白き翼を持つガンダムと反逆したガンダムは、SEED世界で何を見るのか? 作:岡村優
オーブに保護という形で入国したヒイロたちはウズミ・ナラ・アスハの邸宅に通された。
「………セキュリティはどうなんだ?」
「ここまで大きいとMPくらいおいててもいいと思うんだけど…」
「?」
と、三者三様の反応を示していた。そして、応接間に通された三人は席につき、この邸宅の主人を待った。
「おまたせしてすまぬ、忙しい身ゆえ許していただきたい。私はウズミ・ナラ・アスハである。そしてこの子が」
「カガリ・ユラ・アスハだ。」
と、本人とその娘が入ってきた。
「こちらこそ面倒事を起こして申し訳ありません」
「問題ない」
「右に同じく」
と、三者三様な受け答えであった。
「聞けば三人とも別の世界から来たとのことさぞ苦労されただろう」
「いえ、見つけていただいたのが貴方方で良かったとすら思います。」
「たしかに野垂れ死ぬよりマシだな」
「ヒイロ…君はそんな言い方しかできないのかい?」
「……善処する」
と、ここでカガリが口を開く。
「……実はここに来る前にあのニ機を見てきたんだが、あれを見れば異世界の人間だと認識せざる負えなかった。しかも二機とも別系統だしな。…で、本題なんだが三人はどうするつもりだ?戦うのか?それとも国民として暮らすのか?そこははっきりしてもらいたい。」
「カガリ!お客人だぞ!」
「ウズミさん、いいのです。あの二機を見れば問い正すのも仕方のないことです。」
「俺は…」「僕は…」
リリーナはヒイロとハサウェイの言葉をさえぎる
「まずはこの国で暮らしてみてゆっくり考えようと思います。それからでも遅くはないでしょう?…ヒイロ、ハサウェイ、それでよろしいですね?」
「……了解した」
「分かった。」
「分かった。とりあえずホテルを予約しておいた。しばらくはそこで生活してくれ。…監視をつけさせてもらうが」
「了解した。ただし条件がある。」
「なんだ?」
条件と聞いてカガリが反応した。
「その前に地球連合軍の動向が気になる。それを教えろ。…おそらくだが…ここに攻め込んでくるかもしれん…」
「どうしてそう思うのかね?」
「…確証は無いがマスドライバーとやらを欲してそれを奪取しに来るはずだ。それにこれは俺が散々やった手だ、なんとなくだがわかる。おそらくだがプラントを落とすために来るはずだ。」
「ヒイロ…君は…」
「………」
ハサウェイは何かを見るようにヒイロを見、リリーナは悟った目をした。
「……相わかった。その手の情報が手に入ったら君に教えよう。」
「感謝する。」
「そんなもの知ってどうする気だ!」
カガリはヒイロに食って掛かる。
「……俺が俺であるためだ。それに命は軽いものだ。特に俺のはな。」
「なっ!?」
何かを感じ取ったのか、カガリは押し黙ってしまった。
「……ゆっくり見極められよ。時間はある。」
「了解した」