白部屋のフィジカルモンスター   作:うぇいぱー

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日間ランキングにコレがありました。嘘やろ。
皆様、本当にありがとうございます!!!
また、誤字報告などめちゃくちゃ助かります!陳謝。


6.

 

先に言おう。初動ミスった。

 

初めての、青い空から晴る光が注がれる、暖かい教室というものに、俺はワクワクしすぎてしまったのだ。

 

無機質で、目が痛くなるような電灯が、光を投げつけてくるところとは、何一つ似つかないそんな場所に。

 

教室のドアはスライド式だった。

 

ガラガラという音が、轟速で辺りに雷鳴のように響いた。

 

おもっくそ強く引きすぎて、俺は、片手に外れたドアを持ったまま、教室へと足を踏み入れてしまった。

 

目の前に広がる、え、何こいつと言わんばかりの視線。

 

清隆、友達が出来なさそうなのは、どうやら俺の方のようだ。

 

「す、すみません…」

 

怪奇の目を向けてきた数人に、俺はちょこちょこ会釈をしながら、外れてしまったドアを元に戻そうとしていた。外面は平気を装ってはいるが、内心の沈みようは海溝レベル。

 

ああクソっ!全然ハマんねぇなぁこのドア!

 

「大丈夫か?良ければ手伝おうか。」

 

そんな俺に声をかけてきたのは、スキンヘッドのケツアゴ君。

 

一目見て分かった。こいつは、磨けば光るな、と。

 

制服の上からでも分かる、バルクのある肉体を宿している。パワータイプだな、昔の俺みたいだ。細かく筋肉を動かす意識と、力に緩急をつける技術を身につければ、かなりいいところまでいくだろう。

 

「すまん、助かるよ…」

 

「気にするな、同じクラスメイトだしな。俺は、葛城康平という者だ。これからよろしく頼む。」

 

葛城は、そう言いながらドアを凹みにはめてくれた。良い奴だなお前。

 

「ありがとう葛城。俺は西園寺廻那。…いきなりこんなこと言うのは気色が悪いかもしれんが、素晴らしい肉体をしているな、お前は。」

 

俺がそう言うと、葛城は少し驚いたような表情を浮かべていた。

 

「ん?どうした?」

 

「いや…てっきり、この頭のことについて聞かれると思ってだな。…持病なんだ、無毛症というものでな。」

 

「あ、そうだったのか。めちゃくちゃ似合ってたから、微塵もそんなこと思ってなかったわ。」

 

「嬉しいことを言ってくれるじゃないか、西園寺。それに、筋肉に対してもな。お前もトレーニングを嗜む感じか?」

 

「そりゃもう当然!今度暇があったら、敷地内のジムでも見に行こうぜ!」

 

「ああ、是非とも頼む。」

 

俺は、葛城康平という同士との会合に胸を躍らせた。

これからの成長、期待させてくれよな。

 

「あ、座席表どこ?」

 

「座席表は教卓の上にあるぞ。あそこだ。」

 

「サンキュー葛城!また後でな!」

 

葛城に、座席表の場所を教えてもらい、自席の位置を確認する。

窓際の暖かそうな席だった。

 

隣の席は…なるほど、坂柳有栖さんね…坂柳?

 

微妙な疑問に引っかかりを覚えつつ、俺は自席へと赴いた。

 

隣の席の坂柳さんが、絶対女の子がしちゃいけない顔をしていた。

 

「ど、どうして貴方が、ここに…。」

 

「え?…いや、隣なんで。あ、俺は西園寺廻那!よろしく坂柳!」

 

「え、は、はい。よろしくお願いします…。坂柳有栖と申します…。」

 

よそよそしい感じの子なのかな?あまり目を合わせてくれない。で、苗字が坂柳ね、十中八九、理事長のご息女だろうな。

 

…それにしても、何だか懐かしい気がするんだよな。昔から、坂柳の気配を知っているような気がする。

 

「坂柳…俺たちって、もしかして会ったことあるか?」

 

