盈月の儀で八人目になったのですが、何故か英霊がいません 作:飽き性なSS作家
二弾目、三弾目はどんなサーヴァントが出るのかな
「ここが水雪さまのお家。周りにあるお家より一回り大きいですね」
「仮にも私は長屋とかを貸してる職についているからね。稼ぎは周りの人より多少多くはもらってるよ」
「今まで寝床がなくて大変だったでしょ。奥に湯船があるから入っておいで」
「湯船?このお家には、そのような物があるのですか?」
「うん。ひいおじいちゃんがこの家を立てている途中で、偶然地面から湯が吹き出したの。それをこの家に引いているってわけ。・・・ちなみに君はk「もう、水雪さま。君と言うのはやめてくださって。わたくしのことはタマモアリア、と・・・いいえ、アリアと呼んでくださいませ」
アリアという彼女の名は、今まで聞いたことがない。西洋の生まれと思ったのだが・・・タマモ、これだけが私の頭の中で引っ掛かっていた
「ごめん。じゃあ、アリア。今着ている着物、他にもっていたりする?」
「申し訳ないのですが、今はこの身一つしかありませんの」
そういいながら上目遣いで私を見るな、下心が見え見えですよ。きっとあの世で君の母さんと父さんが泣いてるぞ。そんな淫らな子に育てた覚えはないってな
「ああ・・・そうですか。しかし見ての通り、ここには私しか住んでいないんだ。今から買いに行っても、店は閉まっているだろうし。すまないが妹の古着でもかまわないだろうか?」
「もちろん、構いませんわ。水雪様がお貸しくださる物なら・・・ね」
またそんな目で私を見る。やっぱり連れてこないで途中で撒けばよかったか。だが、彼女を撒いて他の誰かが犠牲になったりしたら夢見が悪くなりそうだし・・・うーん
「なら、君が入っている時に入り口に置いておくよ。今着ている物は中にある籠に入れて。明日洗、うのは自分でできる・・・よね?」
そうだった。仮にも相手は女性だ。自分が着ているものを他人に、ましてや男に洗われるのは嫌に決まっているはずだ
「はい、もちろんです。お気遣い、ありがとうございます」
そう言って彼女はお辞儀をすると、歩いて湯船がある部屋に入って行った。それを見てから柱に背を向けて崩れるように座り込む
見ず知らずの人に接するのは、本当に苦手だし疲れる。おまけに妖の類なら尚更だ。・・・それなのに湯船に入るように言うか、普通。どんだけ彼女に対して気が抜けてるんだ私は
それを含めて色々考えていると、彼女の連れの・・・大きい白狐が喉を鳴らしながら私の腕に頭をぶつけてきた
「・・・」
なので、気が済むまでおもいっきりモフってやる。ついでに小魚も与えると嬉しそうに食べた。それに満足したのか、体を丸めて寝てしまった
私も妹の古着を出して夕餉の準備をしなくては
と思っていたのだが、やはりモフモフの魅力に取りつかれてしまい再び手を伸ばすと、おもいっきり