白き翼を持つガンダムと反逆したガンダムは、SEED世界で何を見るのか? 作:岡村優
ヒイロとハサウェイはウイングゼロとΞを起動しオーブ軍を待った。しばらくするとMSを中核とする艦隊が出現した。
「こちらはオーブ軍、第一機動艦隊である。貴官らはオーブの領域を侵犯している。即刻離脱するか、武装解除してもらいたい。」
「…こちらヒイロ・ユイ、無所属だ。俺と僚機は何らかの影響を受けたらしい。オーブ軍といったな?俺達はオーブという国は知らない。それだけでなくそちらのMSの該当データすら存在しない。どうやら別の世界又は別の星系に来た可能性すらある。情報が少ない為、この世界について教えてほしい。その間はこの二機はそちらに預けてもいい。」
「……少しまて、本国に確認を取る。」
「…了解した。」
ーしばらくしてー
「ヒイロ・ユイ、聞こえるか?」
「感度良好だ。」
「許可が降りた。空母タケミカヅチに着艦してもらいたい。」
「了解した。」
二機はタケミカヅチに着艦し、コックピットから三人とも降りた。最初に挨拶したのはリリーナだった。
「ご機嫌よう私はリリーナピースクラフトと申します。」
「ヒイロ・ユイだ」
「僕はハサウェイ・ノア」
「オーブ軍第一機動艦隊旗艦タケミカヅチ艦長、トダカ一佐です。こちらへ。」
と、艦内の士官室に案内された。そして世界情勢などを教えてもらった。
「……呆れたな。蒼き正常なる世界のためにだと?同じ人間同士で馬鹿げた戦いを続けるとは…」
「パトリック・ザラが掲げるコーディネイター至上主義も十分馬鹿げているよ。そんな理由で戦うなんて理解できない…」
「それで人々が戦火にさらされ、数多の命が亡くなっていくのを思うと胸が張り裂けそうです…」
と、三人とも悲しそうな顔をした。(ヒイロに関してはリリーナしか気付かなかったが)
「…提案があるんですが…一旦オーブで保護いたしましょうか?補給の問題もありますし。何より、我が国を知っていただきたい。」
「……それは貴様の独断では出来ないだろう?トダカ」
「いいえ、ウズミ・ナラ・アスハ代表なら理解していただけるかと。」
「…了解した。ただ出来ないならばここから離脱させてもらう」
「分かりました少々お待ち下さい。」
ーしばらくしてー
「了承を取り付けました。ただ、機体はこちらで預からせて頂きます。」
「了解した。ただしこれだけば厳守してもらう。あの二機には触れさせるな。死人が出るぞ」
「了解しました。」
「…後もう一つ、俺とハサウェイは牢獄で構わんがリリーナには一室あてがってもらう。王族だからな。」
「ヒイロ!?」
リリーナは抗議の意味を込めてヒイロの名をよぶがどこ吹く風である。
「え…え?」
ハサウェイは衝撃が大きすぎて放心状態。
「なんと…分かりました」
トダカ一佐だけがまともな反応を示した。