡単には近づけないと思う」
「…ここは訓練場でした」
“訓練場?”
「元は遺跡だったんだけど、内戦が終わった後は訓練場としても使われてたの」
“内戦…?”
この場所は元々は遺跡だったようだが、それが今は訓練場として使われているようである。そしてアリウスには以前内戦があったようなことをミサキがほのめかすと、先生はその話題が気になったようでミサキにそのことを聞き返す。
「10年くらい前、アリウス自治区の内部が二つに分かれて起きた戦争の事。私たちと同年代のアリウス生ならみんな知ってる」
「ふ~ん、どこも一緒なんだなぁ」
「でも俺らと違って何万年も戦ってるわけじゃなさそうだな」
「そりゃそうだろ、寿命が違うぜ、寿命が」
アリウスでは10年前ほど、自治区が二つに分かれた内戦が起こっていたようである。それを聞いたディセプティコンたちは自分たちの種族と同じだと各々の感想を述べていた。
「…あんまり面白い話じゃないよ。今回の任務とは無関係だし…進んで話したくはないかな」
「私…まだ覚えています…アズサちゃんと初めて会った場所が、ここでしたよね?」
「「・・・」」
「どの訓練だったかな…射撃か、爆弾製作か…。大人の“命令”に従わなかった子が、ひどく殴られていて…」
ミサキは昔の内戦の話を進んでしたくなさそうな様子であったが、ヒヨリがこの場所はアズサと初めて会った場所であると思い出したようである。そのままヒヨリはアズサと初めて出会ったときのことを話し始めた。
「周囲はみんな、見ているだけで…。でもその子は何度も起き上がって、ずっと大人を睨んでました…。このまま放っておいたら、その子のヘイローが破壊されてしまいそうだったのに…でも、私は怖くて動けなかったんです…。そんな時、サオリ姉さん…いえ、リーダーが走って来て…」
「思い出に浸るのは後にして。今は任務に集中するよ」
「なんだよ、お涙頂戴話か?」
「・・・」
ヒヨリはその時の出来事を詳細に語るが、サオリの名前が出てきたところでミサキに止められる。そして当のサオリはモホークにお涙頂戴話かと言われるが、何も答えなかった。
「それで…これからどうするの?」
「ここにはあのクソアマが呼び出した新入りだけじゃなく、元々いたヤツもいるしなぁ…」
「大人を連れてはきたけど、私たちだけでこの自治区と“彼女”を相手に戦うなんて不可能だよ。どうやって姫を助けるの?」
「・・・」
「…リーダー?」
バタン…!!
ミサキはこれからの作戦についてサオリに尋ねると、ニトロゼウスは例の三人組だけではなくそれ以外にもベアトリーチェに従う手駒がいることを話す。しかしサオリは彼女たちの問いには答えられず、遂にその場に倒れてしまった。
“サオリ…?”
