誰か助けて.....
一方その頃
「あー、クソッ!!全く見つからねー」
「どうしたんだい?悟」
最強の二人は教室で休み時間中に喋っていた。
「いや、この前の京都の用事の時に歌姫がナンパしてた奴がいてさー」
「へー、あの歌姫先輩が?」
「そうなんだよ。で、そいつが呪霊の被害者だったんだけど少しおかしくてさ」
「何がおかしかったんだい?」
「その呪霊は俺が現場に行った時にはもう祓われた後だったんだ」
「いったい誰が!?。まさかその被害者が呪術を扱えるのかもしれないということか!?」
「いや、わからない。だけどあいつは何かしらの手段で呪霊を祓った。それも一級か二級レベルのを」
「呪術を学んでいない一般人が一級か二級ほどの呪霊を祓うとは。それとなぜ呪術と断定していないんだ?悟の六眼なら術式もわかるだろう?」
「いや、何も見えなかった」
「は?」
「俺は確かにあいつを見たが、何も見えなかった。術式や呪力も何も見えなくてまるで無機物でも見てる感じだった」
「そんな人間がいるのかい?」
「天与呪縛っつうのがあるが、あれは呪力や術式を犠牲に異常な身体能力とか得たりするもんだ。だけどあいつは瞬間移動みたいな方法で俺から逃げたからその線は薄そうだ」
「なるほど、もしかしたら悟の六眼を欺くほどの阻害系の術式の可能性があるかもしれないな。それはそうとして悟はなぜそいつを探しているんだい?」
「いや、京都でイライラしてて呪霊祓ってストレス発散しようとしたらもうすでに祓われてて、しかも祓った奴にも逃げられたとかで余計腹たって捕まえてボコろうと思ってる」
「はぁ、悟、まるで子供みたいだよ」
「あぁん!?」
「まあ、こっちも任務とかで見かけたら伝えるよ」
そう言って夏油は教室から出て行った。
「チッ、ぜってぇあいつ見つけてボコボコにしてやる」
「ぶぇっくしょん!!」
なんだろう。俺は何もしていないのに誰かの怒りを買ってしまった気がする。
俺は美術用品店に来ていた。理由は自身の能力の強化のためである。
俺のこの能力の中でビームや物体の創造には画力が関係してくる。絵が上手いほどより正確で繊細なものを創造したり。派手なエフェクトや力強い描写ができるようになることでより威力の高い技が使えるようになる。これは以前の能力の検証でわかったことだ。簡単な直線が多い図形は寸分の違いもなく大量生産できた。技も派手さはない簡単なエフェクトのない物体の切断などは可能だった。
「さて、とりあえず入ってはみたが色々種類が多すぎるな...」
正直今まで美術の授業でしか絵に触れてこなかったから何を買えばいいかわからない。ペンや筆だけで何種類あんだよ。とりあえず鉛筆とか消しゴムでいいかな。
「お?」
俺は一冊の本を見つけた
「『戦う漫画家(志望者)!!』....なんだろう、なぜかすごく惹かれる」
手にとって読んでみるとそこには多くの漫画の戦闘シーンなどについて細かく説明がされていた。どうやら初心者の俺でも理解しやすい内容だったようだ。
「戦闘シーンか....確かにこれなら俺の能力と噛み合っているな。よし買おう」
俺はいくつかの画材とその本を買って店を後にした。
本のおかげで何を描くか方向性が定まりそうだな。
「『そんなに現実な画を求めるならば 実写映画や写真を眺めていればいい』か。なるほどな、確かに漫画みたいな能力だし現実に忠実でなくても空想上のおかしなことも色々できそうだな」
冷たい炎とか、液体みたいな金属とかもいいな。
さて、どんな絵を練習するか。
評価してくれると嬉しいな
|・ω・*)チラ
[壁])≡サッ!!