「えっ…そ、そうでしたっけ?申し訳ございません、私の記憶には少々…。」

 

「あー、なんか変なこと聞いちゃったね。ごめんな。」

 

うーん…恐らく誤魔化してますね。

 

ホワイトルームのことも、知っていておかしくはないだろう。俺、なんかしたかなぁ…後で、理事長に聞いてみよ。

 

思考に耽っていると、担任と思わしき男性が教卓の前へと立っていた。

 

「まずは入学おめでとう。Aクラスの担任を務める真嶋だ。これより、本校の資料、次いで各々の学生証端末を配布する。前の者は順序、後ろへと流してくれ。」

 

俺の手にも、パンフレットとやらが渡ってくる。一通り目を通したが、入学前に受け取った資料と、ほぼ変わらないことが書いてあった。

 

学生証端末の方だが、とんでもないハイテク機器だ。ほとんどスマートフォンと変わらない、SNSも多少の制限はあるとはいえ、使えそうだ。

 

「では、これより本校の説明に入る。」

 

そう言って真嶋先生は、高度育成高等学校の独自のルールについて説明し始めた。

 

・全寮制で、敷地外への外出と外部との連絡が禁止。

 

・3年間、クラス替えはなし。担任も3年間同じ。

 

・買い物には端末のポイントを使え。Ptは毎月一日に支給、今月は10万。「なんでも」買えちゃうぞ。

 

ぐらいかな、大事そうなのは。今月のお小遣いが10万と言われた時は、周りの皆はかなり驚いていたが、すぐに話に耳を傾ける姿勢を取り戻していた。

 

…本当にお前ら高校1年生か?優秀すぎない?

俺なんか、松雄さんから大金貰った時、馬鹿みたいに喜んでたのに。

 

坂柳は、何やら考え事をしていたようだが、恐らく俺と同じように「毎月一日支給」と「今月分の10万」の、叙述トリック的な先生の発言に、違和感を覚えたのであろう。

 

「以上で説明を終える。なにか質問のあるやつはいるか?」

 

横から、はい、という芯のある声が聞こえた。

今は凛々しいんですね、坂柳さん。

 

「坂柳か。今答えられる範囲で、質問に答えよう。」

 

「ありがとうございます。先程、先生は毎月一日にポイントが支給されると仰っておりましたが、来月にも10万ポイントが振り込まれる、という認識でよろしいのでしょうか?」

 

「…先に話した通り、毎月一日、来月で言えば5月1日にポイントが振り込まれることになる、例外はない。」

 

え〜質問に答えろよ〜。

 

俺、毎月10万貰いたいんだけど。あっ、答えられないのか。この質問に。

 

「…そうですか、ありがとうございます。」

 

「他に質問のあるやつは…いないな。これから先、入学式までの時間は各自自由とする。規定の時間までには、廊下に並んでおくようにしておいてくれ。」

 

坂柳が先生との質疑応答を終え、先生が教室から出ていくと、クラス内には若干、懐疑的な雰囲気が漂っていた。

 

こいつコレが目的だったな、鋭い思考を見せつけて、クラス掌握ってか。

 

「…やるねぇ坂柳。」

 

「そ、そうでしょうか?私はただ、先生に質問をしただけですよ…?」

 

やっぱりなんで俺と話す時、そんなたどたどしくなるの。

 

「…さ、西園寺君は、気づいていましたか?先生の発言の、本当の意図に。」

 

お、質問してきてくれた。嬉しい。

 

「まぁ一応…。それに見て、あの監視カメラの数、明らか不自然でしょ。お前らの実力見せてもらいますよ、って言ってるよあいつら多分。…ここは強制教育機関かっつーの。」

 

最後の言葉は、小声で坂柳にしか聞こえないように言ったが、監視カメラ云々に関してはちょっと声を張り上げた。

 

有能アピールして、さっきの愚行の汚名返上しないと…。

 

「ふふっ、やはり…流石ですね。」

 

あ、ウケた。ホワイトルーム、知ってるの確定です。

 

