今回の検証から大体俺がどんな能力を持っているかがわかった。
俺はこの呪術廻戦の世界を落書き帳のように扱うことができるのだろう。
まずイメージとして、呪術廻戦の漫画に俺というキャラクターを描き込んでこの世界に干渉していると考える。呪霊に襲われたのに怪我をしなかったり、走ったのに疲れなかったのは俺と言うキャラクターに怪我をして痛がったり、息切れしているなどといった描写がされていなかったためであると考えられる。
そして、空中浮遊と物体の生成について。これらは多分俺の画力や想像力が関係しているのではないかと考えた。空中では静止していて直線的な動きしかできず、りんごやビームは形は歪だったりクオリティの低い見た目だが謎の立方体や円盤などの単純な形状のものは綺麗に生成できた。俺の画力はせいぜい美術の成績で5段階中3程度なので正確な絵が描けないためこんな結果になったのだと思う。
そして最後に、物体を紙のように扱う能力。これは今のところ呪霊や無機物を千切る、破るなどといったことができる。これは気に入らない漫画の絵の部分を手で破いたりするイメージだ。
しかし、これらの能力は呪力やなんか特別なエネルギーなどを使った感じはしなかった。そのためこれは俺の存在がこの世界のものとは異なるためだと考えられる。
つまり具体的な原因はわからないが
と言うことなのではないだろうか。転生や憑依ではなく文字通り漫画の中に入り込んだと言うことなのだろう。いわばこの能力は二次元より上にいる読者たちが漫画に落書きしたり、破ったりするただの行為であると考えられる。
だから、もともと次元が呪術廻戦の世界より高い俺がこの世界を落書き帳のように扱えるのだと考えた。しかし漫画の世界に入り込んでしまったと言うことは多分俺は三次元よりも下になってしまったのだろう。普通にこの世界の人と話せたり、逆に紙に描いた絵のように落書きしたり破いたりするといった感じで干渉できることから両方に手が届く多分2.5次元くらいの存在にでもなったのだろう。失った次元はもしかしたらこの世界に入る前に感じたあの喪失感が関係しているのかもしれない。
「とりあえず、なんとなく考えはまとまったが我ながら2.5次元の存在っていうのもおかしな話だな。しかし能力についてわかったけど、これからはどうしよう?」
俺は今後の目標について考えてみた。
一つ目は元の世界への帰還方法を探す。これはまず一番大事な目標である。あの世界には大切な家族や友人もいる。いきなり会えなくなるなんて嫌だな。
二つ目は原作への介入。最初の方は逃げようとしていたがあくまで自衛能力がはっきりとしていないためであったためである。正直この世界では中途半端な力で呪術に関わってしまったら真っ先に死にかねないだろう。しかしここまで強力な力があるのだから多分巻き込まれても死なないだろうしせっかくならハッピーエンドにもしてみたい。
「今思いつくのもこれくらいだし後は身近な問題である衣食住について考えるか」
物体の生成で作ったりんごは正直不味かった。なんていうかもそもそしてて味もなんか薄かった。服や家は正直俺の画力がなくて作れそうにないな。豆腐建築は流石に目立ちすぎてしまう。
「仕方ないからそこらへんの地面を千切って穴を作ってそこで一晩過ごそうかな」
そう言って座っていた岩から立とうとした時
「おい、お前少し前に歌姫と話してた奴だろ。こんなところで何やってんだ」
「あ」
少し前に逃げてきた最強の片割れに見つかった。
今後の妄想が捗らない....
評価してくれると嬉しいな
|・ω・*)チラ
[壁])≡サッ!!