正直微妙。
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第2アリーナにて。今日は雨雲一つもない晴天が広がる空だった。
そんな中、空の色の様な平和とは裏腹にアリーナに爆音が響く。
「これならどうっ!」
「減点よ。衝撃砲をもっとも有効活用したのなら敵に攻撃させる隙と、一定の距離を与えないことが重要よ」
「うそっきゃあああああああああああ!?」
「これで終わりね」
鈴が操る甲龍が打鉄のブレードで斬り裂かれ、吹き飛ぶ。
斬り裂かれたのに、吹き飛ぶと言う表現はおかしい気もするだろうが力いっぱいに斬り裂けば普通に相手は吹き飛んでいく。
しかも鈴が飛ばされた場所は、『いままでシロナに立ち向かった専用機持ち』が落とされた場所に叩き落した辺り、シロナはかなり余裕があるようである。
「せ、専用機持ちと連戦して全然疲れてない様に見えるんだけど、白鳥先生………」
「す、すごっ…………」
「というか、もしかして織斑君と互角じゃない?」
観客席で見ていた生徒達からそんな言葉が耳に届く。
まぁ、それはそうだろうなぁと半分は予想が出てきていた。
何せ俺の師匠でもある人で、本人が天賦の才能を秘めていると豪語するだけあって負けないとは思っていた。でもさすがに訓練機で、補給なしで一人ずつ相手して勝つのは少し予想外だったけども。
「くっ…………くやしぃですわ!専用機持ちならともかく、訓練機で、しかも無名の教師にダメージを与える事もなく敗れるなんて!」
「ホントよ!なんであんな強い人が今まで見つからなかったのが不思議よ!開始から5分で決着って、悔しい!!」
「私なんかAICで止めたかと思えば、嫁の時と同じ戦法で攻められて何も出来ずに終わったのだぞ?」
「ぼ、僕なんか弾丸を全て返されて、一歩も動かせないまま終わった………」
「わ、私は空裂と雨月すら抜かせてもらえなかった……………」
アリーナの隅で、専用機持ちの5人が落ち込んでいる。
ここで簪や楯無さんが加わっていたらどうなっていただろうか。
幸い2人はアリーナに来ていない。
因みに、なぜシロナが専用機持ち五人を一人ずつ相手にしていたのかと言うと何やら五人がシロナに挑んできたと言うことなのだ。
理由は分からないが、何やら五人がシロナを目の敵、とまではいかないが少し警戒と 言えばいいだろうか?そんな感情を持っているのが分かる。
はて、なんでだろうか?
シロナの方を見ると少し疲れたのか、首を動かしたりしている。
そして5人のいる方へと降りていくのであった。
「貴方達と戦って思ったけど、少し拍子抜けだと思うわ。私がISに触れた時間は貴方達よりも少ない、流石にあそこまで酷いとは思っても見なかったわ。篠ノ之さんは兎も角として代表候補である貴方達は何をやってるの?学園で遊んでるだけ?」
「あ、遊びで来ているわけではありませんわ!わたくしたちはこれでも必死になって――――――――――」
「なら言わせてもらうけどオルコットさん。さっきの試合で貴方は射撃武装しか使わなかったけど、搭載されたブレードを使えば少しはまともな試合になったんじゃないかしら?バカの一つ覚えみたいにライフル、ピット、ライフル、ピットって、そんなんで良く必死と言えたわね。笑わせてくれるわ。織斑君との訓練ビデオや非公式試合のビデオを見たけど、貴方全敗しているじゃない。何故か分かる?射撃しか出来ない能無しだからよ。例え偏向射撃を覚えても、直ぐに攻略されて御仕舞よ。大した技術も能力もまだ発展途上の癖に、接近戦が疎かになるほどバカの一つ覚えみたいな戦法だけしか出来ない格好の的なんて、普通に専用機持ちじゃない同学年やましてや下級生でも攻略できるわ」