「り、リーダー!?」
「うっ…ぐっ…」
「…すごい熱。こんな状態になるまで我慢するなんて…」
「あんな雨の中土下座すっから…」
倒れたサオリを見てミサキとヒヨリは心配する。どうやら彼女には熱があるようで、苦しそうにその場で悶えていた。
「ね、熱ですか!?」
「リーダーはもう4日近く休んでない。負傷してる上に、睡眠不足と過労…。気力で我慢するのも限界だったんだと思う」
「あ、あわ…ど、どうしましょう?」
“ちょっと待ってね”
ヒヨリはサオリに熱があると聞いて慌て始める。彼女はここまで4日近くアリウス兵たちから逃げ続けていたため無理もない。そんな彼女のために先生は常備薬の解熱剤を取り出した。
「く、薬…!?」 「…持ち歩いてるんだ」
“コンビニで売ってるからね。胃腸薬に猫のおやつ、チョコバーとかもあるよ”
「そうなんですね…大人って怖い…」
「よかった…ありがとう」
これまで貧しい暮らしをしていたスクワッドたちは先生の常備薬を見て驚く。さらに先生が他にも色々持ち歩いているという話をすると、ヒヨリは何故か怖がっていた。
「リーダー、これ飲んで。楽になるよ」
「ごくっ…はぁ、ふぅ…」
「リーダー…」
“ここで少し休もう”
「…そうだね」
ミサキは先生から薬を受け取ると、それをサオリに飲ませる。先生はここで休もうと言って、みんなを休ませることにした。
「はい…それでは、寝ずの番は私が…?」
「交代でやるよ。ヒヨリも休まないと」
「バカ言え、そういうのは俺たちの役割だ」
「ガキはクソして寝ろ」
一度ここで休むという話になった一同は、誰が寝ずに見張りをするかを決めようとし始める。最初はミサキとヒヨリが交代でやろうと提案するが、ディセプティコンたちがそれを止めた。
「テメェら全員ここで寝てろ。見張りは俺たちが交代でやる」
「先生、アンタもだぜ。お前が居なきゃ始まらないんだからな」
“うん、ありがとう”
先生とスクワッドたちは少し休むことになった。
トリニティ某所・アリウス自治区へと繋がる扉前
「ぐっ…うぅぅぅぅ…うぅぅぅぅぅぅ…!!」
先生に託されたにも関わらず、ミカを止められなかったホットロッドはその場で項垂れながら苦悶の表情を浮かべ泣いていた。
「何が騎士だっ!!何が君を守るだっ!!」
ドォン!!
「俺が何を守れたって言うんだ!!何一つ守れやしないじゃないかっ!?」
ドォン!!
「ミカもナギサもセイアも…俺が何もできないから不幸になってしまった…。俺のせいだ…俺が弱いから…彼女たちが傷ついたんだ…」
ホットロッドはミカを止めることが出来なかったことで、今までの自分の不甲斐なさを思い出したかのように嘆き始める。自分がもっとちゃんとしていればミカもナギサもセイアも不幸になることは無かったと地面を両腕で叩きながら叫んだ。
「俺があの時先生をちゃんと守れていれば、腹に傷を作ることもなかったんだ!!」
ボカァン!!
「俺は…誰一人救えない…何もできやしない…」
ガラガラガラ…
「やっぱり俺はオプティマス・プライムのように、みんなを救えるようなヒーローにはなれなかった…俺はただの出来損ないのポンコツロボットだ…」
ホットロッドはさらにエデン条約締結の日の時に自分が先生をちゃんと守れていれば、彼の腹に傷をつけることは無かったと言い出した。そして自分はオプティマスと違い誰も救えないダメなロボットだと言って、自分の不甲斐なさを嘆いていた。
「こんな誰も救えないような出来損ないは、いっそ消えてしまえば…」
ブゥゥゥゥゥゥゥゥン!!ギゴガゴゴ!!
「誰も救えない…?それは聞き捨てならないなぁ」
「お、お前は…」
ホットロッドがこんな自分を許せないと考え消えたいと口に出していると、何者か彼に近づいて来る。彼はホットロッドの言葉を聞いて聞き捨てならないと返した。
「君は他でもない、私を救ったはずだぞ、ホットロッド」
「な、なんで君がここにいるんだ…?君は捕虜としてオートボットに監視されているはずじゃ…」
「さぁ、そこでうずくまっている暇はないぞ、ホットロッド!!君の…いや私たちの戦いはまだまだこれからなのだからな!!」
23:50 ウルトラマグナス 現着
プライム連中はいくらでも曇らせていい。マトリクスにもそう記録されている。
ホットロッドはエデン条約編からずっと一緒にいるけどわりかし活躍地味だなぁと思ってやった。まぁ元々エデン条約編4章で活躍させる予定ではあったけど、ONEの公開とかもあって自分も読者もみんなオプメガを求めてたからね。
そしてまぁホットロッドとディセプティコン×4だと正直戦力不足なので、ここで頼れる親友の登場ってわけです。