人理修復を成し遂げたマスターはありふれた世界じゃ最強に決まっている   作:アイリエッタ・ゼロス

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集結!溶岩水泳部

「....久しぶり、バーサーカー」

 俺が頼光さんにそう言うと、頼光さんは何故か泣きそうな表情になった。

 

「な、何で泣きそうになってるんですか....」

「何故です....! 何故今までの様に呼んでくれないのですか! 母が嫌いになってしまったの

 ですか!」

「い、いやそういう訳じゃ....」

「うぅ....」

「ご、ごめんて頼光さん! 頼むから泣くのは勘弁してくれ!」

 俺は慌てるように頼光さんにそう言った。

 

「....頼光様、抱きしめるの私に変わってもらえませんか?」

 すると、頼光さんの背後にいたもう一人のサーヴァントがそう言った。

 

「えぇ、どうぞ」

 そう言って頼光さんが離れるとそのサーヴァントが抱き着いてきた。

 

「....マスター。ずっと、会いたかったです....」

「久し振りだね、静謐ちゃん。ごめんな、勝手にいなくなって」

「いえ....無事で何よりです....」

「(やっべ....メルトの機嫌が明らかに悪い....)」

 俺は背後で殺気を放っているメルトの気配を感じながらそう思っていた。

 

「あの、水月殿....申し訳ないのだがそろそろ....」

「あぁ、悪いな。....悪いが二人とも、積もる話もあると思うけど先に少し手を貸してくれ」

 そう言って静謐ちゃんから離れてビィズの後を歩くと、メルトから脛を思いっきり蹴られた。

 

「いっ!?」

「....ふん」

 メルトは俺をちらっと見ると、すぐに視線を逸らして歩いて行ってしまった。

 

「(完全に骨折る気だっただろ....!)」

「ご、ごめんてメルト!」

 俺はそう思いながら脛をさすりながらメルトを追いかけた。

 

 ~~~~

 

「さて....んじゃやるか」

 一度宮殿に向かい、南雲達に患者の様子を見るように指示した俺はサーヴァント達とビィズと

 ともに平地に来ていた。そしてそう呟くと、俺は何もない平地に手を向けた。そして陣地作成を

 発動し目の前に巨大な湖を造り出した。

 

「い、一瞬でこんな巨大な湖を....」

「す、水月殿....これは一体....」

「俺の使えるスキルの一つ、陣地作成だ。その名の通り陣地を作るスキルで、湖を造った。ま、

 オアシスが元に戻るまで使えるようにしてやる。オアシスが戻ったら消えるからな」

「い、色々と聞きたいことがあるが....ありがとう。心から感謝する。これで、我が国民を

 干上がらせずに済む」

 ビィズの父親のランズィは俺に頭を下げてきた。

 

「おう。で、オアシスはアレか?」

 俺は少し離れた所に見えるオアシスを指差してそう聞いた。

 

「あぁ。案内しよう」

 ランズィはそう言って俺達をオアシスまで案内した。案内されたオアシスに着くと、俺は

 座り込んでオアシスを見た。

 

「....何かいるな」

 俺はオアシスの底に何かがいるのが魔力感知で分かった。

 

「引きずり出すか....頼光さん、衝撃で引きずり出してもらって良いか?」

「えぇえぇ! 母に任せてください!」

 頼光さんは喜びながらそう言うと刀を抜き、刀に雷を纏わせてオアシスに刀を振り下ろした。

 刀を振り下ろした場所は巨大な水しぶきを上げ、雷はオアシスの中を走った。

 

「す、水月殿!? 一体何を!?」

「ん? あれ」

 俺はそう言ってオアシスから出てきた物を指差した。俺が指差した先にいたのは大体10m

 くらいの触手が生えたスライムがいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

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