「………………」
流石のセシリアも、シロナの正論に黙ってしまう。
それに俺もセシリアと戦って思ったが、セシリアはライフル、ピット、あとミサイルなどの射撃武装しか使わない為正直勝ちやすい。
ライフルやピットの攻撃は全て明後日の方向に弾くことが出来るし、ミサイルに関しては少し身体を捻って白雫で斬り落とせばいいし、早く仕留めろと言われたら『雷化』して技を使って終わりだからな。
接近戦が苦手なのは、全然改善されないままだな、セシリアは。
「そして凰さん。次は貴方よ」
「わ、私!?少なくとも私、セシリアよりまともだったわよ、いえ、ですよね!?」
「そうね。でも私から見れば所詮団栗の背比べ。目糞鼻糞みたいなものよ。少なくとも貴方は途中から感情的になり過ぎて、オルコットさん並に動きが読みやすかったわ。あと、双天牙月での連続攻撃は評価できるけど貴方は攻撃している間は相手が訓練機だから、連戦だからと思って油断していたわよね?舐めるんじゃないわよ小娘。誰が相手だろうと沈めるまでが勝負よ。最初から余裕こいていると篠ノ之さんみたいな惨めな負け方をするわよ。あとついでだけど、衝撃砲を放つときは相手の攻撃パターンや死角を観察し、見抜いて放つことが重要なの。考えなしにバカスカ撃ってエネルギーを消費させるバカがどこにいるのよ。あまりにも短絡的で攻略しやすかったわ」
「うぐっ…………」
流石の鈴も正論の前では感情的になって言い返せない。
というか、シロナの目付きには流石にビビってしまっている。
今では龍に睨まれた小猫の様だ。
「続いてデュノアさん。特に言う事はないわ」
「そ、それってどういう……………」
「射撃、格闘に置いてはボーデヴィッヒさんと同じで申し分はない。そして5人の中では一番良く私相手に保ってたと思うし、動きも良かったわ」
「は、はぁ、そうですか……………でも、結果的に負けちゃいましたけど」
「そうね。でもそれは貴方のステータスが平均の少し上程度なだけよ。いわばタダの器用貧乏程度と言えばいいかしら?器用貧乏程度じゃ私に勝てないわよ」
「はぅっ!」
「オールマイティなのは大いに結構だけど、貴方には一撃必殺、突発した部分がないの。まぁ、まだ若いのだしこれから探していけばいいのだけれどもね。自分を鍛えたり、武装を追加したり考えなさい」
「うぅぅぅ…………僕ってそんなに平凡なのかなぁ………」
いや、平凡って訳じゃないんだがな。
しかし、シロナもシロナでバッサリと言うよな。
「で、ボーデヴィッヒさんだけれども」
「な、なんだ」
「教師には敬語を使いなさい」
「す、すまな「敬語を使え、小娘」…………失礼しました」
こ、こえぇぇ。
流石のラウラも涙目になっている。
まるで小動物が狼に遭遇した様に震えているぞ。
というか、シロナが某ホテルモスクワを仕切る元軍人と被った。
「ボーデヴィッヒさんは軍に所属していて、それなりの階級だそうだけど軍ではどういった訓練をしていたのかしら?」
「く、詳しく話したほうがいいのでしょうか?」
「秘匿の部分は結構よ。主に公開されても問題ない程度の訓練を聞かせなさい」
「え、えっとまずは基地の外を兆時間ほど周回、そして二人組になって相手を組み替えたりしながら組手を行い、そしてISを使った訓練を」
「平均時間で言うと十時間以上の訓練かしら?」
「は、はい。大体、それくらいです」
「なるほど。基礎は出来上がっているけど、問題は貴方の戦法と機体の問題ね。なら、まずボーデヴィッヒさんはAICを使用する事を極力少なくすることが一番手っ取り早いわね」
「AICの使用を少なくする、ですか?」
