ブルアカのガチャってすり抜け多い………!!
アリウス自治区。普段から荒廃しているそこは、少年少女達によってさらに荒れていた。
「くそ、なぜ押し切れん……!」
「こっち4人がかりなのに、何で……!」
──
「弓兵は大人しく弓引いてなよ!」
──お姫様も大人しく城にこもっているものだと思うがね!
無言で放たれるSMGの弾を、手に持った双剣で弾き飛ばす。
「し、死んでくださいぃぃぃぃぃぃぃ!」
──断る!
俺の愛銃は、モノトーンの2丁の銃。この力を使うなら、当然ともいえるもの。双剣を変化させたそれらが火を吹き、轟音と共に放たれたSRを撃ち落とす。そして、その隙を狙ってこちらを攻撃しようとする長髪の少女には。
──
「なっ……!」
手頃な剣を投影し、放つ。当てる気はない。だが牽制には十分。刃で彼女の視界が塞がれた瞬間、転移魔術で背後に周って撃つ。
「ぐっ………!」
「リーダー!」
「奴は、バケモノか……!」
──失礼だな。どこからどう見ても人間だろう?
「人間って思えないことしてるからでしょっ……!」
その言葉を言うや否やロケランが飛んでくる。再び転移魔術で回避。
──お望み通り、弓を引いてやる!
壁キックで空中に駆け上がり、魔術回路を励起。
──投影開始!
投影したのはお馴染みの黒い弓。それを引き、魔力を込める。
──虎の子を見せてやる。
弓の着弾地点が、魔力のオーバーロードによって大爆発を引き起こした。濛々と立ち込める粉塵のなかで、動けない彼女達に問う。
──ようやく、話を聞いてくれる気になったかね?まあ、聞く気がなくとも勝手に喋らせてもらうが。
「何が、目的だ……!」
──ほう、まだ話せるだけの体力があったとは。まあいい。俺がここにきたのは、アリウス、君達を救うためだ。
「私達を、救う……?」
──そう。マダムの支配からな。
「……。」
思い当たる節があるのか、リーダー……錠前サオリは黙り込む。そうだろうとも。
──秤アツコ。このままではどう足掻いても君は死ぬぞ。
「何……!?でたらめを言うな!」
──これがでたらめであればどんなに良かったか。ロイヤルブラッドを、ベアトリーチェが見過ごすはずもないだろう?子供をただの道具などと言う女だぞ?
「そ、れは……。」
──だから、俺は君達を救いたい。君達に、真っ当な生活をしてもらいたい。そう願うのは、間違いか?
そして俺は、彼女達に手を差し伸べる。奇しくも、『運命』と同じ構図。
「……本当に、皆を救ってくれるのか……?」
──約束しよう。
「……わかった。お前を信じよう。」
彼女は俺の手を、取った。