白き翼を持つガンダムと反逆したガンダムは、SEED世界で何を見るのか? 作:岡村優
ヒイロたち三人はアスハ邸での会談終了の後、オノゴロ島にあるホテルに案内されていた。
「………スイートルームの上に全員個室が充てがわれるとは…アスハは何を考えている?」
と、ヒイロは怪訝な顔し…
「うん…なんかハウンゼン思い出すなぁ」
ハサウェイは遠くを見つめ…
「いいではありませんか、せっかくのご厚意を無下にはできませんし」
リリーナは満喫する気満々であった。
「そうですね」
「…そうだな」
ヒイロは考えることをやめた。
「とりあえず大人しくしているか。全員一回情報を、整理必要があるしな」
「うん、そうだね。」
「それでいいと思います。」
とりあえず三人はそれぞれの部屋に分かれた。ヒイロは真っ先にシャワーを浴びバスローブに着替え、ソファに座りざっくりだが情報を整理し始めた。
(人類はコーディネイターを生み出し妬みや僻みからコーディネイターを迫害し始めた。それに対抗するためにコーディネイターたちは国を建国したが地球連合軍がプラントに核を撃ち込み、それに報復する目的で地球侵攻を開始し、今に至る。…同じだ…俺がやってきたことと。)
一通り情報を整理した後、部屋の外で待機していたオーブ軍兵士に声をかけた。
ガチャ!
「外出か?」
「違う、…そこの兵士聞きたいことがある。部屋に入れ。」
「…分かった」
互いに椅子に座り
名も知らぬ兵士に聞く。
「それで?聞きたいこととは?」
「いくつか質問する。答えられるか答えられないかは自分で判断しろ」
「分かった。」
「お前はコーディネイター、ナチュラルどっちだ?」
「両方あってるが間違ってるとも言える。ハーフコーディネイターだ。」
「…なるほど。この戦争をどう思う?」
「馬鹿げている。寧ろなんでこんなことやってるのか理解できないな。私の両親みたいに仲良くすりゃあいいのに。」
「同感だな。…お前はこの戦争止めたいと思うか?」
「そりゃそうさ!できることなら止めたい!だっておかしいじゃないか!遺伝子操作しただけのただの人間だぞ!血のバレンタインだってブルーコスモスの独断でやったと聞いてる。それで後に引けなくなっただけだと思ってる!」
「…話は以上だ。」
「ごめんな、ちと感情的になっちまった。」
「…それが正常だ。プラントと地球連合が間違っている。」
「違いねえ、あ、監視がつくだけで外出してもいいんだからな?なんなら案内してやろうか?」
「…いいのか?普通は監視付きで外出認めないのが普通だと思うが。」
「別に問題ないとのことだ。監視付きだがな。」
「…ガイド付きの間違いだな」
「フッ…ちげぇねえ」
「では頼む…案内してくれ」
「おう!任せとけ!あ、俺はケン・九条だ」
「ヒイロ・ユイだ、よろしく頼む」
かくしてオノゴロ島を案内してもらうヒイロであった。