「AICの弱点は前方2メートル弱に物体が近づいたら止める事と、そして集団戦には向かない事、そして多大な集中力が必要になること。これだけ弱点が多ければ対策されやすい。織斑君と私の戦いでそう思わなかった?」
「はい……………では、どうしたらいいのでしょうか?」
「簡単よ。空間認識能力と反応速度を上げる事、そしてこれが一番重要だけど、貴方のISにレールカノン以外の銃器類を増やす事。そうね、具体的に言えば小型ライフルを二つと言ったところかしら。貴方、二丁拳銃を扱った経験は?」
「多少あります。ですが、基本は両手持ちです」
「そう。とりあえず、貴方のISにアサルトライフルかもしくはハンドガンを二つ増やしなさい。そうすると銃を使ったガン=カタなら、貴方に合うんじゃないかしら?」
「ふむ、確かに…………適格な指導、感謝いたします白鳥教諭!」
「確かに敬語を使えとは言ったけど、敬礼されるまでもないわよ」
いい感じに終わったようであり、ラウラはシロナの指摘に感謝しているようだ。
まぁ、観察眼は俺や千冬姉以上だからねシロナって。
…………で、最後の箒なんだが。
「さて最後に篠ノ之さんだけど………………」
「…………ごくっ」
「とりあえず専用機持ちである4人を相手に訓練機を使って訓練すること。以上よ」
「ちょっ、ちょっと待ってください!それだけなんですか!?」
「えぇ、それだけ。それともなに?私の指摘や意見に不満でもあるの?碌に私に攻撃を当てる事、いえ、そもそも武装すら手に持てなかった貴方にはちょうどいい訓練だと思うのだけれど?」
「で、ですが!もう少し他に言う事があるのでは――――――――」
「甘えるなよ小娘」
「っ!?」
するとシロナの雰囲気がさっきまで以上に怖くなった。
なんだか空気が揺れている様に見える。
というか、キレてないか?
「なら言わせてもらうけど、貴方は弱すぎる。俗に言えば雑魚でしかないわね。第四世代を持っている割には所詮その程度なの?しか思えない程だわ。しかも全然扱えていないし、凰さんやオルコットさん以上に感情的になり過ぎて行動パターンが小学生並、いえ、小学生でももっとマシな動きはするわ。貴方、専用機を貰ったから織斑君達と一緒になれたと思って浮かれているようだけど、代表候補や織斑君を舐めるんじゃないわよ小娘。少なくとも代表候補は数百、数千時間もの訓練を重ねている。本人から聞いたけど、織斑君は代表候補生に及ばないにしろ貴方以上に訓練をしているのよ?私はこの学園に来て朝早くから日課のトレーニングをやってて貴方が剣道場で剣を振るってるのを見たけど、ある程度やる事をやって僅か十数分で部屋に戻っているじゃない。織斑君は私と一緒に五時に起きて一時間半以上はトレーニングをしているのにも関わらず貴方は何をしているのかしら?それに放課後のISの訓練の時ときたらなに?たまたま見せてもらったけど、織斑君を相手に他の代表候補生と組んで二対一の訓練をしているようだけど、あれじゃあ織斑君だけしか鍛えられてないわよ。普通逆じゃないのかしら?それに二対一でやっても織斑君に勝てないのにペアを交代して再挑戦って、貴方がバカにしか思えなかったわ。その頭には脳細胞がないの?それとも全てその無駄に肥えた胸に奪われている訳なの?これだけ言ってまだ私に反論するなら、この私を実力でねじ伏せてからものを言え小娘」
「」プルプル
…………………う、うわぁぁぁ。
流石の箒もシロナの正論を言い返せず涙目になったか。
そしてシロナは特に何も言う事が無いと確認すると、五人に背を向け訓練機を片付けに向かうが、他に訓練に来ていた生徒が変わりに片付けようとしているようだ。
そういや、ここ最近シロナって生徒に人気になったよな。
赴任して来て僅か一か月なのに。