「…てかやっと、普通に目を見てくれるようになったな。」

 

「あっ…。」

 

…おい、言ったそばから目を逸らすな。おい。

 

「皆、ちょっといいか。」

 

坂柳とのガタガタなやり取りを終えた所で、葛城が、磐石な声を教室に響かせた。

 

「入学式までの間のこの時間、少しでも交流を深めたい。そこで、自己紹介の機会を設けたいと思うのだが、どうだろうか?」

 

賛同の声が続々と上がる。葛城は、指導者気質があるタイプか。クラスの内情とか温和に調節できそうな、そういう方向のリーダータイプ。

 

「ありがとう皆。俺は葛城康平だ。中学時代に、生徒会を務めていたこともあり、この高校でも生徒会に入る予定だ。趣味は、運動といっても筋トレが主だ。これからよろしく頼む。」

 

拍手が、まばらに生まれた。よろしく(マッスルメイト)よ。

 

葛城を皮切りに、各々自己紹介をこなしてゆく。そして、隣の坂柳に、番に回ってきた。

 

「坂柳有栖と申します。先天性の心疾患を持っているため、運動はからっきしですが、その代わり勉学は得意ですので、学力でこのクラスに尽力出来たらと思います。チェスが趣味ですので、できる方は是非とも、お手合わせ願います。よろしくお願いします。」

 

儚げな表情を浮かべながらも、自らの芯を貫くことを厭わない、まるで女王のような覇気が、教室にほとばしる。

 

お前誰だよ。おどおどしてよ。

 

だが、俺の目に入ってきたのは、背丈とは似ても似つかない、大きな「自己」を誇示しつつの挨拶だった。坂柳のリーダーシップも高級品だな、これは。僭主政治とか始めそうなタイプだけど。

 

故に、葛城と坂柳の二大巨頭体制が完成すれば、このクラスの全体的な能力が、ぐんと跳ね上がるだろうな。

 

あ、俺の番か。

 

「西園寺廻那です。まず教室のドア外しちゃって、本当にすみません!幼い頃から、力だけはあるもので…。でも、それを活かした身体の使い方は心得ているので、運動方面で活躍したいなと思います!よろしく!」

 

割とウケてた。耐えた〜。

 

そうして無事、自己紹介のターンが終わり、その後の入学式も順当に進んでいった。

 

生徒会長が、この学校は「完全な」実力主義だ、とか言ってたのが引っかかったが。

 

入学式終わり、短いHRを終えたAクラスは、下校指示を受けた。

 

葛城に、ジムを見に行こうと言われたが、ごめんと断った。

 

すまんな、今日は教育データを渡すために、理事長に会わなきゃいけないんだ。連絡先は交換したけどな。

 

その前に用を足しておこう、と思いトイレへと向かったが、1年生フロアの個室が空いていなかったため、仕方なく、2年生フロアのトイレを借りて、出すもの出してきた。

 

…先程から感じる、この違和感はなんだろう。残尿か?

 

いや違うな、視覚的に見て、明らかな違和感があることに気づいた。

 

まず、明らかに生徒数が少ない。確か1クラス40人、学年全体で160名のはずだが、所々席数の差が見られる。AクラスからDクラスにかけて人がどんどん少なくなっている気がする。

 

また、Dクラスの先輩を筆頭に、目が死んでいる覇気のない人間や、素行不良が目立ちそうな人間が多く存在していた。

 

2年生フロアだからかもしれない、と考え、興味本位で3年生のフロアにもお邪魔をした。結果は、2年生程ではないが、生徒数が少ないことに変わりはなかった。

 

それに、規則性でもあるのだろうか、やはりAクラスからDクラスにかけて生徒数が減少しており、人となりも、おおよそ良いとは言えそうにない人間が、下位のクラスに所属していた。

 

下位?…当たり前のように使ってしまったが…なるほど、しっくりくる。

 

「新入生が3年生のフロアにいるとは、珍しいな。」

 

眼鏡をかけた、体幹の良さそうな先輩に声をかけられ、俺は思考を1度止める。

 

「って、生徒会長じゃないですか。会長挨拶、よかったです。」

 

「ほう、それはありがたい限りだ。して、なぜお前はここにいる?」

 

生徒会長、堀北学は俺の事を試すような視線を向けてきた。レンズの奥側から、凛々しい瞳が訴えかけてくる。

 

えぇ…なんでそんな目で見てくるの?

