白き翼を持つガンダムと反逆したガンダムは、SEED世界で何を見るのか? 作:岡村優
「…イロ!」
「起きて!ヒイロ!」
ヒイロと呼ばれた青年は目を開けた。
「……リリーナか?」
リリーナと呼ばれた少女は涙を浮かべていたがヒイロが目を開けたので安堵している様子だった。
「…良かった…」
ヒイロは周りを見回し驚愕した。マリーメイヤの反乱で破壊されたはずのウイングガンダムゼロに乗っていたからだ。
「……まて、ゼロはあのときたしかに破壊されたはず…しかも大気圏突入中だな…」
「私もよくわかってないの…気づいたらここにいて…」
「了解した。」
とその時ウイングゼロのレーダーが機影を捉えた。
「……該当データなし、敵機である可能性は否定できんな…」
と、そこでその機体から通信が入る。
「そこの所属不明機、聞こえるか?」
「ああ」
「私はマフティー・ナビーユ・エリン。気付いたらここにいた。」
「こちら、ヒイロ・ユイ、俺達もそうだ。」
「そうか…こちらとしては話がしたい、島に降りて話せないだろうか?」
「了解した、俺達も何が起こったか分からんからな…」
かくいう二機は無人島へ着陸した。
二人は機体から降りて話し合いの場を設けた。
「先程は偽名を述べたが本来の名前はハサウェイ・ノアだ。あの機体に乗っているときは先程の名前を使っている。」
「了解した。」
二人は自分たちが持っている情報を交換したが、全く当てはまる単語がなく、結局共通であった情報は互いの機体がモビルスーツであり、ガンダムと呼称されているということだけである。
「ヒイロ、実は聞きたいことがある。君の世界ではコロニー落としはなかったんだよね?」
「ああ、本来のオペレーションメテオはそうだったらしいがな」
「さっきも言った通り、僕の世界はコロニー落としがあったんだ。この星に降りるときに確認したんだけどけどこの地球はコロニーが落ちた様子がないし、かと言って君たちの世界のようにさほど荒廃しているわけではなさそうだ。だから、僕たちは別の世界にいる可能性が高いよ。」
「…そうか…となると問題は俺達の機体だな…この世界ではオーパーツだろう。」
「そうだね…」
と、二人は頭を抱えた。
「………とりあえず情報が足らない…仕方ないどこかの基地を強襲するか、または潜入して情報を、得る必要があるな…」
「それよりも手っ取り早い方法があると思うよ?無線とか」
「一利あるな…」
「僕の機体で少しやってみるよ」
「了解した」
ーしばらくしてー
「どうだ?」
「非常にまずいことになった…オーブという国の軍隊が僕達を補足してたみたいだ。30分後に接触するかもしれない…」
「それは…問題だな…」
「ここで提案なんだが、共に行動しないか?そうすれば少なくともすぐには落とされないと思う」
「了解した。それで構わない」
「決まりだね」
二人は、機体に戻り準備を整えた。