とりあえず俺はシロナの元へと向かう。
ピットに戻ってきたシロナの表情は、どことなく疲れている表情だった。
「『白鳥先生』、お疲れ様です。これ、どうぞ」
「あら、織斑君。態々ありがとう。なるほど、低カロリーのチョコレートミルクね。確かに今必要な要素を補うにはちょうどいいわ。ありがたく貰っておくわね」
そう言ってストローを指し、片手で汗を拭き取りながら口にする。
最近知った事だが、カフェインもそうだが低カロリーのチョコレートミルクや果汁一〇〇%のオレンジジュースを飲むといいらしい。
飲み終わったのか、シロナは紙パックを近くのゴミ箱に捨ててタオルを俺に返す。
「で?タイミングよく私の前に現れたんだから見てたんでしょ?」
「はい。予想以上に凄かったです。まさか連戦して、連勝するとは」
「単にあの子達の動きが読みやすかった、素直なことを言えば事前に戦い方を研究していたからもあるわね。私がISに触れたのは最近の事なんだし、これくらいしないとね」
「それで………箒達はどうでしたか?強く、なれると思いますか?」
「本人達次第でしょうね。私のアドバイスを受け入れるか、私のアドバイスを無視するか、それとも…………私のアドバイス以上の事をするかでしょうね」
「箒に対して、少し厳しい感じでしたけど」
「あの子にはあれくらいが丁度良いのよ。圧倒的に経験や技量、訓練量がアナタや候補生たちよりも少なすぎる。いくら剣術を学んでいて、多少鍛錬してても意味ないわ。人間、最低ぶっ壊れる寸前まで鍛えなきゃダメよ。甘やかしてたら、せっかく秘められた才能が腐ってしまうわ」
あぁ、その言葉を聞いて思い出すなぁ。
シロナによる徹底的な訓練方法が、今でも思い出せる。
俺もぶっ壊される寸前まで鍛えられたからな。
まぁ、そのお蔭で世界最強だの、雷光の剣神などとか言われてるけども。
「さて、私はこれからシャワーを浴びたら仕事に戻るわ」
「はい。じゃあ、また後で会いましょう白鳥先生!」
「私は貴方の恋人じゃなくて、教師よ」
そういってシロナは更衣室へと入って行った。
………………そうだったな。そういや、いまのシロナは俺を知らないシロナなんだよな。
まぁ、例えシロナが俺を知らなくてもまた頑張ればいいだけさ。
半年で好き、愛しているって言わせたんだし、多少一年や二年掛かっても諦めない。
待っててくれよ、シロナ。
今度も絶対に、俺を好きになってもらうからな。
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夕方七時。この時間帯は生徒達が夕食を摂る時間帯であり、席が殆ど埋まっている。
そして食堂の隅の席にはシロナと戦った五人の専用機持ちと、四組の専用機持ちである更識簪が座っていた。
「…………で、完膚無きまでやられたと?」
「完膚なきまでじゃないわよ!す、少しは手古摺らせたくらいなら………」
「鈴、見栄を張るな。現に交代で白鳥教師に挑んでも攻撃を当てる事が出来なかったのだ。捏造するとは見っとも無いぞ」
「うぐっ………あ、アンタは悔しくない訳!?あそこまでやられて、そして最後にボロクソ言われたのよ!?」
「加えて正論だったから、全てにおいて負かされた感じなんだよねぇ」
「まぁ、悔しくないと言えば嘘になるが白鳥教諭の言う事は尤もだったし、反論は出来ん。白鳥教諭は本当にただの教師なのだろうか………とてもそうには思えんのだが」
シャルロットは乾いた笑みを浮かべ、ラウラはシロナの経歴を思い出しながら自分の夕食であるパスタを啜るのである。
ラウラの言葉に反応したか、簪がシロナの経歴が書かれた紙を机に置く。
「…………ラウラの言う通り、白鳥先生がただの一般人とは言えない経歴がある」
