白き翼を持つガンダムと反逆したガンダムは、SEED世界で何を見るのか? 作:岡村優
アークエンジェルのクルー上位陣、ヒイロたちはアスハ邸に招集された。ウズミが切り出す。
「各々分かっているだろうが…パナマが落ちた。」
「だろうな…」
「「「………」」」
アークエンジェルクルーの空気は重い…だがウズミは続けた。
「だが…落としたのはザフト軍ではない。別勢力によって地球軍及びザフト軍は壊滅した。」
「なんですって…」
「な…」
「どこのどいつだよ…」
「そこでヒイロくん…ハサウェイくん…現地の諜報員からの写真なのだがこの機体に見覚えはあるかね?」
と、二人に画像を見せる
「無いですね…」
「………オペレーション・メテオか…」
「……オペレーション・メテオ?」
「この5機のガンダムのうち4機、順番にガンダムサンドロック、ガンダムデスサイズヘル、ガンダムヘビーアームズ改、ガンダムナタクはオペレーション・メテオに使われた機体だ。ガンダム5機を流星にみたて地球に降下させる作戦だった。俺の機体、ウイングガンダムゼロもそうだ。だが…この機体…ゼクス…いや、ミリアルド・ピースクラフトのエピオンが居るということは違うのかもしれんがな…。」
「ヒイロくん、彼らの目的は何か知らないかね?」
ヒイロは考える素振りをとる。
「現時点では分からんが…もしかしたら…戦争という行為自体に嫌気が差した連中だからな…平和のためにナチュラル、コーディネイター間の戦争を強引に止めるなんてことを考えているのかもしれん。」
「いや、流石に無理だろ。両者のわだかまりが消えるなんて事は今の今まで無かったんだぞ?」
ムウの言葉にハサウェイが反論した。
「行動しなければそのままじゃないか…それを無くすために俺たちの世界だと小惑星を地球に落とそうとしたやつすら居たぞ。」
「…何処の世界にも両極端なやつしか居ないな…リリーナ?」
「私の完全平和主義はトレーズ・クシュリナーダが最後の戦争と称した兵器破壊で終わりましたが…こちらでは不可能でしょう…というかヒイロ?どうするつもりですか?」
「デュオ…ガンダムデスサイズヘルのパイロットからの通信を待つしかないだろう。あいつは今大西洋連邦の軍事基地生産ラインを破壊して回っているらしいからな。」
「ちょっと待って!?貴方彼らとの通信手段があるというの!?」
と、マリューがおどろく
「驚くことか?彼奴等とはよく作戦行動を取っていた。通信手段が無いわけ無いだろう。」
「…聞いた内容を聞いてもよいか?」
「……他の世界の連中と、大西洋連邦軍の軍事基地と生産ラインを破壊した後オーブに向かう予定だ」
「…我が国に来る理由は?」
「大西洋連邦がオノゴロ島に侵攻を開始する確率が高く、それを殲滅するためと聞いた。…間に合わなかったら宇宙で会おうともいっていたが。」
「なんと…」
「それは確定なのか?その…オーブを攻めるってのは…」
「どうも確定らしい、パナマを落とされたからな。体裁を保つ余裕も無いらしい。」
「………準備をせねばならぬということか…」
「アークエンジェルはどうする?元の部隊と戦うか?それともオーブの敵として立ちはだかるか?今決めろ。」
「僕は戦うよ…力だけでも思いだけでも駄目だからね。」
「キラくん…」
「君はどうするんだ?」
「…戦う理由など時と場合で変わるものだ。地球上の誰よりも戦い抜いてやる。だから戦う。…これでいいか?」
「納得はしてないが了解。」