今回少し短めです
‘ザッザッザ’
とある古ぼけた神社、[博麗神社]とある神社の鳥居の前に一人の少年?が立っていた
少年?はあたりを軽く見回し、呟く
「.....ここは変わってねぇなぁ」
誰に言うでもなく言葉に出したそれはどこか悲しげな、そして懐かしむような声色
「良くも悪くも」と付け足して、少年?は一呼吸置き何もない空へ手のひらを向けて小さく一言
『開け』
そうすると何もなかった場所が‘ぐにゃり’とネジ曲がり、少しずつ広がってゆく
次第にそれは止まり、人一人通れる大きさとなった
少年?はためらうことなくそれに入ってゆく
そうして少し時間が立つとそれはゆっくりと縮まってゆき、終いには何もなかったかのような静寂が訪れた
..........
薄暗い森の中、空が突然ひび割れたかと思うとそこから一人の人間らしき人物が出てくる
『閉じろ』
少年?がそう言うと空間が元へと戻ってゆく
「あ〜〜、楽じゃねぇな。久々だからか霊力消費が想定より倍近くも.....」
そう言いながらポリポリと頭をかく
そうしてあたりを見渡すと木々の隙間から長い石畳の階段が目に入る
「...今代の博麗の巫女を拝みに行きますかね」
少年?はそう言い体を浮かす
そしてそのまま階段の先、神社へと向かう
..........
‘サッサッサ’
神社で箒を使って落ち葉を集めている巫女服の少女
名を博麗霊夢。博麗の巫女、ここ幻想郷の守護者的立ち位置である
実力もある。だが致命的なことにこの少女は極度のめんどくさがり屋である。実に勿体ない...
そんな彼女がこのような行動を取っているのは訳があった
「...あーめんどくさい、なんで私が.....ブツブツ.....」
「ほらほら〜口より先に手を動かせ〜」
彼女の数少ない友人である霧雨魔理沙。
男勝りな性格で誰にでもグイグイと来ては仲良くなる。完全なる陽の部類である
言い方を変えれば遠慮がないとも言えるが...
一見間逆な2人、だが仲は良い
霊夢の家に魔理沙が良く遊びに来るのだが、今日魔理沙が来た際に魔理沙が落ち葉のことを指摘
「ならあんたがやりなさいよ」と言う霊夢と「お前の神社なんだからそのくらいはしろ」と言う魔理沙
決着はつかず、弾幕ごっこを行い、負けるはずがないと油断していた霊夢に魔理沙がその隙をついて勝利
敗者である霊夢は言われた通り神社の清掃をしている...という事なのである
「..........」
「..........ズズズ」
めちゃめちゃ不機嫌な霊夢を見ながら霊夢の家から勝手に取り出した茶をすする魔理沙
嫌そうながらも着々と落ち葉を集めてゆく霊夢
これが彼女たちの日常風景
「...これが終わったらもう一回勝負しなさい」
「へっへー、いいぜ受けて――
会話をしていた2人
だがそれは途切れた
「よ、ここで合ってるか?博麗神社」
目の前の男によって
..........
「よ、ここで合ってるか?博麗神社」
目の前の男が私達に話しかけてくる
だけど答えなかった。いや‘答えられなかった’
私も魔理沙も
(なん、なのよこのプレッシャー!?ばっかじゃない!?)
気圧されていた、男から放たれるプレッシャーに
それは圧倒的、私や魔理沙、大妖怪を優に超えていると思う
いつからいた?どうやって来た?この圧は何?頭の中で疑問が浮かんでいく
殺気と敵意が混雑したそれに、金縛りにでもあったのかと思ってしまうほどに体が動かなかった
沈黙、それを破ったのは男だった
「.....なぁ、聞いてるか?」
「...お前は、誰だ」
魔理沙が声をひねり出して男に質問をした
男は少し考えたような仕草をし、やがて
「.....外来人、かな?部分的にだけど」
「...ねえ、あなたは敵かしら?」
私は最も聞きたかったことを聞く
結果はわかってた。けどもしかしたら〜って
でも帰ってきた答えは予想道理、最悪の結果だった
「逆にこんだけ殺意向けてて敵じゃないなんてこと、あると思うかい?」
「だよな!!」
魔理沙が臨戦態勢になりそばに立てかけてあった箒を使い空中へ、私はすぐさま男と距離を取り札とお祓い棒を取り出す
「先手必勝!!」
魔理沙が八卦炉を男に向ける。そして私も続けざまにスペルカードを放つ
「恋符 マスタースパーク!」「霊符 夢想封印!」
「.....やったかぜ?」
「...そうね、これでやられてくれればいいんだけどね」
‘ブワッ’と砂埃が晴れ、傷一つ無い男が出てくる
「ん、いいんじゃない?」
「...火力には自身あったんだけどな...少し凹むぜ」
「まぁまぁ、オレが相手じゃなかったら結構いい線いってたぜ?」
余裕そうに言う男に私と魔理沙は苦虫を噛み潰したような表情になる
魔理沙はまたマスタースパークを打てるように八卦炉を構え、私はお祓い棒を構える
「.....なぁ、これ勝てるか?」
小声で私に問いかける魔理沙
らしくないなと思いながらも自分たちがここで負けた場合を考える
「勝てる勝てないじゃない、ここで負けたら終わりよ。だから―――
絶対勝つのよ!!」
「...へ!そうだな、なんだからしくなかったな私。やってやるぜ!」
「その心意気やよし、覚悟は問題ないかな.....けどまぁ」
‘ガシ’
「ぇ―――
(いつの間に魔理沙の顔を掴んで―――
「覚悟だけじゃぁできねぇこともあるんだよ」
男が魔理沙の顔を掴み森の方へと投げつける
木々がへし折れるような途轍もない轟音が鳴り響き、背筋が凍りつく
嫌な汗が流れる
「魔理沙!!」
「.....一人」
男に向き直ろうとするが
瞬間男が視界から消え
「.....二人」
背後から男の声
その声を最後に、私の意識は途絶えた
..........
「おっと」
糸が切れた人形のように力が抜けた巫女服の少女を抱き寄せ、擬態を解く
覚悟は上場、実力はまぁまぁか
少しやりすぎたかなと思っていたところに、空間が裂け、ぐにゃりとネジ曲がる
そこから金髪ヘアーの美女が出てくる
えーと、なんだか少し怒ってらっしゃる...?
「な、なぁゆか「やり過ぎ」すみませんでしたぁぁ!!!」
俺はすぐに謝った
そして少女2人が目覚めるまでお説教をくらったのだった
急展開!+最後のところ皆置いてけぼりだっただろーなー
まぁ次回で説明されるので!はい!
最後に
読んでくださりありがとうございました!