「これは…………」
「白鳥先生のことが書かれた情報か?よくこんなものが手に入ったな」
「………お姉ちゃんに頼んだら、快く調べくれた。それよりも、ほら。これを見て」
「白鳥 白雫。日本人の母とドイツ人の父の血を持つハーフ。軍事経歴あり。僅か10代という若さで大佐でありながら諜報部に所属しており、数多くの事件を情報操作で解決してきた。稀に自ら事件に向かうが部下を一人も付けずに単騎で解決。彼女の観察眼と天才的な頭脳と話術を買われたのか各国の軍人を鍛え抜いたとのこと。軍歴を隠し、一流大学であるハーバード大学では首席で卒業。家系に関して探ってみたのだが、探らせた諜報部員は帰ってこなくなるそうだ。家族構成は父母、祖父母の5人家族ということだけは本人の口から分かったとのことである。……………なんだ、これは……………」
「聞けば聞くほど謎ですわね、白鳥先生は……………」
「ドイツの父がいるってことだから、ラウラあたりは知らないわけ?」
「知らん。それに白鳥教諭の父親の名前が分からなくては意味がない。簪、白鳥教諭の家族についての情報はないのか?」
「…………ない。白鳥先生の情報に合った通り、家族構成以外しか分からなかった。暗部や諜報部に探らせて、誰一人帰ってこないってことだし少なくとも家族がいるってことはわかってるんだけど………」
「まぁ、なんにせよ警戒する理由なのは間違いないがな」
「……………一夏にこの事を話さなくていいの?」
「話しても意味ないわよ。知ってるでしょ?アイツ、妙に白鳥先生に懐いてるし」
「……………うん。確かに」
「織斑先生や山田先生の時とは違って、なんだかその…………一夏が白鳥先生に好意を抱いてるって感じがするしね………………」
「「「「「「……………………………」」」」」」
誰もがその場で静まり、シロナの情報を見つめる。
そう、5人がシロナに挑んだのは怪しいからという理由でもあり、何より一番の理由がなぜ一夏に過剰なまでに懐かれているのかという事なのだ。
シロナからすれば、箒達の八つ当たりにしか思えないのだがそうは言ってられない。
一夏がシロナの事を話さない限りは、箒達はシロナを警戒するだろう。
だがシロナが赴任してから1か月が経つが、学年問わず生徒達との関係を良好に築けているし、むしろ生徒達から色々と相談を持ち掛けられることが多い程だ。
中でもシロナの戦いに感動し、ファンになる生徒達もいるのである。
情報にだって、怪しい事には変わりはないのだがIS学園や生徒達に危害を加える様な危ない要素は存在しない。箒達のアドバイスもそうである。
シロナが仮にテロリスかなにかだとしても、態々単身で敵地に来ないだろうし、それに箒達が強くなるためのアドバイスなどをしたりしないだろう。
「うがああああああああああああ!!考えれば考えるほど分からなくなる!!」
「そうだね。とりあえず、白鳥先生の事はまた今度にしようか」
「そうだな………………それよりも、一夏がさっきから見当たらないな。いったいどこで油を売っているのだ」
「一夏さんなら外で刀を振っていましたわよ?もしかすると、まだ振っているのでしょうか?もう7時半を回りそうなのに…………」
「さすが嫁だな。食事の時間をずらしてまで鍛錬とは、私も白鳥教諭にも言われたように見習わなければな」
「………………………」
「?? どうかしたの、箒?なんだか浮かない顔だけど?」
「いや、なんでもない………………」
そういって箒は残っている夕食を食べ終え、部屋へと戻るのであった。
シロナに言われた言葉が、箒の中で未だ残っているのである。
箒自身がこれからどうするのかは、箒次第であるが。