ひろがるスカイ!プリキュア2〜ウバウダー星雲の黒き雲とスカイランドの晴れ渡るソラ達!〜ヒーローガールVS【全ての空を覆う者】無空の鳳凰スカイゼロ!!!〜 作:カイトGT
ここはアンダーク帝国の片隅にある暗き世界ウバウダー星雲。
僕たちは元はアンダークエナジーが発生した時に生まれるカスから生まれた弱い生き物。
しかし、力が全ての世界で生き残るには力を少しずつでもつけるしかなかった。
非力な僕達にできたことは相手のエナジーを奪・う・こと。
僕たちが雲で包み込むと相手のエネルギーを奪い去り、自身の糧にできる力を保有していた。
後にこの力は【ウバウエネルギー】と名付けられた。
生きとし生ける者のエネルギーを奪うことのできる【ウバウエネルギー】は【アンダークエナジー】だろうと【キラキラエナジー】だろうと差別なく自身の力に変換できるある意味万能の力である。
そこにエネルギーさえあれば全て【ウバウエネルギー】に変えられる我らの種族は覇権を握るほどでは無いが辺境の地にて領土を納めて静かに暮らしていた。
しかし、そんなある日蒼き英雄がその城門の扉を叩くのだった...。
※ひろプリ2・夕焼けの翼
僕は今ソラシド市の上空を飛んでいます。
「...本当に変わってしまったな。ソラシド市」
僕の名前は夕凪ツバサ。
またの名をキ・ュ・ア・ウ・ィ・ン・グ・。
スカイランドの元王女プリンセスエルの騎士兼賢者です。
今はそのプリンセスの命によってソラシド市にある市街地上空を飛んでいるのでした。
「あげはさん...」
僕はぎゅっと拳を握りながらプリンセスから与えられた命令を頭の中で復唱します。
『キュアバタフライがソラシド市にて拘束されてしまいました。ツバサ、あげはを助けてあげてください』
『プリンセスのご命令とあれば』
と格好つけて出てきたは良いもののあげはさんが負けたなんて今でも信じられません。
ただの悪夢だと思いながらも空を飛んでいると...!
「なんだあれは!?」
上空の暗雲を引き裂いて何かが現れました!
「凄く大きい...卵か?」
白くて大きな卵の形をした雲が突如として現れたので思わず息を呑んでしまいます。
「なんだか嫌な気配を感じる...。でも今はあげはさんが消息を経った場所の調査が先だ」
僕は卵の存在が気になりつつもあげはさんが消息を経った保育園へと向かうのでした。
※保育園の双子の雲
〜ソラシド保育園〜
「...ここだな」
僕はソラシド保育園に近づくと地上に降りて潜伏します。
いつ何時ウバウダー星雲の敵と出くわすかわからないからです。
「...子供達はもういないな」
そう、保育園という割にはとても静かで不気味な雰囲気を醸し出しているので正直君が悪いと思います。
(あげはさんはどこにいるんだろうか?)
そう思いつつも敷地内を隠れながら進んで行くと...。
「...ん? あそこから光が漏れているな」
そう、一箇所だけ光が溢れ出ている場所に近づいて様子を見てみると、そこには驚きの光景があるのでした。
「あげは先生〜! 抱っこして〜」
「はいはい、キュラムスちゃん」
あげはさんが小さな金髪の女の子を抱き抱えて笑顔を振りまいています。
「あげは先生〜! 私も〜!」
「はいはいニンバスちゃんもね」
白髪の女の子も抱き抱えて満足そうな笑みを浮かべているあげはさんを見ていると思わず安堵のため息が出てしまいました。
(もう...あげはさんったら心配させてくれて...)
僕は胸を撫で下ろしながら正面から姿を現しました。
「...少年!? てかなんでウィングの姿になってるの!?」
「あげはさん! 今ソラシド市は大変なことになっているんですよ! その子達も一緒に一度避難しましょう!」
僕の言葉にあげはさんはキョトンとした表情をしているのが不思議に思う僕。
「なんで? てか大変なこと? 別に私達はいつも通りだよ? ねっ? 2人とも」
「うん! キュラムスはあげは先生と一緒にいたよ〜」
「ニンバスも一緒だったよ...」
「...だよね!」
きゃっきゃっとはしゃぐ3人ですが、何処となく違和感を感じてしまう。
「あげはさん、なんで僕からの手紙を読んでないんですか?」
「...手紙?」
「はい、何通か送りましたよね?」
「...いや? 一度も受け取ってないけど」
そこまであげはさんが言った時でした!
「ニンバス」
「姉さん」
「...はっ!」
小さな女の子の2人が僕に向かって攻撃を仕掛けてくるのでした。