 

排便のついで、とか言えねぇよ…。それっぽいこと言わないと…。

 

ホワイトルーム仕込みの脳ミソをフルで活用し、自分の思考を纏めあげる。

 

毎月一日のポイント支給、今月は10万、生徒数の減少、クラス格差、クラス替えはなし、生徒会長の…。

 

あ。

 

「完全な実力主義、ね。この学校、趣味悪くないですか?」

 

先程に組み立てた仮説を結論にすべく、そしてこの状況を打破すべく、俺は生徒会長の言葉を借りて、それっぽいことを言ってみた。

 

生徒会長は、ニヤリと笑みを浮かべていた。

 

…大当たりらしい。あぶねぇ〜!

 

「お前、名前は?」

 

「西園寺廻那です。クラスはAクラス、将来有望らしいです、俺。」

 

俺も会長に負けじとニチョニチョしとく。仮説大当たりしたらしいのでね、嬉しくなっちゃった。

 

あ、そんな目しないでください。

 

「…西園寺か、覚えておこう。西園寺、今時間はあるか?」

 

「…あ、俺こんなとこいる場合じゃなかった。理事長室って何処ですか。」

 

「理事長室だと?…お前は、予想以上の大物のようだな。ついてこい、案内してやる。」

 

「え、いいんすか?」

 

「問題ない。元々俺は、方向が同じ生徒会室へ向かう予定だったからな。」

 

か、かいちょぉ〜(感涙)

 

「…それにしても、こんなに早く、この学校のルールに気づいたとはな。」

 

「明らかに不自然なところが、ちらほらありましたからね。監視カメラの数とか、上級生の人となりとか、人数とか。…どーせ、来月は10万貰えないんですよね?」

 

「…!そこまで気づいていたのか…。」

 

やっぱりそうなんかい。すまんね会長、今確信しちゃった。

 

「…この情報って、1学年全体に流したらどうなるんだろ。」

 

ボソッと出てしまった、ささやかな興味。

 

「なっ!…それはさすがにやめておけ、西園寺。この4月は1度、仮初の平等を用いて、個々人の自律を促すための大切な一月だ。…聞いた俺側にも、責任があるか…。」

 

へぇ、結構色々考えられてるんだ。自主性を促し、社会の荒波に揉まれて病まないためのカリキュラムなのかな。

 

そう考えていると、俺の学生証端末から通知音が鳴り響く。

 

「西園寺、これはお前へのこれからの期待と、少しばかりの謝罪料だ。受け取れ。」

 

西園寺廻那、所持ポイント110万…?????

 

「あばばば、ばば、ば。」

 

「さ、西園寺…?」

 

松雄さんによる、一般的な金銭感覚講座が、ここで牙を剥くとは思わなかった。

 

何してんだこの人、金の亡者か。

 

「あ、ありがとうございます。」

 

絶対このこと、人に言わんとこ。でもまぁ、気づいてるだろう清隆には言ってもいいかな。

 

てか、あいつなんでDクラスなんだよ。

 

暗躍者ポジションってのにまだ憧れとかあっちゃったりするの?

 

あいつ「実はオレ最強でした」ムーブが、なまじ出来ちゃうのが本当に良くない。厨二病が。

 

「ああ。先に言った通り、お前には期待している。頃合いを見て、お前を生徒会へと推薦したい、と思うほどにな。丁度近いうちに部活動紹介がある、興味があれば、生徒会の紹介を見てくれ。」

 

理事長室はまっすぐ行って左だ、言い残すと、堀北会長は踵を返していった。

 

…わざわざ近くまで着いてってくれたのか、清隆の動機推測してたら行っちゃったよ。

 

てか会長、用事がプライベートな事だと想定して、ここでの退散とは、配慮の鬼だな。

 

ポイントが、送金されたついでに、連絡先も貰っていたため、メッセージで一言感謝を伝えて、俺は理事長室へと向かった。

 

 

 

 

「失礼します。坂柳理事長。」

 

ドアをノックし、荘厳な扉を開けて理事長室へと入る。

 

「おぉ、西園寺君か。大きくなったね。」

 

「え、俺の容姿を知ってるんですか。」

 

「有栖と共に、ホワイトルームへと見学に行くことが多かったからね。…君が、いや君たちがこうして無事にここへ来れて、本当によかったよ。」

 

あのバカ(清隆)は、ここでむちゃくちゃ練度の高いごっこ遊びする予定だけどな、多分。

 

つか、やっぱり坂柳のやつ、ホワイトルームで俺と会合してるじゃん!

 

「えぇと、娘さんと一緒に、ですか。…俺多分、手振ってましたよね?」

 

あの頃の坂柳は、手を振り返してくれたのに…。今じゃ目も合わしてくれないぞ。

 

「あぁ…マジックミラー越しにね…。そういえば、西園寺君は有栖と同じAクラスなんだってね。…仲良くしてくれると、助かるよ。」

 

理事長は、少し微妙な顔をしながら俺にそう言った。

 

「あー…それなんですけど、娘さん、俺となんか気まずい感じらしくて。…俺なんか失礼なことってしてましたか?」

 

「…君は、血狂った目をしたライオンと友好的になれると思うかね?」

 

おい、どんな例えだジジイ、コラ。

 

…けど、まぁ意味は分かる。人生で、運動という行動を禁じられてきた、か弱い少女が、目の前で、鉄パイプを捻り切る人間に出くわしたら、本能的に危険だと感じざるを得ないだろう。

 

坂柳にも、忌避の目を向けられるの、ちょっと嫌だな。

 

いや、俺はもう自由になってやったんだ。白い部屋に固執して、あそこの基準を持ち込むな。

 

…よし、少しづつ坂柳有栖との交友を深めていこう。高校生活中の目標だ。

 

「理事長、例えとしてその話は、分かりました。でも、俺はもう、あの部屋にはいないんです。周りの人間も、あの部屋の人間じゃないんです。…俺は俺なりに、成長していきたいと思っています。娘さんとも、必ず仲良くなってみせますよ。」

 

「…私は、君を冷徹な化け物だ、と勘違いしていたのかもしれないね。」

 

どこの初期綾小路だ。…でもまぁ、昔のあいつを見てたら、他の子もそうなのかもしれない、って考えるのも無理ないか。

 

「…あ、理事長、そういえばこれ。」

 

俺は、理事長に悪逆非道データ集を手渡した。

 

「あぁ!そうだったね、拝見させていただくよ。私の方でも、松雄くんのように、情報の拡散をしておこう。…出資者の1人として、君と綾小路くんに謝罪を、申し訳ない。」

 

「いえいえ。生活も環境も最悪だったけれど、俺は人生、そこそこ楽しいんで。」

 

清隆も、そうだといいな。いや、もう結構楽しんでそうだな、実は。

 

「では、理事長、俺はこれで。また暇だったら来ますね!」

 

「う、うぅむ。西園寺君、お元気で。娘ともよろしく。」

 

そう言って俺は、理事長室を出た。

 

…言いよどみがあったのは、気のせいだよな、うん。

 

思えばかなり長い時間、行動をしていた。朝から始まり、そして今、何もかもが刺激的な1日だった。

 

あぁ腹減った。清隆でも呼んで飯行くか。

 





出したいキャラとか、思考が多すぎてほんま。
長いのに見てくれてありがとうございます!

坂柳と西園寺の関係性をどうするか。

  • 付き合え。
  • このままで。
  • 作者の自由でも良し。
  • 最早別キャラと付き合え。
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